Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

ログ設定

「設定」アイコンを使用すると、Excelアドインを使用してログ・レベルを設定できます。

ログをエクスポートまたは保存できます。ログは、エラーの診断のためにサポート・チームに送信できます。ログは、エラーのトラブルシューティングに役立ちます。このフィールドでは、ログ・ファイルに格納されているロギング情報の時間制限を設定できます。この設定では、このフィールドでのエントリより古いログ情報が自動的にクリアされます。デフォルトは72時間です。レコードが72時間より古い場合は、自動的に削除されます。log-settings.pngの説明が続きます
図log-settings.pngの説明

ログ・レベルの使用

各ログ・メッセージは重大度レベルに関連付けられます。レベルによって、ログ・メッセージの重要度と緊急度がほぼわかります。ログ・レベルは、影響が最も小さい(左端)ものから影響が最も大きい(右端)ものまでの範囲で、次の値で指定されます。

STOP, ERROR, WARNING, INFO, VERBOSE
次の表に、ログ・メッセージの重大度レベルを示します。
ログ・レベル 説明

停止

情報を記録しません。

エラー

コンポーネントが使用できないなど、修正処理を必要とする可能性のあるイベントを記録します。

警告

将来のある時点でエラーを引き起こす、または修正処理を必要とする可能性のある問題を記録します。これはデフォルトのログ・レベルです。

INFO

コンポーネントの初期化中など、コンポーネントの完了したアクションまたは現在の状態を記録します。

VERBOSE

詳細な処理情報が、重大度レベルのエラー、警告および情報タイプとともに表示されます。

各ロギング・レベルは累積的で、上位のレベルで生成されたすべてのデータが各レベルに含まれます。たとえば、警告ログには、エラー・ログで生成されたすべてのデータに加えて、エラー・カテゴリ固有のイベントが含まれます。

ログ・メッセージのフォーマット

「ログ設定」は、モジュール、タイムスタンプ、重大度、サーバー名、接続、スレッドIDまたはユーザーIDまたはトランザクションID、メッセージID、およびメッセージで構成される指定されたログ・ファイルに、スタック・トレース(ある場合)とともにメッセージを書き込みます。各属性は山カッコで囲まれます。

次に示すのは、サーバー・ログ・ファイルのメッセージ例です(読みやすくするために分割してありますが、実際にはメッセージは1行にある可能性があります)。
{"module":"ServerHelper","logMessage":"connection not is
      avialble","timestamp":1688901058020,"level":3,"payload":{"conAlias":"Excel
      Connection","status":400},"id":161,"timeString":"9 Jul 2023
      16:40:58"},{"module":"ServerHelper","logMessage":"connection not is
      avialble","timestamp":1688901059724,"level":3}

ログを保持する時間

このフィールドには自動クリーニング操作があります。ログ設定では、古いログが自動的にクリアされます。ログがデフォルト値である72時間より古い場合は、自動的に削除されます。

クリーン・ログ

このボタンは、すべてのログを削除します。

エクスポート・ログ

「ログのエクスポート」ボタンは、ログをファイルにエクスポートまたは保存します。Windowsで「ログのエクスポート」アイコンを選択すると、エクスポートされたログを「ダウンロード」フォルダにダウンロードするアドインが有効になります。

Macで「ログのエクスポート」アイコンを選択すると、アドインがログ情報をクリップボードにコピーできるようになります。ファイルに貼り付けてログを保存できます。エクスポートするログはJSON形式になります。JSONファイルには、パスワード、生年月日、保護するその他のデータなどの機密情報が含まれている場合があります。