Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

JFRイベントとしてのAPMスパンの記録

APMエージェントおよびAPMトレーサでは、JFRイベントとしてのAPMスパンの記録をサポートしています。

現在、JDK 11以上がサポートされています。

この項はAPMエージェントに適用され、内容は次のとおりです:

APMトレーサ使用時におけるJFRイベントとしてのAPMスパンの記録の詳細は、APM Javaトレーサの構成のJFRイベントとしてのAPMスパンの記録を参照してください。

ノート

Java Flight Recorder (JFR)は、Javaアプリケーションの実行に関する診断データおよびプロファイリング・データを収集するためのツールです。Java Flight Recorder (JFR)およびJava Mission Control (JMC)の詳細は、JDK Mission Controlを参照してください。

JFR記録でのAPMイベントの取得

APMエージェントの使用時にJFR記録でAPMイベントを取得するには、次のステップを実行します:

  1. APMエージェントが正しく動作していることを確認します。

    トレース・エクスプローラを開き、すべてのトレースが表示されることを確認します。トレース・エクスプローラのオープンおよび使用の詳細は、トレース・エクスプローラでのトレースのモニターを参照してください。

  2. APMエージェント・プロパティ・ファイルを確認します。

    AgentConfig.propertiesファイルは、oracle-apm-agent/config/<version>ディレクトリにあるAPMエージェント・プロパティ・ファイルです。

    com.oracle.apm.agent.tracer.enable.jfrプロパティは、使用可能になったJFR記録のAPMイベントの追加を有効または無効にします。

    com.oracle.apm.agent.tracer.enable.jfrプロパティのデフォルト値はTRUEで、JFR記録でAPMイベントがすでに有効になっていることを示します。

    JFR記録でAPMイベントを無効にするには、com.oracle.apm.agent.tracer.enable.jfrプロパティをFALSEに設定します。

  3. 記録を開始します。

    すべてが正しく機能していることをテストするには、希望の方法を使用して記録を開始する必要があります(JDK Mission Control UIまたはJCMDコマンドライン・ユーティリティを使用できます)。

    APMトレース・イベントが正しくJFR記録に追加されていることを確認するには、JDK Mission Controlに接続し、「イベント・ブラウザ」でAPMトレースが表示されていることを確認します: 「APM OpenTracing」をクリックし、APMトレース・イベントが表示されることを確認します。