Autonomous Database操作モードを読取り/書込み専用または制限付きに変更

Autonomous Database操作モードとして読取り/書込み、読取り専用または制限付きを選択できます。デフォルト・モードは読取り/書込みです。

セッションのAutonomous Database操作モードの変更

セッションのAutonomous Database操作モードを読取り専用に設定できます。セッション・モードを読取り専用に設定すると、そのセッションのユーザーは問合せのみを実行できます。

セッションの読取り専用モードを有効にするには:

  1. Autonomous Databaseに接続します。

    ADMINユーザーとして、またはセッションを読取り専用モードに設定するユーザーとして接続できます。

  2. 次のSQL文を実行します。
ALTER SESSION SET READ_ONLY = TRUE;

セッションの読取り専用モードを無効にするには:

ALTER SESSION SET READ_ONLY = FALSE;
ノート

READ_ONLYセッション・パラメータは、データベースが読取り/書込みモードの場合に適用されます。データベースが読取り専用モードの場合、セッション・パラメータ値をTRUEまたはFALSEに設定しても、セッションの操作モードは変更されません。

Autonomous Database操作モードを読取り/書込み専用または制限付きに変更

Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、Autonomous Database操作モードとして読取り/書込み、読取り専用または制限付きを選択できます。デフォルト・モードは読取り/書込みです。

読取り専用モードを選択した場合、ユーザーは問合せのみを実行できます。また、読取り専用または読取り/書込みモードでは、RESTRICTED SESSION権限を持つユーザーにのみデータベースへの接続を許可するようにアクセスを制限できます。ADMINユーザーはこの権限を持ちます。索引付け、データ・ロード、その他の計画アクティビティなどの管理タスクは、制限アクセス・モードを使用して実行できます。

必要に応じて、次の前提条件ステップを実行します:

  • Oracle Cloudの横にあるナビゲーション・アイコンをクリックして、Oracle Cloud Infrastructureコンソールを開きます。

  • Oracle Cloud Infrastructureの左側のナビゲーション・メニューで「Oracle Database」をクリックし、ワークロードに応じて「Autonomous Data Warehouse」「Autonomous JSON Database」または「Autonomous Transaction Processing」のいずれかをクリックします。
  • 「Autonomous Databases」ページで、「表示名」列の下のリンクから「Autonomous Database」を選択します。

Autonomous Database操作モードを変更するには、次の手順を実行します:

  1. 「Details」ページで、「General Information」の下にある「Mode」フィールドで、「Edit」をクリックします。

    これにより、データベース・モードの変更ダイアログが表示されます。

    adb_mode_edit.pngの説明が続きます
  2. モードとして「読取り/書込み」または「読取り専用」を選択します。
  3. アクセスをADMINまたは特権ユーザーのみに制限する場合は、「管理者アクセスのみを許可」を選択します。
  4. 「確認」をクリックします

    スケーリングなどの同時操作がアクティブな場合、この確認によって、同時操作を一時停止するか取り消すことも確認されます。詳細は、Autonomous Databaseでの同時操作を参照してください。

    モードが変更されると、「Lifecycle State」フィールドに「Updating」と表示されます。モードの変更が完了すると、「Lifecycle State」フィールドに「Available」と表示されます。

データベース・モードの変更に関するノート:

  • データベース・モードを変更するには、「Lifecycle State」フィールドに「Available」が表示されているデータベースが使用可能である必要があります。

  • データベース・モードを制限モードに変更した場合、または制限モードから無制限モードに変更した場合、データベースは次のように既存のデータベース接続を終了します:

    • モードが制限されているときに、つまり「モード」フィールドに「(管理専用アクセス)」と表示されているときに、「管理者アクセスのみを許可」の選択を解除して「確認」をクリックした場合、ユーザーおよびアプリケーションは、モード変更の完了後にデータベース接続を再確立する必要があります。

    • モードが無制限であるときに、つまり「モード」フィールドに「(管理専用アクセス)」が表示されていないときに、「管理者アクセスのみを許可」を選択して「確認」をクリックした場合、ユーザーおよびアプリケーションはモード変更の完了後にデータベース接続を再確立する必要があります。

読取り専用モードでのAutonomous Database操作

データベースが読取り専用モードの場合、次の各項目は無効です:

  • Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、「管理者パスワード」アクションは許可されません。また、「データベース・アクション」の「管理」で、「データベース・ユーザー」カードは無効になります。

  • Oracle APEX URLは使用できません:

    • 「データベース・アクション」の「開発」で、「APEX」リンクは無効です。
    • Oracle Cloud Infrastructureコンソールの「コンソール・ツール」タブで、「APEXを開く」リンクは無効になります。
  • Oracle Machine Learningユーザー管理は無効です:

    • 「データベース・アクション」の「開発」で、「Oracle Machine Learning」リンクは無効です。
    • Oracle Cloud Infrastructureコンソールの「コンソール・ツール」タブで、「Oracle MLユーザー管理を開く」リンクは無効になります。
  • リソース管理ルールの設定は無効です。「データベース・アクション」の「管理」で、「Resource Managementルールの設定」リンクが無効になります。

  • データベースが読取り専用モードの場合、データベースのアップグレードは無効です。