メトリック・データの問合せ
モニタリングでメトリック・データを取得する問合せを定義します。オンデマンドで自然に生成するメトリック問合せにより、クラウド・リソースを積極的にモニターします。コンソールで、複数の問合せからのデータが表示されるようにチャートを更新します。定義した問合せからアラームを作成して、リソースを受動的にモニターします。
次のページでは、メトリック・データの問合せで実行できるタスクについて説明します。
- 問合せの作成
- カスタム・メトリックの問合せの作成
- 問合せのMQL式の編集
- 問合せのメトリック・ネームスペースの選択
- 問合せのメトリック名の選択
- 問合せでのリソース・グループの選択
- 問合せの間隔の選択
- 問合せの統計の選択
- 問合せのデフォルト以外の時間範囲の選択
- 問合せのディメンションの選択
- 問合せのリソースの選択
- 問合せでのfilter(x)の使用
- 問合せでのgroupBy(x)の使用
- 問合せでのメトリック・ストリームの集計
- 問合せでの述語の指定
- 問合せのデフォルト以外のレゾリューションの選択
- MQL式での問合せのネスト
- カスタム・メトリック・チャートからのアラームの作成
問合せのトラブルシューティングについては、問合せのトラブルシューティングを参照してください。
開始前
IAMポリシー: メトリックを問い合せるには、管理者が記述したポリシーで必要なアクセス・タイプが付与されている必要があります。この要件は、コンソールまたはREST APIを、SDK、CLIまたはその他のツールのどれと使用する場合でも適用されます。権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、管理者に連絡してください。現在のコンパートメントに必要なアクセス・タイプがない可能性があります。
管理者: ポリシーの例は、メトリックの問合せを参照してください。
問合せおよびメトリック・チャートの例
この例の問合せでは、次のMQL式を使用します:
CpuUtilization[1m].mean()
この問合せは、 CpuUtilization
という名前のメトリックについて発行されたメトリック・データの集計mean()
(統計)値を1分ごとに(1m
間隔から)返します。
CpuUtilization
メトリックの詳細は、コンピュート・インスタンス・メトリックを参照してください。
次に、グラフと表データ・ビューの両方のメトリック・チャートの例を示します。
メトリック・チャートのグラフ・ビューの例
次の図は、メトリック・チャートのグラフ・ビューにあるいくつかのメトリック・ストリームを示しています。各メトリック・ストリームは、コンピュート・インスタンスに対応しています。
1:30の85%の値は、コンピュート・インスタンスがCPUの85% (指定した間隔での平均)を使用したことを示します。グラフの下部に向かうメトリック・ストリームについて、不在値が示され、コンピュート・インスタンスが1:30までメトリック・データを発行しなかったことを示します。
非常に小さい値または大きい値は、メガ(10の6乗)のMなど、国際単位系(SI単位)で示されます。単位は選択したメトリックに対応しており、統計によって変更されることはありません。
メトリック・チャートのデータ表の例
次の簡略化した例では、1:30タイムスタンプおよびその直前と直後のmyinstance
メトリック・ストリームの値をリストしています。
タイムスタンプ | パーセント |
---|---|
2022年10月1日、01:29:00 UTC | 81.158842305151567 |
2022年10月1日、01:30:00 UTC | 85.689932345683178 |
2022年10月1日、01:31:00 UTC | 79.925088231917334 |
カスタム・メトリック・チャートをデータ表またはグラフ・ビューに切り替える手順は、カスタム・メトリック・チャートの表ビューおよびグラフ・ビューの切替えを参照してください。
コンソールのメトリック・チャート(グラフおよび表)の詳細は、デフォルト・メトリック・チャートの表示およびカスタム・メトリック・チャートの表示を参照してください。問合せの詳細は、メトリック・データの問合せを参照してください。