マウントしたファイル・システムにアクセスできなくなる

以前にマウントされて使用可能になっていたファイル・システムにアクセスできなくなります。所有者またはrootの場合でも、すべてのコマンドが権限拒否エラーで失敗します。

原因 1: ファイル・システムのマウント・ターゲットまたはエクスポートが削除されました。

ファイル・システムは、関連付けられたマウント・ターゲットを使用してネットワークで使用可能になります。NFSクライアントがマウント・ターゲットに接続するときにファイル・システムにアクセスする方法は、エクスポートによって制御されます。ファイル・システムがマウントで使用可能になるためには、関連付けられたマウント・ターゲット内に少なくとも1つのエクスポートが必要です。ファイル・システムのマウント・ターゲットまたはエクスポートを削除すると、そのファイル・システムは使用できなくなります。

ファイル・システムが複数のマウント・ターゲットを介してエクスポートされた場合でも、削除されたマウント・ターゲットまたはエクスポート情報を使用してファイル・システムをマウントするインスタンスはアクセス権を失います。マウント・ターゲットの管理を参照してください。

解決策 1: ファイル・システムにマウント・ターゲットおよび新しいエクスポートを再作成します。

  1. マウント・ターゲットおよびエクスポートを再作成します。詳細は、マウント・ターゲットの作成およびエクスポートの作成を参照してください。
  2. マウント・ターゲットがまだ存在している場合は、「既存のマウント・ターゲットの選択」を選択します。マウント・ターゲットが削除されている場合は、「新規マウント・ターゲットの作成」を選択します。
  3. マウント・ターゲットを再作成する場合は、古いマウント・ターゲットと同じ名前、IPアドレスおよびホスト名情報を再利用できます。「拡張オプション」をクリックして、IPアドレスとホスト名を設定します。

原因2: 顧客管理のボールト・キーを使用して、このファイル・システムのデータを暗号化しており、キーの有効期限が切れています。ファイル・システムは、すべての操作で有効なキーを使用します。

解決策2: キーを更新して検証し、通常の操作を再開します。詳細は、ファイル・システムの暗号化を参照してください。