Autonomous Databaseの概要

Oracle Cloud InfrastructureAutonomous Databaseは、Autonomous Transaction ProcessingAutonomous Data WarehouseOracle APEX Application DevelopmentおよびAutonomous JSON Databaseの4つのワークロード・タイプが用意された完全に管理された事前構成済のデータベース環境です。ハードウェアの構成や管理、ソフトウェアのインストールを行う必要はありません。プロビジョニング後、可用性やパフォーマンスに影響を与えることなく、いつでもCPUコア数またはデータベースのストレージ容量をスケーリングできます。Autonomous Databaseでは、データベースおよび次のメンテナンス・タスクが処理されます:

  • データベースのバックアップ
  • データベースへのパッチ適用
  • データベースのアップグレード
  • データベースのチューニング

Always Freeの可用性

Autonomous Databaseは、Oracle Cloud InfrastructureAlways Freeリソースのスイートの一部として無料で使用できます。有料と無料の両方のOracle Cloud Infrastructureアカウントを持つユーザーは、Autonomous Databaseの2つのAlways Freeインスタンスにアクセスできます。Always FreeAutonomous Databaseは、固定の8GBのメモリー、20GBのストレージ、1つのOCPUを備え、Autonomous Transaction ProcessingまたはAutonomous Data Warehouseのいずれかのワークロード用に構成できます。

Always Freeデータベースでは、使用可能なバージョンは1つのみです。詳細画面で、データベースに使用されているバージョンを確認できます。Oracle Cloud Infrastructureで新しいバージョンのOracle Databaseが使用可能になると、データベースの今後のメンテナンス・ウィンドウのいずれかで、データベースは自動的にアップグレードされます。

Free Tierデータベースについて学習するには、Oracle Cloud Infrastructure Free Tierを参照してください。Always FreeAutonomous Databaseについて学習するには、Always FreeのAutonomous Databaseの概要を参照してください。Always FreeAutonomous Databaseをプロビジョニングするには、共有ExadataインフラストラクチャでのAutonomous Databaseの作成を参照してください。

Always Free Autonomous Databaseのリージョンごとの可用性の詳細は、プラットフォームおよびインフラストラクチャ・サービスのデータ・リージョンの「Always Free Cloud Services」の項を参照してください。

使用可能なワークロード・タイプ

Autonomous Databaseには次のワークロード・タイプがあります:

  • Autonomous Data Warehouse: 意思決定支援およびデータ・ウェアハウス・ワークロード用に構築されています。大量のデータに対する高速な問合せを提供します。

    Autonomous Data Warehouseの完全な製品概要は、Autonomous Data Warehouseを参照してください。Autonomous Data Warehouseのチュートリアルについては、クイック・スタート・チュートリアルを参照してください。

  • Autonomous JSON Database: JSON中心のアプリケーション開発用に構築されています。開発者向けのわかりやすいドキュメントAPIおよびネイティブJSONストレージを提供します。

    Autonomous JSON DatabaseはOracle Autonomous Transaction Processingですが、JavaScript Object Notation (JSON)ドキュメントを使用するNoSQLスタイルのアプリケーションの開発に特化しています。Autonomous Transaction Processingの追加機能が必要な場合は、Autonomous JSON DatabaseサービスをAutonomous Transaction Processingサービスにアップグレードできます。現在は、共有Exadataインフラストラクチャで使用可能です。

    Autonomous JSON Databaseの製品概要は、Oracle Autonomous JSON Databaseの使用を参照してください。Oracle Help Centerでは、Autonomous JSON DatabaseチュートリアルおよびJSON開発者ガイドも入手できます。

  • Autonomous Transaction Processing: トランザクション・ワークロード用に構築されています。短時間の問合せとトランザクション用の高並行性を提供します。

    Autonomous Transaction Processingの完全な製品概要は、Autonomous Transaction Processingを参照してください。Autonomous Transaction Processingのチュートリアルについては、クイック・スタート・チュートリアルを参照してください。

  • Oracle APEX Application Development (APEXサービス): Oracle APEXを使用したアプリケーション開発用のトランザクション処理データベースを必要とするアプリケーション開発者向けに最適化されており、データベースを含むローコード・アプリケーションの作成およびデプロイを可能にします。APEXサービスの詳細はOracle APEX Application Developmentのドキュメントを、使用制限のリストはOracle APEX Application Developmentに固有の制限事項を参照してください。
    ノート

    APEXサービスは、他の各ワークロード・タイプとともに使用できます。

インフラストラクチャ・オプション

Autonomous Databaseには、次のExadataインフラストラクチャ・オプションがあります:

  • 専用Exadataインフラストラクチャ:  このオプションでは、Exadataハードウェアを排他的に使用できます。専用Exadataインフラストラクチャはマルチテナント・データベース・アーキテクチャを提供しており、単一のデータベース・システム内で複数のAutonomous Databaseを作成および管理できます。両方のワークロード・タイプ(トランザクション処理およびウェアハウス)を専用Exadataインフラストラクチャ上にプロビジョニングできます。次のハードウェア構成オプションがあります:

    • システム・モデル: X8M、X8およびX7
    • 構成: クォータ・ラック(X8Mの場合の最大)、ハーフ・ラックおよびフル・ラック

    専用Exadataインフラストラクチャのアーキテクチャ、機能およびハードウェア仕様の詳細は、専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseの概要を参照してください。

  • 共有Exadataインフラストラクチャ: このオプションでは、ユーザーはAutonomous Databaseのみをプロビジョニングおよび管理し、OracleはExadataインフラストラクチャをデプロイおよび管理します。両方のワークロード・タイプ(トランザクション処理およびウェアハウス)を共有Exadataインフラストラクチャでプロビジョニングできます。

共有ExadataインフラストラクチャでのAutonomous Database用のOracle Data Guard

Autonomous Databaseは、Autonomous Data Guardと呼ばれる機能を使用して、スタンバイ(ピア)データベースが共有Exadataインフラストラクチャを使用してAutonomous Databaseにデータ保護およびディザスタ・リカバリを提供できるようにします。詳細は、Autonomous Databaseでのスタンバイ・データベースの使用を参照してください。

Autonomous Databaseリソースの秒単位の請求

共有Exadataインフラストラクチャ

共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseでは、秒単位の請求が使用されます。つまり、OCPUおよびストレージの使用は秒単位で請求されます。OCPUリソースの最小使用期間は1分です。

専用Exadataインフラストラクチャ

プロビジョニングするAutonomous Exadata Infrastructureインスタンスごとに、最短48時間はインフラストラクチャに対して請求され、それ以降は秒単位で請求されます。システムに追加する各OCPUは、秒単位で請求され、最小使用期間は1分です。

共有ExadataインフラストラクチャでのAutonomous Databaseのプライベート・エンドポイント

Autonomous Database共有Exadataインフラストラクチャでプロビジョニングするとき、テナンシの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)のいずれかのプライベート・エンドポイントをデータベースが使用するようにネットワーク・アクセスを構成できます。プライベート・エンドポイントを使用すると、関連付けられたプライベート・エンドポイントのIPアドレスを介してのみデータベースにアクセスできます。詳細は、プライベート・エンドポイントを使用するAutonomous Databaseを参照してください。

CPUスケーリング

Oracle Autonomous Databaseでは、2種類のCPUスケーリング、手動および自動で提供されます。データベースを手動でスケーリングすると、常時データベースで使用可能なCPUコアの基本数がリセットされます。オプションで、データベースの自動スケーリング(自動スケーリングと呼ばれます)を有効にできます。自動スケーリングにより、Autonomous Databaseは、オンデマンドの期間中にコアのベース数に自動的にCPUコア数を増やし、その後、必要に応じてコア数を減らすと自動的にベース数に減らすことができます。

手動スケーリング

手動でデータベースのCPUコアのベース数を任意の時点でスケール・アップまたはダウンできます。次に注意してください:

  • CPUスケーリングには停止時間はまったく必要ありません。
  • CPU使用率情報は、データベースの詳細ページ「メトリック」セクションですべてのAutonomous Databaseについて提供されます。CPU使用率は、すべてのコンシューマ・グループで集計される、使用可能なCPUのパーセンテージとして報告されます。

    共有Exadataインフラストラクチャを使用するデータベースの場合、直近8日間のデータベースのCPU使用率(割り当てられたコア数)の毎時スナップショットも表示できます。この情報は、サービス・コンソールの「概要」ページのグラフ「割り当てられたOCPUの数」で参照できます。詳細は、Autonomous DatabaseのOCPU割当ての時間ごとのスナップショット・データを表示するにはを参照してください。

  • 専用Exadataインフラストラクチャを使用しているデータベースの場合、完全なコアを必要としないデータベースに、小数OCPUコア値を0.1から0.9に割り当てることができます。これにより、システム・レベルでデータベースをオーバープロビジョニングし、各インフラストラクチャ・インスタンスでより多くのデータベースを実行できます。詳細は、専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databasesの分数のOCPUプロビジョニングを参照してください。

自動スケーリング

Autonomous Databaseの自動スケーリング機能を使用すると、データベースで、CPUの現在のベース数の3倍までいつでも使用できるようになります。要求が高まると、自動スケーリングによって、使用されるコア数が自動的に増加します。同じく、要求が低下すると、自動スケーリングによって、使用されるコア数が自動的に減少します。スケーリングの際にタイム・ラグはありません。実際の平均CPUコア使用率/時に対してのみ課金されます。自動スケーリング機能に関して次の点に注意してください:

  • 自動スケーリングはデフォルトで有効になっており、いつでも有効または無効にできます。
  • データベースの自動スケーリング・ステータス(有効または無効)は、データベースの詳細ページに表示されます。
  • データベースに割り当てられたOCPUコアのベース数が保証されます。専用Exadataインフラストラクチャ上のデータベースでは、データベースで使用できるコアの最大数は、Exadataインフラストラクチャ・インスタンスで使用可能なコアの合計数によって変わります。また、高いロード要求を満たすためには、他の自動スケーリング・データベースによって使用されていない空きコアの数によっても制限されます。使用可能なOCPUコアは、Autonomous Exadata Infrastructureインスタンスを共有する自動スケーリング・データベースに対して「先着順」で有効になります。
CPU使用率表の自動スケーリングの例

次の表に、X8クォータ・ラックの専用Exadataインフラストラクチャ・インスタンス上の単一データベースでのOCPUコアの可用性を示します。データベースのベース・コア数1から40コアまで増やすと、最大コア数はハードウェアの制限である100 OCPUまでスケーリングされます。最後の列には、クォータ・ラック・インスタンスに他のデータベースが存在していないと想定した場合に、その他のデータベースに割り当てることができる残りの使用可能OCPUが示されます。

例: ベースOCPUの増加に対するX8クォータ・ラック上の単一データベースでのOCPU自動スケーリング

ベースOCPUコア数 最大OCPUコア数 残りのOCPUコア数
1 3 99
8 24 92
32 96 68
40 100 60

次の表に、X8ハーフ・ラックの専用Exadataインフラストラクチャ・インスタンス上の4つのデータベースでのOCPUコアの可用性を示します。ハードウェアの制限は200 OCPUです。各データベースのベースOCPU数は常にデータベースで使用できることが保証されます。この例では、自動スケーリングが有効な3つのデータベースが、ベース・コアとしてどのデータベースにも割り当てられていない60個の使用可能なコアで競合しています。データベースSalesDevelopmentはそれぞれ自動スケーリングされて、合せて140個のOCPUを取得し、データベースChicago (自動スケーリングが無効)は10個のベースOCPUを使用しています。このため、ハーフ・ラック・ハードウェア・インスタンスに残るOCPUは50個のみとなり、データベースHRのベースOCPUは50個です。したがって、データベースHRは、他の自動スケーリング・データベースからコアが解放されるまで自動スケール・アップできません。

例: X8ハーフ・ラック上の4つのデータベースのOCPU自動スケーリング

DB名 自動スケーリング ベースOCPU数(保証されるOCPU) 最大OCPUコア数 ロード時に有効化されるOCPU
Sales 60 180 100
Development 20 60 40
Chicago 不可 10 10 10
HR 50 150 50

ストレージ・スケーリング

Autonomous Databaseを使用すると、可用性やパフォーマンスに影響を与えることなく、いつでもデータベースのストレージ容量をスケーリングできます。

Oracleのパフォーマンス・ハブを使用したパフォーマンス・モニタリング

パフォーマンス・ハブにより、Oracleデータベース・パフォーマンス分析およびチューニングを実行するための詳細な監視機能が提供されます。Enterprise Manager、OMC、SQL Web開発者、Autonomous Databaseサービスなど、複数のOracleデータベース監視インフラストラクチャで使用されます

パフォーマンス・ハブには次の機能が含まれています:

  • ASH (アクティブ・セッション履歴)分析機能には、ASHデータの調査に使用できるASH分析チャートが表示されます。また、OCIデータベースと外部データベースの両方についてリアルタイムSQLデータも表示されます。
  • SQLモニタリング機能では、モニター対象のSQL文の実行が最終アクティブ時間、CPU時間、データベース時間などのディメンションごとに表示され、ステータス、期間、SQL IDなどのモニター対象のSQL文の情報が提供されます。OCIデータベースと外部データベースの両方についてリアルタイムで監視されるSQLデータが表示されます。
  • ワークロード・パフォーマンス・モニタリング機能では、CPU統計、待機時間統計、ワークロード・プロファイルおよびセッションの詳細なリアルタイムおよび履歴パフォーマンス・データが提供されます。
  • ブロック・セッション機能では、選択したAutonomous Databaseのブロックしているセッションおよび待機中のセッションに関する情報を提供します。これには、セッションの詳細情報を表示する手順と、必要に応じてセッションを終了する方法について説明します。
  • ADDM (自動データベース診断モニター)機能には、パフォーマンスの問題に関する調査結果と推奨事項が表示されます。

これらの機能およびOracle Cloud Infrastructureコンソールでのその使用方法の詳細は、パフォーマンス・ハブを使用したデータベースのパフォーマンスの分析を参照してください。

外部データベースでのパフォーマンス・ハブの使用の詳細は、「データベース管理について」を参照してください。

オペレーション・インサイト

オペレーション・インサイトは、ユーザーがOracle Autonomousデータベース・リソースおよびパフォーマンス管理について情報に基づくデータ駆動型の決定を行えるようにするクラウドネイティブ・サービスです。オペレーション・インサイトの管理の詳細は、Autonomous Databaseでオペレーション・インサイトを有効または無効にするにはを参照してください。

Oracle Databaseプレビュー・バージョンの可用性

Oracle Cloud Infrastructureでは、テスト目的のAutonomous Databaseのプレビュー・バージョンのOracle Databaseが定期的に提供されます。Autonomous Databaseでソフトウェアを一般提供する前に、プレビュー・バージョン・ソフトウェアを使用してAutonomous Databaseをプロビジョニングしてアプリケーションをテストできます。Oracleは、プレビュー・バージョンが使用可能になるとAutonomous Databaseの顧客に通知します。プレビュー・バージョン・ソフトウェアは使用できる時間が制限されています。プレビュー・バージョン・ソフトウェアでプロビジョニングされたデータベースでは、コンソールのデータベースの詳細ページの上部にプレビュー期間の終了日が表示されます。コンソールを使用している場合は、データベースの作成前に「データベースのプロビジョニングの作成」ダイアログでプレビュー期間の終了日を確認することもできます。

プレビュー・バージョン・ソフトウェアは、本番データベースまたは制限されたプレビュー期間を超えて持続する必要があるデータベースでは使用しないでください。プレビュー・データベースおよびその関連リソース(バックアップを含む)は、プレビュー期間の終了時に自動的に終了します。Oracleは、プレビューの終了日についてプレビュー期間の終了前に顧客に通知します。

既存のAutonomous Database(プレビュー・バージョン・ソフトウェアでプロビジョニングされたものを含む)は、Autonomous Databaseのプレビュー・バージョンを使用してクローニングできます。ただし、プレビュー・バージョンのデータベースは、通常(一般提供)のAutonomous Databaseソフトウェアを使用してクローニングできません。

Autonomous Databaseのプレビュー・バージョンのプロビジョニングの詳細は、共有ExadataインフラストラクチャでのAutonomous Databaseの作成を参照してください。

共有ExadataインフラストラクチャでのAutonomous Database用のOracle Databaseバージョン

Autonomous Databaseは、データベースをプロビジョニングまたはクローニングするリージョンに応じて、1つ以上のOracle Databaseバージョンをサポートしています。

複数のデータベース・バージョンが使用可能な場合は、データベースをプロビジョニングまたはクローニングするときにOracle Databaseのバージョンを選択します。

ノート

Always FreeAutonomous Databaseは、リージョンに応じてバージョン19cまたはバージョン21cのいずれかでプロビジョニングできます。ほとんどのリージョンでは、両方のバージョンが提供されます。Always FreeAutonomous Databaseは、テナンシまたはアカウントのホーム・リージョンにのみプロビジョニングできます。詳細は、Always FreeのAutonomous Databaseの概要を参照してください。

データベースのアップグレード

Autonomous Databaseインスタンスは現在、Oracle Database 19cを使用しています。現在使用可能なデータベース・ソフトウェアのアップグレードはありません。

リージョンごとの可用性

現在、Autonomous Database商用レルムのすべてのリージョンで使用できます。現在、Autonomous Databaseは、ガバメント・クラウド・レルム内のリージョンでは使用できません。

セキュリティに関する考慮事項

Autonomous Databaseでのデータ・セーフによるデータの保護

Oracle Data Safeは、完全統合型のリージョナル・クラウド・サービスであり、Autonomous Transaction Processingデータベース内の機密データおよび規制対象データの保護に役立つ機能を提供します。詳細は、データ・セーフのドキュメントを参照してください。

サービス・ゲートウェイを使用したプライベート・アクセス

Autonomous Databaseは、VCN内のサービス・ゲートウェイを介してプライベートにアクセスできるOracle Cloud Infrastructureサービスの1つです。つまり、Oracle Services Network内のクラウド・サービスからAutonomous Databaseインスタンスにアクセスする場合、パブリックIPやNATは必要ありません。たとえば、サービス・ゲートウェイでVCNを使用するコンピュート・インスタンスがある場合は、トラフィックがインターネットを経由しないで、同じリージョン内のコンピュート・インスタンスとAutonomous Databaseの間でトラフィックをルーティングできます。VCNサービス・ゲートウェイの設定と、サポートされているすべてのOracle Service Networkサービス(Autonomous Databaseを含む)にアクセスできるように構成する方法の詳細は、Oracleサービスへのアクセス: サービス・ゲートウェイを参照してください。

共有Exadataインフラストラクチャ上のデータベースのアクセス制御リスト(ACL)

共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseの場合、アクセス制御リスト(ACL)によってデータベースがさらに保護されます(リスト内に指定されたIPアドレスおよびVCNのみがデータベースに接続できるようにします)。指定されたIPアドレスに、転送ルーティングを使用してデータベースに接続しているオンプレミス・ネットワークからのプライベートIPアドレスを含めることができ、トラフィックは、インターネットを経由せずにオンプレミス・ネットワークからAutonomous Databaseに直接移動できます。このアクセス方法の詳細は、Oracle Servicesへのプライベート・アクセスを参照してください。

ACLに次のものを追加できます:

  • パブリックIPアドレス(個別またはCIDRブロック内)
  • VCN全体(OCIDで指定)
  • 指定されたVCN内のプライベートIPアドレス(個別またはCIDRブロック内)
  • 転送ルーティングを使用してアクセスできる、オンプレミス・ネットワーク内のプライベートIPアドレス

データベース・プロビジョニング時にACLを作成することも、後で作成することもできます。ACLはいつでも編集できます。すべてのエントリをリストから削除すると、該当する資格証明を持つすべてのクライアントからデータベースにアクセスできるようになります。ACLの作成、更新または削除方法を学習するには、専用または共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseのアクセス制御リストを管理するにはを参照してください。

重要

サービス・ゲートウェイを介した接続のみを許可する場合は、ACL定義でサービス・ゲートウェイのIPアドレスを使用する必要があります。これを行うには、CIDRソース・タイプおよび値240.0.0.0/4を使用してACLルールを追加する必要があります。これはお薦めしません。かわりに、アクセスを許可するVCNのACL定義で個々のVCNを指定できます。詳細は、Oracleサービスへのアクセス: サービス・ゲートウェイを参照してください。

Autonomous DatabaseでのACLの使用に関して、次のことに注意してください:

  • データベースをリストアしても、既存のACLはリストアによって上書きされません。
  • ネットワークACLは、データベース接続およびOracle Machine Learningノートブックに適用されます。ACLが定義されている場合に、そのACLにIPが指定されていないクライアントからOracle Machine Learningにログインしようとすると、「管理者が設定したアクセス制御リストに基づいてログインが拒否されました」というエラーが表示されます。
  • Oracle Application Express (APEX)、RESTfulサービスおよびOracle Database Actionsは、ACLの対象です。仮想クラウド・ネットワーク、仮想クラウド・ネットワークOCID、IPアドレスまたはCIDRブロックを指定するルールを作成して、これらのツールへのアクセスを制御できます。
  • Autonomous Databaseサービス・コンソールは、ACLルールの対象ではありません。
  • NATゲートウェイを介してパブリック・インターネットにアクセスするように構成されたプライベート・サブネットがVCNにある場合、ACL定義にNATゲートウェイのパブリックIPアドレスを入力する必要があります。プライベート・サブネット内のクライアントには、パブリックIPアドレスはありません。詳細は、NATゲートウェイを参照してください。

プライベート・エンドポイントを使用するデータベース・リソースのネットワーク・セキュリティ・グループ

ネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG)は、オプションのネットワーキング・セキュリティ機能であり、専用Exadataインフラストラクチャおよびプライベート・エンドポイントを使用する共有Exadataインフラストラクチャ上のデータベースで使用できます。NSGは、Autonomous Databaseリソースの仮想ファイアウォールとして機能します。NSGは、単一のVCN内の選択した一連のVNICにのみ適用される一連のイングレスおよびエグレス・セキュリティ・ルールで構成されます。詳細は次のトピックを参照してください:

自動メンテナンス

共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseでは、Oracleによって自動メンテナンスが管理されます。コンソールで、Autonomous Databaseの詳細ページに次回のスケジュール済メンテナンスを表示できます。専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseについては、専用Exadataインフラストラクチャのメンテナンスの概要を参照してください。

開発および管理ツール

Oracleのデータベース・アクション、Application Express (APEX)および機械学習アプリケーションは、Autonomous Databasesで使用できます。これらのアプリケーションの使用方法とコンソールからのアクセス方法の詳細は、Autonomous Databaseツールを参照してください。

Autonomous Databaseのコンパートメント割当て

コンパートメント割当てを使用すると、Autonomous DatabaseのOCPUとストレージ・リソースをOracle Cloud Infrastructureコンパートメントに割り当てる方法を制御できます。コンパートメント割当てのポリシー・ステートメントを使用して、ワークロード・タイプExadataインフラストラクチャ・タイプの両方でOCPUおよびストレージ・リソースを制御できます。たとえば、共有Exadataインフラストラクチャ上の10個のAutonomous Transaction Processing OCPUを特定のコンパートメントに割り当てることができます。これは、Autonomous Data Warehouseデータベースまたは専用Exadataインフラストラクチャを使用するデータベースで使用可能なOCPUの数に影響することはありません。コンパートメント割当ての使用の詳細は、コンパートメント割当ておよびデータベース割当てを参照してください。

追加のAutonomous Database製品情報

共有Exadata Infrastructure上のAutonomous Database

共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Transaction Processingデータベースの使用および管理に関する詳細なドキュメントは、次のトピックを参照してください:

データベース・クライアントを使用したデータベースの管理の詳細は、クライアント・アプリケーションを使用したAutonomous Databaseの接続を参照してください。

Autonomous Databaseチュートリアル

Autonomous Databaseクイックスタート

共有インフラストラクチャ上のAutonomous Databaseの詳細と、数回のクリックでAutonomous Databaseを作成する方法について学習します。次に、データベースにデータをロードし、問い合せ、ビジュアル化します。

Autonomous Databaseクイックスタート・ワークショップ

  • Autonomous Databaseのプロビジョニング
  • データのロード
  • データの問合せおよび表示
  • ウォレット
  • 管理とモニター
  • スケーリング

Autonomous Databaseによるデータ分析

セキュアなウォレットを使用して接続し、Autonomous Databaseインスタンスをモニターします。Oracle Analytics Desktopを使用して、Autonomous Databaseのデータをビジュアル化します。Oracle Machine Learningノートブックを使用して、予測分析を試します。

Autonomous Database Workshopを使用したデータの分析

  • Autonomous Databaseのプロビジョニング
  • データのロード
  • データの問合せおよび表示
  • ウォレット
  • 管理とモニター
  • スケーリング
  • Machine Learningノートブック
  • 機械学習アルゴリズムの作成
専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Database

専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseの使用および管理に関する詳細なドキュメントは、次のトピックを参照してください:

アプリケーション開発者がアプリケーションをAutonomous Databasesデータベースに接続する方法の詳細は、専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseの開発者ガイドを参照してください。

専用ExadataインフラストラクチャにプロビジョニングされたAutonomous Databaseリソースの複数のセットの管理の詳細は、専用ExadataインフラストラクチャでのOracle Autonomous Databaseフリート管理者ガイドを参照してください。

既知の問題については、専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseの既知の問題を参照してください。

Autonomous JSON Database

Autonomous JSON Databaseは、共有Exadataインフラストラクチャで使用できます。Autonomous JSON Databaseの使用および管理の詳細は、次のトピックを参照してください:

アプリケーション開発の一環としてAutonomous JSON Databaseを使用する方法の詳細は、JSON開発者ガイドを参照してください。

Oracle APEXアプリケーション開発

Oracle APEX Application Developmentは、共有Exadataインフラストラクチャ用のAutonomous Databaseで使用できます。Oracle APEX Application Developmentインスタンスの使用および管理の詳細なドキュメントは、次のトピックを参照してください: