マウント・ターゲットの作成

ファイル・ストレージ・マウント・ターゲットを作成します。

新しいファイル・システムを作成すると、ファイル・システムのマウント・ターゲットおよびエクスポートを作成できます。また、後で、指定したコンパートメントおよびサブネット内のファイル・システムのマウント・ターゲットを作成することもできます。ファイル・システムは、同じ可用性ドメイン内のマウント・ターゲットにのみ関連付けることができます。

注意

作成中、各マウント・ターゲットにはサブネット内に3つのIPアドレスが必要です。/30以下のサブネットは、使用可能なIPアドレスが十分ではないため、マウント・ターゲットの作成には使用しないでください。詳細は、マウント・ターゲットの制限事項および考慮事項を参照してください。
    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ファイル・ストレージ」で、「マウント・ターゲット」をクリックします
    2. 「リスト範囲」セクションの「コンパートメント」を選択します。

    3. 「マウント・ターゲットの作成」をクリックします。
    4. 「マウント・ターゲットの作成」パネルで、次の詳細を指定します:

      • マウント・ターゲット、そのVCNまたはサブネット・リソースに対してコンパートメントの選択を有効にするには、関連リンクをクリックします。
      • コンパートメントで作成: ファイル・システムを作成するコンパートメントを指定します。
      • (オプション)新しいマウント・ターゲット名: デフォルトをマウント・ターゲットのフレンドリ名に置き換えます。これは一意である必要はありません。Oracle Cloud Identifier (OCID)でマウント・ターゲットが一意に識別されるためです。機密情報の入力は避けてください。
        ノート

        マウント・ターゲット名は、拡張オプションで指定したDNSホスト名とは異なります。
      • 可用性ドメイン: マウント・ターゲットを作成するAD。
        重要:

        リージョン内の任意のADからマウント・ターゲットにアクセスできますが、最適なパフォーマンスを得るためには、マウント・ターゲットは、それらにアクセスするコンピュート・インスタンスと同じ可用性ドメインにある必要があります。詳細は、リージョンと可用性ドメインを参照してください。
      • Virtual Cloud Network Compartment: マウント・ターゲットを作成するクラウド・ネットワーク(VCN)を含むコンパートメント。
      • Virtual Cloud Network: 新しいマウント・ターゲットを作成するクラウド・ネットワーク(VCN)を選択します。
      • サブネット・コンパートメント: マウント・ターゲットをアタッチするVCN内のサブネットを含むコンパートメントを指定します。
      • サブネット」: マウント・ターゲットのアタッチ先のサブネットを選択します。サブネットは、AD固有またはリージョナル(リージョナル・サブネットは名前の後に"regional"が付きます)のいずれかです。詳細は、VCNとサブネットを参照してください。
      • ネットワーク・セキュリティ・グループを使用してトラフィックを制御:このオプションを選択して、既存のNSGにこのマウント・ターゲットを追加します。リストからNSGを選択します。

        重要

        選択するNSGのルールは、特定のプロトコルおよびポートを使用してマウント・ターゲットのVNICへのトラフィックを許可するように構成する必要があります。詳細は、ファイル・ストレージに対するVCNセキュリティ・ルールの構成を参照してください。
    5. (オプション)拡張オプションの表示: クリックすると、IPの詳細やタグ付けなど、マウント・ターゲットの拡張オプションを構成できます。

    6. (オプション)IPの詳細:

      • IPアドレス: マウント・ターゲットに選択したサブネット内の未使用のIPアドレスを指定します。
      • ホスト名: マウント・ターゲットに割り当てるホスト名を指定します。

        ノート

        ファイル・ストレージ・サービスは、マウント・ターゲットがあるサブネットのFQDNとホスト名を組み合せることによって、完全修飾ドメイン名(FQDN)を作成します。

        たとえば、myhostname.subnet123.dnslabel.oraclevcn.comです。

        マウント・ターゲットの作成後、ホスト名はマウント・ターゲットの詳細ページで変更できます。詳細は、マウント・ターゲットの管理を参照してください。

        重要

        DNSにデフォルトのInternet and VCN Resolverを使用するVCNのマウント・ターゲットに対してKerberos認証を有効にする場合は、ホスト名を指定する必要があります。
    7. (オプション)マウント・ターゲットにタグを追加するには、「タグ付け」をクリックします。

      リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済のタグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。タグを適用するかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか、管理者に連絡してください。タグは後で適用できます。

    8. マウント・ターゲットを作成するには、「作成」をクリックします。
    9. (オプション)構成をリソース・マネージャ・スタックとして保存するには、「スタックとして保存」をクリックします。詳細は、スタックの管理を参照してください。
  • fs mount-target createコマンドおよび必須パラメータを使用して、マウント・ターゲットを作成します:

    oci fs mount-target create --availability-domain <target_availability domain> --compartment-id <target_compartment_id> --subnet-id <subnet_OCID> --display-name "<My Mount Target>"

    機密情報の入力は避けてください。

    --nsg-idsパラメータを使用して、マウント・ターゲットをNSGに追加します。たとえば: --nsg-ids '["<nsg_OCID_1>","<nsg_OCID_2"]'

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • CreateMountTarget操作を実行して、マウント・ターゲットを作成します。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。