レプリケーションの削除

ファイル・ストレージ・レプリケーション・リソースを削除します。

重要

レプリケーション・リソースを削除すると、関連付けられているレプリケーション・ターゲットも削除されます。ソース・ファイル・システムとレプリケーション・リソースを使用できない場合(停止の場合など)、レプリケーション・ターゲットを削除して、ターゲット・ファイル・システムをフェイルオーバー用にエクスポートできるようにします。

レプリケーション・リソースを削除するときに、使用する削除モードを指定できます。ファイル・ストレージのレプリケーションには3つのモードがあり、データ・リカバリ要件に合せて柔軟に使用できます。削除モードは、レプリケーション・ターゲットの削除時には使用できません。ソース可用性ドメインが使用できないディザスタ・リカバリ操作中は、レプリケーション・リソースにアクセスできず、レプリケーション・プロセスが停止します。

正常な削除
  • レプリケーションがcapturingtransferringまたはapplyingの場合は、レプリケーションを終了してから削除します。
  • レプリケーションがidleの場合は、ただちにレプリケーションを削除します。
データの安全性に最適です。このオプションは、レプリケートされるデータの量によって変わりますが、適度に高速です。このオプションは、ファイル・ストレージAPIではfinish_cycle_if_capturing_or_applyingと呼ばれます。
レプリケートおよび削除
  • レプリケーションがcapturingtransferringまたはapplyingの場合は、現在のサイクルを終了し、もう1つのサイクルを開始して終了してから、レプリケーションを削除します。
  • レプリケーションがidleの場合は、1サイクルを起動して終了してから、レプリケーションを削除します。
フェイルオーバーのテストに最適です。このオプションは、レプリケートされるデータの量やレプリケーションの削除時にデルタ・サイクルがすでに進行中かどうかによって異なりますが、最も時間がかかります。このオプションは、ファイル・ストレージAPIではone_more_cycleと呼ばれます。
適用および削除
  • レプリケーションがapplyingまたはtransferringの場合は、レプリケーションを終了してから削除します。
  • レプリケーションがcapturingまたはidleの場合は、ただちにレプリケーションを削除します。
ディザスタ・リカバリ中のデータの安全性に最適です。このオプションは、レプリケートされるデータの量によって変わりますが、適度に高速です。このオプションは、ファイル・ストレージAPIではfinish_cycle_if_applyingと呼ばれます。
    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ファイル・ストレージ」で、「ファイル・システム」をクリックします。
    2. 「リスト・スコープ」セクションで、「コンパートメント」を選択します。
    3. ソース・ファイル・システムの名前をクリックします。
    4. ファイル・システムの詳細ページで、「リソース」の下の「レプリケーション」をクリックします。
    5. 「レプリケーション」リストで、目的のレプリケーションを見つけます。「アクション」メニュー(アクション・メニュー)をクリックし、「削除」をクリックします。
    6. 使用する削除モードを選択します。
    7. 「削除」をクリックします。
      ノート

      レプリケーションでの削除の完了にかかる時間は、選択したモードとレプリケーション内のデータの量によって異なります。
  • fs replication deleteコマンドと必須パラメータを使用して、レプリケーションを削除します。

    oci fs replication delete --replication-id <replication_OCID>

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • DeleteReplication操作を実行して、レプリケーションを削除します。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。