テストから本番(T2P)デプロイメントの設定

これは、可用性の高い環境の効率的な運用や、アプリケーションがテストからステージング、本番へと移行する際のシームレスな管理に必要なチェックやバランスの提供に欠かせないモデルです。

このデプロイメントでは、専用のインスタンスを作成して、開発、テストおよび本番の分離を維持ます。

  1. 次の設定を使用して、3つのOracle Content Managementインスタンスを作成します:
    • 開発 - インスタンス・タイプ: 非プライマリ、アップグレード・スケジュール: 即時アップグレード
    • テスト - インスタンス・タイプ: 非プライマリ、アップグレード・スケジュール: 即時アップグレード
    • 本番 - インスタンス・タイプ: プライマリ、アップグレード・スケジュール: 遅延アップグレード

    開発インスタンスとテスト・インスタンスを非プライマリに設定すると、これらのインスタンスのすべてのアセットに対して二重に請求されなくなります。

    開発インスタンスとテスト・インスタンスを即時アップグレード(Oracle Content Managementの新規リリースが使用可能になるとすぐ)に設定すると、これらのインスタンスでアップグレードをテストし、アップグレードがデプロイしたサイトに影響を及ぼさないことを確認できます。問題がある場合、遅延アップグレードを本番インスタンスに1リリース後に適用する前に、Oracleサポートに連絡して問題を解決できます。

  2. 開発インスタンスで、リポジトリ、チャネル、ローカライゼーション・ポリシー、サイトおよびアセットを作成します。
  3. テスト・インスタンスと本番インスタンスで、リポジトリ、チャネルおよびローカライゼーション・ポリシーを複製します。
  4. まだ作成していない場合は、VMコンピュート・インスタンスを作成します。
  5. Oracle Content Management ToolkitをVMコンピュート・インスタンスにインストールし、IDCS認証を使用するように設定します。
  6. Oracle Content Managementのソース・インスタンスとターゲット・インスタンスを登録します。
  7. ソース・インスタンスからターゲット・インスタンスにサイトおよびそのアセットを転送します。
  8. データが正しくレプリケートされていることをテストします。各オブジェクト・タイプへの変更を含め、ソース・インスタンスにいくつかの変更(5件未満)を行い、それらの変更がターゲット・インスタンスに正しく反映されていることを確認します。
  9. セカンダリ・インスタンスへのアクセスが必要になる可能性のあるユーザーを同期します。たとえば、少なくとも管理者と開発者は同期する必要があります。

Oracle Content Management Toolkitの詳細は、『Oracle Content Managementでのサイトの構築』Oracle Content Management Toolkitを使用したテストから本番への変更の伝播に関する項を参照してください。