Oracle Analytics PublisherからFusion Data Intelligenceへのデータ・ロード(プレビュー)

サービス管理者は、Fusion Data Intelligence抽出サービスを使用して、Analytics Publisherレポートからデータを取得し、それを使用して様々なユース・ケースのデータ拡張を作成できます。

現在、BI Publisherレポート・コネクタでは次のもののみがサポートされています。
  • データ拡張のためのOracle Fusion Cloud ApplicationsのAnalytics Publisher。
  • Analytics Publisherレポートの実行タイムアウト制限(通常は300秒)内に完了したレポートのみ。
  • コネクタでは、カンマ区切りデリミタを使用したCSVファイル形式のみがサポートされます。その他のデリミタは現在サポートされていません。

BI Publisherレポート・コネクタ・ワークフローは、Oracle Fusion Cloud Applicationsのセキュリティ・ルールに従う必要があります。BI Publisher Reportsコネクタ・パイプラインを実行する前に、パスワードのローテーションと更新が時間どおりに行われていることを確認する必要があります。そうしないと、これらのパイプライン・ジョブがハングし、最終的にそれらのジョブが削除され、パスワードを更新してジョブを再送信するまでデータ・ソースが無効になります。

この接続を作成する前に、機能の有効化ページでBI Publisherレポートが有効になっていることを確認します。プレビュー機能を使用可能にする方法を参照してください。

  1. BI Publisherで、ターゲット表のカンマ区切り値(CSV)レポートを作成します。レポートの作成およびCSV出力の生成を参照してください。
  2. Fusion Data Intelligenceで、次の手順を使用してBI Publisherレポートへのデータ接続を作成します。
    1. Fusion Data Intelligenceコンソールで、「アプリケーション管理」の下の「データ構成」をクリックします。
    2. 「データ構成」ページで、「接続の管理」をクリックします。
    3. 「接続の管理」ページで、「作成」をクリックし、「接続」をクリックします。
    4. 「接続の作成」で、「使用タイプ」「データ抽出」を選択し、接続タイプとして「BI Publisherレポート」を選択します。

      BI Publisher接続オプション

    5. BI Publisher接続のダイアログで、「ソース接続」に次の詳細を指定し、「保存して次へ」をクリックします:
      • 通知を受信する電子メール・アドレスを「通知電子メール」に入力します。
      • 「ホスト名」のBI Publisherのホスト名。
      • 「ユーザー名」および「パスワード」でBI Publisherにアクセスするための資格証明

      「BI Publisherのソース接続」ダイアログ

    6. BI Publisher接続のダイアログで、「構成の抽出」に次の詳細を指定し、「保存」をクリックします:
      • 「レポート構成」で、Oracle Analytics Publisherでレポートのパスを指定し、レポートの実行に時間がかかる場合は「非同期に実行」を選択し、レポートに大量のデータ(サイズが7MBを超える)がある場合は「チャンクで同期に実行」を選択します。これは、レポートがデータのチャンクでダウンロードできるためです。
        ノート

        • タイムアウト制限の前にレポートの実行が完了し、大量のデータを生成する場合は、runInChunkMode: trueを設定します。レポート出力ファイルが7MBを超える場合は、runInChunkModeをtrueに設定することをお薦めします。
        • レポートにパラメータが定義されている場合は、レポート構成配列のparamsセクションに値を指定します。params配列の値がプレースホルダ__lastUpdateDate__で設定されている場合、コネクタは初期抽出日または最終正常抽出日をパラメータに適用します。
      • CSV日付書式およびCSVタイムスタンプ書式については、CSVファイルベースのエクストラクタの日付およびタイムスタンプ書式についてを参照してください。
        ノート

        Oracle Analytics PublisherおよびFusion Data Intelligenceで使用される日付書式が一致していることを確認してください。

      「BI Publisherの構成の抽出」ダイアログ

    7. 接続の保存時にメタデータがリフレッシュされるように、「メタデータのリフレッシュ」トグルが有効になっていることを確認します。
      必要に応じて、後で「接続の管理」ページの「アクション」メニューからメタデータをリフレッシュできます。
      ノート

      メタデータ抽出を実行しないかぎり、BI Publisherレポートの拡張は作成できません。
    8. 「保存」の順にクリックします。
  3. 「接続の管理」ページで、BI Publisherレポート接続の「アクション」を選択し、「接続のテスト」を選択します。
  4. 接続を削除するには、接続の管理ページで、該当する接続の「アクション」をクリックし、「削除」を選択します。
    ノート

    データ接続を削除する前に、データ接続に関連する機能領域、データ拡張およびカスタム・データ構成を削除してください。削除されたデータ接続からウェアハウスへのデータの更新またはロードはできません。
  5. 接続が正常に確立されたら、「データ構成」ページに移動し、「データ・ソース」で接続を選択し、「データ拡張」タイルをクリックして、BI Publisherレポート・データを使用してデータ拡張を作成します。適用可能なBI Publisherソース表を選択します。データの拡張を参照してください。