APIエラー
すべてのサービスから返される一般的なエラー
次の表に、Oracle Cloud Infrastructureのすべてのサービスから返される一般的なエラーを示します。
HTTPステータス・コード | エラー・コード | 説明 | 再実行 |
---|---|---|---|
400 | CannotParseRequest | リクエストのフォーマットが正しくありません。 | いいえ。 |
400 | InvalidParameter
|
パラメータが無効か、フォーマットが正しくありません。 | いいえ。 |
400 | LimitExceeded
|
このリクエストを実行すると、このテナンシのこのリソース・タイプについてOracleによって定義された制限を超えます。 | いいえ。 |
400 | MissingParameter
|
必要なパラメータがありません。 | いいえ。 |
400 | QuotaExceeded
|
このリクエストを実行すると、このコンパートメントこのリソースについて管理者が定義した割当てを超えます。 | いいえ。 |
400 | RelatedResourceNot AuthorizedOrNotFound
|
リクエストの本文に指定されたリソースが見つかりませんでした。または、そのリソースにアクセスする権限がありません。 |
いいえ。 |
401 | NotAuthenticated
|
必要な認証情報が指定されなかったか、間違っていました。 |
いいえ。 |
403 | NotAllowed
|
この操作はホーム・リージョンで実行する必要があります。 | いいえ。 |
403 | NotAuthorized
|
このリクエストに含まれる1つ以上のフィールドを更新する権限がありません。 | いいえ。 |
403 | SignUpRequired
|
この操作をコールするにはオプトインが必要です。 | いいえ。 |
404 | InvalidParameter |
動的パス・コンポーネントが無効であるか、構文に問題はありませんが使用できません。 | いいえ。 |
404 | NotAuthorizedOrNotFound
|
リクエストのURI (パスまたは問合せパラメータ)に指定されたリソースが見つかりませんでした。または、そのリソースにアクセスする権限がありません。詳細は、HTMLステータス・コード404を参照してください。 | いいえ。 |
404 | NotFound
|
リクエストに指定したURIパスおよびHTTPメソッドでサポートされている操作はありません。 | いいえ。 |
404 | NamespaceNotFound
|
このリクエストを実行する権限がないか、リクエストされたリソースが見つかりませんでした。 | いいえ。 |
405 | MethodNotAllowed
|
ターゲット・リソースはHTTPメソッドをサポートしていません。 | いいえ。 |
409 | Conflict
|
リクエストされたリソースの状態が、現在の状態と矛盾しています。この状態は一時的なものではありません。 | いいえ。 |
409 | IncorrectState
|
リクエストされたリソースの状態が現在の状態と矛盾しますが、しばらくすると正しい状態になります。 | はい(バックオフ使用)。再試行する前に、必要なアクションがないかエラーの説明を参照してください。 |
409 | InvalidatedRetryToken
|
指定された再試行トークンは、以前のリクエストで使用されてシステム更新が行われましたが、後続の操作によってトークンが無効化されました。たとえば、これが発生するのは、同じトークンによって作成されたエンティティが、その後で削除された場合です。このリクエストに関連付けられているシステム状態の変化が再び実行される必要がある場合は、別のトークンを使用して再試行してください。 | いいえ。 |
409 | NotAuthorizedOrResourceAlreadyExists
|
このリクエストを実行する権限がないか、作成しようとしているリソースがすでに存在しています。このエラー・コードは、一般的なNotAuthorizedOrNotFound エラー・コードのかわりに、create 操作のみで返されます。 |
いいえ。 |
412 | NoEtagMatch
|
リクエストに指定されたETagがリソースのETagと一致しません。 | いいえ。 |
413 | PayloadTooLarge
|
リクエスト・エンティティが、サーバーで定義された制限を超えています。 | いいえ。 |
422 | UnprocessableEntity
|
ペイロードの構文に問題はありませんが意味が無効です。 | いいえ。 |
429 | TooManyRequests
|
Oracle Cloud Infrastructure APIに対して短時間に発行したリクエストが多すぎます。 | はい(バックオフ使用)。 |
431 | RequestHeaderFieldsTooLarge
|
リクエストのHTTPヘッダーが長すぎます。リクエスト・ヘッダーのサイズを小さくした後にリクエストを再送信できます。 | いいえ。 |
500 | InternalServerError
|
内部サーバー・エラーが発生しました。 | はい(バックオフ使用)。 |
501 | MethodNotImplemented
|
HTTPリクエスト・ターゲットがHTTPメソッドを認識しません。 | いいえ。 |
503 | ExternalServerUnreachable
|
リクエストの実行に必要な外部システムとの接続を確立できませんでした。 | はい(バックオフ使用)。 |
503 | ExternalServerTimeout
|
リクエストの実行に必要な外部システムとの接続が、レスポンスの受信前にタイムアウトしました。 | はい(バックオフ使用)。 |
503 | ExternalServerInvalidResponse
|
リクエストの実行に必要な外部システムとの接続で、許容できないレスポンスが発生しました。 | はい(バックオフ使用)。 |
503 | ServiceUnavailable
|
サービスは現在使用できません。 | はい(バックオフ使用)。 |
APIエラーの詳細およびトラブルシューティング
この項では、HTTPステータス・エラー・コードの詳細情報およびトラブルシューティングの推奨事項について説明します。
HTTPステータス400エラー・コード
InvalidParameter
説明
パラメータ値が無効か、フォーマットが正しくありません。
トラブルシューティング
- 操作に関するREST APIドキュメントを参照し、リクエストのパラメータにタイプ・ミスや間違ったフォーマットがないか確認して、リクエストを修正します。
MissingParameter
説明
必要なパラメータがありません
トラブルシューティング
- リクエストには、このAPIに必要なパラメータがありません。操作に関するREST APIドキュメントを参照し、リクエストを修正します。
QuotaExceeded
説明
このリクエストを実行すると、このコンパートメントこのリソースについて管理者が定義した割当てを超えます。
トラブルシューティング
- このリクエストを実行すると、このコンパートメントに対して管理者が定義したこのリソースの割当てを超えます。リソース割当てを確認し、必要に応じて、割当ての引上げをリクエストするか、未使用のリソースをクリーン・アップします。割当ての詳細は、コンパートメント割当て制限の概要を参照してください。
LimitExceeded
説明
このリクエストを実行すると、このテナンシのこのリソース・タイプについてOracleによって定義された制限を超えます。
トラブルシューティング
- このリクエストを実行すると、このテナンシに対してOracleで定義されているこのリソース・タイプの割当てを超えます。このリソースのテナンシ・レベル制限を確認し、テナンシの制限の引上げをリクエストするか、未使用のリソースをクリーン・アップしてリクエストを再送信します。OCIサービス制限および制限の引上げをリクエストする方法の詳細を理解するには、サービス制限を参照してください。
CannotParseRequest
説明
リクエストのフォーマットが正しくありません。
トラブルシューティング
- 本文を使用するほとんどの操作のリクエストは、JSONとしてフォーマットする必要があります。操作に関連するREST APIドキュメントを参照して、その操作でJSONが使用されるかどうかを確認し、使用される場合はリクエスト本文に有効なJSONを渡していることを確認します。
InvalidStorageTier
説明
リクエストで無効なストレージ層が使用されています。
トラブルシューティング
- 指定されたstorageTierパラメータが正しくありません。操作に関するREST APIドキュメントを参照し、リクエストを修正します。
HTTPステータス401エラー・コード
NotAuthenticated
説明
必要な認証情報が指定されなかったか、間違っていました。
トラブルシューティング
このエラー・コードが生成される原因はいくつかあります:
- 認証情報がないか、正しくありません。
- 必要な情報(テナンシOCID、ユーザーOCID、フィンガープリント、秘密キー)がすべて提供され、正確であることを確認します
private_key_path
が、対応する公開キーではなく、秘密キーを指していることを確認します- 使用している公開キーと秘密キーのペアが正しいフォーマットであることを確認します
- ユーザー・アカウントが、実行中のプランでアクションを実行するための適切な権限を持つグループに含まれていることを確認します
- テナンシが、プランでターゲット指定しているリージョンにサブスクライブされていることを確認します
- リクエストしているユーザーに対して、フィンガープリントに対応する公開キーがアップロードされていることを確認します。詳細は、必要なキーとOCIDを参照してください。
- クロック・スキュー。クライアント・クロックのサーバー・クロックに対する誤差が5分を超える場合、このステータス・コードが返されます。詳細は、クライアント・クロック・スキューの最大許容値を参照してください。
- APIリクエスト署名エラー。このステータス・コードは、認可ヘッダーに必要な情報が欠落しているか、その形式が正しくない場合に返されます。詳細は、リクエストの署名を参照してください。
HTTPステータス403エラー・コード
SignUpRequired
説明
この操作をコールするにはオプトインが必要です。
トラブルシューティング
- ユーザーがこの機能にサインアップしていることを確認します。していない場合は、サポートに連絡し、このサービスにサインアップしてください。
NotAllowed
説明
この操作はホーム・リージョンで実行する必要があります。
トラブルシューティング
- この操作はホーム・リージョンで実行する必要があります。ソース・コードを更新して、正しいリージョン情報を指定します。
NotAuthorized
説明
このリクエストに含まれる1つ以上のフィールドを更新する権限がありません。
トラブルシューティング
- リクエストを確認し、認可されていないフィールドがあれば削除します。権限の詳細は、ポリシー・リファレンスを参照してください。
HTTPステータス404エラー・コード
NamespaceNotFound
説明
リクエストのURI (パスまたは問合せパラメータ)に指定されたリソースが見つかりませんでした。または、そのリソースにアクセスする権限がありません。
トラブルシューティング
- GET (リストまたは単一エンティティの取得)、UPDATEおよびDELETEの各操作のリクエストURIで指定されたリソースについて、リソースが見つからないか、リクエストされた操作をリソースに対して実行する権限がコール元にありません。リクエストされたリソースが実際に存在し、それに対するアクセス権があることを確認します。権限の詳細は、ポリシー・リファレンスを参照してください。
NotFound
説明
リクエストに指定したURIパスおよびHTTPメソッドでサポートされている操作はありません。
トラブルシューティング
- 静的パス・コンポーネントが存在しないか、それにアクセスする権限がありません。リクエストを確認し、静的パス・コンポーネントを更新します。
NotAuthorizedOrNotFound
説明
リクエストのURI (パスまたは問合せパラメータ)に指定されたリソースが見つかりませんでした。または、そのリソースにアクセスする権限がありません。
トラブルシューティング
- GET (リストまたは単一エンティティの取得)、UPDATEおよびDELETEの各操作のリクエストURIで指定されたリソースについて、リソースが見つからないか、リクエストされた操作をリソースに対して実行する権限がコール元にありません。リクエストされたリソースが実際に存在し、それに対するアクセス権があることを確認します。権限の詳細は、ポリシー・リファレンスを参照してください。
InvalidParameter
説明
パスに指定されたパラメータが無効であるか、構文に問題はないが許可されていません。
トラブルシューティング
- リクエストのパラメータにタイプ・ミスや間違ったフォーマットがないか確認します。操作に関するREST APIドキュメントを参照し、リクエストを修正します。
HTTPステータス405エラー・コード
MethodNotAllowed
説明
ターゲット・リソースは、使用されたHTTPメソッドをサポートしていません。
トラブルシューティング
- リクエストのHTTPメソッド(PUT、POST、DELETE、GETなど)は、ターゲット・リソースで許可されていません。目的のHTTPメソッドが正しく指定されているかどうかを確認し、その操作に関するREST APIドキュメントを確認して、正しいHTTPメソッドを使用していることを確認します。
HTTPステータス409エラー・コード
NotAuthorizedOrResourceAlreadyExists
説明
このリクエストを実行する権限がないか、作成しようとしているリソースがすでに存在しています。このエラー・コードは、一般的なNotAuthorizedOrNotFound
エラー・コードのかわりに、create操作のみで返されます。
トラブルシューティング
- リソースを作成するためのリクエストである場合は、リソースがまだ存在していないこと、およびこのコンパートメントにこのタイプのリソースを作成する権限がコール元ユーザーにあることを確認します。
- コンパートメント内のリソースを操作する権限を持つグループにユーザーが属していることを確認します。権限の詳細は、ポリシー・リファレンスを参照してください。
InvalidatedRetryToken
説明
指定された再試行トークンは、以前のリクエストで使用されてシステム更新が行われましたが、後続の操作によってトークンが無効化されました。これは、同じトークンで作成されたエンティティがその後で削除された場合に発生する可能性があります。このリクエストに関連付けられているシステム状態変更を再度実行する必要がある場合は、別のトークンを使用します。
トラブルシューティング
- ソース・コードを確認し、再試行トークンが正しく使用されていることを確認します。
IncorrectState
説明
リクエストされたリソースの状態が現在の状態と矛盾しますが、しばらくすると正しい状態になります。
トラブルシューティング
- リソースの依存関係を確認します。他のリソースによってまだ使用されているリソースは削除できません。
- 後でリクエストを再試行するか、適切な状態になるのを待ってからこのアクションを実行するようにコードを更新します。一部の操作では、リソースが特定の状態(実行中など)である必要があります。
Conflict
説明
リクエストされたリソースの状態が、現在の状態と矛盾しています。この状態は一時的なものではありません。
トラブルシューティング
- リクエストされたリソース状態を確認し、再試行します。
HTTPステータス412エラー・コード
NoEtagMatch
説明
リクエストのif-matchフィールドに指定されたETagが、リソースのETagと一致しません。
トラブルシューティング
これが本来の状態でない場合は、リクエストのETagを修正してください。ETagsの詳細は、Etagのドキュメントを参照してください。
HTTPステータス413エラー・コード
PayloadTooLarge
説明
リクエスト・エンティティが、サーバーで定義された制限を超えています。
トラブルシューティング
小さいリクエストを送信してみてください。
HTTPステータス422エラー・コード
UnprocessableEntity
説明
ペイロードの構文に問題はありませんが、意味的に無効です。
トラブルシューティング
サービスはリクエストを処理できません。リクエストを確認し、必要に応じて再フォーマットします。
HTTPステータス429エラー・コード
TooManyRequests
説明
Oracle Cloud Infrastructure APIに対して発行したリクエスト数が多すぎます。
トラブルシューティング
これは、短時間に行われたリクエストが多すぎる場合に発生します。サービスにスロットル・メカニズムがある場合、短期間に行われたリクエストが多すぎると、一部のリクエストが拒否されます。このエラーを回避するには、リクエストと次のリクエストの間に遅延を追加してみてください。
HTTPステータス431エラー・コード
RequestHeaderFieldsTooLarge
説明
リクエスト内のHTTPヘッダーが長すぎます。
トラブルシューティング
リクエスト・ヘッダーのサイズを小さくした後にリクエストを再送信できます。
HTTPステータス500エラー・コード
InternalServerError
説明
内部サーバー・エラーが発生しました。
トラブルシューティング
サービスは、不明な理由でリクエストの処理に失敗しました。これは通常、サービス側の問題であり、一時的なサービス停止またはバグが原因となっている可能性があります。
- 同じリクエストの送信を再試行します。サービスが一時的な停止から回復していれば、処理が正常に実行される可能性があります。
- 再試行しても失敗する場合は、OCIテクニカル・サポートに連絡し、失敗したHTTPリクエストまたはレスポンスの
opc-request-id
をメッセージに含めます。
HTTPステータス501エラー・コード
MethodNotImplemented
説明
HTTPリクエスト・ターゲットがHTTPメソッドを認識しません。
トラブルシューティング
リクエストのHTTPメソッドは、サービスに実装されていません。操作に関するREST APIドキュメントを参照し、その操作に適切なHTTPメソッドを使用するようにリクエストを更新します。