dimbuild: キューブへのディメンションのロード

このCLIコマンドは、キューブにディメンションをロードします。これを実行するには、少なくともデータベース・マネージャ権限が必要です。

ディメンションをロードするには、最初にディメンション構築およびルール・ファイルをEssbaseにアップロードする必要があります。CLIを使用してファイルをアップロードできます。Upload: キューブ・ファイルの追加を参照してください。

構文

dimbuild [-verbose] -application appname -db cubename -file fileName [| -catalogfile catalogFile] -rule rulesFile [| -catalogrulefile catalogRulesFile]] [-user userName [-password password]] [-stream] [-connection connectionName][-query queryString] [-rows n]] [-restructureOption restructureOption] [-forcedimbuild]
オプション 略称 説明
-verbose -v 詳細説明を表示します
-application -a アプリケーション名
-db -d データベース(キューブ)名
-file -f ディメンション構築ファイル名。フル・パスを指定する必要はありません。ファイルは関連するアプリケーションまたはデータベースのディレクトリ内にあるとみなされます。このオプションのかわりに-catalogfileを使用できます。
-rule -r ルール・ファイル名。フル・パスを指定する必要はありません。ファイルは関連するアプリケーションまたはデータベースのディレクトリ内にあるとみなされます。このオプションのかわりに-catalogrulefileを使用できます。
-catalogfile -CF ファイル・カタログのディメンション構築ファイル名。このオプションは、-fileのかわりに使用できます。
-catalogrulefile -CRF ファイル・カタログのルール・ファイル名。このオプションは、-ruleのかわりに使用できます。
-user -u オプションです。ユーザー名。使用する場合はパスワードが必要です。

保存済の接続やデータソースを使用している場合、ユーザー名およびパスワードは必要ありません。保存済の接続を使用しておらず、ルール・ファイルがRDBMSに接続する場合は、ユーザー名とパスワードを指定してRDBMSに接続します。

-password -p オプションです。ユーザーのパスワード。省略した場合、ユーザーはパスワードの入力を求められます。
-stream -S オプションです。ストリーミング・ディメンション構築を使用します。使用する場合は-connオプションが必要です。
-connection -conn ストリーム・オプションを使用する場合は必須です。createlocalconnection CLIコマンドを使用して作成された保存済の接続の名前。
-query -q オプションです。ストリーミング・ディメンション構築とともに発行するデータベース問合せ。
-rows -rows オプションです。同時にストリームする行数。デフォルトは100です。
-restructureOption -R

アウトラインの再構築時の保持に関する選択を制御します。

ブロック・ストレージの場合、使用可能なオプションは次のとおりです。

  • ALL_DATA: ディメンションのロード時にすべてのデータを保持します。
  • NO_DATA: データを保持しません。
  • LEAFLEVEL_DATA: レベル0のデータ値のみを保持します。計算に必要なすべてのデータがレベル0のメンバーに存在している場合は、このオプションを選択する必要があります。キューブが再構築される前に、上位レベルのブロックがすべて削除されます。キューブが再計算されると、上位レベルのブロックが再作成されます。
  • INPUT_DATA: 入力データのみを保持します。

集約ストレージの場合、使用可能なオプションは次のとおりです。

  • ALL_DATA: ディメンションのロード時にすべてのデータを保持します。
  • NO_DATA: データを保持しません。
-forcedimbuild -F 他のユーザー・アクティビティが進行中の場合も、ディメンションの構築を続行します。これによってアクティブなユーザー・セッションが取り消されます。

esscs dimbuild -a Sample -d Basic -r Basic.rul -u smith -p password -R NO_DATA -F
esscs dimbuild -a Sample -d Basic -r Basic.rul -S -conn oraConn -q "Select * from Data" -rows 50 -R NO_DATA
esscs dimbuild -a Sample -db Basic -CRF /users/weblogic/Dim_Market.rul -CF /shared/Market.txt -R ALL_DATA -F

ディメンションは、キューブ・デザイナや、Essbase Webインタフェースの「ジョブ」またはREST API、MaxLimport dimensionsを使用してロードすることもできます。