ルールを使用して、テキスト・ファイルまたはその他のフラット・ファイルからディメンションを構築してデータをロードできます。
開始する前に、次のリソースが必要です。
Essbaseインスタンスにアクセスします。
データのソースとしてフラット・ファイルを使用していない場合、アプリケーション・レベルでEssbaseで設定された接続およびデータソースが必要です。
ディメンション・メタデータ・ファイル(サンプルの演習ファイル: dim-market.txt
)がコンピュータにダウンロードされている
データ・ファイル(サンプルの演習ファイル: data-basic.txt)がコンピュータにダウンロードされている
前述のリソースとルールを使用して、ディメンション構築タスクおよびデータ・ロード・タスクを実行できます。
Essbaseアウトライン・エディタで空のディメンションを手動で構築するかわりに、ルールを使用してディメンションを編集し、Essbaseアウトラインにマップできます。この項では、ルールを使用してフラット・ファイルからディメンションを構築する方法を取り上げて示します。
ルールを使用して構築する場合は、ディメンションおよびメンバー・メタデータの階層構造を定義します。1つのルール・ファイルを使用して1つ以上のディメンションを作成したり、ディメンションごとに1つのルール・ファイルを使用することができます。
ディメンションを構築してディメンションを追加または変更することはできますが、それを使用して既存のディメンションを削除することはできません。
ここでは、ルールを使用してフラット・ファイルからディメンションを構築する例を示します。SQLまたはストリーミングを使用したデータのロード・プロセスについては、他のトピックで説明しています。
データ値
メンバー名、別名および式
世代名とレベル名
データ・ストレージ・プロパティ
属性およびユーザー定義属性
Essbaseキューブを構築すると、キューブ・ディレクトリにデータ・ファイルおよびデータ・ロード・ルール・ファイルが作成されます。サポートされているEssbaseオンプレミス・バージョンからデータおよびルールを使用することもできます。
ピボット・データと行セット・フラット・ファイル・データの両方の形式がサポートされています。
データをロードする際、行全体のデータ列では、SUM、MIN、MAX、AVGおよびCOUNT演算子がサポートされます。これにより、上位レベルのメンバーを使用してEssbaseキューブが作成される、ビッグデータのユースケースがサポートされます。Essbaseからドリル・スルーして、より詳細なレベルでデータを表示できます。
ここでは、ルールを使用してフラット・ファイルからデータをロードする例を示します。SQLまたはストリーミングを使用したデータのロード・プロセスについては、他のトピックで説明しています。