プロビジョニングまたはクローニング時のライセンスおよびOracle Database Editionの選択(ECPUコンピュート・モデル)

Autonomous Databaseインスタンスのプロビジョニングまたはクローニング中にライセンス・タイプおよびOracle Database Editionを選択する方法について説明します。

プロビジョニングまたはクローニング中に、「ライセンスおよびOracle Databaseエディションの選択」領域で、「ライセンス持込み(BYOL)」に切替え(Switch to Bring your own license)」をクリックして「ライセンスの編集」ページを表示します。

  1. 「ライセンスの編集」ページで、選択肢からライセンス・オプションを選択します:
    • ライセンス込み:

      新しいデータベース・ソフトウェア・ライセンスとデータベース・クラウド・サービスをサブスクライブします

      ワークロード・タイプがJSONまたはAPEXの場合、使用できる選択肢はライセンスのみです。

    • ライセンス持ち込み(BYOL):

      組織ですでにOracleデータベース・ソフトウェア・ライセンスを所有しているときに、既存のデータベース・ソフトウェア・ライセンスをデータベース・クラウド・サービスに移行するには、このオプションを選択します。

      「ライセンス持込み(BYOL)」を選択すると、Oracle Database Editionも指定します。指定するOracle Database Editionは、Autonomous Databaseに持ち込むライセンスに基づいており、ECPU数に対して選択できる値が決定されます。

      「Oracle Database Enterprise Edition (EE)」または「Oracle Database Standard Edition (SE)」のいずれかを選択します。

      Oracle Database Edition 説明
      Oracle Database Enterprise Edition (EE) 「BYOL ECPU制限の有効化」を選択し、BYOLの対象となるECPUの数を設定するかどうかに応じて、次の2つのオプションがあります(これを「BYOL ECPU制限」オプションと呼び、このオプションを選択または選択解除します)。
      • BYOL ECPU制限が選択されました:

        このオプションを選択すると、BYOLライセンスのBYOL ECPU制限が設定され、BYOL ECPU制限を超える使用量は、ライセンス込み使用として請求されます。指定する値は、既存のEnterprise Editionライセンスから使用するライセンスの数を示します。つまり、BYOL ECPU制限は、Autonomous Databaseインスタンスに移動する既存のライセンスの数を示します。指定するBYOL ECPU制限は、Enterprise EditionライセンスでカバーされるECPUの数を示します。BYOL ECPU制限を超えるECPU使用量は、BYOLの対象ではなく、ライセンス込みの使用量として請求されます。

      • BYOL ECPU制限の選択が解除されました:

        このライセンス・タイプの場合、ECPU数の最大許容値は512ですが、Oracleアカウント・チームに連絡して、さらにECPUをリクエストできます。コンピュート自動スケーリングを有効にすると、ECPU数 x 3 ECPUまで使用できます。たとえば、ECPU数を512に設定した場合、最大1,536 ECPUを使用できます。

      Oracle Database Standard Edition (SE)

      このライセンス・タイプの場合、ECPU数の最大許容値は32です。コンピュート自動スケーリングを有効にすると、ECPU数 x 3 ECPUまで使用できます。このライセンスにより、使用可能なECPUの数が最大32 ECPUに制限され、コンピュート自動スケーリングの有無は関係ありません。

  2. 「保存」をクリックします。
  3. 残りのプロビジョニングまたはクローニング・ステップに進みます。

BYOLライセンス・タイプのノート:

  • エラスティック・プール内のインスタンスでのBYOLの使用の詳細は、エラスティック・プールのノートを参照してください。

  • Autonomous Data Guardプライマリ・データベースに設定したBYOL ECPU制限は、クロスリージョンまたはクロステナンシのAutonomous Data Guardスタンバイ・データベースには適用されません。クロスリージョンまたはクロステナンシ・スタンバイでは、必要に応じてBYOL ECPU制限を個別に設定できます。BYOLライセンス制限値を超えるECPU使用量は、スタンバイに含まれるライセンスとして請求されます。

  • Oracle Cloud Infrastructureのライセンス持込み(BYOL)およびその他のライセンス・オプションの詳細は、次を参照してください: