属性データ・スナップショットの概要

属性データ・スナップショットは、アカウントの属性の最後の変更や請求など、特定時点における決済機器のアカウント・データを取得するために使用されます。

属性データ・スナップショットは、次によって定義されます。

  • 属性データ・スナップショット・タイプ: このスナップショットの属性データ・スナップショット・タイプ。
  • 部門: 属性データ・スナップショットで取得される決済アカウントが属する部門。
  • 属性値: 属性データ・スナップショットの属性値が含まれた属性値レコード
  • ステータス: 属性データ・スナップショットのステータス
  • 市場: 属性データ・スナップショットで取得される決済アカウントが参加する市場。
  • 決済機器: 属性データ・スナップショットに対する親決済機器。
  • トランザクションID: データ・スナップショットの作成をトリガーしたトランザクションのトランザクションID (使用連係やアカウントなど)。
  • 発効開始日時: データ・スナップショットで表される期間の開始日時。
  • 発効停止日時: データ・スナップショットで表される期間の終了日時。
  • タイム・ゾーン: 属性データ・スナップショットで取得される決済アカウントのタイム・ゾーン
  • 識別子: 属性データ・スナップショットの決済機器に対する特定の識別子のタイプと値

属性データ・スナップショットの作成

属性データ・スナップショットはバッチ処理を介して作成されます。属性データ・スナップショットは通常、「属性データ・スナップショットの取得(D1-CADS)」バッチ管理を介して、毎日(または、他の定期的なスケジュール)で生成されます。このバッチ・プロセスでは、決済機器ビジネス・オブジェクトの有効状態時に、「属性データ・スナップショットの取得(D1-CAPADS)」モニター・アルゴリズムが起動されます。

属性データ・スナップショットは、属性データ・スナップショット・タイプおよび属性グループに構成されている属性の1つの変更ごとに作成されます。スナップショットでは、すべての属性の値がその変更時点で取得されます。たとえば、市場参加者、料金クラスおよび特性を追跡するために構成された属性データ・スナップショット・タイプでは、最近有効となった新しい値で特性値が更新されていた場合は、スナップショットが作成され、3つすべてのフィールド値(市場参加者、料金クラスおよび新しい特性値)を取得することになります。

作成された属性データ・スナップショットのタイプは、決済機器の決済機器タイプで定義されます。