Oracle Database接続の場合
データベース・ツールのポリシーの例
ここでは、データベース・ツールを使用できるペルソナは4つあります。各ペルソナは、次の表に示すように、付随するOracle Cloud Infrastructureサービスに異なるレベルの管理アクセス権を持つことができます:
表6-1 サンプル・ポリシー
ペルソナ | 仮想ネットワーク・ファミリ | データベースまたはAutonomous Databaseファミリ | ボールト | キー | シークレット・ファミリ | データベース・ツール・ファミリ | データベース・ツール接続 |
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データベース・ツール管理者 | 管理 | 管理 | 管理 | 管理 | 管理 | 管理 | -- |
データベース・ツール・マネージャ | 管理 | 読取り | 使用 | 使用 | 管理 | 管理 | -- |
データベース・ツール接続マネージャ | 使用 | 読取り | 使用 | 使用 | 管理 | 使用 | 管理 |
データベース・ツール接続ユーザー | -- | 読取り | -- | -- | 読取り | 読取り | 使用 |
データベース・ツール管理者
データベース・ツール管理者は、サービスのすべての側面を管理できます。次のポリシーは、特定のコンパートメント内のネットワーキング、ボールト、キー、シークレット、データベースおよびデータベース・ツールの管理に必要な権限を付与します。
<group_name>および<compartment_name>プレースホルダを独自の値に置き換えます。
表6-2 データベース・ツール管理者ポリシー
ポリシー | アクセス・レベル |
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仮想クラウド・ネットワーク(VCN)、サブネット、仮想ネットワーク・インタフェース・カード、ネットワーク・セキュリティ・グループを管理する |
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Database Cloud Service (仮想マシンおよびベア・メタルDBシステム、Exadata Cloud Service VMクラスタ).を管理する |
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共有と専用の両方のExadataインフラストラクチャでAutonomous Databaseを読み取る |
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ボルトを管理する |
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キーを管理する |
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秘密を管理する |
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データベース・ツールを管理する |
データベース・ツール・マネージャ
データベース・ツール・マネージャは、ネットワーキング(プライベート・エンドポイントを含む)、シークレットおよびデータベース・ツール接続を管理できますが、Oracle Cloud Infrastructureボールトおよび データベース・サービスへのアクセスは制限されています。
<group_name>および<compartment_name>を独自の値に置き換えます。
表6-3 データベース・ツール・マネージャ・ポリシー
ポリシー | アクセス・レベル |
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仮想クラウド・ネットワーク(VCN)、サブネット、仮想ネットワーク・インタフェース・カードおよびネットワーク・セキュリティ・グループを使用する |
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Database Cloud Service (仮想マシンおよびベア・メタルDBシステム、Exadata Cloud Service VMクラスタ).を読み取る |
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共有と専用の両方のExadataインフラストラクチャでAutonomous Databaseを読み取る |
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ボールトを使用する(シークレットの作成など) |
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キーを使用する(シークレットの作成など) |
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秘密を管理する |
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データベース・ツールを管理する |
データベース・ツール接続マネージャ
データベース・ツール接続マネージャは、データベース・サービスへの接続の作成を管理し、他のサービスに対する読取り専用アクセス権を持ちます。
<group_name>および<compartment_name>を独自の値に置き換えます。
ポリシーでwhere句を使用して接続OCIDに基づいてアクセスを制限する場合は、次を使用します:
where target.resource.id = <connection-ocid>
表6-4 データベース・ツール接続マネージャ・ポリシー
ポリシー | アクセス・レベル |
---|---|
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仮想クラウド・ネットワーク(VCN)、サブネット、仮想ネットワーク・インタフェース・カードおよびネットワーク・セキュリティ・グループを使用する |
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Database Cloud Service (仮想マシンおよびベア・メタルDBシステム、Exadata Cloud Service VMクラスタ).を読み取る |
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共有と専用の両方のExadataインフラストラクチャでAutonomous Databaseを読み取る |
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ボールトを使用する(シークレットの作成など) |
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キーを使用する(シークレットの作成など) |
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秘密を管理する |
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データベース・ツールのプライベート・エンドポイント、エンドポイント・サービスを使用する |
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データベース・ツール接続を管理する |
データベース・ツール接続ユーザー
データベース・ツール接続ユーザーは、OCI Cloud Infrastructureデータベース・ツールで作成された事前作成済データベース接続のみを使用できます。
<group_name>および<compartment_name>を独自の値に置き換えます。
表6-5 データベース・ツール接続ユーザー・ポリシー
ポリシー | アクセス・レベル |
---|---|
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Database Cloud Service (仮想マシンおよびベア・メタルDBシステム、Exadata Cloud Service VMクラスタ).を読み取る |
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共有と専用の両方のExadataインフラストラクチャでAutonomous Databaseを読み取る |
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秘密を読み取る |
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データベース・ツールのプライベート・エンドポイント、エンドポイント・サービスを読み取る |
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データベース・ツール接続を使用する |