Autonomous Transaction ProcessingおよびAutonomous JSON Databaseのデータベース・サービス名

トランザクション処理、JSONまたはAPEXワークロード・タイプでAutonomous Databaseインスタンスに接続するために使用可能なサービス名について説明します。

トランザクション処理、JSONまたはAPEXワークロード・タイプのいずれかを含むAutonomous Databaseインスタンスへの接続に使用可能なサービス名は、次の形式です:

  • databasename_tpurgent

  • databasename_tp

  • databasename_high

  • databasename_medium

  • databasename_low

これらのサービスは、TPURGENTTPHIGHMEDIUMおよびLOWのコンシューマ・グループにマップされます。

たとえば、トランザクション処理のワークロード・タイプを使用してAutonomous Databaseを作成し、データベース名をDB2024として指定した場合、接続サービス名は次のとおりです:

  • db2024_tpurgent

  • db2024_tp

  • db2024_high

  • db2024_medium

  • db2024_low

db2024_tpサービスを使用して接続する場合、接続ではTPコンシューマ・グループが使用されます。

これらのコンシューマ・グループの基本特性は次のとおりです:

  • TPURGENT: タイム・クリティカルなトランザクション処理操作用の優先度が最も高いアプリケーション接続サービス。この接続サービスは、手動の並列処理をサポートしています。

  • TP: トランザクション処理操作のための、通常のアプリケーション接続サービス。この接続サービスは、並列処理なしで実行されます。

  • HIGH: レポート作成およびバッチ操作のための、優先度が高いアプリケーション接続サービス。すべての操作は並列で実行され、キューイングの対象となります。

  • MEDIUM: レポート作成およびバッチ操作のための、通常のアプリケーション接続サービス。すべての操作は並列で実行され、キューイングの対象となります。

    事前定義されたサービスのいずれかを選択すると、ほとんどのアプリケーションで適切に機能する同時実行性の値が提供されます。デフォルト・サービスのいずれかを選択してもアプリケーションのパフォーマンス・ニーズを満たさない場合は、MEDIUMサービスを使用して同時実行性制限を変更できます。たとえば、単一ユーザー・ベンチマークを実行する場合、最高レベルのパラレル化(DOP)を得るために、MEDIUMサービスの同時実行性制限を1に設定できます。

    コンピュート・モデル、ECPUまたはOCPUに応じて、詳細は次を参照してください。

  • LOW: レポート作成またはバッチ処理操作のための、優先度が低いアプリケーション接続サービス。この接続サービスは、並列処理なしで実行されます。

ノート

あるサービスを使用してデータベースに接続した後は、接続のコンシューマ・グループを変更してその接続を別のサービスに手動で切り替えないでください。サービスを使用して接続する場合、Autonomous Databaseは、コンシューマ・グループを設定するだけでなく、接続を構成するためにより多くのアクションを実行します。プロシージャCS_SESSION.SWITCH_SERVICEを使用して、別のサービスに切り替えることができます。

詳細は、SWITCH_SERVICEプロシージャを参照してください。