Essbaseとリレーショナル・ソース間でデータを簡単に移動および共有するには、Essbaseキューブからフラット化した出力を生成すると役立ちます。これを行うために、Essbaseからの表形式エクスポートを実行できます。
データベースの更新以上のアプリケーション権限がある場合は、Essbase WebインタフェースからExcelにキューブを表形式でエクスポートできます。このエクスポートされた表形式データは、Essbaseが新しいマルチディメンショナル・キューブのデプロイに使用できるヘッダー付きの列に編成されます。
エクスポートされた表形式データは、アプリケーション・ワークブックにエクスポートされたデータとは異なります。エクスポートされた表形式データは、データとメタデータで構成されていますが、アプリケーション・ワークブックは高度に構造化されていて、キューブの設定やディメンション階層など、キューブに関する情報がより多く含まれています。
次に、Sample.Basicを表形式にエクスポートした結果のCSV出力の例を示します:
列ヘッダーには論理的な順序で固有の関係が含まれており、Essbaseは階層を構築するのに必要な関係パターンを検出できます。
共有メンバーを含むキューブをエクスポートする場合、それらのメンバーはエクスポートされたファイルに追加されません。
エクスポートされたシートの列ヘッダーは、強制指定ヘッダー(ヒント)タイプです。
表形式データ・ファイルをインポートして、新しいキューブを作成できます。「キューブへの表形式データの変換」および「強制指定ヘッダーを使用した表形式データのキューブへの変換」を参照してください。