表形式データへのキューブのエクスポート

Essbaseとリレーショナル・ソース間でデータを簡単に移動および共有するには、Essbaseキューブからフラット化した出力を生成すると役立ちます。これを行うために、Essbaseからの表形式エクスポートを実行できます。

データベースの更新以上のアプリケーション権限がある場合は、Essbase WebインタフェースからExcelにキューブを表形式でエクスポートできます。このエクスポートされた表形式データは、Essbaseが新しいマルチディメンショナル・キューブのデプロイに使用できるヘッダー付きの列に編成されます。

エクスポートされた表形式データは、アプリケーション・ワークブックにエクスポートされたデータとは異なります。エクスポートされた表形式データは、データとメタデータで構成されていますが、アプリケーション・ワークブックは高度に構造化されていて、キューブの設定やディメンション階層など、キューブに関する情報がより多く含まれています。

次に、Sample.Basicを表形式にエクスポートした結果のCSV出力の例を示します:

Sample.Basicを表形式にエクスポートした結果のCSV出力

列ヘッダーには論理的な順序で固有の関係が含まれており、Essbaseは階層を構築するのに必要な関係パターンを検出できます。

エクスポートするキューブは次の条件を満たす必要があります:
  • シナリオを使用可能なキューブではないことが必要です。
  • メジャー・ディメンションが必要で、そのメジャー・ディメンションは密であることが必要です。
  • 非対称の(不規則な)階層がないことが必要です。階層の形状を参照してください。

共有メンバーを含むキューブをエクスポートする場合、それらのメンバーはエクスポートされたファイルに追加されません。

Redwoodインタフェースでキューブを表形式でエクスポートするには:
  1. 「アプリケーション」ページでアプリケーションを開き、データベース(キューブ)を開きます。
  2. 「アクション」メニューから、「表形式にエクスポート」を選択します。
  3. 動的ブロックをエクスポートするかどうかを選択して、「OK」をクリックします。
クラシックWebインタフェースでキューブを表形式でエクスポートするには:
  1. Essbase Webインタフェースで、エクスポートするキューブが格納されたアプリケーションを展開します。
  2. キューブ名の右にある「アクション」メニューから、「表形式にエクスポート」を選択します。
  3. 動的ブロックをエクスポートするかどうかを選択して、「OK」をクリックします。

エクスポートされたシートの列ヘッダーは、強制指定ヘッダー(ヒント)タイプです。

表形式データ・ファイルをインポートして、新しいキューブを作成できます。「キューブへの表形式データの変換」および「強制指定ヘッダーを使用した表形式データのキューブへの変換」を参照してください。