用語集
次に、Oracle Utilities Meter Data Managementを理解するのに役立つ用語とその定義をリストします。
用語 |
定義 |
基準タイム・ゾーン |
「インストール・オプション - フレームワーク」で定義されたタイム・ゾーン。システムに格納された日時はすべて、このタイム・ゾーンによって管理されます。「標準時」および「法定時間」も参照してください |
請求決定要因 |
請求アプリケーションで使用するために要約される測定データ。請求決定要因では、測定を介して取得されるTOUマップ・インターバル消費量、スカラー消費量、スカラー検針またはインターバル消費量(あるいはそのすべて)の形式を使用できます。請求決定要因の典型的な例はTOUマップ・インターバル消費量であり、これは、1か月分のインターバル・データを、TOUに基づいて複数バケットの消費量に分類します。 |
顧客情報システム顧客情報(CIS) |
ユーティリティでの顧客情報および請求情報を格納するために使用されるシステムの総称用語。 |
消費量 |
特定の設備による、特定の期間に消費されたエネルギー、水道、ガスなどの量の測定。"測定"という用語のシノニムです。 |
コンタクト |
サービス・ポイントまたは使用連係に関連して連絡が必要な顧客。 |
顧客変更(CM) |
組織によって追加されたコードまたは構成のこと。 |
設備 |
物理メーター、通信モジュールまたはフィールド外のその他の設備。 |
設備構成 |
設備について測定する必要があるデータ・タイプのレコードが保持されます。 |
設備イベント |
通常操作に関する問題(盗難やメモリー障害など)が発生した可能性のある設備から送信されるアラームまたは警告。 |
動的オプション |
インターバル消費量のTOUマッピングに影響を与えるクリティカル・ピーク期間など、通常の使用の計算方法を上書きする条件の指定に使用されるオプション。 |
係数 |
検証ルール、請求決定要因の計算およびその他のプロセスで使用するために一元的に格納される値のセット。係数には、システム・オブジェクトの定義可能な属性に応じて様々な値を設定できます(サービス・ポイントに関連付けられた顧客のサイズなど)。時間の経過による変化が保持されるように、値には発効日があります。係数の例として、最小/最大しきい値、損失係数などがあります。係数のクラスは、(上記の例のような)数値を持つことができるもの、またはプロファイル計量コンポーネントやVEEグループを指す値として定義されます。 |
機能 - 測定 |
1つ以上の測定サービスで構成され、測定データに適用されるオンライン開始処理。 |
初期測定データ(IMD) |
設備で測定されたOracle Utilities Meter Data Managementへの送信データを、処理の間格納する初期レコード。 |
取付イベント |
サービス・ポイントに取り付けられた特定の設備のインスタンス。これには、サービスがオンまたはオフになったすべての時間のレコードも含まれます。 |
法定時間 |
サマータイム(DST)が有効な期間の日時について調整が行われる日時情報を格納する方法のこと。協定世界時(UTC)に対して、DSTが有効な場合と無効な場合の2つのオフセットが存在します。 DSTが開始する日には、DSTオフセットと同じ時間だけ時計が進められます。たとえば、DSTが2:00AMに有効になる場合、オフセットは1時間であり、時計は1:59:59AMから3:00:00AMに進められ、2:00:00AMから2:59:59AMまでがスキップされます。 DSTが終了する日には、時計が戻されるため、DSTと同じ時間が2回記録されます。この期間の最初の記録では、DSTが有効な場合のUTCオフセットが使用され、この期間の2番目の記録では、DSTが無効な場合のUTCオフセットが使用されます。たとえば、DSTが2:00AMに終了する場合、オフセットは1時間であり、時計は1:00:00から1:59:59までの時間を繰り返します。 |
製造業者 |
設備を製造した会社。 |
測定 |
設備からの最終の検証された測定情報。測定データは、使用トランザクション・プロセスの一部として使用の計算に使用されます。 |
計量コンポーネント |
測定データの論理コンテナ。通常、これらは物理設備のチャネルですが、総計、天候データまたはその他の測定形式にすることもできます。 |
すぐに使用できる(OOTB) |
Oracleによって提供される製品の一部として用意されているコードまたは構成のこと(顧客変更の対語)。 |
スカラー・データのプロファイリング |
既存のインターバル計量コンポーネントを使用して、インターバル消費量の形状をスカラー測定に適用するプロセス。個々のインターバル値は、合計したときにスカラー測定の値と等しくなるように調整されます。 |
サービス・ポイント |
会社がサービスを提供する場所。サービスのタイプおよびその測定方法を説明する情報を格納するために使用されます。 |
使用量識別子(SQI) |
同一の単位/TOUの組合せを含む測定量間を詳細に識別するために使用します(生成済や消費済など) |
サービス・タイプ |
サービス・ポイントで提供されているサービスのタイプ(電気、ガス、水道など)。 |
標準時 |
サマータイムについて調整が行われない日時情報を格納する方法のこと。協定世界時(UTC)による一貫したオフセットが年間を通して保守されます。 |
サブ使用連係 |
別の使用連係に従属している子使用連係(電力会社がサード・パーティのサービスに対する請求を発行している場合など)。 |
使用時間(TOU) |
測定データを要約するために使用される1日を通した時間のバケット。通常、これらには記述名も付けられます(オンピークやオフピークなど) |
作業予定 |
ユーザーによる確認が必要な作業項目。作業予定は、データに関する問題、誤った処理またはシステム内で発生するその他の問題に関連します。 |
単位(UOM) |
測定データの測定方法のメトリック(kWh、kVARh、CCFなど) |
使用計算グループ |
使用連係の使用計算に使用されるシーケンス付けされた使用計算ルールのセット。 |
使用計算ルール |
TOUマップ消費量計算など、使用(請求決定要因)の計算に使用されるビジネス・ルール/ロジック。各ルールは一緒にグループ化して計算グループ内でシーケンス付けできるモジュール単位です。 |
使用計算ルール適用基準 |
その条件を満たすと特定の使用計算ルールが適用またはスキップされる、ユーザー定義可能な条件。これには、設備または計量コンポーネントの属性、あるいはその他の重要な属性の評価を含めることができます。 |
使用連係 |
1つ以上のサービス・ポイントの使用データを1つ以上の外部システム(請求アプリケーションなど)に送信する進行中の要求のレコード。 |
使用トランザクション |
使用連係の請求決定要因計算のレコード。 |
使用トランザクション例外 |
使用トランザクション・プロセス中に生成される例外。例外には重大度が割り当てられ、この重要度を使用して、使用トランザクションを承認または解決が必要な状態に遷移する必要があるかどうかが決定されます。 |
検証、推定および編集(VEE) |
ユーザー定義ルールのセットに基づいてIMDが検証、推定(必要な場合)および編集(必要な場合)されるプロセス。 |
VEE例外 |
IMDの検証、推定および編集(VEE)処理中に生成される例外。例外には、IMDが例外状態に遷移する必要があるかどうかの判断で使用される重大度が割り当てられます。 |
VEEグループ |
VEEルールのコレクション。 |
VEEグループ・マトリクス(係数) |
VEEグループ内のVEEルールは、次にどのVEEのルールを実行するかを選択できるVEEグループのリスト(マトリクスと呼ばれる)から選択するように構成できます。このVEEグループのリストは、係数の値として構成されます。その用途の一例として、地理的に固有のVEEグループをより大きな目的のグループ内からコールすることが挙げられます。居住地のVEEグループには、次が含まれる場合があります VEEグループ・マトリクスで指定されるサービス・ポイントの場所に基づいて実行するVEEグループを選択するルール。 北部のサービス・ポイント - VEEグループN 東部のサービス・ポイント - VEEグループE 南部のサービス・ポイント - VEEグループS |
VEEルール |
IMDのチェックまたは操作、あるいはその両方を実行する標準およびカスタムの検証、推定および編集(VEE)ルール。 |
VEEルール適用基準 |
その条件を満たすと特定のVEEルールが適用またはスキップされる、ユーザー定義可能な条件。これには、設備または計量コンポーネントの属性、あるいはその他の重要な属性の評価を含めることができます。 |