VMクラスタ・ネットワークの管理

コンソールを使用して、インフラストラクチャ・ネットワークの作成、編集、構成ファイルのダウンロード、検証および終了を行う方法について学習します。

Oracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerでのVMクラスタNetworksの管理について

VMクラスタは、Oracle Exadata Database Service on Cloud@CustomerインフラストラクチャとデプロイするOracle Databases間のリンクを提供します。

Exadata Cloud@Customerインフラストラクチャにデータベースを作成する前に、VMクラスタ・ネットワークを作成して、VMクラスタに関連付ける必要があります。

VMクラスタ・ネットワークでは、企業データ・センターにあり、Exadata Cloud@Customerに割り当てられているIPアドレスやホスト名などのネットワーク・リソースを指定します。VMクラスタ・ネットワークには、Exadataクライアント・ネットワークおよびExadataバックアップ・ネットワークの定義が含まれます。クライアント・ネットワークおよびバックアップ・ネットワークには、VMクラスタ仮想マシンと、最終的にそれらの仮想マシンに存在するデータベースへの接続に使用するネットワーク・インタフェースが含まれます。

ノート

Oracle Cloud Infrastructureコンソール、APIまたはCLIを使用して、クラウド・リソースに説明、タグまたはわかりやすい名前を割り当てる場合、機密情報を入力することは避けてください。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークの作成

コンソールを使用してVMクラスタ・ネットワークを作成するには、インフラストラクチャの構成に必要なフィールドに値を指定する準備をします。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. VMクラスタ・ネットワークを作成するExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. VMクラスタ・ネットワークを作成するExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 「VMクラスタ・ネットワークの作成」をクリックします。
  6. 「データ・センター・ネットワークの詳細」ページで、要求された情報を指定します:
    1. 表示名を指定します。

      表示名は、わかりやすい名前で、VMクラスタ・ネットワークの識別に使用できます。Oracle Cloud Identifier (OCID)でVMクラスタ・ネットワークを一意に識別するため、この名前は一意である必要はありません。

    2. IPをDBサーバーに割り当てます。

      デフォルトでは、将来クラスタにVMを簡単に追加および削除できるように、すべてのDBサーバーにIPアドレスが割り当てられます。DBサーバーはVMクラスタ・ネットワークに対して追加または削除できますが、今後アドレスを変更することはできません。将来のデータベース移行シナリオを回避するために、VMクラスタの将来のすべての成長に対応できるようネットワーク・チームとともに十分なアドレスを予約しておくことをお薦めします。必要に応じて、IPアドレスの割当てからDBサーバーのリストを編集します。必要に応じて、IPアドレスの割当てからDBサーバーのリストを編集します。

      1. 「編集」をクリックします

        「DBサーバー選択の編集」ダイアログが表示されます。

      2. チェックボックスをクリアして、1つ以上のDBサーバーを省略します。
      3. 「保存」をクリックします。

        「IPのDBサーバーへの割当て」セクションには、選択したDBサーバーのリストが表示されます。

    3. クライアント・ネットワーク詳細を指定します。
      クライアント・ネットワークは、Exadata Database Service on Cloud@Customerリソースへのアプリケーション接続のためのプライマリ・チャネルです。次の設定によって、必要なネットワーク・パラメータが定義されます:
      • VLAN ID: クライアント・ネットワークの1から4094までの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)
        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。
      • データベース・サーバー開始IPアドレス: CIDR表記を使用して、クライアント・ネットワークのIPアドレス範囲を指定します。
      • ネットマスク: クライアント・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ゲートウェイ: クライアント・ネットワーク・ゲートウェイのIPアドレスを指定します。
      • ホスト名接頭辞: クライアント・ネットワークでホスト名を生成するために使用する接頭辞を指定します。
      • ドメイン名: クライアント・ネットワークのドメイン名を指定します。
    4. バックアップ・ネットワーク詳細を指定します。
      バックアップ・ネットワークは、Exadata Database Service on Cloud@Customerリソースへの接続のためのセカンダリ・チャネルです。これは、通常、他のネットワーク・トラフィックからクライアント・ネットワーク上のアプリケーション接続を分離するために使用します。次の設定によって、必要なネットワーク・パラメータが定義されます:
      • VLAN ID: バックアップ・ネットワークの1から4094までの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)
        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。
      • データベース・サーバー開始IPアドレス: CIDR表記を使用して、バックアップ・ネットワークのIPアドレス範囲を指定します。
      • ネットマスク: バックアップ・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ゲートウェイ: バックアップ・ネットワーク・ゲートウェイのIPアドレスを指定します。
      • ホスト名接頭辞: バックアップ・ネットワークでホスト名を生成するために使用する接頭辞を指定します。
      • ドメイン名: バックアップ・ネットワークのドメイン名を指定します。
    5. (認可されたお客様のみ)オプションで、ディザスタ・リカバリ・ネットワークの詳細を指定します。ディザスタ・リカバリ・ネットワークは、通常、Data Guardネットワーク・トラフィックを分離するために使用されます。次の設定によって、必要なネットワーク・パラメータが定義されます:
      • 「ディザスタ・リカバリ・ネットワークの有効化」チェック・ボックスを選択して、3番目のネットワークを構成します。
      • VLAN ID: 1から4094までのディザスタ・リカバリの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)

        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。

      • データベース・サーバー開始IPアドレス: CIDR表記を使用して、バックアップ・ネットワークのIPアドレス範囲を指定します。
      • ネットマスク: バックアップ・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ゲートウェイ: バックアップ・ネットワーク・ゲートウェイのIPアドレスを指定します。
      • ホスト名接頭辞: バックアップ・ネットワークでホスト名を生成するために使用する接頭辞を指定します。
      • ドメイン名: バックアップ・ネットワークのドメイン名を指定します。
    6. DNSおよびNTPサーバーの詳細を指定します。
      VMクラスタ・ネットワークには、ドメイン・ネーム・システム(DNS)およびネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サービスへのアクセスが必要です。次の設定で、これらのサービスを提供するサーバーを指定します:
      • DNSサーバー: クライアント・ネットワークを使用してアクセス可能なDNSサーバーのIPアドレスを指定します。最大3つのDNSサーバーを指定できます。
      • NTPサーバー: クライアント・ネットワークを使用してアクセス可能なNTPサーバーのIPアドレスを指定します。最大3つのNTPサーバーを指定できます。
    7. 拡張オプションの構成

      ネットワーク: (オプション) 1024から8999の範囲でSCANリスナー・ポート(TCP/IP)を割り当てます。デフォルトは1521です。

      タグ: (オプション)タグの適用を選択できます。リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済タグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、リソース・タグに関する情報を参照してください。タグを適用する必要があるかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか(後でタグを適用できます)、管理者に問い合せてください。

  7. 「構成のレビュー」をクリックします。

    「構成のレビュー」ページに、ホスト名やIPアドレスの割当てなど、VMクラスタ・ネットワークに関する詳細情報が表示されます。これらの割当ては、最初はシステムによって生成され、入力に基づきます。

  8. (オプション)「構成のレビュー」ページでシステム生成のネットワーク定義を調整できます。
    1. 「編集」をクリックします。
    2. 「編集」ダイアログを使用して、要件を満たすようにシステム生成のネットワーク定義を調整します。
    3. 「変更の保存」をクリックします。
  9. 「VMクラスタ・ネットワークの作成」をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページが表示されます。作成後、最初のVMクラスタ・ネットワークの状態は「検証が必要」です。

各Exadataシステム・シェイプの最大および推奨のCIDRブロック接頭辞の長さ

次の表は、各Exadataシステム・シェイプの最大および推奨のCIDRブロック接頭辞の長さを示しています。CIDRブロック接頭辞の最大長は、ネットワークに必要なIPアドレスの最小ブロックを定義します。Exadata Database Service on Cloud@Customer内で将来の拡張を可能にするには、ネットワーク・チームと協力して、将来の成長に対応できる十分なIPアドレスを予約します。

データベース・サーバーの最大数 クライアントおよびDRサブネット・サイズ バックアップ・サブネット・サイズ

5

/28 (16 IP)

/29 (8 IP)

13

/27 (32 IP)

/28 (16 IP)

29

/26 (64 IP)

/27 (32 IP)

32

/25 (128 IP)

/26 (64 IP)

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークの詳細の表示

VMクラスタ・ネットワークの詳細を表示するには、この手順を使用します。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. VMクラスタ・ネットワークを作成するExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 詳細を表示するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

コンソールを使用した構成済SCANリスナー・ポートの表示

VMクラスタに関連付けられていないVMクラスタ・ネットワークのみを編集できます。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 編集するVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. VMクラスタ・ネットワークの詳細を表示するExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 「VMクラスタ・ネットワーク」で、詳細を表示するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページの「VMクラスタ・ネットワーク情報」に、SCANリスナー・ポートが表示されます。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークの編集

VMクラスタ・ネットワークを編集するには、この手順を使用します。VMクラスタに関連付けられていないVMクラスタ・ネットワークのみを編集できます。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 編集するVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 編集するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

  6. 「VMクラスタ・ネットワークの編集」をクリックします。
  7. 「編集」ダイアログを使用して、VMクラスタのネットワーク属性を編集します:
    1. クライアント・ネットワーク
      クライアント・ネットワークは、Exadata Database Service on Cloud@Customerリソースへのアプリケーション接続のためのプライマリ・チャネルです。次のクライアント・ネットワーク設定を編集できます:
      • VLAN ID: クライアント・ネットワークの1から4094までの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)
        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。
      • ネットマスク: クライアント・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ゲートウェイ: クライアント・ネットワーク・ゲートウェイのIPアドレスを指定します。
      • ドメイン名:クライアント・ネットワークのドメイン名を指定します。
      • DBサーバー:該当する場合は、DBサーバーのホスト名およびIPアドレスを編集します。
    2. SCANアドレス:該当する場合は、SCAN IPアドレスを編集します。
    3. バックアップ・ネットワーク
      バックアップ・ネットワークは、Exadata Database Service on Cloud@Customerリソースへの接続のためのセカンダリ・チャネルです。これは、通常、他のネットワーク・トラフィックからクライアント・ネットワーク上のアプリケーション接続を分離するために使用します。次のバックアップ・ネットワーク設定を編集できます:
      • VLAN ID: バックアップ・ネットワークの1から4094までの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)
        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。
      • ネットマスク:ディザスタ・リカバリ・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ドメイン名:バックアップ・ネットワークのドメイン名を指定します。
      • DBサーバー:該当する場合は、DBサーバーのホスト名およびIPアドレスを編集します。
    4. ディザスタ・リカバリ・ネットワーク
      その場合(認可された顧客の場合のみ)は、次のディザスタ・リカバリ・ネットワーク設定を編集できます。
      • VLAN ID: バックアップ・ネットワークの1から4094までの仮想LAN識別子(VLAN ID)を指定します。VLANタグを指定しない場合は、「1」を入力します。(これは「NULL」のVLAN IDタグ値と同じです。)
        ノート

        値「0」と「4095」は予約されており、入力できません。
      • ネットマスク:ディザスタ・リカバリ・ネットワークのIPネットマスクを指定します。
      • ドメイン名:バックアップ・ネットワークのドメイン名を指定します。
    5. DNSおよびNTPサーバーの構成
      VMクラスタ・ネットワークには、ドメイン・ネーム・システム(DNS)およびネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サービスへのアクセスが必要です。次の設定を編集できます:
      • DNSサーバー: クライアント・ネットワークを使用してアクセス可能なDNSサーバーのIPアドレスを指定します。最大3つのDNSサーバーを指定できます。
      • NTPサーバー: クライアント・ネットワークを使用してアクセス可能なNTPサーバーのIPアドレスを指定します。最大3つのNTPサーバーを指定できます。
  8. 「変更の保存」をクリックします。

    編集後、VMクラスタ・ネットワークの状態は「検証が必要」です。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワーク構成の詳細を含むファイルのダウンロード

VMクラスタ・ネットワーク情報をネットワーク管理者に提供するには、ネットワーク構成を含むファイルをダウンロードして提供します。

次の手順を使用して、ネットワーク管理者に提供できる構成ファイルをダウンロードします。このファイルには、Exadata Database Service on Cloud@Customerと連携するように企業のDNSおよびその他のネットワーク・デバイスを構成するために必要な情報が含まれています。
  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. VMクラスタ・ネットワーク構成の詳細を含むファイルをダウンロードするVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

  6. 「ネットワーク構成のダウンロード」をクリックします。

    ブラウザによって、VMクラスタ・ネットワーク構成の詳細を含むファイルがダウンロードされます。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークの検証

VMクラスタ・ネットワークを検証できるのは、その現在の状態が「検証が必要」であり、基礎となるExadataインフラストラクチャがアクティブ化されている場合のみです。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 検証するVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 検証するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

  6. 「VMクラスタ・ネットワークの検証」をクリックします。

    検証では、VMクラスタ・ネットワークに対して一連の自動チェックが実行されます。「VMクラスタ・ネットワークの検証」ボタンは、VMクラスタ・ネットワークに検証が必要な場合にのみ使用できます。

  7. 表示されたダイアログで、「検証」をクリックしてアクションを確認します。

    検証に成功すると、VMクラスタ・ネットワークの状態が「検証済」に変わり、VMクラスタ・ネットワークは使用可能な状態になります。なんらかの理由で検証に失敗した場合は、エラー・メッセージを確認し、問題を解決してから検証を繰り返します。

    ネットワーク検証に失敗すると、「レポートのダウンロード」ボタンを含むバナーが表示されます。レポートをダウンロードし、ネットワーク・リソース割当てを編集してから、検証を再試行してください。

コンソールを使用したネットワーク検証レポートのダウンロード

ネットワーキング構成の問題のトラブルシューティングにおいて、Oracle Cloud Opsからの積極的な関与なしでネットワーク検証失敗レポートを検証および検査する方法について学習します。

ネットワーク検証レポートは、VMクラスタ・ネットワーク状態のライフサイクル状態が「検証失敗」の場合にのみダウンロードできます。

次のVMクラスタ・ネットワーク状態のライフサイクル状態に対するネットワーク検証レポートは、ダウンロードできません:
  • 検証済(検証実行に成功すると結果ファイルは生成されません)
  • 検証が必要
  • 更新中
  • 割当て済
  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 検証するVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. VMクラスタ・ネットワーク構成の詳細を含むファイルをダウンロードするVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

  6. 「ネットワーク構成のダウンロード」をクリックします。

例5-2 検証レポート

{
   "Physical_Links":[
      "Issue detected with Physical Links. Please check the cables connected to ExaCC, or contact Oracle Support."
   ],
   "VLAN":[
      "Gateway  <G1> is not accessible from source <ipaddr > with vlan id <vlanId>. Please ensure vlan Id, IP address and Gateway are correct",
      "Gateway  <G2> is not accessible from source <ipaddr > with vlan id <vlanId>. Please ensure vlan Id, IP address and Gateway are correct"
   ],
   "Gateway":[
      "Gateway  <G1> is not accessible from source <ipaddr > with vlan id <vlanId>. Please ensure vlan Id, IP address and Gateway are correct",
      "Gateway  <G2> is not accessible from source <ipaddr > with vlan id <vlanId>. Please ensure vlan Id, IP address and Gateway are correct"
   ],
   "DNS":[
      "Missing reverse DNS entry(ies) <hostname> for <IP addr> in the DNS server <dnsIP>. Please update the DNS Server with appropriate entry(ies).",
      "Missing DNS entry(ies) <IP> for <hostname> in the DNS server <dnsIP>. Please update the DNS Server with appropriate entry(ies).",
      "Wrong reverse DNS entry(ies) <hostname> found for <IP addr> in the DNS server <dnsIP>. Please update the DNS Server with appropriate entry(ies).",
      "Wrong DNS entry(ies) <IP addr> found for <hostname> in the DNS server <dnsIP>. Please update the DNS Server with appropriate entry(ies)."
   ],
   "NTP":[
      "NTP <ntpIP> is not accessible from source <domU_ipaddr> with vlan id <vlanId> using gateway <gatewayIP>. Please ensure NTP, VlanId, IP address, Gateway are correct."
   ],
   "IP_Availability":[
      "IP <IP1> is already in use. Please ensure this IP is available.",
      "IP <IP2> is already in use. Please ensure this IP is available.",
      "IP <IP3> is already in use. Please ensure this IP is available."
   ]
}

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークの終了

VMクラスタ・ネットワークを終了するには、まず関連付けられたVMクラスタ(存在する場合)およびそれに含まれるすべてのデータベースを終了する必要があります。

VMクラスタ・ネットワークを終了すると、それがクラウド・コントロール・プレーンから削除されます。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 終了するVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャを含むリージョンおよびコンパートメントを選択します。
  3. 「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  4. 目的のVMクラスタ・ネットワークに関連付けられているExadataインフラストラクチャの名前をクリックします。

    「インフラストラクチャの詳細」ページに、選択したExadataインフラストラクチャに関する情報が表示されます。

  5. 終了するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページに、選択したVMクラスタ・ネットワークに関する情報が表示されます。

  6. 「終了」をクリックします。
  7. 表示されたダイアログで、VMクラスタ・ネットワークの名前を入力し、「VMクラスタ・ネットワークの終了」をクリックしてアクションを確認します。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークへの別のDBサーバーの追加

DBサーバーをVMクラスタ・ネットワークに追加するには、この手順を実行します。

ノート

最新のGIバージョン、または少なくともGIバージョン19.11を使用することを強くお薦めします。
  1. 編集するVMクラスタ・ネットワークの名前をクリックします。

    「Exadataインフラストラクチャの詳細」ページに、構成済のDBサーバーが表示されます。

  2. 「DBサーバーをネットワークに追加」をクリックして、IPアドレスを割り当てます。

    「DBサーバーをネットワークに追加」ページが表示されます。

  3. リストから1つ以上のDBサーバーを選択します。
  4. 「DBサーバーをネットワークに追加」をクリックします。
  5. 「クライアント・ネットワーク」および「バックアップ・ネットワーク」セクションにIPアドレスを入力します。
  6. 「ネットワークIPへのDBサーバーの追加」をクリックします。

    「Exadataインフラストラクチャの詳細」ページに、選択したDBサーバー数を示すバナーが表示されます。

    IPアドレスを変更する場合は、「VMクラスタ・ネットワークの編集」をクリックします。「VMクラスタ・ネットワークの編集」ページで変更を行い、「変更の保存」をクリックします。

  7. 「VMクラスタ・ネットワークの検証」をクリックします。

    VMクラスタ・ネットワークが検証中状態になることを確認します。

    検証が成功すると、DBサーバーのステータスが「検証済」に変わります。

コンソールを使用したVMクラスタ・ネットワークからのDBサーバーの削除

データベース・サーバーを削除するには、この手順を使用します。

ノート

現在仮想マシンに割り当てられているネットワーク・リソースは削除できません。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Exadata Database Service on Cloud@Customer」をクリックします。
  2. 「インフラストラクチャ」で、「Exadata Infrastructure」をクリックします。
  3. Exadataインフラストラクチャのリストで、詳細を表示するインフラストラクチャの表示名をクリックします。
  4. VMクラスタ・ネットワークのリストから「VMクラスタ・ネットワーク」をクリックします。

    「VMクラスタ・ネットワーク詳細」ページが表示されます。

  5. 「ネットワーク構成」「クライアント・ネットワーク」または「バックアップ・ネットワーク」セクションで、削除するデータベース・サーバーを識別します。
  6. 仮想マシンの「アクション」アイコン(3つのドット)をクリックし、「削除」をクリックします。
  7. 表示された確認ダイアログで、「削除」をクリックします。