SQLを使用したディメンションの構築およびデータのロード

SQLを使用すると、RDBMSサーバーへの表のインポート、ディメンション構築ルールとデータ・ロード・ルールの作成、RDBMSへの接続、およびキューブへのディメンションとデータのロードを行うことができます。

開始する前に、次のリソースが必要です。

  • Essbaseインスタンスへのアクセス

  • RDBMSサーバーへのアクセス

  • Oracle SQL Developerまたは別のSQL統合開発環境

  • 表形式データ・ファイル。たとえば、この演習では、次の省略された表示(多くの行が省略されています)のようなデータの列が含まれているsample_basic_table.csvファイルについて検討します。

    図9-1 リレーショナル・データベースにインポートするための表形式データ・ファイル


    RDBMSにインポートする表形式のデータ・ファイル。PRODUCT、MARKET、YEAR、SCENARIO、SALES、STATENAME、COGS、MARKETING、PAYROLL、MISC、BEGINVおよびADDITIONS列があります。
  • 有効な接続文字列(後述のリストを参照)。いずれの接続の場合も、odbc.iniを編集する必要はありません。EssbaseではODBCドライバを使用して接続が確立されます。

接続文字列

使用可能なOCIおよびDSNレスの接続文字列のタイプ、その構文および例を次に示します。

Oracle Call Interface (OCI)

構文: OCI;SERVICE=DatabaseServerName:PortNumber/ServiceName

例: OCI;SERVICE=OracleServer123.example.com:1521/orcl.example.com

Oracle Database (DSNレス)

構文(SID): oracle://HostName:PortNumber/SID

例(SID): oracle://somedb99:1234/ORCL

構文(ServiceName): ORACLESERVICE:oracle://HostName:PortNumber/Servicename

例(ServiceName): ORACLESERVICE:oracle://somedb99:1234/esscs.host1.oraclecloud.com

Microsoft SQL Server (DSNレス)

構文: sqlserver://HostName:1433:DBName

例: sqlserver://myMSSQLHost:1433:myDbName

DB2 (DSNレス)

構文: db2://HostName:PortNumber:DBName

例: db2://myDB2Host:1234:myDbName

MySQL (DSNレス)

構文: mysql://HostName:3306:DBName

例: mysql://someHostName:3306:myDbName

このトピックに記載されているすべての前提条件情報を確認した後は、SQLを使用してディメンションを構築し、データをロードするタスクを実行できます。

CellPropertiesディメンションのメンバーは、表形式のデータまたはSQLベースのロード・ルール・ファイルのヘッダーには含まれません。