アプリケーション・ワークブックの理解

ファイル・カタログの「ギャラリ」セクションには、自分が使用するアプリケーションおよびキューブをすばやくデプロイするために変更できるサンプル・アプリケーション・ワークブックのコレクションが用意されています。

ここでは、アプリケーション・ワークブックの構造について学習します。

サンプル(動的)アプリケーション・ワークブックのダウンロード

ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックでは、キューブ内のすべての非リーフ・レベル・メンバーは動的に計算されます。動的に計算された値はキューブに保管されず、値は各ユーザーが取得するたびに再計算されてレンダリングされます。

ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックをダウンロードするには:

  1. アプリケーション・ページで、「ファイル」をクリックしてから、「ギャラリ」 > 「アプリケーション」 > デモ・サンプル > 「ブロック・ストレージ」の順にクリックします。

  2. ブロック・ストレージ・ページで、Sample_Dynamic_Basic.xlsxの横にある「アクション」メニューをクリックします。

  3. アプリケーション・ワークブック・ファイル、Sample_Dynamic_Basic.xlsxをローカル・ドライブに保存します。

サンプル(動的)アプリケーション・ワークブックの構造の確認

アプリケーション・ワークブックには、キューブのメタデータを定義する多数のワークシートが含まれています。

  1. Microsoft Excelで、Sample_Basic_Dynamic.xlsxを開きます。

  2. Essbase.Cubeワークシートには、アプリケーション名(Sample_Dynamic)、キューブ名(Basic)、10個のディメンションの名前、およびディメンションに関するその他の情報が定義されています。
    ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックのEssabase.Cubeワークシートのイメージ。

  3. 各ディメンションには、構築方法、増分モードなどの情報でディメンションの詳細が定義されている別のワークシート(Dim.dimname)があります。このサンプル・アプリケーション・ワークブックの各ディメンションの構築方法は「親-子」であるため、メンバーはPARENT列とCHILD列で定義します。

    Dim.Yearワークシートでは、各月は四半期にロールアップされ、各四半期は年にロールアップされます。たとえば、子メンバーJan、Feb、Marは親メンバーQtr1にロールアップされます。子メンバーQtr1は親メンバーYearにロールアップされます。
    ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックのDim.Yearワークシートのイメージ。

    Dim.ProductワークシートとDim.Marketワークシートは同様の構造になっています。Dim.Productでは、SKUが製品ファミリにロールアップされ、製品ファミリはProductにロールアップされます。たとえば、子メンバー100-10、100-20および100-30 (SKU)は親メンバー100 (製品ファミリ)にロールアップされます。子メンバー100は親メンバーProductにロールアップされます。
    ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックのDim.Productワークシートのイメージ。

  4. このサンプル・アプリケーション・ワークブックにはデータが含まれています。最後のワークシート、Data.Basicにスクロールして、列およびデータの構造を確認します。
    ブロック・ストレージ・サンプル(動的)・アプリケーション・ワークブックのData.Basicワークシートのイメージ。

ここでは、アプリケーション・ワークブックの構造について学習しました。次に、ファイル・カタログの「ギャラリ」セクションを使用してその他のテンプレートにアクセスする方法について学習します。