コンソールのお知らせ
このトピックでは、Oracle Cloud Infrastructureがコンソールに表示するお知らせについて説明します。コンソールのお知らせはページの上部に表示され、サービス・ステータスに関するタイムリかつ重要な情報を通知します。過去および進行中のお知らせのリストを表示することもできます。
- お知らせは、Government Cloudレルムでは使用できません。
- Oracle Platform Cloud ServicesまたはOracle Cloud Applicationsを使用しており、それらのサービス資格に関するお知らせがある場合、コンソールには、これらのお知らせへのアクセスに使用できるリンクを含むバナーが表示されます。通知プリファレンスの設定方法など、これらのお知らせの詳細は、通知のモニタリングを参照してください。
お知らせのタイプ
お知らせは様々なカテゴリに属しています。お知らせの接頭辞は、情報のタイプと相対的な重大度、および実行可能または実行が必要な操作があるかどうかを一目で理解するのに役立ちます。現在、お知らせタイプには、最も重要なものから順に次のものが含まれています:
- 必須アクション。環境内で特定のアクションを実行する必要があります。
- 緊急変更。計画外だが緊急な、環境に関連付けられている変更が発生する期間があります。
- 推奨アクション。環境内で実行する特定のアクションがありますが、アクションは必須ではありません。
- 計画的変更。環境に関連付けられている計画的な変更が発生する期間があります。
- 計画的変更延長。スケジュール済変更期間は、以前に連絡された期間よりも延長されました。
- 計画的変更スケジュール変更。環境に対して計画された変更は、より遅い時刻または日付に延期されました。
- 本番イベント。最近発生したかアクティブに発生している、環境に対する影響の大きい変更。
- 計画的変更完了。環境に対する計画的変更が完了し、通常の運用が再開されました。
- 情報。役に立つと思われる情報がありますが、緊急ではなく、ユーザー側にアクションは必要ありません。
アクションが必要で、Oracle Cloud Infrastructure Computeインスタンスに影響するお知らせについては、30日前に通知を受けることができます。お知らせで説明されているアクションを遅延させる必要がある場合は、サポートに連絡して、お知らせにリストされている代替日の1つをリクエストしてください。重大な脆弱性は遅延の対象とならない可能性があります。
必要なIAMポリシー
Oracle Cloud Infrastructureの各サービスは、すべてのインタフェース(コンソール、SDKまたはCLI、およびREST API)の認証および認可のためにIAMと統合されています。
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者が記述するポリシー で、コンソールまたはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIのどれを使用しているかにかかわらず、必要なアクセスのタイプを付与されている必要があります。アクションを実行しようとしたときに、権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、付与されているアクセスのタイプと作業するコンパートメントを管理者に確認してください。
アクセス権があるかどうかによって、お知らせが表示されない場合があります。お知らせへのアクセス権があれば、特定のお知らせの要約バージョンのみを表示したり、お知らせの詳細を表示したりすることもできます。
管理者の場合: ユーザーにお知らせへのアクセス権を付与する一般的なポリシーについては、要約のお知らせのみを表示するユーザー・アクセスの制限およびユーザーによるお知らせの詳細の表示を参照してください。詳細は、お知らせサービスの詳細を参照してください。
電子メール配信
サービス契約の一環として、Oracle Cloud Infrastructureでは、サービス・ステータスのお知らせを電子メールでも連絡します。このような電子メールは、データ・センターや使用するインスタンスに関連する変更など、テナンシに影響を与える今後の変更、またはユーザー側で必要なアクションを警告するのに役立ちます。可能な場合には常に、影響の大きいイベントについて事前に通知するよう試みます。Oracleからレコード上のデフォルトのテナンシ管理者の電子メール・アドレスにこれらのお知らせが送信されます。緊急ではなく、管理者のアクションを必要としない運用情報が含まれる電子メールをオプト・アウトできます。(コンソールでは、これらのお知らせは「情報」タイプでマークされます。お知らせタイプの詳細は、お知らせのタイプを参照してください。)レコード上のデフォルトのテナンシ管理者の電子メール・アドレスを変更する場合は、Oracle Supportに連絡してください。詳細は、サポートへの連絡を参照してください。
- お知らせアイコン(
)をクリックします。
- 「電子メール・プリファレンスの管理」をクリックします。
- 次のいずれかの操作を行います:
- Oracleがすべてのお知らせのコピーを電子メール送信する場合は、「オプト・イン」をクリックします。
- Oracleがユーザー側のアクションを必要としない情報お知らせの電子メール・コピーを抑制する場合は、「オプト・アウト」をクリックします。
お知らせの表示
この項では、お知らせの表示方法について説明します。コンソールでは、お知らせはブラウザ・ウィンドウ上部の幅に広がるバナーとして表示されます。お知らせが有効な間は、お知らせを表示するためのアクセス権があるかぎり、既読としてマークするまで、バナーのお知らせはコンソールにサインインするたびに表示されます。過去のすべてのお知らせを表示することもできます。未読のお知らせがある場合、「お知らせ」アイコンには緑色のドットが表示されます。
- 次にコンソールにサインインするまでバナーのお知らせを閉じるには、バナーの右端にある「X」をクリックします。お知らせがバナーとしてまったく表示されないようにする場合は、そのお知らせを既読としてマークする必要があります。詳細は、お知らせを既読としてマークするにはを参照してください。
- 次のいずれかの操作を行います:
- バナーを表示している場合は、バナーの右端近くにある「詳細の表示」リンクをクリックします。
- お知らせのリストを表示している場合は、「サマリー」列のお知らせのサマリーをクリックします。
- 「お知らせの詳細」ページでは、次の情報を表示できます:
- 説明。これは、お知らせのサマリー・テキストよりも詳細に問題またはイベントを説明します。
- OCID。これは、Oracleによって割り当てられるお知らせの一意識別子です。
- 参照チケット番号。サポートと話すときに、この番号を使用して問題を参照します。
- タイプ。これは、事前に定義されたいくつかのカテゴリの1つで、説明されている問題の性質と重大度の予想の設定に役立ちます。
- 影響を受けるサービス。これは、問題またはイベントの影響を受けるOracle Cloud Infrastructureサービスを示します。
- リージョン。これは、影響を受けるOracle Cloud Infrastructureリージョンを示します。
- 開始時刻。これは、問題またはイベントが最初に検出された時点です。
- 終了時刻。これは、問題またはイベントが解決された時点です。
- これより後は必須。この日付より後に、お知らせで説明されているすべての必須アクションに対処する必要があります。
- 作成日。これは、お知らせが作成された時点です。
- 更新日。これは、お知らせが更新された時点です。
- 追加情報。これには、回避策や背景資料などの情報が含まれます。
- 影響を受けたリソース。これは、お知らせを要求したイベントによってなんらかの影響を受けたリソースを示します。
- オプションで、影響を受けたリソースのリストを後で参照する場合は、「影響を受けるリソース・リストのダウンロード」をクリックします。
- お知らせアイコン(
)をクリックします。
- 「お知らせ」ページには、すべてのお知らせが表示されます。このページから、次の操作を実行できます:
- フィルタ。お知らせは、タイプ別または開始日や終了日別にフィルタ処理できます。
- ソート。お知らせをサマリー、タイプ、イベント開始時刻または公開時刻(お知らせが最後に更新された日時を示す)でソートできます。
- 既読としてマーク。後続のセッションでお知らせがコンソールにバナーとして表示されないようにする場合は、そのお知らせを既読としてマークします。
- お知らせの詳細の表示。お知らせの詳細を表示できます。
- お知らせアイコン(
)をクリックします。
- リストをフィルタ処理するには、「フィルタ」の下で次のいずれかを行います:
- 「タイプ」をクリックし、リストからタイプをクリックします。
- 「開始日」をクリックして日付を選択すると、その日付に開始したイベントのみが表示されます。
- 「終了日」をクリックして日付を選択すると、その日付に終了したイベントのみが表示されます。
- 日付のフィルタをクリアするには、日付の横にある「X」をクリックします。
- お知らせアイコン(
)をクリックします。
- デフォルトでは、リストには、お知らせがイベント開始時刻に基づいて最新のものから順に表示されます。リストを別の方法でソートするには、次のいずれかの操作を行います:
- 「サマリー」をクリックします。リストは、お知らせのサマリーに従ってアルファベット順にソートされます。
- 「タイプ」をクリックします。リストは、お知らせの重要度に従ってソートされます。
- 「開始時刻」をクリックします。リストは、お知らせで説明されているイベントの開始時刻に従ってソートされます。デフォルトのソート順での表示から開始した場合は、リストの先頭に最も古いお知らせが表示されるようにソート順が変更されます。
- 「公開時刻」をクリックします。リストは、お知らせが最後に更新された日時に従ってソートされます。進行中の問題をトラッキングする場合や、お知らせにユーザーのアクションが必要な場合は、この列でソートすると便利です。
- リストを再度ソートするには、前のステップを繰り返します。
- お知らせアイコン(
)をクリックします。
- 既読としてマークするお知らせを見つけて、アクション・アイコン(3つのドット)をクリックし、「既読としてマーク」をクリックします。
コマンドライン・インタフェース(CLI)の使用
CLIの使用の詳細は、コマンド・ライン・インタフェース(CLI)を参照してください。CLIコマンドで使用できるフラグおよびオプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
コマンド・プロンプトを開き、oci announce announcements get
を実行して、お知らせに関する詳細情報を表示します:
oci announce announcements get --announcement-id <announcement_OCID>
例:
oci announce announcements get --announcement-id ocid1.announcement.region1..examplear73oue4jdywjjvietoc6im3cvb6xae4falm3faux5us3iwra3t6q
コマンド・プロンプトを開き、oci announce announcements list
を実行して、すべてのお知らせのリストを表示します:
oci announce announcements list --compartment-id <compartment_OCID>
例:
oci announce announcements list --compartment-id ocid1.tenancy.oc1..exampleati4wjo6cvbxq4iusld5ltpneskcfy7lr4a6wfauxuwrwed5bsdea
コマンド・プロンプトを開き、oci announce announcements list
を実行して、お知らせのリストをフィルタ処理します。
お知らせのリストをお知らせタイプでフィルタ処理するには:
oci announce announcements list --compartment-id <compartment_OCID> --announcement-type <announcement_type>
例:
oci announce announcements list --compartment-id ocid1.tenancy.oc1..exampleati4wjo6cvbxq4iusld5ltpneskcfy7lr4a6wfauxuwrwed5bsdea --announcement-type ACTION_REQUIRED
コマンド・プロンプトを開き、oci announce announcements list
を実行して、お知らせのリストをソートします。
お知らせのリストを作成時刻の古いものから昇順でソートするには:
oci announce announcements list --compartment-id <compartment_OCID> --sort-order ASC
例:
oci announce announcements list --compartment-id ocid1.tenancy.oc1..exampleati4wjo6cvbxq4iusld5ltpneskcfy7lr4a6wfauxuwrwed5bsdea --sort-order ASC
コマンド・プロンプトを開き、oci announce user-status update
を実行して、お知らせを既読としてマークします:
oci announce user-status update --announcement-id <announcement_OCID> --user-status-announcement-id <announcement_OCID> --user-id <user_OCID> --time-acknowledged <date_and_time>
例:
oci announce user-status update --announcement-id ocid1.announcement.region1..examplear73oue4jdywjjvietoc6im3cvb6xae4falm3faux5us3iwra3t6q --user-status-announcement-id ocid1.announcement.region1..examplear73oue4jdywjjvietoc6im3cvb6xae4falm3faux5us3iwra3t6q --user-id ocid1.user.region1..exampleaorxz3psplonigcvbzy5oaiwiubh7k7ip6zgklfauxic67kksu4oq --time-acknowledged 2019-01-06T20:14:00+00:00
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。
お知らせを管理するには、次の操作を使用します: