問合せでのgroupBy(x)の使用

モニタリングでメトリック・データを問い合せる場合は、オプションのgroupBy(x)要素を使用します。

グループ別に問合せ結果を集計し、グループごとに値をプロットします。このオプションは、選択した統計に指定された各グループ内のすべてのメトリック・ストリームの合計値を返します。各グループの合計値は、メトリック・チャート上に1本の線としてプロットされます。このオプションは、トレンドを個別のリソースではなくグループ別に識別する場合に便利です。

問合せのトラブルシューティングについては、問合せのトラブルシューティングを参照してください。

例1: フォルト・ドメインによるグループ化
CpuUtilization[1m].groupBy(faultDomain).mean()
例2: リソース・グループによるグループ化
CpuUtilization[1m].groupBy(resourceGroup).mean()
  • この項では、「メトリック・エクスプローラ」ページでgroupBy(x)を使用する方法を説明します。groupBy(x)は、拡張モード(MQL)でのみ使用できます。アラーム問合せの編集については、基本アラームの作成を参照してください。

    1. 「メトリック・エクスプローラ」ページで「基本問合せの作成」
    2. 問合せが開いていない場合は、「問合せの編集」を選択して開きます。
    3. 「拡張モード」を選択します。
    4. 「問合せコード・エディタ」ボックスでテキストを編集します。

      次のMQL式の例では、フォルト・ドメイン別にグループ化しています:

      CpuUtilization[1m].groupBy(faultDomain).mean()

      問合せおよびメトリック・チャートの例のグラフに、3つのメトリック・ストリームが表示されるようになりました。各メトリック・ストリームはフォルト・ドメインに対応し、そのフォルト・ドメイン内のすべてのコンピュート・インスタンスを集計します。

      フォルト・ドメイン別に集計されたメトリック・ストリーム。

    5. 「チャートの更新」を選択します。
  • メトリック・データを問い合せるには、oci monitoring Metric-data summary-metrics-dataコマンドおよび必須パラメータを使用します。--query-textパラメータを使用して、groupBy(x)要素(MQL式の一部)を用います。

    oci monitoring metric-data summarize-metrics-data --query-text <mql_expression> [...]

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、モニタリングのコマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • SummarizeMetricsData操作を実行して、メトリック・データを問い合せます。query属性を使用して、groupBy(x)要素(MQL式の一部)を用います。