マスター暗号化キーの作成
OCIのKey Managementサービスでマスター暗号化キーを作成する方法について学習します。
マスター暗号化キーを作成する場合は、次の点に注意してください。
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自動ローテーション:仮想プライベート・ボールトでマスター暗号化キーを作成する場合、自動キー・ローテーションを有効にするオプションがあります。詳細は、キーおよびシークレット管理の概念のトピックの自動キー・ローテーションの項を参照してください。自動ローテーション設定を更新する手順は、自動キー・ローテーションの有効化および更新を参照してください。
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使用可能なアルゴリズム:キーの作成時に、次のアルゴリズムから選択できます。
- AES: Advanced Encryption Standard (AES)キーは、保存データの暗号化に使用できる対称キーです。
- RSA: Rivest-Shamir-Adleman (RSA)キーは非対称キーで、公開キーと秘密キーで構成されるキー・ペアとも呼ばれます。これらを使用して、転送中のデータの暗号化、データの署名、および署名済データの整合性の検証を行うことができます。
- ECDSA: 楕円曲線暗号デジタル署名アルゴリズム(ECDSA)キーは、データの署名および署名済データの整合性の検証に使用できる非対称キーです。
OCIのキー管理サービスのキーの詳細は、キーおよびシークレット管理の概念のトピックのキーを参照してください。
マスター暗号化キーを作成するには、oci kms management key createコマンドと必要なパラメータを使用します:
oci kms management key create --compartment-id <target_compartment_ocid> --display-name <key_name> --key-shape <key_encryption_information> --endpoint <kmsmanagement_control_plane_URL>
CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。
管理エンドポイントとともにCreateKey APIを使用して、新しいマスター暗号化キーを作成します。
ノート
管理エンドポイントは、作成、更新、リスト、取得および削除などの管理操作に使用されます。管理エンドポイントは、コントロール・プレーンURLまたはKMSMANAGEMENTエンドポイントとも呼ばれます。
暗号化エンドポイントは、暗号化、復号化、データ暗号化鍵の生成、署名、検証などの暗号化操作に使用されます。暗号化エンドポイントは、データ・プレーンURLまたはKMSCRYPTOエンドポイントとも呼ばれます。
管理エンドポイントおよび暗号化エンドポイントは、ボールトの詳細メタデータにあります。手順については、Getting a Vault's Detailsを参照してください。
キー管理、シークレット管理およびシークレット取得APIのリージョナル・エンドポイントについては、APIリファレンスおよびエンドポイントを参照してください。
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。