TOU処理の概要

多くのユーティリティで使用される料金のタイプは、TOU料金と呼ばれます。これらの料金では、価格は使用の発生時期に基づきます。たとえば、通常、ピーク消費量期間(一般にピーク時と呼ばれる)中の使用の削減を促すために、この期間中の価格は高くなります。指定された価格を適用可能な時間範囲は、使用時間(TOU)期間と呼ばれます。

TOU期間はその年の間も変更可能です(そして実際よく変更されます)。たとえば、夏のTOU期間は次のように定義できます。

一方で、冬のTOU期間は次のように定義できます。

これは、単純な大量市場での使用時間スケジュールの例です。商用および産業スケジュールは、より複雑になる可能性があります。

一般的に、TOU料金に参加するサービス・ポイントに取付可能なメーターには、2つの異なるタイプがあります。

TOU期間ごとに専用の指針の付いたスカラー・メーター。このタイプのメーターの場合、スカラー測定がTOU消費量であり、特別な導出は必要ありません。TOUスケジュールが設備にプログラムされ、Oracle Utilities Meter Data Management内でTOUマップは不要であるという想定です。

各インターバルの消費量を測定するインターバル・メーター。このタイプのメーターの場合、インターバル測定を使用して、Oracle Utilities Meter Data Managementで定義されたTOUマップに基づき、各TOU期間の消費量が導出されます。

構成の詳細は、管理ガイドのTOUマッピングの関連する項を参照してください。