リフレッシュ可能クローンに関するノート

Autonomous Databaseリフレッシュ可能クローンの制限事項とノートを示します。

  • Always Free Autonomous Databaseでは、リフレッシュ可能クローンはサポートされていません。

  • Autonomous Databaseでは、リフレッシュ可能クローンでの顧客管理暗号化キーの使用はサポートされていません。顧客管理暗号化キーを使用するソース・データベースからリフレッシュ可能クローンを作成することはできません。また、1つ以上のリフレッシュ可能なクローンがあるソース・データベースの顧客管理暗号化キーに切り替えることはできません。

  • 一連のリフレッシュ可能クローンをカスケードして作成することはできません。したがって、リフレッシュ可能クローンは、別のリフレッシュ可能クローンから作成できません。

  • リフレッシュ可能クローンはバックアップまたはリストアできません。

  • リフレッシュ可能クローンのADMINパスワードは、ソース・データベースから継承されます。リフレッシュ可能クローンのADMINパスワードを変更する場合は、ソース・データベースのADMINパスワードを変更し、クローンをリフレッシュしてクローンでADMINパスワードを有効にする必要があります。

  • Oracle APEX URLはリフレッシュ可能クローン読取り専用データベースでは機能せず、APEX URLはOracle Cloud Infrastructureコンソールおよびデータベース・アクションのAPEXおよびAPEXワークスペース・カードで無効になります。APEX URLは、リフレッシュ可能クローンがソースから切断されると、読取り/書込みデータベースに対して有効になります。

  • Oracle Machine Learningは、リフレッシュ可能クローン読取り専用データベースでは無効です。OMLユーザー管理URLは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールおよびデータベース・アクション起動パッドでは無効です。

  • Oracle Data Safeは、リフレッシュ可能クローン・インスタンスではサポートされていません。リフレッシュ可能クローンのソース・データベース内のデータ・セーフ・データ(ユーザー登録、データ・マスキングなど)は使用可能で、リフレッシュ可能クローンがソースから切断されると、データ・セーフを有効にできます。

  • リフレッシュ可能クローンのソースAutonomous Databaseインスタンスのストレージをスケール・アップまたはスケール・ダウンすると、変更はすぐにデータベース・コンソールおよびリフレッシュ可能クローンの請求に反映されます。スケール・アップまたはスケール・ダウン操作後にリフレッシュ可能クローンがリフレッシュ・ポイントにリフレッシュされると、リフレッシュ可能クローン・ストレージに対応する変更が加えられます(ソース・データベースに合せてリフレッシュ可能クローン・ストレージがスケール・アップまたはスケール・ダウンされます)。

  • 名前の変更操作は、リフレッシュ可能クローン・インスタンスまたはリフレッシュ可能クローンのソースであるデータベースでは使用できません。

  • ソースAutonomous Databaseインスタンスのパッチ・レベルが「通常」の場合、「早期」パッチ・レベルをサポートするリージョンで、クローンのパッチ・レベルを「早期」に設定できます。詳細は、パッチ・レベルの設定を参照してください。

  • ソースAutonomous Databaseインスタンスのパッチ・レベルが「早期」の場合、クローンに対して「早期」パッチ・レベルのみを選択できます(リフレッシュ可能クローンでは、同じ「早期」パッチ・レベルを使用する必要があります)。詳細は、パッチ・レベルの設定を参照してください。

  • 自動ワークロード・リポジトリ(AWR)のデータおよびレポートは、リフレッシュ可能クローンには使用できません。さらに、次のグラフなどのAWRデータに依存するグラフは使用できません:

    • 「データベース・アクション」の「データベース・ダッシュボード」カードに表示される「実行中SQL文」グラフ。

    • 「データベース・アクション」の「データベース・ダッシュボード」カードに表示される「概要」タブのSQL文のレスポンス時間グラフ。

    • 「データベース・アクション」の「データベース・ダッシュボード」カードに表示される「モニター」タブの期間グラフ。

    • 1時間より前のパフォーマンス・ハブ・グラフ・データは使用できません。

  • Oracle Autonomous JSON Database (ワークロード・タイプJSON Database)の場合は、ソース・データベースに再接続するときに次のことに注意してください:
    • リフレッシュ可能クローンを切断した後、クローンとソースの両方をOracle Autonomous Transaction Processing (ワークロード・タイプトランザクション処理)に昇格する場合、データベースをソースに再接続できます。

    • リフレッシュ可能クローンを切断した後、ソース・データベースをOracle Autonomous Transaction Processing (ワークロード・タイプトランザクション処理)に昇格し、切断されたクローンを昇格しない場合は、再接続操作を実行する前に、切断されたクローンもOracle Autonomous Transaction Processing (ワークロード・タイプトランザクション処理)に昇格する必要があります。

    • リフレッシュ可能クローンを切断した後、切断されたデータベースをOracle Autonomous Transaction Processing (ワークロード・タイプトランザクション処理)に昇格した場合、引き続きソースに再接続できますが、再接続されたデータベースは昇格された状態のままです。

    詳細は、Autonomous Transaction Processingへの昇格を参照してください。