Oracle Autonomous Database for Excel

Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft ExcelスプレッドシートをAutonomous Databaseと統合して、データベースの分析ビューからデータを取得して分析します。SQL問合せを直接実行して、その結果をワークシートに表示することもできます。

ノート

  • 「Microsoft Excel/Google Sheetsのダウンロード」アドインは、ADPUSERロールを持っている場合にのみ、データベース・アクション・インスタンスの「ダウンロード」メニューの下で使用できます。
  • ロールを付与するにはADMIN権限が必要です。
  • ADPUSERロールを付与するには、データベース・アクション・インスタンスにログインし、起動パッドにある「開発」ツールの下の「SQL」タブに表示される「SQL」ワークシート領域に次のコマンドを入力する必要があります。
    Grant ADPUSER to USER;

Oracle Autonomous Database for Excelの使用

アドインをインストールすると、新しいリボン・タブ「Oracle Autonomous Database」がMS Excelに表示されます。

複数のAutonomous Databasesに接続し、分析ビュー、表およびビューを操作し、ワークシートにデータを表示できます。

このリボンには、Autonomous Databaseに接続できるボタンがあります。

「接続」をクリックしてAutonomous Databaseに接続します。詳細は、「接続管理」を参照してください。

「設定」をクリックして、Excelアドインのロギング・レベル設定を表示します。ログ情報をクリップボードにコピーすることで、ログをクリアしたり、ログファイルをエクスポートしたりすることもできます。

「情報」をクリックして、アドインおよびサポートされているExcelバージョンを表示します。「情報」ウィンドウには、スプレッドシートがデータベースに接続されているかどうかも表示されます。また、データベースおよびOracle Rest Data Servicesのバージョン情報も表示されます。

「直接SQL」をクリックして、カスタムSQL問合せを実行します。次を参照してください

「データ分析」をクリックして、既存の分析ビューを問い合せ、問合せを実行します。

「自然言語」をクリックして、表に対して自然言語問合せを実行します。

Excelシートの表ハイパーリンクを使用したデータの読取りおよびアクセス

Oracle Autonomous Databaseの表ハイパーリンクは、表、ビューまたはSQL問合せの結果に格納されているデータへの読取り専用アクセスを可能にする、セキュアな事前認証済URLを提供します。

これにより、ハイパーリンク自体を超える追加の認証を必要とせずに、データベース・データを簡単に共有および取得できます。Oracle Autonomous Database Add-in for Excelを介して表ハイパーリンクを使用して、Microsoft Excelシートのデータの読取りおよびアクセスができます。これにより、Excel内のAutonomous Databaseから表形式データを直接取得および表示できます。

表ハイパーリンクをアドインとともに使用できます。

表ハイパーリンクの詳細は、Autonomous Databaseでの読取り専用データ・アクセスでの表ハイパーリンクの使用の章を参照してください。
ノート

この機能により、追加のデータベース接続やOracle Autonomous Databaseアカウントを必要とせずに、セキュアな表ハイパーリンクURLを介してデータへの読取り専用アクセスが可能になります。

「表のハイパーリンク」を使用して、データの読取りとアクセスを行い、データを表形式で表示します。

表のハイパーリンクを使用してアドインからデータを返すには:
  1. Excelのシートで、メニュー「Autonomous Database」を選択します。
  2. 「表のハイパーリンク」を選択します。



  3. 「表のハイパーリンク」を選択すると、「表のハイパーリンク」パネルが開きます。



  4. 「入力ハイパーリンク」フィールドに、プロデューサが共有する入力表ハイパーリンクを入力します。プロデューサがデータベース内にPAR URLを生成し、提供します。たとえば、https://dataaccess.adb.eu-frankfurt-1.oraclecloudapps.com/adb/p/F5Sn....

    DBMS_DATA_ACCESS PL/SQLパッケージを使用してOracle Autonomous Database Serverlessで表ハイパーリンクを作成し、コンシューマと共有できます。

    このトピックの詳細は、DBMS_DATA_ACCESSパッケージを参照してください。

    ワークシートの選択: 結果を表示するシートの名前を入力します。たとえば、Sheet1です。

    「ワークシートの選択」ドロップダウンの横にある「+」記号をクリックして、結果を新しいワークシートに表示できます。

  5. 「再生」ボタンをクリックして、自律型データ表をワークシートにロードします。

    結果データがワークシートで取得されます。最初のロードでは最初の10000レコードのみを表示できます。



    再生アイコンを選択すると、ワークシートで取得した結果とともに、次の生成されたフィールドも表示されます。
    • データをさらにロード:

      「さらにデータをロード」を選択して、表から次の10000行を取得します。

    • 色設定:

      このアイコンを選択すると、事前定義された色のプールから列の色が有効になります。フィーチャが色を使い果たすと、プールは新しい値キーと同じ色で補充されます。

      色を追加するアイコンをクリックします。この例では、JOB_TITLEおよびBUSINESS_UNITを選択します。



    • 「色の有効化」を選択して、データで選択した列に色を付けます。



      「色のリセット」を選択して、現在の選択をリセットしたり、選択したすべての列から色を削除したり、色を有効にする別の列を選択できます。

    • データの自動リフレッシュ:

      ソース・データベースの最新データで定期的にデータを自動的に更新するには、このオプションを有効にします。この自動リフレッシュでは、ワークシートの表形式データが、特定のリフレッシュ頻度内の現在のデータと同期されます。

      周期スライダから、選択範囲が5分から1日の範囲で異なる周期を選択できます。

    • リロード: 「リロード」を選択して、事前ロードされた表のハイパーリンク・データをリロードします。
      ノート

      このボタンは、最大50,000レコードをロードします。
    • リセット: 「リセット」を選択してシートからすべてのデータをクリアし、現在のすべてのオプションの選択をリセットして、「入力ハイパーリンク」を再度入力します。