Oracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerシステムでのOracle Databaseホームの作成

Oracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerでOracle Databaseホームを作成します。

Oracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerシステムでのOracle Databaseホームの作成について

Oracle Cloud Infrastructureコンソール、APIまたはCLIを使用して、Oracle Databaseホーム(Oracle Cloud Infrastructureではデータベース・ホームと呼ばれる)を既存のVMクラスタに追加できます。

データベース・ホームとは、Oracle Databaseソフトウェア・バイナリ・ファイルを含むExadataデータベース仮想マシン上のディレクトリの場所です。

ノート

Oracle Cloud Infrastructureコンソール、APIまたはCLIを使用して、クラウド・リソースに説明、タグまたはわかりやすい名前を割り当てる場合、機密情報を入力することは避けてください。

また、dbaascliユーティリティを使用して、データベース・ホームを追加および削除したり、データベース・ホームで他の管理タスクを実行したりできます。

コンソールを使用したOracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerでのOracle Database Homeの作成

コンソールを使用して既存のVMクラスタにOracle Databaseホームを作成するには、必要なフィールドに値を指定する準備をします。

ノート

Database 23aiホームをプロビジョニングするための最小要件:
  • Grid Infrastructure 23ai
  • Exadata System Software 23.1.8を実行しているExadataゲストVM
  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
    デフォルトでVMクラスタが選択されています。
  2. コンパートメントを選択します
    選択したコンパートメントに対するVMクラスタのリストが表示されます。
  3. VMクラスタのリストで、データベース・ホームを作成するVMクラスタをクリックします。
  4. 「リソース」で、「データベース・ホーム」をクリックします。
  5. 「データベース・ホームの作成」をクリックします。
  6. 「データベース・ホームの作成」ダイアログで、次を入力します:
    • データベース・ホームの表示名: データベース・ホームの表示名。
    • 統合監査:このチェック・ボックスを選択すると、統合監査フレームワークが有効になります。
      ノート

      データベース・ホームのプロビジョニング後に統合監査を無効にすることはできません。
      • 12.1より前のOracle Databaseバージョンの場合:統合監査フレームワークを使用できず、かわりに従来のOracle Database監査フレームワークである従来の監査を使用する必要があります。
      • Oracle Databaseバージョン12.1以上の場合: OCIコンソールから統合監査を有効にできます。Oracle Databaseバージョン12.1以上でバージョン23aiより低い場合、デフォルトでは「統合監査」チェック・ボックスは選択されていません。ただし、Oracle Databaseバージョン23aiではデフォルトで選択されています。

        「データベース・ホームの詳細」ページの「一般情報」セクションの「統合監査」フィールドに、統合監査が「有効」または「無効」の場合が表示されます。

    • データベース・イメージ: データベースに使用するOracle Databaseバージョンを決定します。Exadata VMクラスタでデータベース・バージョンを混在させることはできますが、エディションを混在させることはできません。デフォルトでは、最新のOracle公開版データベース・ソフトウェア・イメージが選択されています。

      「データベース・イメージの変更」をクリックして、古いOracle公開イメージまたは事前に作成したカスタム・データベース・ソフトウェア・イメージを使用し、「データベース・ソフトウェア・イメージの選択」ウィンドウで次のいずれかのオプションを選択します。

      Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ: これらのイメージには、Oracle Databaseソフトウェアの一般利用可能なバージョンが含まれます。

      カスタム・データベース・ソフトウェア・イメージ: これらのイメージは、組織によって作成され、ソフトウェアの更新およびパッチのカスタマイズされた構成を含みます。

      「コンパートメントの選択」および「データベース・バージョンの選択」セレクタを使用して、カスタム・データベース・ソフトウェア・イメージのリストを特定のコンパートメントまたはOracle Databaseソフトウェアのメジャー・リリース・バージョンに制限します。

      「リージョン」フィルタを使用して、別のリージョンで作成されたソフトウェア・イメージにアクセスします。

      ソフトウェア・イメージを選択した後、「選択」をクリックして「データベース・ホームの作成」ダイアログに戻ります。

      ノート

      Oracle Cloud Infrastructureで使用可能なOracle Databaseのメジャー・バージョン・リリースについては、現在のバージョンに加え、直近の3つの旧バージョン(NからN - 3まで)のイメージが提供されます。たとえば、インスタンスでOracle Database 19cを使用しており、提供される19cの最新バージョンが19.8.0.0.0である場合、プロビジョニングに使用できるイメージは、バージョン19.8.0.0.0、19.7.0.0、19.6.0.0および19.5.0.0が対象になります。
      次の場合、データベース・ホームの作成にデータベース・ソフトウェア・イメージを使用できません:
      • データベース・ソフトウェア・イメージのデータベース・バージョンがサポート対象外です。たとえば、11.2.0.4を使用して作成されたデータベース・ソフトウェア・イメージは、2022年12月31日より後にはデータベース・ホーム・プロビジョニングに使用できなくなります。
      • Exadataモデルは、データベース・ソフトウェア・イメージのPSU/RUバージョンをサポートしている必要があります。たとえば、19cリリースの場合、X8M-2モデルではRUバージョン19.4以上がサポートされます。
      • Exadata Cloud@Customerサービス内のデータベース・ホームのプロビジョニングおよびパッチ適用時には、特にExadata Cloud@Customerサービスのコンテキストで作成されたデータベース・ソフトウェア・イメージのみを使用できます。
      • データベース・ソフトウェア・イメージが「使用可能」状態ではありません(つまり、「削除済」または「更新中」)。
    • 拡張オプションの表示

      拡張オプションを構成することもできます。

      • タグ: (オプション)タグの適用を選択できます。リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済タグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、「リソース・タグ」を参照してください。タグを適用する必要があるかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか(後でタグを適用できます)、管理者に問い合せてください。

    ホームをインストールした後で、最新のパッチが入手可能な場合はパッチを適用して最新状態にしてください。

  7. 「作成」をクリックします
    データベース・ホームの作成が完了すると、ステータスが「プロビジョニング中」から「使用可能」に変わります。

APIを使用したOracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerでのOracle Database Homeの作成

Oracle Databaseホームを作成するには、APIコールのリストを確認します。

APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKについては、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。

Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customerでデータベース・ホームを作成するには、API操作CreateDbHomeを使用します。

APIの完全なリストは、データベース・サービスAPIを参照してください。