キューブ・デザイナでのアプリケーションとキューブの作成では、キューブの構築を実行し、データをロードし、ワークブックで定義されている計算スクリプトを実行しました。
ここでは、データを分析してから、キューブの増分更新を実行します。
キューブの構築が正常に終了したことを検証し、データの分析方法を大まかに確認します。
Excelのキューブ・デザイナ・リボンで、「分析」 をクリックします。
「分析」メニューで、問合せシートの接続を選択します。
ログインを求められた場合は、Essbaseのユーザー名とパスワードを入力します。
SampleアプリケーションのBasicキューブに接続されます。
これで、データを分析できるようになりました。
Essbaseリボンを使用してCream Sodaにズーム・インし、Cream Sodaファミリに含まれている下位レベルの商品をすべて表示します。
New Yorkでズーム・アウトしてEast regionをすべて表示し、再度ズーム・アウトして「Market」をすべて表示します。
商品ディメンションに階層を追加し、その結果をSmart Viewで確認します。
Dim.Productワークシートに移動し、その他のいくつかの商品がある商品ディメンションを更新します。
400商品ファミリに続いて、新規メンバーをワークブックに挿入します。
子が500の新しい親の「Product」を作成し、デフォルトの別名「Cane Soda」を指定します。
親が500の、500-10、500-20および500-30という3つの新規SKUを作成します。
新規SKUに別名を指定します。それらをCane Cola、Cane Diet ColaおよびCane Root Beerと呼びます。
更新したワークブックを保存します。
キューブ・デザイナ・リボンを使用して、「キューブの構築」 をクリックします。
このアプリケーションはすでにサーバーに存在し、ユーザーがそのアプリケーションの所有者(作成者)であるため、構築オプションは「キューブの更新 - すべてのデータの保持」にデフォルト設定されます。
「実行」をクリックします。
ジョブの完了通知が表示されたら、「はい」をクリックしてジョブ・ビューアを起動します。
「成功」が表示されていることを確認してください。ジョブで「エラー」が返される場合は、ジョブをダブルクリックして詳細を確認できます。
ジョブ・ビューアを閉じます。
問合せワークシート(Query.Sample)に移動します。
「Dark Cream」を強調表示し、Essbaseリボンを使用してズーム・アウトすることによって、「Product」ディメンションの上部に移動します。次に、「Cream Soda」でズーム・アウトします。
再度「Product」を選択し、「ズーム・イン」をクリックします。
「Cane Soda」を選択し、「選択項目のみ保持」をクリックします。
「Cane Soda」、「ズーム・イン」の順に選択して、子メンバーを表示します。
「Product」ディメンションにメンバーを追加しても、それらのメンバーにデータは移入されません。データは、Smart Viewを使用するか、データ・ロードを実行して送信できます。
キューブの構築に必要な要素をすでに把握しているか、サンプルがある場合は、アプリケーション・ワークブックがEssbaseキューブを設計するのに便利なツールです。
キューブへの表形式データの変換では、Essbase固有の構造を持たない列型のExcelワークシートを使用してアプリケーションを作成します。