インスタンスからのインスタンス構成の作成

Compute Cloud@Customerでは、既存のコンピュート・インスタンス(テンプレート・インスタンス)の構成情報を使用してインスタンス構成を作成できます。

テンプレート・インスタンスを使用してインスタンス構成を作成する場合は、次の点に注意してください。

  • 新しいインスタンス構成には、テンプレート・インスタンスのブート・ボリュームからの情報は含まれません。たとえば、テンプレート・インスタンス上にインストールされているアプリケーション、バイナリおよびファイルは、インスタンス構成に含まれません。

    次の手順を使用して、テンプレート・インスタンスからのカスタム設定を含むインスタンス構成を作成します。

    1. テンプレート・インスタンスからカスタム・イメージを作成します。インスタンスからのイメージの作成を参照してください。

    2. カスタム・イメージを使用して、新しいインスタンスを作成します。インスタンスの作成に関する項を参照してください。

    3. 前述のステップで作成したインスタンスをテンプレートとして使用して、インスタンス構成を作成します。

  • レプリケートされたブート・ボリュームを持つインスタンスは、インスタンス構成のテンプレート・インスタンスとして使用できません。たとえば、ディザスタ・リカバリ構成に含まれるインスタンスは、インスタンス構成のテンプレート・インスタンスとして使用できません。

  • インスタンス構成には、テンプレート・インスタンスにアタッチされているブロック・ボリュームのコンテンツが含まれません。

  • この新しいインスタンス構成から作成されたインスタンスは、テンプレート・インスタンスと同じコンパートメントに配置されます。

構成にブロック・ボリュームまたはセカンダリVNICを含めるか、新しいインスタンスが作成されるコンパートメントを指定するには、「構成値の入力によるインスタンス構成の作成」の説明に従ってインスタンス構成を作成します。

    1. 「Compute Cloud@Customerコンソール」ナビゲーション・メニューで、「コンピュート」「インスタンス」の順に選択します。
    2. ページの上部で、新しいインスタンス構成の作成に使用するインスタンスを含むコンパートメントを選択します。
    3. 新しいインスタンス構成の作成に使用するインスタンスの名前を選択します。

    4. インスタンスの詳細ページで、「コントロール」(右上隅)を選択し、「インスタンス構成の作成」を選択します。

    5. 「インスタンス構成の作成」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します:

      • 名前:インスタンス構成の名前を入力します。

      • コンパートメント:このインスタンス構成が作成されるコンパートメントを選択します。

      • タグ付け: (オプション)このリソースに1つ以上のタグを追加します。タグは後で適用することもできます。リソースのタグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。

    6. 「インスタンス構成の作成」を選択します。

  • 既存のコンピュート・インスタンスの構成情報を使用してインスタンス構成を作成するには、oci compute-management instance-configuration create-from-instanceコマンドおよび必須パラメータを使用します。

    oci compute-management instance-configuration create-from-instance --compartment-id <compartment_OCID> --instance-id <instance_OCID> --display-name <IC_name>

    指定されたコンパートメントは、このインスタンス構成が作成される場所です。

    指定された表示名は、インスタンス構成の名前です。--display-nameオプションの値を指定しない場合、インスタンス構成のデフォルト名はinstanceconfigurationYYYYMMDDhhmmssです(YYYYMMDDhhmmssは作成日時です)。

    このコマンドの出力は、instance-configuration getコマンドの出力と同じです。

    CLIのコマンド、フラグおよびオプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • インスタンスを使用してインスタンス構成を作成するには、CreateInstanceConfiguration操作を使用します。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKについては、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。