Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、アプリケーション権限がない場合、「ファイル」カタログ(具体的には、shared
、users
およびgallery
フォルダ)の使用、コンソールからのデスクトップ・ツールのダウンロード、およびEssbaseについてさらに学習するための「アカデミ」の探索を実行できます。
パワー・ユーザーまたはサービス管理者によって、アプリケーションへの追加のアクセス権限を付与される必要があります。アプリケーションは、データベースとも呼ばれる1つ以上のキューブを含む構造です。アプリケーション権限を付与されているアプリケーションおよびキューブのみを表示できます。
サーバー上の各アプリケーションに対して一意のアプリケーション権限を持つことができます。アプリケーション権限は、最低から最高まで次のとおりです。
Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、特定のアプリケーションの「データベース・アクセス」権限がある場合、アプリケーション内のキューブのデータおよびメタデータを表示できます。
データおよびメタデータの表示機能は、フィルタによって制限されている領域に限定される場合があります。フィルタを使用して書込みアクセス権が付与されている場合、キューブ内の一部またはすべての領域の値を更新できることがあります。ドリル・スルー・レポートが存在する場合は、フィルタによってアクセス権がドリル可能領域内のセルに制限されないかぎり、そのドリル・スルー・レポートを使用して、キューブ外のデータのソースにアクセスできます。
「データベース・アクセス」権限がある場合、キューブ・アウトラインを表示すること、アプリケーションおよびキューブ・ディレクトリからファイルおよびアーティファクトをダウンロードすることもできます。実行できるジョブ・タイプには、集約の構築(キューブが集約ストレージ・キューブの場合)およびMDXスクリプトの実行が含まれます。コンソールを使用して、データベース・サイズの表示、独自セッションのモニターを行うことができます。
シナリオ関係者の場合、基本データおよびシナリオ変更を表示でき、シナリオ承認者の場合は、シナリオを承認または拒否できます。
Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、特定のアプリケーションの「データベースの更新」権限がある場合、アプリケーション内のキューブを更新できます。
特定のアプリケーションの「データベースの更新」権限がある場合は、「データベース・アクセス」権限を持つユーザーができるすべてのことを実行できます。実行できるジョブには、キューブ内のデータのロード、更新およびクリアが含まれます。キューブ・データを表形式にエクスポートできます。実行権限を付与された計算スクリプトを実行できます。シナリオ管理が有効なブロック・ストレージ・キューブ内で、独自のシナリオを作成、管理および削除できます。
Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、特定のアプリケーションの「データベース・マネージャ」権限がある場合、アプリケーション内のキューブを管理できます。
アプリケーションの「データベース・マネージャ」権限がある場合は、「データベースの更新」権限を持つユーザーができるすべてのことを実行できます。さらに、キューブ・ディレクトリへのファイルのアップロード、キューブ・アウトラインの編集、アプリケーション・ワークブックへのキューブのエクスポート、およびWebインタフェースを使用したキューブの開始/停止を実行できます。実行できるジョブ・タイプには、ディメンションの構築、データのエクスポート、およびワークブックへのキューブのエクスポートが含まれます。
さらに、データベース・マネージャは次の操作を制御できます:
Redwoodインタフェースでは、データベースを選択し、左側のパネルからこれらのタスクを管理できます。いくつかのタスクはグループ化されています。たとえば、変数、フィルタおよび設定は、「カスタマイズ」の下にあります。
クラシックWebインタフェースでは、データベース・インスペクタからこれらのタスクを管理します。Webインタフェースからデータベース・インスペクタを開くには、アプリケーション・ページから開始して、アプリケーションを展開します。管理するキューブ名の右にある「アクション」メニューから、「検査」をクリックしてインスペクタを起動します。
Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、特定のアプリケーションの「アプリケーション・マネージャ」権限がある場合、アプリケーションおよびキューブを管理できます。
特定のアプリケーションの「アプリケーション・マネージャ」権限がある場合は、アプリケーション内のすべてのキューブに対して「データベース・マネージャ」権限を持つユーザーができるすべてのことを実行できます。さらに、アプリケーション内の任意のキューブをコピーできます。所有者(アプリケーションを作成したパワー・ユーザー)である場合は、そのアプリケーションをコピーまたは削除でき、キューブ所有者(キューブを作成したパワー・ユーザー)である場合は、アプリケーション内の任意のキューブを削除できます。Essbase Webインタフェースを使用してアプリケーションを起動/停止でき、コンソールでユーザー・セッションを表示および終了できます。実行できるジョブ・タイプには、MaxLスクリプトの実行、および「LCMのエクスポート」を使用したキューブ・アーティファクトのzipファイルへのバックアップが含まれます。
「データベース・マネージャ」と同様の方法でアプリケーションのキューブを管理でき、さらに、キューブの監査レコードをパージできます。
また、アプリケーション・マネージャは次の操作を制御できます:
Redwoodインタフェースでは、アプリケーションを選択し、左側のパネルからタスクを管理します。いくつかのタスクはグループ化されています。たとえば、統計とログは「一般」の下にあります。
クラシックWebインタフェースでは、アプリケーション・インスペクタを使用します。クラシックWebインタフェースからアプリケーション・インスペクタを開くには、「アプリケーション」ページから開始します。管理するアプリケーション名の右にある「アクション」メニューから、「検査」をクリックしてインスペクタを起動します。