Exadata Cloud Infrastructureでのdbaascliユーティリティの使用
Exadata Cloud Infrastructureでdbaascliユーティリティを使用する方法について学習します。
- Exadata Cloud Infrastructureでのdbaascliユーティリティの使用について
dbaascliユーティリティを使用して、データベース・ユーザーのパスワードの変更、データベースの起動、プラガブル・データベース(PDB)の管理など、Exadata Cloud Infrastructure上で様々なデータベース・ライフサイクルおよび管理操作を実行できます。 - dbaascliを使用したデータベースの作成
dbaascliを使用してOracle Databaseを作成するには、まず目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成した後に、そのOracle Databaseホームにデータベースを作成します - データベース・パスワードの変更
SYSパスワードを変更するか、TDEウォレット・パスワードを変更するには、この手順を使用します。 - dbaascliユーティリティを使用したExadata Cloud Infrastructureソフトウェア・イメージの管理
Exadata Cloud InfrastructureインスタンスでOracleデータベース・ソフトウェア・イメージをリストおよびダウンロードできます。その後、データベース・ホームのプロビジョニングに使用できます。 - dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用
dbaascliユーティリティを使用して、Exadata Cloud InfrastructureシステムでOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseに対してパッチ適用操作を実行する方法を学習します。 - dbaascliを使用したクラウド・ツール・ログの収集およびクラウド・ツールのヘルス・チェックの実行
dbaasclidiagコマンドを使用すると、Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureおよびExadata Database Service on Cloud@CustomerシステムのゲストVMdbaasツール・ログを収集できます。これらのログを使用して、dbaasツールに関連する問題をトラブルシューティングできます。 - dbaascliを使用したクラウド・ツールの更新
Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureのクラウド・ツール・リリースを更新するには、この手順を実行します。 - 複製データベースの作成
- リリース・ノート
dbaascliの様々なリリースで加えられた変更を確認します。 - dbaascliコマンド・リファレンス
データベースを作成してクラウド自動化フレームワークと統合するには、dbaascliを使用する必要があります。
Exadata Cloud Infrastructureでのdbaascliユーティリティの使用について
dbaascliユーティリティを使用して、データベース・ユーザーのパスワードの変更、データベースの起動、プラガブル・データベース(PDB)の管理など、Exadata Cloud Infrastructure上で様々なデータベース・ライフサイクルおよび管理操作を実行できます。
リソースのスケールには、Oracle Cloud Infrastructureコンソールまたはコマンドライン・インタフェースを使用する必要があります。dbaascliユーティリティの機能は、コンソール、APIまたはコマンドライン・インタフェース(CLI)に加えて、またはこれらとは別に存在します。別の方法が指定されていないかぎり、すべての管理コマンドを実行するには、dbaascliへのrootアクセスが必要です。
このユーティリティを使用するには、Exadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続している必要があります。詳細は、Exadata Cloud Infrastructureインスタンスへの接続を参照してください。
dbaascliで使用可能なコマンドを取得するには、dbaascli --helpを実行します。
コマンド固有のヘルプを取得するには、dbaascli command --helpを実行します。たとえば、dbaascli database create --helpです。
コマンドおよびコマンド固有の情報については、ドキュメントのdbasscliコマンド・リファレンスを参照してください。
dbaascliを使用したデータベースの作成
dbaascliを使用してOracle Databaseを作成するには、まず目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成した後に、そのOracle Databaseホームにデータベースを作成します
- データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。 - Oracle Databaseホームの作成
目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成するには、dbaascli dbhome createコマンドを使用します。 - 指定したOracle DatabaseホームでのOracle Databaseの作成
目的のバージョンの指定したOracle DatabaseホームにOracle Databaseを作成するには、dbaascli database createコマンドを使用します。
データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli cswlib showImages --product databaseコマンド出力に、使用可能なデータベース・ソフトウェア・イメージがリストされます。
dbaascli cswlib showImages --product gridコマンド出力に、使用可能なグリッド・ソフトウェア・イメージがリストされます。
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli cswlib showImagesを参照してください。
例6-1 dbaascli cswlib showImages
[root@dg11lrg1 dbhome_1]# dbaascli cswlib showImages
DBAAS CLI version <version>
Executing command cswlib
showImagesJob id: 00e89b1a-1607-422c-a920-22f44bec1953Log file location:
/var/opt/oracle/log/cswLib/showImages/dbaastools_2022-05-11_08-49-12-AM_46941.log
############
List of Available Database Images
#############
17.IMAGE_TAG=18.17.0.0.0
VERSION=18.17.0.0.0
DESCRIPTION=18c JAN 2022 DB Image
18.IMAGE_TAG=19.10.0.0.0
VERSION=19.10.0.0.0
DESCRIPTION=19c JAN 2021 DB Image
19.IMAGE_TAG=19.11.0.0.0
VERSION=19.11.0.0.0
DESCRIPTION=19c APR 2021 DB Image
20.IMAGE_TAG=19.12.0.0.0
VERSION=19.12.0.0.0
DESCRIPTION=19c JUL 2021 DB Image
21.IMAGE_TAG=19.13.0.0.0
VERSION=19.13.0.0.0
DESCRIPTION=19c OCT 2021 DB Image
Images can be downloaded using their image tags. For details, see help using 'dbaascli cswlib download --help'.
dbaascli execution completed
Oracle Databaseホームの作成
目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成するには、dbaascli dbhome createコマンドを使用します。
指定したOracleホーム名を持つOracle Databaseホームを作成できます。指定しない場合、これは自動的に計算されます(推奨)。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli dbhome create --version Oracle Home Version --imageTag image Tag Value説明:--versionは、Oracle Databaseバージョンを指定します--imageTagは、使用するイメージのイメージ・タグを指定します
例:dbaascli dbhome create --version 19.9.0.0.0ノート
imageTagの指定はオプションです。イメージ・タグを表示するには、コマンドdbaascli cswlib showImagesを参照してください。イメージ・タグは通常、データベースのバージョンと同じです。ただし、同じバージョンに対して複数のイメージをリリースする必要がある場合に備えて(それぞれが特定の顧客の要件に対応します)、これはプロビジョニングとして維持されます。 rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli dbhome createを参照してください。
親トピック: dbaascliを使用したデータベースの作成
指定したOracle DatabaseホームでのOracle Databaseの作成
目的のバージョンの指定したOracle DatabaseホームにOracle Databaseを作成するには、dbaascli database createコマンドを使用します。
dbaascli database createコマンドを使用して、次を実行できます:
- コンテナ・データベース(CDB)または非コンテナ・データベースの作成
- プラガブル・データベース(PDB)を含むCDBの作成
- 指定した文字セットでのOracle Databaseの作成
- クラスタ・ノードのサブセットでのOracle Databaseの作成
ノート
ノードのサブセットで作成されたデータベースは、OCIコンソールに表示されません。 - リリース更新JAN 2021以上が適用されたOracle Databaseバージョン12.1.0.2以上の作成。より下位のバージョンのデータベースでは、OCIコンソール・ベースのAPIを使用することをお薦めします。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli database create --dbName database name --oracleHome Oracle Home Path説明:--dbNameは、データベースの名前を指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します
CDBを作成するには、次のコマンドを実行します:dbaascli database create --dbName database name --oracleHome Oracle Home Path非CDBを作成するには、次のコマンドを実行します:dbaascli database create --dbName database name --oracleHome Oracle Home Path --createAsCDB falseプロンプトが表示されたら、
sysおよびtdeのパスワードを入力します。 rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli database createを参照してください。
- Oracle Database作成前の前提条件チェックの実行
前提条件チェックを実行するには、--executePrereqsコマンド・オプションを使用します。これは、実際にOracle Databaseを作成せずに、前提条件チェックのみを実行します。 - Oracle Database作成操作の再開または元に戻す
失敗したデータベース作成操作を再開するか元に戻すには、--resumeまたは--revertコマンド・オプションを使用します。
親トピック: dbaascliを使用したデータベースの作成
Oracle Database作成前の前提条件チェックの実行
前提条件チェックを実行するには、--executePrereqsコマンド・オプションを使用します。これは、実際にOracle Databaseを作成せずに、前提条件チェックのみを実行します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli database create --dbName database name --oracleHome Oracle Home Path --executePrereqs説明:--dbNameは、データベースの名前を指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli database createを参照してください。
Oracle Database作成操作の再開または元に戻す
失敗したデータベース作成操作を再開するか元に戻すには、--resumeまたは--revertコマンド・オプションを使用します。
dbaascli database create --dbName database name --oracleHome Oracle Home Path --resume--resumeまたは--revertコマンド・オプションを使用する場合は、実際の作成操作フローで使用した同じノードから同じコマンドを使用してください。- データベース作成を再開できるのは、データベース作成後のステップに障害が発生した場合のみです。
データベース・パスワードの変更
SYSパスワードを変更するか、TDEウォレット・パスワードを変更するには、この手順を使用します。
新しいExadata Cloud Infrastructureインスタンスまたはデータベースを作成するときに「データベース管理パスワード」フィールドで指定したパスワードは、SYS、SYSTEM、TDEウォレットおよびPDB管理者資格証明のパスワードに設定されます。既存のデータベースのパスワードを変更する必要がある場合は、次の手順を使用します。
データベースでData Guardを有効にする場合、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースのSYSパスワードおよびTDEウォレット・パスワードはすべて同じである必要があります。
dbaascliを使用してSYSパスワードを変更すると、バックアップ/リストアの自動化によってクラスタ内のすべてのノード間でチャネルをパラレル化できます。
dbaascliユーティリティを使用したExadata Cloud Infrastructureソフトウェア・イメージの管理
Exadata Cloud InfrastructureインスタンスでOracleデータベース・ソフトウェア・イメージをリストおよびダウンロードできます。その後、データベース・ホームのプロビジョニングに使用できます。
コンソールまたはAPIを使用して、Exadata Cloud Infrastructureインスタンスのカスタム・データベース・ソフトウェア・イメージを作成できます。これらのイメージはオブジェクト・ストレージに格納され、Exadataインスタンスにデータベース・ホームをプロビジョニングするために使用できます。詳細は、Oracle Databaseソフトウェア・イメージを参照してください。
Exadata Cloud Infrastructureインスタンスで新しいデータベースをプロビジョニングする際にインストールされるOracleバイナリのバージョンは、システムでソフトウェア・イメージをメンテナンスすることによって制御できます。Oracleにはクラウド・ソフトウェア・イメージのライブラリが用意されており、dbaascliユーティリティを使用して表示したり、インスタンスにダウンロードできます。
- データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。 - ソフトウェア・イメージをダウンロードするには
dbaascliユーティリティのcswlib downloadサブコマンドを使用して、使用可能なソフトウェア・イメージをExadata Cloud Infrastructureインスタンス上にダウンロードできます。
データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli cswlib showImages --product databaseコマンド出力に、使用可能なデータベース・ソフトウェア・イメージがリストされます。
dbaascli cswlib showImages --product gridコマンド出力に、使用可能なグリッド・ソフトウェア・イメージがリストされます。
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli cswlib showImagesを参照してください。
例6-2 dbaascli cswlib showImages
[root@dg11lrg1 dbhome_1]# dbaascli cswlib showImages
DBAAS CLI version <version>
Executing command cswlib
showImagesJob id: 00e89b1a-1607-422c-a920-22f44bec1953Log file location:
/var/opt/oracle/log/cswLib/showImages/dbaastools_2022-05-11_08-49-12-AM_46941.log
############
List of Available Database Images
#############
17.IMAGE_TAG=18.17.0.0.0
VERSION=18.17.0.0.0
DESCRIPTION=18c JAN 2022 DB Image
18.IMAGE_TAG=19.10.0.0.0
VERSION=19.10.0.0.0
DESCRIPTION=19c JAN 2021 DB Image
19.IMAGE_TAG=19.11.0.0.0
VERSION=19.11.0.0.0
DESCRIPTION=19c APR 2021 DB Image
20.IMAGE_TAG=19.12.0.0.0
VERSION=19.12.0.0.0
DESCRIPTION=19c JUL 2021 DB Image
21.IMAGE_TAG=19.13.0.0.0
VERSION=19.13.0.0.0
DESCRIPTION=19c OCT 2021 DB Image
Images can be downloaded using their image tags. For details, see help using 'dbaascli cswlib download --help'.
dbaascli execution completed
dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用
dbaascliユーティリティを使用して、Exadata Cloud InfrastructureシステムでOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseに対してパッチ適用操作を実行する方法を学習します。
- dbaascliを使用したデータベースへのパッチ適用
dbaascliを使用して、Oracleホームにパッチを適用するか、目的のパッチ・レベルのOracleホームにデータベースを移動することで、データベースにパッチを適用できます。 - Oracle Grid Infrastructureへのパッチ適用
Oracle Grid Infrastructureにパッチを適用するには、grid patchコマンドを使用します。 - データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。 - データベースおよびGrid Infrastructureへのパッチ適用前の事前チェックの実行
適用可能な事前チェック・フラグを使用して、このトピックのコマンドの前提条件チェック操作(「事前チェック」とも呼ばれる)を実行できます。 - パッチ適用操作の再開またはロールバック
失敗したパッチ適用操作を再開するか元に戻すことができます。パッチを元に戻すことは、ロールバックと呼ばれます。
dbaascliを使用したデータベースへのパッチ適用
dbaascliを使用して、Oracleホームにパッチを適用するか、目的のパッチ・レベルのOracleホームにデータベースを移動することで、データベースにパッチを適用できます。
- Oracleホームへのパッチ適用(インプレース・パッチ適用)。これにより、Oracleホームに存在するすべてのデータベースが更新されます。
- 目的のOracle Databaseソフトウェア・バージョンが含まれる別のOracleホームへのデータベースの移動(アウトオブプレース・パッチ適用)。
- データベース・ホームへのパッチ適用(インプレース・データベース・パッチ適用)
Oracleホームにパッチを適用するには、dbaascli dbHome patchコマンドを使用します。 - 別のOracleホームへのデータベースの移動(アウトオブプレース・パッチ適用)
すでに目的のパッチ・レベルにあるOracleホームにOracle Databaseを移動してパッチを適用するには、dbaascli database moveコマンドを使用します。
データベース・ホームへのパッチ適用(インプレース・データベース・パッチ適用)
Oracleホームにパッチを適用するには、dbaascli dbHome patchコマンドを使用します。
dbHome patchコマンドを使用する場合、次が適用されます:
- すべてのデータベース・ノードまたはノードのサブセットにパッチを適用できます。
- マルチノード・パッチ適用はローリング方式で行われます。
- オプションで、ソフトウェアのみのパッチ操作を実行できます。その後、準備が完了したら、
datapatchを実行してパッチ後のSQLアクションを実行できます。 - 1つ以上のデータベースを含むOracleホームにパッチを適用できます。
Oracleホームにパッチを適用するには(dbhome):
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli dbhome patch --oracleHome dbhome_path --targetVersion Oracle_Database_version説明:--oracleHomeは、パッチを適用するOracleホームのパスを示します。--targetVersionは、パッチ適用に使用するターゲットOracle Databaseバージョンを指定します。ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。
例:dbaascli dbhome patch --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --targetVersion 19.9.0.0.0 rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli dbHome patchを参照してください。
親トピック: dbaascliを使用したデータベースへのパッチ適用
別のOracleホームへのデータベースの移動(アウトオブプレース・パッチ適用)
すでに目的のパッチ・レベルにあるOracleホームにOracle Databaseを移動してパッチを適用するには、dbaascli database moveコマンドを使用します。
データベースの移動操作が完了すると、データベースは、ターゲットOracleホームのOracle Databaseソフトウェア・バージョンを使用して実行されます。
別のOracleホームにデータベースを移動してパッチを適用するには:
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli database move --oracleHome path_to_target_oracle_home --dbname database_name説明:--oracleHomeは、目的のOracle Databaseソフトウェア・バージョンを使用するターゲットOracleホームのパスを示します。database moveコマンドを使用する前に、ターゲットOracleホームがシステムに存在している必要があります。--dbnameは、移動するデータベースの名前を指定します。
例:dbaascli database move --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --dbname xyz rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli database moveを参照してください。
Oracle Grid Infrastructureへのパッチ適用
Oracle Grid Infrastructureにパッチを適用するには、grid patchコマンドを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli grid patch --targetVersion target_software_version_numberここで、
--targetVersionは、Oracle Grid Infrastructureへのパッチ適用後のターゲット・ソフトウェア・バージョンを示します。例:dbaascli grid patch --targetVersion 19.11.0.0.0 rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli grid patchを参照してください。
- GIソフトウェア・イメージを使用したOracle Grid Infrastructure (GI)へのパッチ適用
GIソフトウェア・イメージを使用してOracle Grid Infrastructure (GI)にパッチを適用するには、次の手順を使用します。
GIソフトウェア・イメージを使用したOracle Grid Infrastructure (GI)へのパッチ適用
GIソフトウェア・イメージを使用してOracle Grid Infrastructure (GI)にパッチを適用するには、次の手順を使用します。
Oracle Grid Infrastructureには、最初にパッチ適用済のソフトウェア・イメージを作成し、そのイメージを使用してパッチ適用操作を実行することによってもパッチを適用できます。これにより、パッチ適用ウィンドウ外でイメージを事前に作成できるという利点が得られます。また、パッチ間に競合がある場合はイメージ作成プロセス中に明らかになるため、パッチ・ウィンドウに影響を与えずに競合を解決することもできます。
データベースおよびGrid Infrastructureの使用可能なソフトウェア・イメージおよびバージョンのリスト
パッチ適用に使用できるサポート対象のバージョンのリストを生成するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli cswlib showImages --product databaseコマンド出力に、使用可能なデータベース・ソフトウェア・イメージがリストされます。
dbaascli cswlib showImages --product gridコマンド出力に、使用可能なグリッド・ソフトウェア・イメージがリストされます。
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli cswlib showImagesを参照してください。
例6-3 dbaascli cswlib showImages
[root@dg11lrg1 dbhome_1]# dbaascli cswlib showImages
DBAAS CLI version <version>
Executing command cswlib
showImagesJob id: 00e89b1a-1607-422c-a920-22f44bec1953Log file location:
/var/opt/oracle/log/cswLib/showImages/dbaastools_2022-05-11_08-49-12-AM_46941.log
############
List of Available Database Images
#############
17.IMAGE_TAG=18.17.0.0.0
VERSION=18.17.0.0.0
DESCRIPTION=18c JAN 2022 DB Image
18.IMAGE_TAG=19.10.0.0.0
VERSION=19.10.0.0.0
DESCRIPTION=19c JAN 2021 DB Image
19.IMAGE_TAG=19.11.0.0.0
VERSION=19.11.0.0.0
DESCRIPTION=19c APR 2021 DB Image
20.IMAGE_TAG=19.12.0.0.0
VERSION=19.12.0.0.0
DESCRIPTION=19c JUL 2021 DB Image
21.IMAGE_TAG=19.13.0.0.0
VERSION=19.13.0.0.0
DESCRIPTION=19c OCT 2021 DB Image
Images can be downloaded using their image tags. For details, see help using 'dbaascli cswlib download --help'.
dbaascli execution completed
データベースおよびGrid Infrastructureへのパッチ適用前の事前チェックの実行
適用可能な事前チェック・フラグを使用して、このトピックのコマンドの前提条件チェック操作(「事前チェック」とも呼ばれる)を実行できます。
事前チェックを実行すると、実際のパッチ適用を実行せずに、パッチ適用操作の事前チェック部分のみを実行できます。Oracleでは、正常なパッチ適用を妨げる可能性のあるソフトウェアの問題を検出するために、事前チェックを実行することをお薦めします。
パッチ適用の事前チェックを実行するには、まず、rootユーザーとしてExadata Cloud Infrastructureインスタンスの仮想マシンに接続します。
- Oracleホームのパッチ適用の事前チェック(インプレース・パッチ適用)
dbaascli dbhome patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。 - データベース移動のパッチ適用の事前チェック(アウトオブプレース・パッチ適用)
dbaascli database moveコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。 - Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用の事前チェック
dbaascli grid patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
Oracleホームのパッチ適用の事前チェック(インプレース・パッチ適用)
dbaascli dbhome patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli dbhome patch --oracleHome dbhome_path --targetVersion Oracle_Database_version --executePrereqs説明:--oracleHomeは、事前チェックするOracleホームのパスを示します。--targetVersionは、パッチを適用するターゲットのOracle Databaseバージョンを指定します。ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
データベース移動のパッチ適用の事前チェック(アウトオブプレース・パッチ適用)
dbaascli database moveコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli database move --oracleHome path_to_target_oracle_home --dbname database_name --executePrereqs説明:--oracleHomeは、目的のOracle Databaseソフトウェア・バージョンを使用するターゲットOracleホームのパスを示します。database moveコマンドを使用する前に、ターゲットOracleホームがシステムに存在している必要があります。--dbnameは、移動するデータベースの名前を指定します
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用の事前チェック
dbaascli grid patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 次のコマンドを実行します:
dbaascli grid patch --targetVersion target_software_version_number --executePrereqsここで、
--targetVersionは、Oracle Grid Infrastructureにパッチが適用されるターゲット・ソフトウェアのバージョンを識別し、ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。 rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
パッチ適用操作の再開またはロールバック
失敗したパッチ適用操作を再開するか元に戻すことができます。パッチを元に戻すことは、ロールバックと呼ばれます。
- パッチ操作の再開
パッチ適用操作を再開するには、元のパッチ適用コマンドで--resumeフラグを使用します。 - パッチ操作のロールバック
パッチ適用操作をロールバックする(元に戻す)には、元のパッチ適用コマンドで--rollbackフラグを使用します。
パッチ操作の再開
パッチ適用操作を再開するには、元のパッチ適用コマンドで--resumeフラグを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作を再開します:
例:
dbaascli dbhome patch --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --targetVersion 19.9.0.0.0 --resume rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
パッチ操作のロールバック
パッチ適用操作をロールバックする(元に戻す)には、元のパッチ適用コマンドで--rollbackフラグを使用します。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作をロールバック(元に戻す)します:
例:
dbaascli grid patch --targetVersion 19.11.0.0.0 --rollbackノート
- 再開およびロールバック操作は、Oracleホームのパッチ適用、Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用、およびデータベースの移動操作でサポートされます。
- パッチ適用操作を再開またはロールバックする場合は、元のパッチ適用コマンドの実行に使用されたものと同じノードから再開またはロールバック・コマンドを実行する必要があり、
--resumeまたは--rollbackフラグを追加して元のコマンドを実行する必要があります。
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
dbaascliを使用したクラウド・ツール・ログの収集およびクラウド・ツールのヘルス・チェックの実行
dbaascli diagコマンドを使用すると、Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureおよびExadata Database Service on Cloud@CustomerシステムのゲストVM dbaasツール・ログを収集できます。これらのログを使用して、dbaasツールに関連する問題をトラブルシューティングできます。
diagコマンドを使用して、dbaastoolsログを収集し、Exadataクラスタ内のすべてのノードでヘルス・チェックを実行できます。--waitForCompletionオプションはバージョン22.4.1以降でサポートされていることに注意してください
- dbaascli
diagコマンドは、rootユーザーとして実行する必要があります - 単一のノードで
dbaascli diag collectコマンドを実行すると、すべてのノードのログ・データが収集されます - 長時間実行されるコマンドには
--waitForCompletionオプションを使用して、このトピックに記載されているコマンドを実行することをお薦めします。使用例については、例を参照してください。
Exadataクラウド・ツールの更新の詳細は、dbaascli admin updateStackを参照してください。
- ツール・ログ・データの収集の例
dbaascli dbaascli diag collectコマンドは、次に示す構文を使用してツール・ログ・データを収集します: - ヘルス・チェックの実行の例
dbaasclidbaascli diag healthcheckコマンドを使用して、すべてのシステム・ノードでヘルス・チェックを実行します。
ツール・ログ・データの収集の例
dbaascli dbaascli diag collectコマンドは、次に示す構文を使用してツール・ログ・データを収集します:
構文の詳細は、dbaascliコマンド・リファレンスのdbaascli diag collectを参照してください
# dbaascli diag collect
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect
Job id: 92f33125-aa70-4ce2-94fb-64d8f1cbdc93
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_07-20-44-PM_83383.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 10
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_07-20-48-PM_83856
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-1920/diag_cloudlogs_20231214-1920_node1.zip=a0d049b87ab9e9cec2ab7d95ded4903bac818c81c8b6a46d295e1e75f4630e19}"
}
dbaascli execution completed
# dbaascli diag collect --waitForCompletion false
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --waitForCompletion false
Job id: 5b556976-dba1-4be9-a4fe-4b58e69c1d96
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_07-23-26-PM_98107.log
Job accepted. Use "dbaascli job getStatus --jobID 5b556976-dba1-4be9-a4fe-4b58e69c1d96" to check the job status.
進行状況をモニターするには、ジョブ・ステータス・コマンドを使用します。
# dbaascli diag collect --dbnames myOracleDatabase19cName
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --dbnames myOracleDatabase19cName
Job id: 8e1d2667-4649-4384-8610-b6348d6548ac
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_08-41-41-PM_88831.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 12
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_08-41-45-PM_89361
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2041/diag_cloudlogs_20231214-2041_node1.zip=9e50500089a74ca7cd8ae08550c06868e26e1cd9c52e808194256594f63397e4}"
}
dbaascli execution completed# dbaascli diag collect --destLocation /tmp/test/
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --destLocation /tmp/test/
Job id: f992afdf-415e-4b58-ab5b-9e38f8c2079d
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_09-42-54-PM_16270.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 14
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_09-42-58-PM_16777
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/tmp/test/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2143/diag_cloudlogs_20231214-2143_node1.zip=8a26cffcfdd72c261660d4f736c615981856e357749d90751b94f3eda19a9a70}"
}
dbaascli execution completed# dbaascli diag collect --startTime 2023-12-05T10:00:00 --endTime 2023-12-05T11:00:00
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --startTime 2023-12-05T10:00:00 --endTime 2023-12-05T11:00:00
Job id: 70b03e50-98cc-4c2b-9684-1f82070bac88
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_09-45-17-PM_42856.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 15
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_09-45-21-PM_43526
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2145/diag_cloudlogs_20231214-2145_node1.zip=b44cf3bfca1ab7a1629dd83098a7772790ab949e50dbb3950f0017e427d7bd05}"
}
dbaascli execution completed# dbaascli diag collect --nodes node1,node2
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --nodes node1,node2
Job id: fa70da09-3de6-4cc8-854c-a739b4fc2ceb
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_09-46-58-PM_55884.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 16
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_09-47-02-PM_56418
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2147/diag_cloudlogs_20231214-2147_node1.zip=de2805c9c6c2af2d602395a84d37747935327b73a6c73052282665a8410eb41f}"
}# dbaascli diag collect --components dbaastools
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --components dbaastools
Job id: da941d3c-5191-4ced-b1bb-9b083fa75865
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_09-47-23-PM_68256.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 17
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_09-47-27-PM_68729
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2147/diag_cloudlogs_20231214-2147_node1.zip=d1f290fb42c981935e1142ec059c2dbba8be2e0a9ffebc9eea83a6336abe2eed}"
}
dbaascli execution completed# dbaascli diag collect --objectStoreBucketUri https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/p/aL-IbIKQ1j6lWNftJc2rLoLh6o9bJgbZm8z0S--BeVuXaipSEEMISrSCfFrVEolG/n/intexadatateam/b/diag_collect_test/o/
DBAAS CLI version 24.1.1.0.0
Executing command diag collect --objectStoreBucketUri https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/p/aL-IbIKQ1j6lWNftJc2rLoLh6o9bJgbZm8z0S--BeVuXaipSEEMISrSCfFrVEolG/n/intexadatateam/b/diag_collect_test/o/
Job id: 028151b7-cbc4-409a-9ec6-69affe10f3bb
Session log: /var/opt/oracle/log/diag/collect/dbaastools_2023-12-14_09-51-36-PM_2963.log
Loading PILOT...
Session ID of the current execution is: 20
Log file location: /var/opt/oracle/log/diag/collect/pilot_2023-12-14_09-51-40-PM_3555
-----------------
..
---------- DIAG COLLECT PLUGIN RESULT ----------
{
"collectedArchive with SHA256 CheckSum" : "{/var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_collect/artifacts_diag_cloudlogs_20231214-2151/diag_cloudlogs_20231214-2151_node1.zip=71633e13ccd06de15cb26850bb0266cf0d869e259550515c5b1fb734c487b470}"
}
dbaascli execution completedヘルス・チェックの実行の例
dbaascli dbaascli diag healthcheckコマンドを使用して、すべてのシステム・ノードでヘルス・チェックを実行します。
構文の詳細は、dbaascliコマンド・リファレンスのdbaascli diag healthcheckを参照してください。
# dbaascli diag healthcheck
DBAAS CLI version MAIN
Executing command diag healthcheck
INFO: Starting diag healthcheck
INFO: Collected diag logs at: /var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_cloudlogs_20210322-2246.tar.gz
# dbaascli diag healthcheck --destLocation /tmp/test
DBAAS CLI version MAIN
Executing command diag healthcheck --destLocation /tmp/test
INFO: Starting diag healthcheck
INFO: Collected diag logs at: /tmp/test/diag_cloudlogs_20210322-2250.tar.gz
# dbaascli diag healthcheck --nodes rbcl1,rbcl2
DBAAS CLI version MAIN
Executing command diag healthcheck --nodes rbcl1,rbcl2
INFO: Starting diag healthcheck
INFO: Collected diag logs at: /var/opt/oracle/dbaas_acfs/diag_cloudlogs_20210421-1915.tar.gz
# dbaascli diag healthcheck --objectStoreBucketUri https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/p/t0Z-kRV5pSmFzqnf-y5XhaAbM4LS82epeBnulKnCr31IeHVjxI9tOkntLF2kq7fP/n/MyNamespace/b/MyParBucket/o/
DBAAS CLI version MAIN
Executing command diag healthcheck --objectStoreBucketUri https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/p/t0Z-kRV5pSmFzqnf-y5XhaAbM4LS82epeBnulKnCr31IeHVjxI9tOkntLF2kq7fP/n/MyNamespace/b/MyParBucket/o/
INFO: Collected diag logs at: https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/p/t0Z-kRV5pSmFzqnf-y5XhaAbM4LS82epeBnulKnCr31IeHVjxI9tOkntLF2kq7fP/n/MyNamespace/b/MyParBucket/o/diag_cloudlogs_20210421-1839.tar.gz
dbaascliを使用したクラウド・ツールの更新
Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureのクラウド・ツール・リリースを更新するには、この手順を実行します。
クラウド固有のツールは、dbaascliコマンドなど、ローカル操作のためにExadata Cloud InfrastructureゲストVMで使用されます。
更新されたツールを含むソフトウェア・パッケージをダウンロードして適用することで、クラウド固有のツールを更新できます。
opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s- 使用可能な最新のクラウド・ツール・リリースに更新するには、次のコマンドを実行します:
dbaascli admin updateStackこのコマンドは、クラスタのすべてのノードでクラウド・ツール・リリースの更新を処理します。
詳細およびその他の使用可能なオプションについては、
dbaascli admin updateStack --helpを参照してください。
複製データベースの作成
dbaascliを使用したクラウド・データベースの複製
dbaascliを使用して複製データベースを作成できます。この新しいデータベースは、ソース・リージョンと同じクラウド・リージョンにすることも、リージョン全体にすることもできます。次のステップでは、クラウド上に複製データベースを作成する方法について説明します。
データベースがTDE暗号化用にOCI Vaultで構成されており、データベースを複製する場合は、次の項を参照してください。
複製を準備する
次の前提条件に注意してください。
EZConnect文字列を介してソース・データベースにアクセスするためのネットワーク・パスが設定されていることを確認します。- TDEウォレット・ファイル(
ewallet.p12)をターゲット・データベース・ノードにコピーします。dbaascliコマンドの実行を決定したノード。 - 必要に応じて、ターゲット・ノードにOracleホームを作成します。Oracleホームのバージョンは、ソースまたはそれ以上のRUバージョンと同じバージョンである必要があります。
前提条件チェックを実行します
前提条件チェックを実行するには、--executePrereqsコマンド・オプションを使用します。これは、実際のOracle Database複製を実行せずに、前提条件チェックのみを実行します。
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod FILE --tdeConfigMethod FILE --executePrereqs
データベースの複製
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod FILE --tdeConfigMethod FILE
親トピック: 複製データベースの作成
キー管理にOCI Vaultを使用する場合の考慮事項
この項は、データベースがTDE暗号化用にOCI Vaultで構成されており、データベースを複製する場合にのみ適用されます。
同じリージョン内のデータベースの複製
- 追加の前提条件ステップ
ターゲット・データベース・ノードのOCI Vaultアクセス・ポリシーを必ず設定してください。ターゲット・データベース・ノードは、ソース・データベースのOCIキー・ボールトと新しいキー・ボールトの両方にアクセスできる必要があります(別個のキー・ボールトを使用することを決定した場合)。
- 前提条件チェックを実行します
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod KMS --sourceDBKMSKeyOCID <Source Database OCI Vault key OCID> --tdeConfigMethod KMS --kmsKeyOCID <OCI Vault key OCID> --executePrereqs - データベースの複製
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod KMS --sourceDBKMSKeyOCID <Source Database OCI Vault key OCID> --tdeConfigMethod KMS --kmsKeyOCID <OCI Vault key OCID>このコマンドが正常に完了すると、データベースが複製されます。
リージョン間でのデータベースの複製
- 追加の前提条件ステップ
- 「Vaultサービスでの顧客管理キーの使用の準備」で説明されているステップに従って、対応するリージョンでターゲット・データベースの新しいOCI Vaultを設定します。タスク1から3を完了します。
- ソース・リージョンからターゲット・リージョンへのOCI Vaultレプリケーションを設定します。詳細は、ボールトおよびキーのレプリケートを参照してください。
- 動的グループ・ポリシーを更新します。このポリシーは、レプリケートされたOCI Vaultキーへのアクセスを許可するためにステップ2で作成されます。
- 前提条件チェックを実行します
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod KMS --sourceDBKMSKeyOCID <Source Database OCI Vault key OCID> --tdeConfigMethod KMS --kmsKeyOCID <OCI Vault key OCID> --executePrereqs - データベースの複製
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --sourceDBTdeConfigMethod KMS --sourceDBKMSKeyOCID <Source Database OCI Vault key OCID> --tdeConfigMethod KMS --kmsKeyOCID <OCI Vault key OCID>このコマンドが正常に完了すると、データベースが複製されます。
親トピック: 複製データベースの作成
オンプレミス・データベースの複製
dbaascliを使用すると、オンプレミス・データベースをクラウドに複製できます。これは、dbaascli database duplicateコマンドで実行できます。このコマンドは、クラウド上に新しいデータベースを作成します。これは、オンプレミス・データベースとそのデータの複製です。このプロセスの進行中は、オンプレミス・データベースは引き続き動作しています。検証後に、アプリケーションをクラウド上の複製データベースに移行できます。
複製を準備する
- OCIノードから
EZConnect文字列を介してオンプレミス・データベースにアクセスするためのネットワーク・パス設定があることを確認します。 - オンプレミス・データベースがTDEで構成されている場合は、TDEウォレット・ファイル(
ewallet.p12)をOCIノードにコピーし、ここでdbaascliコマンドを実行します。 - 必要に応じて、OCIノードにOracleホームを作成します。Oracleホーム・バージョンは、ソースまたはそれ以上のRUバージョンと同じである必要があります。
必要なRPMの検証
このプロセスでは、23.3.2.0.0のdbaastools RPMバージョン以上が必要ですが、常に最新のdbaastools RPMに更新することをお薦めします。
- 現在インストールされているバージョンを確認するには、次を実行します。
dbaascli --version DBAAS CLI version 23.3.2.0.0 - 最新のツールRPMを
rootユーザーとして適用するには、次を実行します:# dbaascli admin updateStack
前提条件チェックを実行します。
前提条件チェックを実行するには、--executePrereqsコマンド・オプションを使用します。これは、実際のOracle Database複製を実行せずに、前提条件チェックのみを実行します。
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet> --executePrereqs
データベースの複製
次のコマンドを使用してデータベースを複製します。
dbaascli database duplicate --dbName <database name> --oracleHome <Oracle Home Path> --sourceDBConnectionString <source database EZConnect string> --sourceDBTDEWalletLocation <location of copied wallet>
例:
dbaascli database duplicate --sourceDBConnectionString xyzhost.oracle.com:1521/dbuniquename.oracle.com --dbName orcl --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1 --sourceDBTDEWalletLocation /tmp/wallet_copy/tde --waitForCompletion false
このコマンドが正常に完了すると、データベースはクラウドに複製され、アプリケーションの使用状況の妥当性チェックの準備が整います。検証が完了すると、アプリケーション接続をクラウド・データベースに移行できます。
追加の構成オプションについては、dbaascli database duplicate –help を参照してください。
移行に関するいくつかの考慮事項
- RMAN duplicateに複数のチャネルを割り当てる場合は、
--rmanParallelism引数を指定して割り当てることができます。 - Exadata Cloud Serviceは、データベース・メモリーを自動共有メモリー管理(ASMM)として構成します。オンプレミス・データベースが異なるメモリー管理で構成されている場合は、
--sgaSizeInMBおよび--pgaSizeInMBの値を指定して、OCI側でメモリー・パラメータ値を適切に調整してください。 - オンプレミス・データベースに非推奨または無効な初期化パラメータが含まれていないことを確認します。
- データベース記憶域に関連するデータベース初期化パラメータ(データファイルの場所、REDOの場所、リカバリ領域の宛先、制御ファイルの多重化)は、
--initParams引数を使用して変更できます。たとえば、複製データベースの
db_create_online_log_dest値をオーバーライドするには:--initParams db_create_online_log_dest_1=+DATAC1,db_create_online_log_dest_2=+RECOC1
データベースの複製のトラブルシューティング
dbaascli操作ログ・ファイルは、/var/opt/oracle/log/<dbname>/database/duplicateにあります。- 複製のジョブの1つは、
dbcaを実行することです。そのログ・ファイルは、/u02/app/oracle/cfgtoollogs/dbcaおよび/u02/app/oracle/cfgtoollogs/dbca/<dbuniquename>にあります。
操作が失敗した場合、同じコマンドに--resume引数を指定して操作を再開するオプションがあります。または、dbaascli database delete –dbname <dbname> –forceを使用してデータベースをクリーン・アップしてから、データベース複製コマンドを再実行します。
親トピック: 複製データベースの作成
リリース・ノート
dbaascliの様々なリリースで加えられた変更を確認します。
- リリース25.3.1.0.0 (250826)
- リリース25.2.1.0.0 (250522)
- リリース25.1.2.0.0 (250325)
- リリース25.1.1.0.0 (250107)
- リリース24.4.1.0.0 (241104)
- リリース24.3.2.0.0 (240828)
- リリース24.3.1.0.0 (240711)
- リリース24.2.1.0.0 (240530)
- リリース24.1.2.0.0 (240306)
- リリース24.1.1.0.0 (231219)
- リリース23.4.1.0.0 (231102)
- リリース23.3.2.0.0 (230921)
- リリース23.3.1.0.0 (230712)
- リリース23.2.1.0.0 (230503)
- リリース23.1.2.0.0 (230305)
- リリース23.1.1.0.1 (230113)
- リリース22.4.1.0.1 (221122)
- リリース22.3.1.1.0 (221003)
- リリース22.3.1.0.1 (220721)
- リリース22.2.1.1.0 (220623)
- リリース22.2.1.1.0 (220609)
- リリース22.2.1.0.1 (220423)
- リリース22.1.1.2.0 (220405)
- リリース22.1.1.1.0 (220317)
- リリース22.1.1.0.1 (220223)
- リリース21.4.1.1.0 (220209)
- リリース21.4.1.1.0
- リリース21.3.1.2.0
- リリース21.3.1.1.0
- リリース21.3.1.0.1
- リリース21.2.1.x.x
リリース25.3.1.0.0 (250826)
- AHF 25.6.2を含む
- syslens 25.2.3.0を含みます。
- exacs-configs-release-master_25-3-1を含みます。
dbaascli dbhome patchコマンドにskipDBForDatapatchオプションが含まれるようになりました。目的:インプレースDBホームのパッチ適用中にdatapatchステップがスキップされるデータベースのリストを指定できます。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース24.4.1.0.0 (241104)
tde encryptionの詳細を含めるようにdbaascli database getDetailsが拡張されました。コマンドdbaascli tde statusは現在非推奨です。- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース24.3.1.0.0 (240711)
- 19cリリースへのデータベース・アップグレード時の
sqlnet.oraからwallet_rootへのTDE移行 - デフォルト・モードとしてイメージベースのパッチ適用を使用するためのグリッド・パッチのインプレース
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース24.2.1.0.0 (240530)
- Oracle AI Database 26aiのサポートが追加されました。
- バックアップ保存先としてZero Data Loss Autonomous Recovery Service(ZRCV)を使用したバックアップおよびリカバリ領域の改善。
- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
リリース23.4.1.0.0 (231102)
- バックアップおよびリカバリ:最小バックアップ・リカバリ・ウィンドウが7日に変更されました。バックアップ・ピースの自動化を廃止すると、システムから7未満の値が検出された場合、リカバリ・ウィンドウは7日とみなされます。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース23.3.2.0.0 (230921)
- プラガブル・データベース操作
- 作成およびクローニング操作中にOCI Vaultのカスタム・キー・バージョンOCID (Bring Your Own Key - BYOK)を設定するためのサポートが追加されました。詳細は、それぞれのPDBコマンドのヘルプを参照してください。
- Grid Infrastructure (GI)パッチ適用
- パッチ適用ワークフローが強化され、特にデータベース数が多い環境でのパッチ適用時間が短縮されました。
- リモート・ノードへのパッチ適用をパラレルに実行するために使用できる新しいオプション
--patchInParallelが導入されました。
- データベースのパッチ
- クラスタの特定のノードでdatapatchを実行するオプションが用意されています。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース23.3.1.0.0 (230712)
- 新しい
dbaascliコマンドdbaascli gridHome create- このコマンドを使用して、サポートされているバージョンのGrid Infrastructureホームを作成できます。詳細は、dbaascli gridHome create --helpを参照してください。dbaascli system getGridHomes- このコマンドは、システムで使用可能なGrid Infrastructureホームの詳細を提供します。詳細は、dbaascli system getGridHomes --helpを参照してください。dbaascli admin updateAHF- このコマンドを使用して、AHFを指定のクラウド認定バージョンのAHFリリースに更新できます。ただし、AHF更新はクラウド自動化によって暗黙的に処理することをお薦めします。詳細は、dbaascli admin updateAHF --helpを参照してください。
- プラガブル・データベース操作
- リフレッシュ可能なプラガブル・データベース・ライフサイクルの分野の改善。
- データベースのバックアップおよびリカバリ
- データガード構成の場合にスタンバイ・サイトでバックアップを構成するためのサポートが追加されました。バックアップ構成はData Guardサイト固有です。つまり、ロールの変更(Data Guardスイッチオーバー操作など)は、プライマリ・サイトまたはスタンバイ・サイトでのデータベースのバックアップ操作に影響しません。バックアップは、プライマリ・サイトまたはスタンバイ・サイトで構成されている場合、ロールの変更に関係なく続行されます。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース23.2.1.0.0 (230503)
- データベース・ライフサイクル関連の改善
- 期限切れのTCPS証明書を削除する
dbaascli grid removeTCPSCertが導入されました。詳細は、dbaascli grid removeTCPSCert --helpを参照してください。 - データベースの複製中に特定のPDBを除外するオプションが追加されました。詳細は、
dbaascli database duplicate --helpでskipPDBs引数を参照してください。
- 期限切れのTCPS証明書を削除する
- データベースのバックアップおよびリカバリ
- OSSバックアップの
FILES_PER_SETのデフォルトを64に変更しました。これは、dbaascli database backup --configureを使用して変更できます。詳細は、dbaascli database backup --helpを参照してください。 - データ・ガード環境でのロール・スイッチオーバー後も、アーカイブ・ログのバックアップはスタンバイ・サイトから続行されます。
- Oracleで管理されていないバックアップの場合、L0およびL1バックアップのスケジュールはデフォルトでは作成されません。
dbaascli database backup --configureコマンドを使用して明示的に作成する必要があります。
- OSSバックアップの
- sysLens
ExaDB-Dフリートのシステム・リソース・データを収集、分析およびレポートするフレームワークは、23.2.1.0.0 (235503)に含まれています。詳細は、sysLensの管理を参照してください。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース23.1.2.0.0 (230305)
- データベース・ライフサイクル関連の改善
- オブジェクト・ストアにデータベース・テンプレート(DBCAテンプレート)を作成するオプションが追加されました。その後、DBCAテンプレートを使用してデータベースを作成できます。詳細は、
dbaascli database createTemplate --helpを参照してください
- オブジェクト・ストアにデータベース・テンプレート(DBCAテンプレート)を作成するオプションが追加されました。その後、DBCAテンプレートを使用してデータベースを作成できます。詳細は、
- プラガブル・データベース操作
- 手動リフレッシュ・オプションを使用して作成されたプラガブル・データベースをリフレッシュするために、
dbaascli pdb refreshが導入されました。詳細は、dbaascli pdb refresh --helpを参照してください。 - リフレッシュ可能プラガブル・データベースを通常のプラガブル・データベースに変換するオプションが追加されました。詳細は、
dbaascli pdb open --helpを参照してください。 - リフレッシュ可能プラガブル・データベースを作成するには、ソース・プラガブル・データベースへのデータベース・リンクを作成するために、既存のソース・データベース・ユーザーが必要になりました。詳細は、
dbaascli pdb remoteClone --helpのdblinkUserName引数を参照してください。
- 手動リフレッシュ・オプションを使用して作成されたプラガブル・データベースをリフレッシュするために、
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース23.1.1.0.1 (230113)
- データベース・ライフサイクル関連の改善
- 暗号化キー管理にOCIボールト・サービスを使用するソース・データベースから複製データベースを作成するためのサポートが追加されました。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.4.1.0.1 (221122)
- プラガブル・データベース操作
- 再配置の終了時にPDBをオープンしないオプションが追加されました。詳細は、
dbaascli pdb relocate --helpでskipOpenPDB引数を参照してください。このオプションを使用した後、completePDBRelocate引数を使用してコマンドを実行すると、PDBの再配置を完了できます。 - ソースの場所に再配置されたPDBメタデータ/サービスをクリーンアップするオプションが追加されました。詳細は、
dbaascli pdb delete --helpでcleanupRelocatedPDB引数を参照してください
- 再配置の終了時にPDBをオープンしないオプションが追加されました。詳細は、
- 新しい
dbaascliコマンドdbaascli database createTemplate- このコマンドを使用すると、後でデータベースの作成に使用できるデータベース・テンプレート(DBCAテンプレート)を作成できます。DBCAテンプレートは、Oracle Databaseサーバー・ソフトウェアに付属のツールであるDBCAを使用してクローン・データベースを作成するために広く使用されています。詳細は、dbaascli database createTemplate --helpを参照してください- データベース暗号化のマスター・キーをローテーションする
dbaascli tde rotateMasterKeyが導入されました。詳細は、dbaascli tde rotateMasterKey --helpを参照してください。コマンドdbaascli tde rotate masterkeyは現在非推奨です。
- データベース・ライフサイクル関連の改善
- データベース作成ワークフローでDBCAテンプレートを使用するためのサポートが追加されました。詳細は、
dbaascli database create --helpでdbcaTemplateFilePath引数を参照してください - 複製データベース作成のパフォーマンスが向上しました。複製データベースの作成方法の詳細は、
dbaascli database duplicate --helpを参照してください - TDE暗号化されていないソース・データベースから複製データベースを作成するためのサポートが追加されました。
- データベース作成ワークフローでDBCAテンプレートを使用するためのサポートが追加されました。詳細は、
- TDE管理
- データベース暗号化のマスター・キーをローテーションする
dbaascli tde rotateMasterKeyが導入されました。詳細は、dbaascli tde rotateMasterKey --helpを参照してください。コマンドdbaascli tde rotate masterkeyは現在非推奨です。 - すべてのTDE操作のワークフローが改良されました。詳細は、
dbaascli tde --helpを参照してください
- データベース暗号化のマスター・キーをローテーションする
- Grid Infrastructure (GI)パッチ適用
- ノードでのパッチ適用操作のパラレル実行を可能にするためのサポートが追加されました。このオプションを使用すると、データベースの可用性が低下するため、慎重に実行する必要があります。
- データベースのバックアップおよびリカバリ
- スタンドアロン・バックアップからデータベースを作成するためのワークフローが改良されました
- AHFバージョン22.2.4の組込み
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.3.1.1.0 (221003)
- 新しい
dbaascliコマンドdbaascli database getDetails- このコマンドは、特定のデータベースの詳細情報(dbname、ノード情報、プラガブル・データベース情報など)を表示します。詳細は、dbaascli database getDetails --helpを参照してください。
- プラガブル・データベース操作
refreshablePDB引数を使用して、プラガブル・データベースをリフレッシュ可能クローンとして作成するためのサポートが追加されました。詳細は、dbaascli pdb remoteClone --helpを参照してください
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.3.1.0.1 (220721)
- 新しいデータベース・ライフサイクル・コマンド
dbaascli database addInstance- このコマンドを使用して、データベースがまだ構成されていないクラスタのノードの1つにデータベース・インスタンスを追加できます。詳細は、dbaascli database addInstance --helpを参照してください。dbaascli database deleteInstance- このコマンドを使用して、データベースが構成されているクラスタのノードの1つからデータベース・インスタンスを削除できます。詳細は、dbaascli database deleteInstance --helpを参照してください。dbaascli database duplicate- このコマンドを使用して、クラスタ内、またはクラスタ間にネットワーク接続が存在する場合はクラスタ間で既存のデータベースから新しいデータベースを作成できます。詳細は、dbaascli database duplicate --helpを参照してください。
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリ
- ソフトウェア・ライブラリからローカルのシステムにダウンロードされたイメージをリストする
dbaascli cswlib listLocalコマンドが導入されました。詳細は、dbaascli cswlib listLocal --helpを参照してください。コマンドdbaascli dbimage listは現在非推奨です。 - クラウド・ソフトウェア・ライブラリからダウンロードされたイメージを削除するための
dbaascli cswlib deleteLocalコマンドが導入されました。詳細は、dbaascli cswlib deleteLocal --helpを参照してください。コマンドdbaascli dbImage purgeは現在非推奨です。
- ソフトウェア・ライブラリからローカルのシステムにダウンロードされたイメージをリストする
- コマンド
dbaascli admin updateStackのログの場所は、他のdbaascliコマンドの規則に従って変更されました。ログは、/var/opt/oracle/log/admin/updateStackディレクトリの下にあります。前の場所は/var/opt/oracle/log/tooling/Updateでした。 dbaascliのヘルプはクラウド・プラットフォーム環境に対応し、動作中のクラウド環境に適用可能なコマンドの場合はヘルプ出力をリストするようになりました。- データガード環境でTDEパスワードを変更するためのサポートが追加されました。詳細は、dbaascli tde changePassword --helpを参照してください。このサポートは現在、11.2.0.4リリースでは使用できません。
- AHFバージョン22.1.5が含まれます。
- データベース・アップグレード操作のワークフローが改良されました。
- データベース・ホーム作成操作のワークフローが改良されました。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.2.1.1.0 (220623)
- AHFバージョン22.1.1が含まれます
- システムでのdbaastools rpmの更新により、ORA-600エラーでデータベース・ダウンタイムが発生する可能性がある問題を修正しました
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.2.1.1.0 (220609)
- 新しい
dbaascliコマンド:dbaascli dbHome getDatabases- このコマンドは、特定のデータベースOracleホームから実行されているすべてのデータベースをリストします。出力はJSON形式で返されるため、自動化が容易になります。詳細は、dbaascli dbHome getDatabases --helpを参照してください。dbaascli database getPDBs- このコマンドは、特定のコンテナ・データベースのすべてのプラガブル・データベースをリストします。出力はJSON形式で返されるため、自動化が容易になります。詳細は、dbaascli database getPDBs --helpを参照してください。dbaascli dbHome delete- このコマンドは、特定のデータベースのOracleホームを削除します。詳細は、dbaascli dbHome delete --helpを参照してください。dbaascli dataguard prepareStandbyBlob- このコマンドは、Data Guard環境のスタンバイ・サイトで必要な様々なファイルを含むBLOBファイルを生成します。詳細は、dbaascli dataguard prepareStandbyBlob --helpを参照してください。
- Grid Infrastructure (GI)パッチ適用:
- 最適化された新しいワークフロー
- パッチ適用前にGrid Infrastructure (GI)ソフトウェア・イメージを作成する方法を導入しました。このGIイメージは、後でGIパッチ適用操作の実行に使用できます。この方法の利点は、イメージがすでに準備されているため、パッチ適用ウィンドウが短縮されることです。ノード上のGIスタックは、イメージを作成するために停止されません。詳細は、
dbaascli grid patch --helpのcreateImageオプションを参照してください dbaascli grid patchコマンドのcreateImageオプションを使用して作成された、ユーザー指定のGIソフトウェア・イメージを使用してGrid Infrastructureパッチ適用を実行する方法が導入されました。詳細は、dbaascli grid patch --helpのimageLocationオプションを参照してください。
- Data Guard環境でのパスワード・サポートの変更:
- Data Guard環境でパスワードを変更するためのサポートを追加しました。詳細は、
dbaascli database changePassword --helpおよびdbaascli dataguard prepareStandbyBlob --helpを参照してください
- Data Guard環境でパスワードを変更するためのサポートを追加しました。詳細は、
- Data Guard構成:
- Data Guard自動化属性を更新するためのサポートが追加されました(
/var/opt/oracle/dg/dg.confファイル内)。詳細は、dbaascli dataguard --helpを参照してください。
- Data Guard自動化属性を更新するためのサポートが追加されました(
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.2.1.0.1 (220423)
- 新しいdbaascliコマンド
- 顧客がダウンロードしてインストールできる最新のdbaastoolsバージョンを示すdbaascli admin showLatestStackVersionが導入されました。dbaastools rpmのインストールは、コマンドdbaascli admin updateStackを使用して実行できます。詳細は、「dbaascliコマンド・リファレンス」を参照してください。
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリ
- BP(バンドル・パッチ)がRU(リリース更新)に置き換えられたため、BPアクティブ化(dbaascli cswlib activateBP)のサポートは非推奨になりました。クラウド・デプロイメントでは、「イメージ・タグ」で識別されるソフトウェア・イメージの形式でRUが使用されます。そのため、クラウド・ソフトウェア・ライブラリ(cswlib)コマンドとのインタフェースにはイメージ・タグを使用することをお薦めします。詳細は、dbaasscli cswlib download –helpを参照してください。
- nonCDBデータベースを作成するために非CDBイメージをダウンロードする必要がなくなりました。ユーザーは通常のイメージを使用してnonCDBデータベースを作成できるようになりました。詳細は、dbaascli database create –helpのcreateAsCDBオプションを参照してください。
- 非CDBデータベースの作成
- 標準データベース・ソフトウェア・イメージを使用してnonCDBデータベースを作成するためのデータベース作成ワークフローが強化されました。詳細は、dbaascli database create –helpのcreateAsCDBオプションを参照してください。
- データベース・ホームのパッチ適用
- 最適化された新しいワークフロー
- Grid Infrastructureのアップグレード
- 最適化された新しいワークフロー
- プラガブル・データベース(PDB)の操作
- DataGuard環境でのPDBの削除には、追加の引数-allStandByPreparedを渡して、スタンバイ・サイトに必要な操作が完了したことを示す明示的な確認が必要です。詳細は、dbaascli pdb delete --helpを参照してください
- データベースの再起動操作のローリング機能が提供されました。詳細は、dbaascli database bounce –helpを参照してください。
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース22.1.1.1.0 (220317)
- 新しい
dbaascliコマンド:- クラスタ上のすべてのデータベースOracleホームを取得するための
dbaascli system getDBHomesが導入されました。出力はJSON形式で返されるため、自動化が容易になります。 - 特定のOracleホームの詳細情報を取得するための
dbaascli dbhome getDetailsが導入されました。出力はJSON形式で返されるため、自動化が容易になります。
- クラスタ上のすべてのデータベースOracleホームを取得するための
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリ(cswlib):
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリのリスト操作に対する
dbaascli cswlib listコマンドのサポートは非推奨になりました。新しいコマンドは、イメージをそのImageTagとともにリストするdbaascli cswlib showImagesです。クラウド・ソフトウェア・ライブラリからイメージをダウンロードするには、Image tagsを使用することをお薦めします。イメージ・タグを使用したダウンロードの詳細は、dbaascli cswlib download –helpを参照してください。 - 様々なバグ修正および安定性の向上
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリのリスト操作に対する
親トピック: リリース・ノート
リリース22.1.1.0.1 (220223)
- Grid Infrastructureのアップグレード
- 最適化された新しいワークフロー
- データベースのバックアップおよびリカバリ
- バックアップ・メタデータのメタデータ・リポジトリの内部更新
- bkup_apiコマンドはdbaascliコマンドに置き換えられたため、その非推奨メッセージが導入されました。詳細は、'dbaascli database backup --help'および'dbaascli database recover –help'を参照してください
- プラガブル・データベース(PDB)の操作
- PDBの再配置操作がサポートされるようになりました。詳細は、'dbaascli pdb relocate –help'を参照してください。
- nonCDBからPDBへの変換のワークフローが改良されました。詳細は、'dbaascli database convertToPDB –help'を参照してください。
- 暗号化キーの管理
- Transparent Data Encryption (TDE)ハートビート固有の初期化パラメータは、顧客管理キーを使用するデータベースに対するクラウドの推奨値に設定されます。
- クラウド・ソフトウェア・ライブラリの管理
- imageTagsを介したアーティファクトのソフトウェア・ライブラリ・ダウンロードが改良されました。データベースおよびグリッド・ソフトウェア・イメージをダウンロードするには、imageTagsを使用することをお薦めします。詳細は、‘dbaascli cswlib showimages’および‘dbaascli cswlib download –help’を参照してください
- AHFバージョン21.4.2が含まれます
- 様々なバグ修正および安定性の向上
親トピック: リリース・ノート
リリース21.4.1.1.0
- dbaastoolsのこのバージョン以降で作成されるデータベースのシステム・レベル表領域(
SYSTEM、SYSAUX、UNDOおよびTEMP)の暗号化が有効になりました。この機能は、Oracle Databaseバージョン19.6.0.0.0以上で有効です。 - グリッドのパッチ適用:
gridユーザーが所有する次のファイル所有権をチェックするために前提条件が追加されました。-
<gi_home>/suptools/tfa/release/tfa_home/jlib/jdev-rt.jar -
<gi_home>/suptools/tfa/release/tfa_home/jlib/jewt4.jar
-
- データベースのパッチ適用:
- 同時
database move操作はデフォルトで禁止されます。Oracle Databaseリリース12.2以上のデフォルト動作をオーバーライドするために使用できる新しいオプション–allowParallelDBMoveが導入されました。 MOUNTモードにあるスタンバイ・データベースの移動に関連する問題が修正されました。
- 同時
- データベースのバックアップおよびリカバリ:
- データベース・バックアップの新しいコマンドライン・オプションが追加されました。詳細は、dbaascli database backupのコマンド・リファレンスを参照してください。
- データベース・リカバリの新しいコマンドライン・オプションが追加されました。詳細は、dbaascli database recoverのコマンド・リファレンスを参照してください。
- バックアップおよびリカバリ操作での
bkup_apiの使用は、今後は非推奨になります。 - バックアップおよびリカバリ操作で
SYSBACKUP管理権限を使用するというOracle推奨プラクティスに準拠するため、クラウド自動化によって、CDB$ROOTコンテナ・レベルでSYSBACKUPロールを持つ共通の管理ユーザーC##DBLCMUSERが作成されます。そのため、バックアップおよびリカバリ操作は、最小限必要な権限を持つユーザーを使用して実行されます。このユーザーの資格証明は、クラウド自動化によってランダムに生成され、安全に管理されます。ユーザーが見つからないか、LOCKEDおよびEXPIREDである場合、クラウド自動化によって、バックアップまたはリカバリ操作中にこのユーザーが再作成またはロック解除されます。クラウド自動化のこの変更は、dbaastoolsバージョン21.4.1.1.0以降に行われます。
- 再開コマンドに
–sessionID <value>引数を指定して前のセッションを再開するようにdbaascli resumeの機能が拡張されました。セッションIDは、dbaascli出力およびログで共有されます。 - コマンドの使用方法を表示するように
dbaascli help出力が拡張されました。 dbaascliシェル(対話型セッション)の使用は非推奨になりました。これは、2022年3月より後は完全にサポート対象外になります。すべてのドキュメントの例で推奨されているとおり、コマンド・プロンプトで完全なdbaascliコマンドを実行することをお薦めします。- Autonomous Health Framework (AHF)バージョン21.2.8が含まれます。
- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
リリース21.3.1.2.0
- コントロール・プレーンのメタデータ同期ロジックの拡張により、
dbaascli操作のタイミングが改善されました。 - 関連付けられたスレッドとともにミリ秒レベルの情報を取得するように
dbaascliログが拡張されました。 - データベース・ホームのパッチ適用およびデータベースの移動操作で、潜在的な障害シナリオを修正処理の推奨とともに取得するための追加の前提条件チェックが導入されました。
- データベースのパッチ適用操作では、データベースの状態がパッチ適用前と同じ状態に保持されるようになりました。プラガブル・データベースでは、PDBの保存状態が適用されます。
- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
リリース21.3.1.1.0
- PDBの作成、
localCloneまたはremoteClone操作の一部として、PDB管理ユーザー・アカウントのロック解除のサポートが追加されました。詳細は、dbaascli pdb create --helpのオプション--lockPDBAdminAccountを参照してください。 - 既存の環境のOracle Grid Infrastructureに登録されているデータベース・リソースを、データベース名の正しい値で更新する問題が修正されました。
- PDBライフサイクル操作が拡張されました。
- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
リリース21.3.1.0.1
oracleユーザーとして実行される次のdbaascliコマンドのサポート。dbaascli pdb bouncedbaascli pdb closedbaascli pdb connectStringdbaascli pdb createdbaascli pdb deletedbaascli pdb getDetailsdbaascli pdb listdbaascli pdb localClonedbaascli pdb opendbaascli pdb remoteClone
- データベースのアウトオブプレース・パッチ適用が改良されました。詳細は、
dbaascli database move –helpを参照してください。 - Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用ワークフローのタイミング関連の拡張。詳細は、
dbaascli grid patch –helpを参照してください。 - パッチ適用操作の
exadbcpatchmulti/dbaascli patchのサポートが非推奨になりました。データベース・ホームおよびOracle Grid Infrastructureのパッチ適用操作には、dbaascli dbhome patchおよびdbaascli grid patchコマンドが提供されます。詳細は、dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用の項を参照してください。dbaascliコマンド・リファレンスの項も参照してください。 dbaascliコマンド規則の一貫性を保つためにdbaasclitools patchコマンドのサポートは非推奨になりました。新しいコマンドは、dbaascli admin updateStackです。詳細は、dbaascliを使用したクラウド・ツールの更新の項を参照してください。- 長時間実行操作のために切断モードで
dbaascliを実行する機能。--waitForCompletion falseを指定してdbaascliコマンドを実行すると、ジョブIDを取得できます。後でこれを問い合せて、操作のステータスを取得できます(dbaascli job getStatus –jobid job_idを使用)。これは、長時間実行操作でユーザーがコマンド実行の直後に制御を取り戻す場合に役立ちます。このリリースでは、このオプションはdbaascli database createコマンドでのみ使用できます。このサポートを得るために、後続のリリースでは別のコマンドも追加される予定です。これらのコマンドのヘルプ出力には、--waitForCompletionオプションのサポートが反映される予定です。 dbaascliシェルのサポートは非推奨になりました。すべてのドキュメントの例で推奨されているとおり、コマンド・プロンプトで完全なdbaascliコマンドを実行することをお薦めします。dbaascliシェルに入力するかわりに、dbaascliのみの実行で、その使用方法のヘルプの出力が表示されます。- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
リリース21.2.1.x.x
- Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用操作が再設計され、失敗した時点から再開する機能、ノードのサブセットに対するパッチ、インスタンス・ドレイン、およびその他の機能拡張が追加されました。詳細は、
dbaascli grid patch --helpを参照してください。dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用の項も参照してください。 - パッチ適用操作の
exadbcpatchmulti/dbaascli patchのサポートが非推奨になりました。データベース・ホームおよびOracle Grid Infrastructureのパッチ適用操作には、dbaascli dbhome patchおよびdbaascli grid patchコマンドが提供されます。詳細は、dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用の項を参照してください。dbaascliコマンド・リファレンスの項も参照してください。 - コマンド規則の一貫性を保つために
dbaascli tools patchコマンドのサポートは非推奨になりました。新しいコマンドは、dbaascli admin updateStackです。 - 作成、ローカル・クローンおよびリモート・クローン操作のためのPDB管理APIが再設計されました。詳細は、
dbaascli pdb --helpを参照してください。 - データベース削除APIが再設計されました。詳細は、
dbaascli database delete --helpを参照してください。 - dbhomeの作成が改良されました(カスタム・ソフトウェア・イメージのサポート、スケールアウト操作)。詳細は、
dbaascli dbhome create --helpを参照してください。 - クラスタ・ノードのサブセットでのデータベース作成のサポート。詳細は、
dbaascli database create --helpを参照してください。 - 長時間実行操作のために切断モードで
dbaascliを実行する機能。--waitForCompletion falseを指定してdbaascliコマンドを実行すると、ジョブIDを取得できます。後でこれを問い合せて、操作のステータスを取得できます(dbaascli job getStatus –jobid job_idを使用)。これは、長時間実行操作でユーザーがコマンド実行の直後に制御を取り戻す場合に役立ちます。このリリースでは、このオプションはdbaascli database createコマンドでのみ使用できます。このサポートを得るために、後続のリリースでは別のコマンドも追加される予定です。これらのコマンドのヘルプ出力には、--waitForCompletionオプションのサポートが反映される予定です。 skipPDBsやcontinueWithDowntimeなどの複数のオプションが導入され、dbhomeのパッチ適用の操作性が向上しました。詳細は、dbaascli dbhome patch --helpを参照してください。- より優れた診断収集のサポート。詳細は、
dbaascli diag collect --helpを参照してください。 - データベース・アップグレード自動化の領域の軽微な改善。
- 様々なバグ修正および安定性の向上。
親トピック: リリース・ノート
dbaascliコマンド・リファレンス
データベースを作成してクラウド自動化フレームワークと統合するには、dbaascliを使用する必要があります。
dbaascliは、DBCAテンプレートを入力として使用し、DBCAの機能をコールしてデータベースを作成してから、OCI APIをコールしてデータベースをクラウド自動化フレームワークに統合できるクラウド・ネイティブ・インタフェースです。現在スクリプトでDBCAを使用している顧客は、DBCAのかわりにdbaascliをコールするように既存のスクリプトを更新できます。DBCAの特定の機能がdbaasclで使用できないためにdbaascliを使用できない場合は、その機能をdbaascliに追加することを求めるMy Oracle Support (MOS)リクエストを開く必要があります。
dbaascliユーティリティを使用するには、Exadata Cloud Infrastructureコンピュート・ノードに接続している必要があります。手順については、Exadata Cloud Infrastructureインスタンスへの接続を参照してください。
dbaascliコマンドの中には、oracleまたはopcユーザーとして実行できるものもありますが、多くのコマンドにはroot管理者権限が必要です。特定の要件については、各コマンドを参照してください。
- dbaascli admin updateAHF
Autonomous Health Framework (AHF)をインストールまたは更新するには、dbaascli admin updateAHFコマンドを使用します。 - dbaascli admin updateStack
dbaastools RPMをインストールまたは更新するには、dbaascli admin updateStackコマンドを使用します。 - dbaascli cswlib deleteLocal
ローカル・イメージを削除するには、dbaascli cswlib deleteLocalコマンドを使用します。 - dbaascli cswlib download
使用可能なソフトウェア・イメージをダウンロードし、Exadata Cloud Infrastructure環境で使用できるようにするには、dbaascli cswlib downloadコマンドを使用します。 - dbaascli cswlib listLocal
ローカルで使用可能なデータベースおよびGrid Infrastructureイメージのリストを表示するには、dbaascli cswlib listLocalコマンドを使用します。 - dbaascli cswlib showImages
使用可能なデータベースおよびGrid Infrastructureイメージのリストを表示するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。 - dbaascli database addInstance
指定したノードにデータベース・インスタンスを追加するには、dbaascli database addInstanceコマンドを使用します。 - dbaascli database backup
バックアップ・ストレージ宛先でのOracle Databaseの構成、データベース・バックアップの取得、バックアップの問合せ、およびバックアップの削除を行うには、dbaascli database backupコマンドを使用します。 - dbaascli database bounce
指定したExadata Cloud Infrastructureデータベースを停止して再起動するには、dbaascli database bounceコマンドを使用します。 - dbaascli database changepassword
指定したOracle Databaseユーザーのパスワードを変更するには、dbaascli database changePasswordコマンドを使用します。プロンプトが表示されたら、パスワードを変更するユーザー名を入力して、パスワードを入力します。 - dbaascli database convertToPDB
指定した非CDBデータベースをPDBに変換するには、dbaascli database convertToPDBコマンドを使用します。 - dbaascli database create
Oracle Databaseを作成するには、dbaascli database createコマンドを使用します。プロンプトが表示されたら、sysおよびtdeのパスワードを入力します。 - dbaascli database delete
Oracle Databaseを削除するには、dbaascli database deleteコマンドを使用します。 - dbaascli database deleteInstance
指定したノードのデータベース・インスタンスを削除するには、dbaascli database deleteInstanceコマンドを使用します。 - dbaascli database duplicate
アクティブなデータベースからデータベースを作成するには、dbaascli database duplicateコマンドを使用します。 - dbaascli database getDetails
このコマンドは、特定のデータベースの詳細情報(dbname、ノード情報、プラガブル・データベース情報など)を表示します。 - dbaascli database getPDBs
コンテナ・データベース内のすべてのプラガブル・データベースのリストを表示するには、dbaascli database getPDBsコマンドを使用します。 - dbaascli database modifyParameters
Oracle Databaseの初期化パラメータを変更またはリセットするには、dbaascli database modifyParametersコマンドを使用します。 - dbaascliデータベースの移動
データベースをホーム間で移動するには、dbaascli database moveコマンドを使用します。 - dbaascli database recover
データベースをリカバリするには、dbaascli database recoverコマンドを使用します。 - dbaascli database runDatapatch
Oracle Databaseにパッチを適用するには、dbaascli database runDatapatchコマンドを使用します。 - dbaascli database createTemplate
このコマンドを使用して、後でデータベースの作成に使用できるデータベース・テンプレート(DBCAテンプレート)を作成します。 - dbaascli database start
Oracle Databaseを起動するには、dbaascli database startコマンドを使用します。 - dbaascli database status
Oracle Databaseのステータスを確認するには、dbaascli database statusコマンドを使用します。 - dbaascli database stop
Oracle Databaseを停止するには、dbaascli database stopコマンドを使用します。 - dbaascli database upgrade
Oracle Databaseをアップグレードするには、dbaascli database upgradeコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard prepareStandbyBlob
データガード環境の場合にスタンバイ・サイトで必要な様々なファイルを含むBLOBファイルを生成するには、dbaascli dataguard prepareStandbyBlobコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard updateDGConfigAttributes
すべてのクラスタ・ノードにわたってData Guard自動化属性を更新するには、dbaascli dataguard updateDGConfigAttributesコマンドを使用します。 - dbaascli dataguardフェイルオーバー
スタンバイ・データベースへの手動フェイルオーバーを実行するには、dataguard failoverコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard reinstate
フェイルオーバー後に障害が発生したデータベースをスタンバイ・データベースとして回復するには、dataguard reinstateコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard switchover
スタンバイ・データベースへのスイッチオーバーを実行するには、dataguard switchoverコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard prepareForStandby
Oracleスタンバイ・データベースを作成するには、dbaascli dataguard prepareForStandbyコマンドを最初のステップとして使用します。 - dbaascli dataguard configureStandby
新しいスタンバイ・データベースを作成するには、dbaascli dataguard configureStandbyコマンドをprepareForStandbyステップの後の2番目のステップとして使用します。 - dbaascli dataguard registerStandby
新しく作成したスタンバイ・データベースをすべての既存のスタンバイ・データベースおよびプライマリ・データベースに登録するには、configureStandbyステップの3番目のステップとしてdbaascli dataguard registerStandbyコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard deregisterStandby
スタンバイの削除中に、スタンバイ・クラスタ上のデータベースを削除する前にdbaascli dataguard deregisterStandbyコマンドを実行して、Oracle Data Guard Broker構成からスタンバイ・データベースを登録解除します。 - dbaascli dataguard configureAWR
Active Data Guardスタンバイで自動ワークロード・リポジトリ(AWR)構成を有効または無効にするには、dbaascli dataguard configureAWRコマンドを使用します。 - dbaascli dataguard updateConfiguration
トランスポート・モードまたは保護モード、あるいはData Guard環境のパラメータの両方を更新するには、dbaascli dataguard updateConfigurationコマンドを使用します。 - dbaascli dbhome create
目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成するには、dbaascli dbhome createコマンドを使用します。 - dbaascli dbHome delete
特定のOracle Databaseホームを削除するには、dbaascli dbHome deleteコマンドを使用します。 - dbaascli dbhome getDatabases
特定のデータベースOracleホームから実行されているすべてのOracle Databaseに関する情報を表示するには、dbaascli dbHome getDatabasesコマンドを使用します。Oracleホームの場所またはOracleホーム名のいずれかを指定します。 - dbaascli dbHome getDetails
特定のOracleホームに関する情報を表示するには、dbaascli dbHome getDetailsコマンドを使用します。Oracleホームの場所またはOracleホーム名のいずれかを指定します。 - dbaascli dbHome patch
あるパッチ・レベルから別のパッチ・レベルになるようにOracleホームにパッチを適用するには、dbaascli dbHome patchコマンドを使用します。 - dbaascli dbimage purge
dbimage purgeコマンドは、指定したソフトウェア・イメージをExadata Cloud Infrastructure環境から削除します。 - dbaascli diag collect
診断を収集するには、dbaascli diag collectコマンドを使用します。 - dbaascli diag healthCheck
診断ヘルス・チェックを実行するには、dbaascli diag healthCheckコマンドを使用します。 - dbaascli gridHome create
Grid Infrastructureホームを構成するには、dbaascli gridHome createコマンドを使用します。 - dbaascli grid configureTCPS
既存のクラスタにTCPSを構成するには、dbaascli grid configureTCPSコマンドを使用します。 - dbaascli grid patch
指定したマイナー・バージョンになるようにOracle Grid Infrastructureにパッチを適用するには、dbaascli grid patchコマンドを使用します。 - dbaascli grid removeTCPSCert
Grid Infrastructureウォレットから既存のTCPS証明書を削除するには、dbaascli grid removeTCPSCertコマンドを使用します。 - dbaascli grid rotateTCPSCert
TCPS証明書をローテーションするには、dbaascli grid rotateTCPSCertコマンドを使用します。 - dbaascli grid upgrade
あるメジャー・バージョンから別のメジャー・バージョンにOracle Grid Infrastructureをアップグレードするには、dbaascli grid upgradeコマンドを使用します。 - dbaascli job getStatus
指定したジョブのステータスを表示するには、dbaascli job getStatusコマンドを使用します。 - dbaascli patch db apply
- dbaascli patch db prereq
- dbaascli pdb backup
プラガブル・データベース(PDB)のバックアップ、PDBバックアップの問合せ、およびPDBバックアップの削除を行うには、dbaascli pdb backupコマンドを使用します。 - dbaascli pdb bounce
プラガブル・データベース(PDB)を再起動するには、dbaascli pdb bounceコマンドを使用します。 - dbaascli pdb close
プラガブル・データベース(PDB)をクローズするには、dbaascli pdb closeコマンドを使用します。 - dbaascli pdb getConnectString
プラガブル・データベース(PDB)のOracle Net接続文字列情報を表示するには、dbaascli pdb getConnectStringコマンドを実行します。 - dbaascli pdb create
新しいプラガブル・データベース(PDB)を作成するには、dbaascli pdb createコマンドを使用します。 - dbaascli pdb delete
プラガブル・データベース(PDB)を削除するには、dbaascli pdb deleteコマンドを実行します。 - dbaascli pdb getDetails
プラガブル・データベース(PDB)の詳細を表示するには、dbaascli pdb getDetailsコマンドを使用します。 - dbaascli pdb list
コンテナ・データベース内のプラガブル・データベース(PDB)のリストを表示するには、dbaascli pdb listコマンドを使用します。 - dbaascli pdb localClone
同じコンテナ・データベース(CDB)内に既存のプラガブル・データベース(PDB)のクローンとして新しいPDBを作成するには、dbaascli pdb localCloneコマンドを使用します。 - dbaascli pdb open
プラガブル・データベース(PDB)をオープンするには、dbaascli pdb openコマンドを使用します。 - dbaascli pdb recover
プラガブル・データベース(PDB)をリカバリするには、dbaascli pdb recoverコマンドを使用します。 - dbaascli pdb refresh
指定したプラガブル・データベース(PDB)をリフレッシュするには、dbaascli pdb refreshコマンドを使用します。 - dbaascli pdb relocate
指定したPDBをリモート・データベースからローカル・データベースに再配置するには、dbaascli pdb relocateコマンドを使用します。 - dbaascli pdb remoteClone
別のコンテナ・データベース(CDB)内に既存のプラガブル・データベース(PDB)のクローンとして新しいPDBを作成するには、dbaascli pdb remoteCloneコマンドを使用します。 - dbaascli system getDBHomes
すべてのOracleホームに関する情報を表示するには、dbaascli system getDBHomesコマンドを使用します。 - dbaascli system getGridHomes
すべてのGridホームの詳細をリストするには、dbaascli system getGridHomesコマンドを使用します。 - dbaascli tde changePassword
別名tde_ks_passwdのTDEキーストア・パスワードおよびDBウォレット・パスワードを変更するには、dbaascli tde changePasswordコマンドを使用します。 - dbaascli tde addSecondaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成にセカンダリHSM (KMS)キーを追加するには、dbaascli tde addSecondaryHsmKeyコマンドを使用します。 - dbaascli tde enableWalletRoot
既存のデータベースのwallet_rootspfileパラメータを有効にするには、dbaascli tde enableWalletRootコマンドを使用します。 - dbaascli tde encryptTablespacesInPDB
指定したPDB内のすべての表領域を暗号化するには、dbaascli tde encryptTablespacesInPDBコマンドを使用します。 - dbaascli tde fileToHsm
ファイル・ベースのTDEをHSM (KMS/OKV)ベースのTDEに変換するには、dbaascli tde fileToHsmコマンドを使用します。 - dbaascli tde getHsmKeys
TDEアクティブ・キーの詳細を取得するには、dbaascli tde getHsmKeysコマンドを使用します。 - dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCID
KMSキー・バージョンOCIDに関連付けられたマスター・キーIDを取得するには、dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCIDコマンドを使用します。 - dbaascli tde getPrimaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成からプライマリHSM (KMS)キーを取得するには、dbaascli tde getPrimaryHsmKeyコマンドを使用します。 - dbaascli tde hsmToFile
HSM (KMS/OKV)ベースのTDEをファイル・ベースのTDEに変換するには、dbaascli tde hsmToFileコマンドを使用します。 - dbaascli tde listKeys
TDEマスター・キーをリストするには、dbaascli tde listKeysコマンドを使用します。 - dbaascli tde removeSecondaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成からセカンダリHSM (KMS)キーを削除するには、dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドを使用します。 - dbaascli tde rotateMasterKey
データベース暗号化のマスター・キーをローテーションします。 - dbaascli tde setKeyVersion
DB/CDBまたはPDBで使用する主キーのバージョンを設定するには、dbaascli tde setKeyVersionコマンドを使用します。 - dbaascli tde setPrimaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成のプライマリHSM (KMS)キーを変更するには、dbaascli tde setPrimaryHsmKeyコマンドを使用します。 - dbaascli tde status
指定したデータベースのキーストアに関する情報を表示するには、dbaascli tde statusコマンドを使用します。
dbaascli admin updateAHF
Autonomous Health Framework (AHF)をインストールまたは更新するには、dbaascli admin updateAHFコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli admin updateAHF
{
--targetVersion value | --imageTag value
}
[--resume [--sessionID value]] [--executePrereqs]
--targetVersionは、AHFを更新するターゲット・バージョンを指定します--imageTagは、インストールするAHFアーティファクトのイメージ・タグを指定します--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--executePrereqsは、前提条件チェックを実行し、結果をレポートします
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli admin updateStack
dbaastools RPMをインストールまたは更新するには、dbaascli admin updateStackコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
このユーティリティを使用するには、Exadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続する必要があります。
SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
構文
dbaascli admin updateStack
[--resume]
[--prechecksOnly]
[--nodes]
--resumeは、前回の実行を再開します--prechecksOnlyは、この操作の事前チェックのみを実行します--nodesは、RPMをインストールするノードのカンマ区切りリストを指定します。この引数を渡さない場合、RPMはすべてのクラスタ・ノードにインストールされます
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli cswlib deleteLocal
ローカル・イメージを削除するには、dbaascli cswlib deleteLocalコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli cswLib deleteLocal --imageTag <value>
説明:
--imageTagは、Oracleホーム・イメージ・タグを指定します
例6-4 dbaascli cswlib deletelocal
dbaascli cswlib deletelocal --imagetag 19.15.0.0.0
DBAAS CLI version MAIN
Executing command cswlib deletelocal --imagetag 19.15.0.0.0
Job id: 8b3e71de-4b81-4832-b49c-7f892179bb4f
Log file location: /var/opt/oracle/log/cswLib/deleteLocal/dbaastools_2022-07-18_10-00-02-AM_73658.log
dbaascli execution completed
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli cswlib download
使用可能なソフトウェア・イメージをダウンロードし、Exadata Cloud Infrastructure環境で使用できるようにするには、dbaascli cswlib downloadコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
このユーティリティを使用するには、Exadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続する必要があります。
SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
構文
dbaascli cswlib download --version | --imageTag
[--product]
--versionは、Oracleホーム・イメージのバージョンを指定します--imageTagは、イメージのイメージ・タグを指定します--productは、イメージ・タイプを指定します。有効な値:databaseまたはgrid
例6-5 dbaascli cswlib download --product --imageTag
dbaascli cswlib download --product database --imageTag 19.14.0.0.0
例6-6 dbaascli cswlib download --version 19.9.0.0.0
dbaascli cswlib download --product database --imageTag 19.14.0.0.0
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli cswlib listLocal
ローカルで使用可能なデータベースおよびGrid Infrastructureイメージのリストを表示するには、dbaascli cswlib listLocalコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli cswLib listLocal [--product <value>]
説明:
--productは、Oracleホームの製品タイプを示します。有効な値:databaseまたはgrid。
例6-7 dbaascli cswlib listlocal
dbaascli cswlib listlocal
DBAAS CLI version MAIN
Executing command cswlib listlocal
Job id: bc4f047c-0a34-4d4d-a1ea-21ddc2a9c627
Log file location: /var/opt/oracle/log/cswLib/listLocal/dbaastools_2022-07-18_10-29-53-AM_16077.log
############ List of Available Database Images #############
1.IMAGE_TAG=12.2.0.1.220419
IMAGE_SIZE=5GB
VERSION=12.2.0.1.220419
DESCRIPTION=12.2 APR 2022 DB Image
2.IMAGE_TAG=18.16.0.0.0
IMAGE_SIZE=6GB
VERSION=18.16.0.0.0
DESCRIPTION=18c OCT 2021 DB Image
3.IMAGE_TAG=19.14.0.0.0
IMAGE_SIZE=5GB
VERSION=19.14.0.0.0
DESCRIPTION=19c JAN 2022 DB Image
dbaascli execution completed
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli cswlib showImages
使用可能なデータベースおよびGrid Infrastructureイメージのリストを表示するには、dbaascli cswlib showImagesコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli cswlib showImages
[--product]
説明:
--productは、Oracleホームの製品タイプを示します。有効な値:databaseまたはgrid。
例6-8 dbaascli cswlib showImages
dbaascli cswlib showImages
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database addInstance
指定したノードにデータベース・インスタンスを追加するには、dbaascli database addInstanceコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database addInstance --dbname <value> --node <value> [--newNodeSID <value>]
--dbnameは、Oracle Database名を指定します--nodeは、データベース・インスタンスのノード名を指定します--newNodeSIDは、新規ノードに追加するインスタンスのSIDを指定します
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database backup
バックアップ・ストレージ宛先でのOracle Databaseの構成、データベース・バックアップの取得、バックアップの問合せ、およびバックアップの削除を行うには、dbaascli database backupコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database backup --dbname <value>
{
--list
{
[--backupType <value>]
| [--json <value>]
}
| --start [--level0] [--level1]
{
[--archival --tag <value>]
| [--archivelog]
}
| --delete --backupTag <value>
| --status --uuid <value> [--json <value>]
| --getBackupReport
{
--tag <value>
| --latest
}
--json <value>
| --configure
{
--configFile <value>
| --enableRTRT
| --disableRTRT
| --disableCatalog
| --deleteImmutableConfiguration
}
| --getConfig
{
[--configFile <value>]
| [--showOldParams]
}
| --validate [--untilTime <value>]
| --showHistory [--all]
| --getSchedules
}
説明:
--dbnameは、Oracle Database名を指定します--listは、データベースのバックアップ情報を返します。[
--backupType|--json][
--backupTypeは、backupTypeを指定します(REGULAR-L0|REGULAR-L1|ARCHIVELOG|LONGTERM) ][
--jsonは、JSON出力のファイル名を指定します]--startは、データベースのバックアップを開始します[
--level0は、レベル0 (完全)バックアップを作成します][
--level1は、レベル1 (増分)バックアップを作成します][
--archival|--archivelog][
--archivalは、アーカイブ完全バックアップを作成します]--tagは、バックアップ・タグを指定します[
--archivelog]--deleteは、アーカイブ・バックアップを削除します--backupTagは、削除するバックアップ・タグを指定します--statusは、バックアップ・ジョブ・プロセスに関する詳細を示します。--uuidバックアップ操作の一意の識別子。入力形式:xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx。[
--jsonはJSON出力のファイル名を指定します]--getBackupReportはBackupReportを返します--tag|--latest--tagは、バックアップ・タグを指定します--latestは、最新のバックアップ・レポート(データベース・バックアップのすべてのタイプ)を返します--jsonは、JSON出力のファイル名を指定します--configureは、データベースをバックアップ用に構成します--configFile|--enableRTRT|--disableRTRT|--disableCatalog|--deleteImmutableConfiguration--configFileは、データベースのバックアップ構成ファイルを指定します--enableRTRTは、リアルタイムREDOトランスポートを有効にします--disableRTRTは、リアルタイムREDOトランスポートを無効にします--disableCatalogは、リカバリ・カタログを無効にします。--deleteImmutableConfigurationは、不変構成を削除します--getConfigは、データベースのバックアップ構成を返します[
--configFile|--showOldParams][
--configFileは、データベースのバックアップ構成ファイルを指定します][
--showOldParamsは、バックアップ構成の古いパラメータ名を返します]--validateは、バックアップが完全で、破損していないことを検証します。[
--untilTimeは、指定された時間まで、最も近いレベル0 (完全)バックアップから検証します。入力形式:DD-MON-YYYY HH24:MI:SS]--showHistoryは、バックアップ操作の履歴を表示します[
--allは、すべてのバックアップ操作を表示します]--getSchedulesは、指定されたデータベースのすべてのバックアップ・スケジュールを返します
enableRTRTおよびdisableRTRTパラメータは、Cloud@Customer上のExadata Database ServiceのZDLRAバックアップの保存先にのみ適用できます。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database bounce
指定したExadata Cloud Infrastructureデータベースを停止して再起動するには、dbaascli database bounceコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database bounce
[--dbname][--rolling <value>]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--rollingは、ローリング方式でデータベースを再起動するかどうかについてtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値はfalseです。
このコマンドでは、データベースの停止が即時モードで実行されます。その後、データベースが再起動され、オープンされます。Oracle Database 12c以上では、すべてのPDBもオープンされます。
例6-9 dbaascli database bounce
dbaascli database bounce --dbname dbname
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database changepassword
指定したOracle Databaseユーザーのパスワードを変更するには、dbaascli database changePasswordコマンドを使用します。プロンプトが表示されたら、パスワードを変更するユーザー名を入力して、パスワードを入力します。
前提条件
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database changePassword [--dbname <value>] [--user <value>]
{
[--prepareStandbyBlob <value> [--blobLocation <value>]] | [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--resume [--sessionID <value>]]
--dbnameは、操作するOracle Databaseの名前を指定します--userは、パスワードの変更が必要なユーザー名を指定します--prepareStandbyBlobは、trueを指定して、Data Guard環境でパスワードを変更するために必要なアーティファクトを含むBLOBファイルを生成します。有効な値:true|false--blobLocationは、BLOBファイルが生成されるカスタム・パスを指定します--standbyBlobFromPrimaryは、スタンバイBLOBファイルを指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます--resumeは、前回の実行を再開するように指定します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
例6-10 dbaascli database changePassword
dbaascli database changepassword --dbname db19
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database convertToPDB
指定した非CDBデータベースをPDBに変換するには、dbaascli database convertToPDBコマンドを使用します。
構文
dbaascli database convertToPDB --dbname <value> [--cdbName <value>] [--executePrereqs]
{
[--copyDatafiles [--keepSourceDB]]|[backupPrepared]
}
[--targetPDBName <value>] [--waitForCompletion <value>] [--resume [--sessionID <value>]]
--dbnameは、Oracle Databaseの名前を指定します--cdbNameは、PDBが作成されるターゲットCDBの名前を指定します。CDBが存在しない場合は、ソースの非CDBと同じOracleホームに作成されます--executePrereqsは、変換前チェックのみを実行するように指定します--copyDatafilesは、ソース・データベースのデータ・ファイルを使用するかわりに、データ・ファイルの新しいコピーを作成するように指定します--keepSourceDB- 操作の完了後にソース・データベースを保持します。-
--backupPrepared- PDBへの変換を実行する前に、非CDBに対して適切なデータベース・バックアップが設定されていることを確認するフラグ。 --backupPreparedフラグは、PDBへの変換を実行する前に、非CDBに対して適切なデータベース・バックアップが存在することを確認します--targetPDBNameは、操作の一部として作成されるPDBの名前を指定します--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false--resumeは、前回の実行を再開するように指定します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
例6-11 dbaascli database convertToPDB
dbaascli database convertToPDB --dbname ndb19 --cdbname cdb19 --backupPrepared --executePrereqsdbaascli database convertToPDB --dbname tst19 --cdbname cdb19 --copyDatafiles親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database create
Oracle Databaseを作成するには、dbaascli database createコマンドを使用します。プロンプトが表示されたら、sysおよびtdeのパスワードを入力します。
このコマンドを使用して、リリース更新JAN 2021以上が適用されたOracle Databaseバージョン12.1.0.2以上を作成します。より下位のバージョンのデータベースでは、OCIコンソール・ベースのAPIを使用することをお薦めします。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database create --dbName {--oracleHome | --oracleHomeName}
[--dbUniqueName <value>]
[--dbSID <value>]
[--createAsCDB <value>]
[--pdbName <value>]
[--pdbAdminUserName <value>]
[--dbCharset <value>]
[--dbNCharset <value>]
[--dbLanguage <value>]
[--dbTerritory <value>]
[--sgaSizeInMB <value>]
[--pgaSizeInMB <value>]
[--datafileDestination <value>]
[--fraDestination <value>]
[--fraSizeInMB <value>]
[--nodeList <value>]
[--tdeConfigMethod <value>]
[--kmsKeyOCID <value>]
{
[--resume [--sessionID <value>]]
| [--revert [--sessionID <value>]]
}
[--executePrereqs]
[--honorNodeNumberForInstance <value>]
[--lockPDBAdminAccount <value>]
[--dbcaTemplateFilePath <value>]
[--waitForCompletion]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します--oracleHomeNameは、Oracleホームの名前を指定します--dbUniqueNameは、一意のデータベース名を指定します--dbSIDは、データベースのSIDを指定します--createAsCDBは、データベースをCDBと非CDBのどちらとして作成するかについてtrueまたはfalseを指定します--pdbNameは、PDB名を指定します--pdbAdminUserNameは、PDB管理ユーザー名を指定します--dbCharsetは、データベース文字セットを指定します--dbNCharsetは、データベースの各国語文字セットを指定します--dbLanguageは、データベース言語を指定します--dbTerritoryは、データベース地域を指定します--sgaSizeInMBは、sga_target値をMB単位で指定します--pgaSizeInMBは、pga_aggregate_target値をMB単位で指定します--datafileDestinationは、データベースのデータファイルに使用するASMディスク・グループ名を指定します--fraDestinationは、データベースの高速リカバリ領域に使用するASMディスク・グループ名を指定します--fraSizeInMBは、高速リカバリ領域のサイズ値をMB単位で指定します--nodeListは、データベースのノードのカンマ区切りリストを指定します--tdeConfigMethodは、TDE構成メソッドを指定します。有効な値:FILE、KMS--kmsKeyOCIDは、TDEに使用するKMSキーOCIDを指定します。これは、KMSがTDEに選択されている場合にのみ適用できます--resumeは、前回の実行を再開します--revertは、前回の実行をロールバックします--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するか元に戻します。--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yesまたはno--honorNodeNumberForInstanceは、インスタンス名にクラスタ・ノード番号の接尾辞を付けるかどうかを示すtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値:true--lockPDBAdminAccountは、PDB管理ユーザー・アカウントをロックするかどうかについてtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値はtrueです--dbcaTemplateFilePathは、データベースを作成するためのDBCAテンプレート名の絶対パスを指定します。--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse
例6-12 dbaascli database create
dbaascli database create --dbName db19 --oracleHomeName myhome19 --dbSid db19sid --nodeList node1,node2 --createAsCDB true
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database delete
Oracle Databaseを削除するには、dbaascli database deleteコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database delete --dbname <value>
[--deleteArchiveLogs <value>]
[--deleteBackups <value>]
[--precheckOnly <value>]
[--waitForCompletion <value>]
[--force]
[--dbSID <value>]
[--resume [--sessionID <value>]]
--dbnameは、データベースの名前を指定します。--deleteArchiveLogsは、データベース・アーカイブ・ログを削除するかどうかを示すtrueまたはfalseを指定します。--deleteBackupsは、データベース・バックアップを削除するかどうかを示すtrueまたはfalseを指定します。--precheckOnlyは、yesを指定するとこの操作の事前チェックのみが実行されます。有効な値:yesまたはno。--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse–-forceフラグは、データベースを強制的に削除します。--dbSIDは、データベースSIDを指定します。--resumeは、前の実行を再開します。-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開します。
例6-13 dbaascli database delete
dbaascli database delete --dbname db19
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database deleteInstance
指定したノードのデータベース・インスタンスを削除するには、dbaascli database deleteInstanceコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database deleteInstance --dbname <value> --node <value> [--continueOnUnreachableNode]
--dbnameは、Oracle Database名を指定します--nodeは、データベース・インスタンスのノード名を指定します--continueOnUnreachableNodeは、ノードにアクセスできない場合でも操作を実行するように指定します
例6-14 database deleteinstance
database deleteinstance --node test-node
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database duplicate
アクティブなデータベースからデータベースを作成するには、dbaascli database duplicateコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database duplicate --dbName <value> --sourceDBConnectionString <value>
{
--oracleHome <value>
| --oracleHomeName <value>
}
[--dbSID <value>]
[--dbUniqueName <value>]
[--sgaSizeInMB <value>]
[--pgaSizeInMB <value>]
[--datafileDestination <value>]
[--fraDestination <value>]
[--fraSizeInMB <value>]
[--sourceDBWalletLocation <value>]
[--nodeList <value>]
{
[--resume [--sessionID <value>]]
| [--revert [--sessionID <value>]]
}
[--rmanParallelism <value>]
[--rmanSectionSizeInGB <value>]
[--tdeConfigMethod <value>]
[--kmsKeyOCID <value>]
[--sourceDBTdeConfigMethod <value>]
[--sourceDBKmsKeyOCID <value>]
[--executePrereqs <value>]
[--waitForCompletion <value>]
[--skipPDBs <value>]
--dbNameは、Oracle Database名を指定します--sourceDBConnectionStringは、ソース・データベースの接続文字列を<scan_name>:<scan_port>/<database_service_name>の形式で指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します--oracleHomeNameは、Oracleホーム名を指定します--dbSIDは、データベースSIDを指定します--dbUniqueNameは、一意のデータベース名を指定します--sgaSizeInMBは、メガバイト単位でsga_target値を指定します--pgaSizeInMBは、メガバイト単位でpga_aggregate_target値を指定します--datafileDestinationは、データベース・データファイルに使用するASMディスク・グループ名を指定します--fraDestinationは、データベースの高速リカバリ領域に使用するASMディスク・グループ名を指定します--fraSizeInMBは、高速リカバリ領域サイズ値をメガバイト単位で指定します--sourceDBWalletLocationは、ソース・データベースのTDEウォレット・ファイルの場所を指定します。これは、アクティブなデータベースからデータベースを複製するために必要です--nodeListは、データベースのノードのカンマ区切りリストを指定します--resumeは、前回の実行を再開するように指定します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--revertは、前の実行をロールバックすることを指定します。--sessionIDは、特定のセッションIDをロールバックすることを指定します。
--rmanParallelismは、パラレル値を指定します--rmanSectionSizeInGBは、RMANセクション・サイズ(GB)を指定します--tdeConfigMethodは、TDE構成メソッドを指定します。使用可能な値は、FILEおよびKMSです。--kmsKeyOCIDは、TDEに使用するKMSキーOCIDを指定します。これは、KMSがTDEに選択されている場合にのみ適用できます--sourceDBTdeConfigMethodは、ソース・データベースのTDE構成メソッドを指定します。使用可能な値は、FILEおよびKMSです。--sourceDBKmsKeyOCIDは、TDEに使用するソース・データベースのKMSキーOCIDを指定します。これは、KMSがTDEに選択されている場合にのみ適用できます--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yes|no--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false--skipPDBsは、ソース・データベースPDB名のカンマ区切りリストを指定します。このリストは、複製データベース操作に対して除外する必要があります。例: pdb1、pdb2...
例6-15 dbaascli database duplicate
dbaascli database duplicate --sourceDBConnectionString test-user-scan.dbaastoolslrgsu.dbaastoolslrgvc.oraclevcn.com:1521/mynew.dbaastoolslrgsu.dbaastoolslrgvc.oraclevcn.com --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --dbName newdup --sourceDBWalletLocation /var/opt/oracle/dbaas_acfs/tmp/prim_wallet
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database getDetails
このコマンドは、特定のデータベースの詳細情報(dbname、ノード情報、プラガブル・データベース情報など)を表示します。
前提条件
rootユーザーまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します
構文
dbaascli database getDetails --dbname <value>
-
--dbname- Oracleデータベース名。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database getPDBs
コンテナ・データベース内のすべてのプラガブル・データベースのリストを表示するには、dbaascli database getPDBsコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database getPDBs --dbname <value>
--dbnameは、コンテナ・データベースの名前を指定します
例6-16 dbaascli database getPDBs --dbname
dbaascli database getPDBs --dbname apr_db1
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database modifyParameters
Oracle Databaseの初期化パラメータを変更またはリセットするには、dbaascli database modifyParametersコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database modifyParameters --dbname <value> --setParameters <values>| --resetParameters <values> | --responseFile
[--backupPrepared]
[--instance]
[--allowBounce]
--dbnameは、データベースの名前を指定します。--setParametersは、新しい値で変更するパラメータのカンマ区切りリストを指定します。例:parameter1=valueA,parameter2=valueBなど空白値には、parameter1=valueA,parameter2='などを使用します。--resetParametersは、対応するデフォルト値にリセットするパラメータのカンマ区切りリストを指定します。たとえば、parameter1,parameter2などです。--responseFileは、データベース・パラメータを変更するためのレスポンスJSONファイルの絶対位置を指定します--backupPreparedは、クリティカル・パラメータまたは機密パラメータを変更する前に、適切なデータベース・バックアップが存在することを確認します。--instanceは、パラメータが処理されるインスタンスの名前を指定します。指定しない場合、操作はデータベース・レベルで実行されます。--allowBounceは、適用可能な静的パラメータに対する変更を反映するために、データベースを再起動する権限を付与します。
例6-17 dbaascli database modifyParameters
dbaascli database modifyParameters --dbname dbname --setParameters "log_archive_dest_state_17=ENABLE"
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database move
データベースをホーム間で移動するには、dbaascli database moveコマンドを使用します。
前提条件
- 移動操作を実行する前に、データベースに関連付けられているすべてのデータベース・インスタンスが稼働していることを確認します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database move
{
--oracleHome <value>
| --oracleHomeName <value>
}
--dbname <value>
{
[--resume [--sessionID <value>]]
| [--rollback [--sessionID <value>]]
}
[--executePrereqs]
[--nonRolling]
[--skipDatapatch]
[--skipPDBs <value>]
[--skipClosedPDBs]
[--continueWithDbDowntime]
[--drainTimeoutInSeconds <value>]
[--allowParallelDBMove]
[--waitForCompletion <value>]
[--nodeList <value>]
説明:
--oracleHomeは、Oracleホーム・パスを指定します--oracleHomeNameは、Oracleホームの名前を指定します--dbnameは、データベースの名前を指定します--executePrereqsは、前提条件チェックを実行し、結果をレポートします--nonRollingは、すべてのノードのデータベースをパラレルに移動します。これにより、データベースの停止時間が発生することに注意してください。
--resumeは、前回の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--rollbackは、データベースを前のホームにロールバックします。--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--skipDatapatchは、データベースに対するdatapatchの実行をスキップします--skipPdbsは、指定したPDBのカンマ区切りリストに対するdatapatchの実行をスキップします。例: pdb1,pdb2...
--skipClosedPDBsは、クローズされたPDBへのパッチ適用をスキップします。--continueWithDbDowntimeは、データベースの停止時間を使用してパッチ適用を続行します。このオプションは、アクティブ・インスタンスが1つのみ稼働し、停止時間でもパッチ適用操作を続行できる環境で使用できます。
--drainTimeoutInSecondsは、データベースの停止中にリソース排出を完了する時間(秒)を指定します--allowParallelDBMoveは、データベースをパラレルに移動できます。--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:
true|false--nodeListは、ノードのサブセットに対して操作を実行する必要があります。
例6-18 dbaascli database move
dbaascli database move --dbname testdb1 --oracleHome /u02/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_2
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database recover
データベースをリカバリするには、dbaascli database recoverコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。- バックアップが格納されるバックアップ・ストレージ宛先の詳細を使用してデータベースが構成されている必要があります。
構文
dbaascli database recover --dbname <value>
{
--start
{
--untilTime <value>
| --untilSCN <value>
| --latest
| --tag <value>
}
| --status --uuid <value>
}
--dbname: Oracle Database name.--start|--status--start: Begins database recovery.--untilTime|--untilSCN|--latest|--tag--untilTime: Recovers database until time. Input format:DD-MON-YYYY HH24:MI:SS.--untilSCN: Recovers database until SCN.--latest: Recovers database to last known state.--tag: Recovers database to archival tag.--status--uuid <value>
例6-19例
- データベースmyTestDbを最新状態にリカバリするには:
dbaascli database recover --dbname myTestDb --start --latest uuid2508ea18be2911eb82d0020017075151で送信されたリカバリ・リクエストのステータスを問い合せるには:dbaascli database recover --dbname myTestDb --status --uuid 2508ea18be2911eb82d0020017075151
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database runDatapatch
Oracle Databaseにパッチを適用するには、dbaascli database runDatapatchコマンドを使用します。
前提条件
-
runDatapatch操作を実行する前に、データベースに関連付けられているすべてのデータベース・インスタンスが稼働していることを確認します。 -
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database runDatapatch --dbname
[--resume]
[--sessionID]
[--skipPdbs | --pdbs]
[--executePrereqs]
[--patchList]
[--skipClosedPdbs]
[--rollback]
説明:
--dbnameは、データベースの名前を指定します--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--skipPdbsは、指定したPDBのカンマ区切りリストに対するdatapatchの実行をスキップします。例: pdb1,pdb2...--pdbsは、指定したPDBのカンマ区切りリストに対してのみデータパッチを実行します。例: pdb1,pdb2...--executePrereqsは、前提条件チェックを実行します--patchListは、指定したパッチのカンマ区切りリストを適用またはロールバックします。例: patch1,patch2...--skipClosedPdbsは、クローズしたPDBに対するdatapatchの実行をスキップします--rollbackは、適用されたパッチをロールバックします
dbaascli database runDatapatch --dbname db19
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database createTemplate
このコマンドを使用して、後でデータベースの作成に使用できるデータベース・テンプレート(DBCAテンプレート)を作成します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
指定したデータベースから新しいDBCAテンプレートを作成します。
dbaascli database createTemplate --dbname <value>
{
--templateLocation <value> | --uploadToObjectStorage --objectStorageLoginUser <value> --objectStorageBucketName <value> [--objectStorageUrl <value>]
}
[--templateName <value>] [--rmanParallelism <value>]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--templateLocationは、テンプレート名を指定します--uploadToObjectStorage: テンプレートをオブジェクト・ストレージにアップロードすることを指定します--objectStorageLoginUser: オブジェクト・ストレージのログイン・ユーザーを指定します--objectStorageBucketName: オブジェクト・ストレージ・バケット名を指定します--objectStorageUrl: オブジェクト・ストレージURLを指定します
--templateName: テンプレートの名前を指定します--rmanParallelismは、パラレル値を指定します
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database start
Oracle Databaseを起動するには、dbaascli database startコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database start
[--dbname]
[--mode]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--modeは、対応するモードでデータベースを起動するためにmountまたはnomountを指定します
このコマンドにより、データベースが起動され、オープンされます。Oracle Database 12c以上では、すべてのPDBもオープンされます。
例6-20 dbaascli database start
dbaascli database start --dbname dbname --mode mount
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database status
Oracle Databaseのステータスを確認するには、dbaascli database statusコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database status
[--service][--dbname]
[--user]
[--password]
--serviceは、サービスの名前を指定します--dbnameは、データベースの名前を指定します--userは、サービスのユーザー名を指定します--passwordは、ユーザーのパスワードを指定します
このコマンドからの出力には、データベースのオープン・モード、データベースのソフトウェア・リリースとエディション、およびその他のソフトウェア・コンポーネントのリリース・バージョンが含まれます。
例6-21 dbaascli database status
dbaascli database status --dbname db19
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database stop
Oracle Databaseを停止するには、dbaascli database stopコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database stop
[-–dbname <value>]
[--mode <value>]
--dbnameは、停止するデータベースの名前を指定します--modeは、データベースのモードを指定します。有効な値:abort、immediate、normal、transactional
このコマンドでは、データベースの停止が即時モードで実行されます。新しい接続や新しいトランザクションは許可されません。アクティブなトランザクションはロールバックされ、接続しているすべてのユーザーは切断されます。
例6-22 dbaascli database stop
dbaascli database stop --dbname db19
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli database upgrade
Oracle Databaseをアップグレードするには、dbaascli database upgradeコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli database upgrade --dbname <value>
{--targetHome <value> | --targetHomeName <value>}
{ [--executePrereqs | --postUpgrade | --rollback]}
{[--standBy | --allStandbyPrepared]}
{[--upgradeOptions <value>] | [--standBy]}
[--removeGRP]
[--increaseCompatibleParameter]
[--resume [--sessionID <value>]]
[--waitForCompletion <value>]
--dbname(必須)は、データベースの名前を指定します。--targetHomeは、ターゲットOracleホームの場所を指定します--targetHomeNameは、ターゲットOracle Databaseホームの名前を指定します--standByは、このオプションを使用して、Data Guard構成のスタンバイ・データベースをアップグレードします--allStandbyPreparedは、Data Guard構成のプライマリ・データベースにとって必須です。プライマリ・データベースをアップグレードする前に、すべての必要な操作がスタンバイ・データベースで実行されたことを確認するフラグです--removeGRPは、データベースのアップグレードが成功した場合にのみ、保証付きリストア・ポイント(GRP)バックアップを自動的に削除します--increaseCompatibleParameterは、データベース・アップグレードの一部として、互換性のあるパラメータを自動的に増やします。データベースのアップグレードが成功した場合にのみ、パラメータが増加します--executePrereqsは、アップグレード前のチェックのみを実行します--postUpgradeは、アップグレード後に失敗し、アップグレード後のステップを再実行する必要がある場合、このオプションを使用します--rollbackは、Oracle Databaseを元のOracleホームに戻します--upgradeOptionsは、このオプションを使用して、DBUA固有の引数を渡し、Oracle Databaseのアップグレードを実行します。サポートされる引数とオプションについては、対応するOracleドキュメントを参照してください。--standby--resumeは、前の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開します。 --waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値 : true|false
例6-23 dbaascli database upgradeのアップグレード前の要件チェック
dbaascli database upgrade --dbbname dbname --targetHome Target Oracle home location --executePrereqs
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard prepareStandbyBlob
データガード環境の場合にスタンバイ・サイトで必要な様々なファイルを含むBLOBファイルを生成するには、dbaascli dataguard prepareStandbyBlobコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dataguard prepareStandbyBlob --dbname <value> --blobLocation <value>--dbnameは、Oracle Database名を指定します--blobLocationは、Data Guard環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所を指定します
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard updateDGConfigAttributes
すべてのクラスタ・ノードにわたってData Guard自動化属性を更新するには、dbaascli dataguard updateDGConfigAttributesコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dataguard updateDGConfigAttributes --attributes <value>--attributesには、変更するData Guard自動化属性が含まれます。<attribute=value>の形式でカンマ区切りの値を受け入れます。属性は、Data Guard構成ファイルに事前定義されている必要があります。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguardフェイルオーバー
スタンバイ・データベースへの手動フェイルオーバーを実行するには、dataguard failoverコマンドを使用します。
ターゲット・スタンバイ・データベースでoracleユーザーとしてこのコマンドを実行します。
構文
dbaascli dataguard failover --dbname <value> [--useImmediateFailover] [--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>] [--resume [--sessionID <value>]]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--useImmediateFailoverは、Oracle Data Guard構成が警告またはエラー状態の場合にこのフラグを使用します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。
- dbaascliユーティリティを使用した手動フェイルオーバー操作の実行
スタンバイ・データベースへの手動フェイルオーバーを実行するには、dataguard failoverコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascliユーティリティでの手動フェイルオーバー操作の実行
スタンバイ・データベースへの手動フェイルオーバーを実行するには、dataguard failoverコマンドを使用します。
親トピック: dbaascli dataguardフェイルオーバー
dbaascli dataguardの回復
フェイルオーバー後に障害が発生したデータベースをスタンバイ・データベースとして回復するには、dataguard reinstateコマンドを使用します。
このコマンドは、回復が必要な場所(障害が発生したスタンバイ・データベース)でoracleユーザーとして実行します。
構文
dbaascli dataguard reinstate --dbname <value> [--primaryDBUniqueName <value>] [--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>] [--resume [--sessionID <value>]]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--primaryDBUniqueNameは、Oracle Data Guard設定の現在のプライマリ・データベースのデータベースの一意の名前を指定します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。
Data Guard (DG)構成でいつメンバーを回復する必要があるかを判断するには:
dgmgrl show database出力で次のORAエラーを監視します。
- 新しいプライマリ・クラスタの場合:
ORA-16661: スタンバイ・データベースを修復する必要があります。
- 古いプライマリ・クラスタの場合:
ORA-16623: メンバーでロール変更が検出されました
これらのメッセージは、フェイルオーバーが発生したことを示します。Data Guard構成内で完全同期をリストアするには、以前のプライマリを回復する必要があります。
- dbaascliユーティリティを使用した障害が発生したプライマリ・データベースの回復
フェイルオーバー後に障害が発生したプライマリ・データベースを回復するには、dataguard reinstateコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascliユーティリティでの失敗したプライマリ・データベースの復旧
フェイルオーバー後に障害が発生したプライマリ・データベースを回復するには、dataguard reinstateコマンドを使用します。
親トピック: dbaascli dataguard reinstate
dbaascli dataguardスイッチオーバー
スタンバイ・データベースへのスイッチオーバーを実行するには、dataguard switchoverコマンドを使用します。
oracleユーザーとしてこのコマンドを実行します。
構文
dbaascli dataguard switchover --dbname <value> [--targetStandbyDBUniqueName <value>] [--executePrereqs] [--enableDGDebug] [--waitForCompletion <value>] [--resume [--sessionID <value>]]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--targetStandbyDBUniqueNameは、ロールをスタンバイ・データベースからプライマリ・データベースに変更するスタンバイ・データベースの一意の名前を指定します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--enableDGDebugは、操作の実行中にトレースを有効にします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。
- dbaascliユーティリティを使用したスイッチオーバー操作の実行
スタンバイ・データベースへのスイッチオーバーを実行するには、dataguard switchoverコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard prepareForStandby
Oracleスタンバイ・データベースを作成するには、最初のステップとしてdbaascli dataguard prepareForStandbyコマンドを使用します。
プライマリ・データベースでrootユーザーとしてコマンドを実行します。コマンド実行の最後に、スタンバイBLOBファイルが作成されます。configureStandbyステップを続行するには、このファイルをスタンバイ・データベース・システムにコピーする必要があります。
Exadata Cloud@Customer (ExaDB-C@C)のディザスタ・リカバリ(DR)構成の場合、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)コンソールまたはOCI SDKを使用してData Guardを設定する必要があります。
dbaascliユーティリティは、このユースケースではサポートされていないため、使用しないでください。
構文
dbaascli dataguard prepareForStandby --dbname <value> --standbyDBUniqueName <value> --standbyDBDomain | --noDBDomain --standbyScanIPAddresses <Standby SCAN IP Addresses> [ --standbyScanPort ] [ --standbyServiceName ] [ -- primaryScanIPAddresses ] [ --primaryScanPort ] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] [--revert [--sessionID <value>]] [--waitForCompletion] [--skipDRConfiguration]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--standbyDBUniqueNameは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベースの一意の名前を指定します。--standbyDBDomainは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベースのドメインを指定します。--noDBDomainは、スタンバイ・データベースのデータベース・ドメイン名を使用しないように指定します。--standbyScanIPAddressesでは、スタンバイ・データベースのSCANリスナーに対応するIPアドレスのカンマ区切りリスト、またはスタンバイ・データベースのSCAN名を指定します。--standbyScanPortは、スタンバイ・データベースの対応するSCANポート番号を指定します。--standbyServiceNameは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベース・サービスの名前を指定します。--primaryScanIPAddressesでは、プライマリ・データベースのSCANリスナーに対応するIPアドレスのカンマ区切りリスト、またはプライマリ・データベースのSCAN名を指定します。--primaryScanPortは、プライマリ・データベースの対応するSCANポート番号を指定します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。--revertは、前回の処理をロールバックします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。--skipDRConfigurationは、スタンバイ・データベース設定の一部としてディザスタ・リカバリ(DR)構成をスキップするかどうかを指定します。有効な値:true(スキップDR構成)またはfalse(DRの構成)。
- dbaascliユーティリティを使用したPrepareForStandby操作の実行
新しいスタンバイ・データベースを作成するためにプライマリ・データベースを準備するには、dbaascli dataguard prepareForStandbyコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard configureStandby
新しいスタンバイ・データベースを作成するには、prepareForStandbyステップの後の2番目のステップとしてdbaascli dataguard configureStandbyコマンドを使用します。
スタンバイ・クラスタで、これをrootユーザーとして実行します。
構文
dbaascli dataguard configureStandby --dbname <value> --oracleHome <value> | --oracleHomeName <value> --standbyDBUniqueName <value> [--standbyDBDomain <value>] | [--noDBDomain] --primaryScanIPAddresses <value> --primaryScanPort <value> --primaryServiceName <value> --protectionMode <value> --transportType <value> --activeDG <value> [--standbyBlobFromPrimary <value>] | [--standbyDBInfoJsonLocation <value>] [--standbyScanIPAddresses <value>] [--standbyScanPort <value>] [--standbySID <value>] [--nodeList <value>] [--skipAWRConfiguration] [--primaryDBOCID <value>] [--sgaSizeInMB <value>] [--pgaSizeInMB <value>] [--datafileDestination <value>] [--fraDestination <value>] [--redoLogDestination <value>] [--fraSizeInMB <value>] [--tdeKeyStoreType <value> [--tdeKeyOCID <value>]] [--tdeKeyOCID <value>] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] | [--revert [--sessionID <value>]] --waitForCompletion <value>] [--enableFIPS <value>] [--skipDRConfiguration] [--okvServer <value> --okvAdminUserName <value> [--okvServerRestPort <value>]] [--okvWalletName <value>]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--oracleHomeは、Oracleホームのパスを指定します。--oracleHomeNameは、Oracleホーム名を指定します。--standbyDBUniqueNameは、スタンバイ・データベースの一意の名前を指定します。--standbyDBDomainは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベースのドメインを指定します。--noDBDomainは、スタンバイ・データベースのデータベース・ドメイン名を使用しないように指定します。--primaryScanIPAddressesでは、プライマリ・データベースのSCANリスナーに対応するIPアドレスのカンマ区切りリスト、またはプライマリ・データベースのSCAN名を指定します。--primaryScanPortは、プライマリ・データベース・サービスの対応するSCANポート番号を指定します。--primaryServiceNameは、スタンバイ・データベースの構成対象となるプライマリ・データベース・サービスの名前を指定します。--protectionModeでは、スタンバイ・データベースの構成時に、Data Guardの保護モードが設定されます。有効な値:MAX_PERFORMANCE|MAX_AVAILABILITY。--transportTypeは、スタンバイ・データベースの構成時に、Data Guardのトランスポート・タイプが設定されるようにを指定します。有効な値:ASYNC|SYNC。--activeDGは、Data Guard構成をアクティブにするかどうかを指定します。有効な値:true|false。--standbyBlobFromPrimaryは、プライマリ・データベースから準備されるスタンバイBLOBファイルの場所を指定します。これは、スタンバイ操作でのみ必須です。--standbyDBInfoJsonLocationは、追加のメタデータをエクスポートするためにプライマリ・データベースから生成される情報ファイルの場所を指定します。このオプションは、スタンバイ操作でのみ必須です。--standbyScanIPAddressesでは、スタンバイ・データベースのSCANリスナーに対応するIPアドレスのカンマ区切りリスト、またはスタンバイ・データベースのSCAN名を指定します。--standbyScanPortは、スタンバイ・データベースの対応するSCANポート番号を指定します。--standbySIDは、スタンバイ構成のスタンバイ・データベースSIDを指定します。--nodeListは、スタンバイ・データベースが実行される予定のノードのリスト(すでに実行中または構成されているノードを含む)を指定します。--skipAWRConfigurationは、スタンバイ・データベース設定の一部としてOracle AWR構成をスキップするかどうかを指定します。有効な値:true(AWR構成をスキップ)またはfalse(AWRの構成)。--primaryDBOCIDは、プライマリ・データベースに対応するリソースOCID値を指定します。--sgaSizeInMBは、sga_target値をMB単位で指定します。--pgaSizeInMBは、pga_aggregate_target値をMB単位で示します。--datafileDestinationは、データベース・データファイルに使用する記憶域の場所を指定します。--fraDestinationは、データベースの高速リカバリ領域に使用する記憶域の場所を指定します。--redoLogDestinationは、REDOログ・ファイルに使用する記憶域の場所を指定します。--fraSizeInMBは、高速リカバリ領域のサイズ値をMBで指定します。--tdeKeyStoreTypeは、TDEキーストア・タイプを指定します。有効な値:FILE|KMS|AZURE|GOOGLE|AWS|OKV--tdeKeyOCIDは、TDEに使用するKMS/AZURE/GOOGLE/AWSキーOCIDを指定します。これは、TDEキーストア・タイプにKMS/AZURE/GOOGLE/AWSが選択されている場合にのみ適用できます。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。--revertは、前回の処理をロールバックします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。--enableFIPSは、FIPSを有効にするかどうかを指定します。無効化するにはfalseに設定します。有効な値:true|false。--skipDRConfigurationは、スタンバイ・データベース設定の一部としてディザスタ・リカバリ(DR)構成をスキップするかどうかを指定します。有効な値:true(スキップDR構成)またはfalse(DRの構成)。--okvServerは、Oracle Key Vaultサーバーを指定します。複数のIPアドレスのカンマ区切りリスト。--okvAdminUserNameは、Oracle Key Vault管理ユーザー名を指定します。--okvServerRestPortは、Oracle Key VaultのRESTポート番号を指定します。--okvWalletNameは、Oracle Key Vaultウォレット名を指定します。
- dbaascliユーティリティを使用したconfigureStandby操作の実行
スタンバイ・データベースを作成するには、dbaascli dataguard configureStandbyコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard registerStandby
新しく作成したスタンバイ・データベースをすべての既存のスタンバイ・データベースおよびプライマリ・データベースに登録するには、configureStandbyステップの3番目のステップとしてdbaascli dataguard registerStandbyコマンドを使用します。
プライマリ・クラスタでrootユーザーとしてコマンドを実行します。また、マルチスタンバイ設定では、新しく作成されたスタンバイ・データベース・クラスタを除くすべてのスタンバイ・クラスタでコマンドを実行します。
構文
dbaascli dataguard registerStandby --dbname <value> --standbyDBUniqueName <value> --standbyDBDomain <value> | --noDBDomain --standbyScanIPAddresses <value> [--standbyScanPort <value>] [--standbyServiceName <value>] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] | [--revert [--sessionID <value>]] [--waitForCompletion <value>]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--standbyDBUniqueNameは、Oracle Data Guardブローカ構成に登録するスタンバイ・データベースの一意の名前を指定します。--standbyDBDomainは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベースのドメインを指定します。--noDBDomainは、スタンバイ・データベースのデータベース・ドメイン名を使用しないように指定します。--standbyScanIPAddressesでは、スタンバイ・データベースのSCANリスナーに対応するIPアドレスのカンマ区切りリスト、またはスタンバイ・データベースのSCAN名を指定します。--standbyScanPortは、スタンバイ・データベースの対応するSCANポート番号を指定します。--standbyServiceNameは、プライマリ・データベースを構成する予定のスタンバイ・データベース・サービスの名前を指定します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。--revertは、前回の処理をロールバックします。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。
- dbaascliユーティリティを使用したregisterStandby操作の実行
指定したスタンバイ・データベースをOracle Data Guard Broker構成に登録するには、dbaascli dataguard registerStandbyコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascliユーティリティを使用したregisterStandby操作の実行
指定されたスタンバイ・データベースをOracle Data Guard Broker構成に登録するには、dbaascli dataguard registerStandbyコマンドを使用します。
シングル・スタンバイの場合、registerStandbyコマンドはプライマリ・クラスタでのみ実行する必要があります。これは、プライマリとスタンバイとの間に1対1の関連付けがあるためです。
ただし、複数のスタンバイ・データベースを含む構成では、追加される新しいスタンバイ・データベースを除き、プライマリ・クラスタとすべての既存のスタンバイ・クラスタの両方でregisterStandbyコマンドを実行する必要があります。
たとえば、2つのスタンバイ・データベース(stdby1およびstdby2)が設定されているとします。ここで、stdby2は登録される新しいスタンバイです。この場合、プライマリ・クラスタおよびstdby1でregisterStandbyコマンドを実行しますが、stdby2では実行しません。
要約すると、既存のOracle Data Guard構成に新しいスタンバイ・データベースを追加する場合は、追加される新しいスタンバイを除く、プライマリおよび以前に登録されたすべてのスタンバイ・クラスタでregisterStandbyコマンドを実行します。
dbaascli dataguard deregisterStandby
スタンバイの削除中に、スタンバイ・クラスタ上のデータベースを削除する前にdbaascli dataguard deregisterStandbyコマンドを実行して、Oracle Data Guard Broker構成からスタンバイ・データベースを登録解除します。
プライマリ・クラスタでrootユーザーとしてコマンドを実行します。ただし、複数のスタンバイ・データベースのコンテキストでは、このコマンドはターゲット・スタンバイを除くすべてのスタンバイ・クラスタで実行する必要があります。
構文
dbaascli dataguard deregisterStandby --dbname <value> --standbyDBUniqueName <value> [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] [--waitForCompletion <value>]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--standbyDBUniqueNameは、Oracle Data Guard Broker構成から登録解除するスタンバイ・データベースの一意の名前を指定します。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。
- dbaascliユーティリティを使用したderegisterStandby操作の実行
スタンバイの削除時に、スタンバイ・クラスタ上のデータベースを削除する前にdbaascli dataguard deregisterStandbyコマンドを実行して、Oracle Data Guard Broker構成からスタンバイ・データベースを登録解除します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascliユーティリティを使用したderegisterStandby操作の実行
スタンバイの削除中に、スタンバイ・クラスタ上のデータベースを削除する前にdbaascli dataguard deregisterStandbyコマンドを実行して、Oracle Data Guard Broker構成からスタンバイ・データベースを登録解除します。
シングル・スタンバイの場合、deregisterStandbyコマンドはプライマリ・クラスタでのみ実行する必要があります。これは、プライマリとスタンバイとの間に1対1の関連付けがあるためです。
ただし、複数のスタンバイ・データベースを含む構成では、現在登録解除されているスタンバイ・データベースを除き、プライマリ・クラスタとすべての既存のスタンバイ・クラスタの両方でderegisterStandbyコマンドを実行する必要があります。
たとえば、stdby1およびstdby2という2つのスタンバイ・データベース(stdby2は登録解除される)が設定されているとします。この場合、プライマリ・クラスタおよびstdby1でderegisterStandbyコマンドを実行しますが、stdby2では実行しません。
要約すると、既存のOracle Data Guard構成からスタンバイ・データベースを削除する際に、目的のスタンバイ・クラスタでデータベースの削除操作を行う前に、プライマリおよび他のすべての既存のスタンバイ・クラスタでderegisterStandbyコマンドを実行します。
dbaascli dataguard configureAWR
Active Data Guardスタンバイで自動ワークロード・リポジトリ(AWR)構成を有効または無効にするには、dbaascli dataguard configureAWRコマンドを使用します。
このコマンドは、AWR構成を有効または無効にするActive Data Guardスタンバイ・クラスタでrootユーザーとして実行します。このコマンドは、スタンバイ追加プロセス中にAWRが構成されなかった場合に使用します。
構文
dbaascli dataguard configureAWR --dbname <value> { --action <value> | --enable | --disable } [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--actionは、AWRを有効または無効にするかどうかを指定します。--action enableを使用してAWRを有効化し、--action disableを使用してこれを無効化します。--action引数は、下位互換性のために保持されています。ただし、--enableまたは--disableを使用することをお薦めします。これらの機能は同じですが、より明示的です。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。
- dbaascliユーティリティを使用したconfigureAWR操作の実行
ADGスタンバイ・データベースでAWRを構成するには、dbaascli dataguard configureAWRコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dataguard updateConfiguration
Data Guard環境のトランスポート・モード、保護モードまたは両方のパラメータを更新するには、dbaascli dataguard updateConfigurationコマンドを使用します。
これをrootユーザーとして実行します。
プライマリでトランスポート・モードの更新コマンドを実行すると、プライマリ・データベースのトランスポート・モードのみが更新されます。スタンバイ・データベースのトランスポート・モードを更新するには、そのスタンバイでコマンドを個別に実行する必要があります。
一方、プライマリで保護モードの更新コマンドを実行すると、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの両方で保護モードが更新されます。保護モードはスタンバイ側からも更新でき、その場合はプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの両方が更新されます。
プライマリからトランスポート・モードまたは保護モードを更新すると、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの両方で現在のモードがチェックされ、必要なすべての条件が満たされた場合にのみ更新が続行されます。
構文
dbaascli dataguard updateConfiguration --dbname <value> [--protectionMode <value>] [--transportType <value>] [--standbyDGType <value>] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] [--waitForCompletion <value>]--dbnameは、Oracle Database名を指定します--protectionModeでは、スタンバイ・データベースの構成時に、Data Guardの保護モードが設定されます。有効な値:MAX_PERFORMANCE|MAX_AVAILABILITY。--transportTypeは、スタンバイ・データベースの構成時に、Data Guardのトランスポート・タイプが設定されるようにを指定します。有効な値:ASYNC|SYNC。--standbyDGTypeは、設定するスタンバイ・データベースのData Guardタイプを指定します。有効な値: ADG|DG。--executePrereqsは、前提チェックを実行し、結果をレポートします。--resumeは、前回の処理を再開します。--sessionIDは、IDによって特定のセッションを再開します。--waitForCompletionは、操作の完了を待機するかどうかを指定します。falseに設定すると、バックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false。
- dbaascliユーティリティを使用したupdateConfiguration操作の実行
トランスポート・モードと保護モード、または両方のパラメータを更新するには、dbaascli dataguard updateConfigurationコマンドを使用します。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbhome create
目的のバージョンのOracle Databaseホームを作成するには、dbaascli dbhome createコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dbhome create --version <value>
[--oracleHome <value>]
[--oracleHomeName <value>]
[--enableUnifiedAuditing <value>]
[--imageTag <value>]
[--ImageLocation <value>
--versionは、Oracleホームのバージョンを指定します。ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します--oracleHomeNameは、ユーザー定義のOracleホーム名を指定します。指定しない場合、デフォルト名が使用されます--enableUnifiedAuditingは、Oracleホームで統合監査リンク・オプションを有効または無効にするためのtrueまたはfalseを指定します--imageTagは、Oracleホーム・イメージ・タグを指定します-
--imageLocation- 使用するイメージのパス。 --waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse
例6-24 dbaascli dbhome create
dbaascli dbhome create --version 19.11.0.0.0
または、イメージ・タグがバージョンと異なる場合はdbaascli dbhome create --version 19.8.0.0.0.0 --imageTag 19.8.0.0.0。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbHome delete
特定のOracle Databaseホームを削除するには、dbaascli dbHome deleteコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dbHome delete
{ --oracleHome <value>
| --oracleHomeName <value> } [--resume [--sessionID <value>]]
--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します--oracleHomeNameは、Oracleホームの名前を指定します--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbhome getDatabases
特定のデータベースOracleホームから実行されているすべてのOracle Databaseに関する情報を表示するには、dbaascli dbHome getDatabasesコマンドを使用します。Oracleホームの場所またはOracleホーム名のいずれかを指定します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dbHome getDatabases
{ --oracleHomeName value | --oracleHome value }
--oracleHomeNameは、ユーザー定義のOracleホーム名を指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所(パス)を指定します
例6-25 dbaascli dbHome getDatabases --oracleHome
dbaascli dbHome getDatabases --oracleHome /u02/app/mar_home/
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbHome getDetails
特定のOracleホームに関する情報を表示するには、dbaascli dbHome getDetailsコマンドを使用します。Oracleホームの場所またはOracleホーム名のいずれかを指定します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dbHome getDetails
{ --oracleHomeName value | --oracleHome value }
--oracleHomeNameは、ユーザー定義のOracleホーム名を指定します--oracleHomeは、Oracleホームの場所を指定します
例6-26 dbaascli dbHome getDetails - Oracleホームの場所の使用
dbaascli dbHome getDetails --oracleHome /u02/app/home_db19c/
例6-27 dbaascli dbHome getDetails - Oracleホーム名の使用
dbaascli dbHome getDetails --oracleHomeName home_db19c
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbHome patch
あるパッチ・レベルから別のパッチ・レベルになるようにOracleホームにパッチを適用するには、dbaascli dbHome patchコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli dbHome patch
{
--oracleHome <value>
| --oracleHomeName <value>
}
[--imageFilePath <value>] [--executePrereqs] [--nodes <value>]
{
[--resume [--sessionID <value>]]
| [--rollback [--sessionID <value>]]
}
[--skipDatapatch]
[--skipClosedPDBs]
[--skipPDBs <value>]
[--continueWithDbDowntime]
[--skipUnreachableNodes]
[--drainTimeoutInSeconds <value>]
[--waitForCompletion <value>]
[--nonRolling]
[--skipDatapatchForDB <value>]
--oracleHomeは、Oracleホームのパスを指定します--oracleHomeNameは、Oracleホームの名前を指定します--targetVersionは、Oracleホームのターゲット・バージョンを指定します。ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。--resumeは、前回の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--continueWithDbDowntimeは、データベースの停止時間を使用してパッチ適用を続行します。このオプションは、アクティブ・インスタンスが1つのみ稼働し、停止時間でもパッチ適用操作を続行できる環境で使用できます。--skipUnreachableNodesは、アクセスが不可能なノードで操作をスキップします--nodesは、ノードのサブセットにパッチ適用を実行する必要がある場合に、ノードのカンマ区切りリストを指定します--executePrereqsは、前提条件を実行します--skipDatapatchは、データベースに対するdatapatchの実行をスキップします--imageFilePathは、使用するイメージ・ファイルの絶対パスを指定します--skipPDBsは、指定したPDBのカンマ区切りリストに対するdatapatchの実行をスキップします。例: cdb1:pdb1,cdb2:pdb2など--skipClosedPdbsは、クローズしたPDBに対するdatapatchの実行をスキップします--rollbackは、パッチが適用されたOracleホームをロールバックします。--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false--drainTimeoutInSecondsは、データベースの停止中に、リソースの排出にかける時間(秒単位)を指定します--skipUnreachableNodesは、アクセスが不可能なノードで操作をスキップします[--nonRolling]は、すべてのノードでパラレルにdbhomeにパッチを適用します。これにより、データベースの停止時間が発生することに注意してください。[--skipDatapatchForDB <value>]は、指定したデータベース・カンマ区切りリストでのdatapatchの実行をスキップします。例: db1、db2、db3...
例6-28 dbaascli dbhome patch
dbaascli dbhome patch --targetVersion 19.10.0.0.0 --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli dbimage purge
dbimage purgeコマンドは、指定したソフトウェア・イメージをExadata Cloud Infrastructure環境から削除します。
opcユーザーとしてコンピュート・ノードに接続し、このコマンドをrootユーザーとして実行します。
# dbaascli dbimage purge --version software_version --bp software_bp [--cdb ( yes | no )]このコマンドの内容は次のとおりです。
-
software_version— Oracle Databaseソフトウェア・バージョンを指定します。たとえば、11204、12102、12201、18000、19000です。 -
software_bp— バンドル・パッチ・リリースを識別します。たとえば、APR2018、JAN2019、OCT2019などです。 -
--cdb— オプションで、Oracleマルチテナント・アーキテクチャをサポートするソフトウェア・イメージを削除するかどうかを指定します。デフォルトはyesです。--cdb noを指定すると、非コンテナ・データベース(非CDB)をサポートするバイナリを含むソフトウェア・イメージが削除されます。
現在ソフトウェア・イメージ・ライブラリで使用できないために再度ダウンロードできないソフトウェア・イメージを削除する場合、コマンドは一時停止し、確認を求められます。
ソフトウェア・バージョンの現在のデフォルト・ソフトウェア・イメージは削除できません。この制限を回避するには、別のソフトウェア・イメージを現在のデフォルトにする必要があります。
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli diag collect
診断を収集するには、dbaascli diag collectコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli diag collect [--components <value>] [--startTime <value>] [--endTime <value>] [--nodes <value>] [--dbNames <value>]
{
[--objectStoreBucketUri <value>]
| [--destLocation <value>]
}
[--waitForCompletion <value>]
--componentsは、ログ収集のコンポーネントのリストを指定します。有効な値:
dbgiosdbaastoolsall
--startTimeは、ログ収集の開始時間を指定します。有効な日時フォーマット:YYYY-MM-DDTHH24:MM:SS--endTimeは、ログ収集の終了時間を指定します。有効な日時フォーマット:YYYY-MM-DDTHH24:MM:SS--nodesは、ログを収集するノードのカンマ区切りリストを指定します--dbNamesは、ログを収集するデータベース名を指定します。データベース名は1つのみ指定できます。--objectStoreBucketURIは、収集されたログのアップロードに使用されるオブジェクト・ストレージ・サービスの事前認証済リクエスト(PAR) URLを指定します。ログはゲストVMから収集されます。詳細は、事前認証済リクエストの使用を参照してください。--destLocationは、ログを収集するゲストVM上の場所を指定します。デフォルト:/var/opt/oracle/dbaas_acfs--waitForCompletionの値:true|false。デフォルトはtrueです。バックグラウンドで実行するには、falseを指定します。
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli diag healthCheck
診断ヘルス・チェックを実行するには、dbaascli diag healthCheckコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli diag healthCheck
[--destLocation]
[--nodes]
[--objectStoreBucketURI]
--destLocationは、ログを収集するゲストVM上の場所を指定します。デフォルト:/var/opt/oracle/dbaas_acfs--nodesは、ログを収集するノードのカンマ区切りリストを指定します--objectStoreBucketURIは、収集されたログのアップロードに使用されるオブジェクト・ストレージ・サービスの事前認証済リクエスト(PAR) URLを指定します。ログはゲストVMから収集されます。詳細は、事前認証済リクエストの使用を参照してください。
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli gridHome create
Grid Infrastructureホームを構成するには、dbaascli gridHome createコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli gridHome create --version value [--resume [--sessionID value]] [--waitForCompletion value]
--versionは、Gridホームのバージョンを指定します--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli grid configureTCPS
既存のクラスタにTCPSを構成するには、dbaascli grid configureTCPSコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
デフォルトでは、Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureシステムのデータベースに対してTCPSは有効になっています。
TCPSは、Exadata Database Service on Cloud@Customerのデータベースでは有効ではありません。特定のデータベースに対してTCPSを有効にするには、すべてのデータベース・ノードでデータベース固有の
sqlnet.oraファイルをWALLET_LOCATION = (SOURCE=(METHOD=FILE)(METHOD_DATA=(DIRECTORY=/var/opt/oracle/dbaas_acfs/grid/tcps_wallets)))で更新してから、データベースを再起動します。これにより、データベースに対してTCPSの使用が有効になります。ただし、TCPSを有効にすると、ZDLRA接続が失敗します。Exadata Database Service on Cloud@Customerシステムでは、ZDLRAまたはTCPS構成のいずれかを有効にできます。ZDLRAとTCPSの両方を同時に有効にすると、機能しません。
dbaascli grid configureTCPS
[--pkcs12WalletPath]
[--caCertChain]
[--precheckOnly]
[--serverCert]
[--privateKey]
[--certType]
[--privateKeyPasswordProtected]
--pkcs12WalletPathは、証明書(pkcs12ウォレット形式)のパスを指定します--caCertChainは、中間CAおよびルートCA証明書を含む証明書の連結リストです--precheckOnlyは、yesを指定するとこの操作の事前チェックのみが実行されます。有効な値:yesまたはno。--serverCertは、TCPS構成で使用またはローテーションするPEM証明書のパスを指定します。--privateKeyは、証明書の秘密キー・ファイルのパスを指定します。--certTypeは、Grid Infrastructureウォレットに追加する証明書のタイプです。許容される値は、SELF_SIGNED_CERT、CA_SIGNED_CERTまたはPKCS12_CERTです。デフォルト:SELF_SIGNED_CERT--privateKeyPasswordProtectedは、秘密キーがパスワードで保護されるかどうかを指定します。有効な値:trueまたはfalseデフォルト:true。
例6-29 dbaascli grid configureTCPS
dbaascli grid configureTCPSdbaascli grid configureTCPS --cert_type CA_SIGNED_CERT --server_cert /tmp/certs/server_cert.pem --ca_cert_chain /tmp/certs/ca.pem --private_key /tmp/certs/encrypted_private.key --private_key_password_protected false親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli grid patch
指定したマイナー・バージョンになるようにOracle Grid Infrastructureにパッチを適用するには、dbaascli grid patchコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli grid patch
{
--targetVersion <value>
| --targetHome <value>
}
[--executePrereqs] [--nodeList <value>] [--continueWithDbDowntime] [--drainTimeoutInSeconds <value>] [--containerURL <value>] [--imageFile <value>] [--patchInParallel]
{
[--resume [--sessionID <value>]]
| [--rollback [--sessionID <value>]]
}
[--waitForCompletion <value>]
説明:
--targetVersionは、Oracleホームのターゲット・バージョンを指定します。ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。--targetHomeは、ホーム外パッチ適用でのターゲットGrid Infrastructureホームの完全修飾パスを指定します--containerURLは、Grid InfrastructureイメージをフェッチするためのカスタムURLを指定します--executePrereqsオプションは、前提条件を実行します--nodeListは、ノードのサブセットにパッチ適用を実行する必要がある場合に、ノードのカンマ区切りリストを指定します--patchInParallelは、リモート・ノードへのパッチ適用をパラレルに実行することを指定します--rollbackは、パッチ適用済のOracleホームをロールバックすることを指定します--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--continueWithDbDowntimeは、データベースの停止時間を使用してパッチ適用を続行します。このオプションは、アクティブ・インスタンスが1つのみ稼働し、停止時間でもパッチ適用操作を続行できる環境で使用できます。--drainTimeoutInSecondsは、データベースの停止中にリソース排出を完了する時間(秒)を指定します--createImageは、アクティブなGridホームのコピーから、指定したターゲット・バージョンにパッチを適用してイメージを作成します--createImageDirは、イメージを作成するディレクトリの完全修飾パスを指定します
--imageFileは、使用するイメージの完全修飾パスを指定します--patchInParallelは、リモート・ノードへのパッチ適用をパラレル実行します--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false
例6-30 dbaascli grid patch
dbaascli grid patch --targetVersion 19.12.0.0.0
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli grid removeTCPSCert
Grid Infrastructureウォレットから既存のTCPS証明書を削除するには、dbaascli grid removeTCPSCertコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli grid removeTCPSCert --subject <value>
{
--userCert | --trustedCert | --requestedCert
}
[--serialNumber <value>] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] [--bounceListeners]
--subjectは、証明書のサブジェクトを指定します。- ユーザー証明書を示す
--userCertフラグ - 信頼できる証明書を示す
--trustedCertフラグ - リクエストされた証明書を示す
--requestedCertフラグ --serialNumberは、証明書のシリアル番号を指定します--executePrereqsは、前提条件チェックを実行し、結果をレポートします--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
- Grid Infrastructureリスナーおよびスキャン・リスナーをバウンスする
--bounceListenersフラグ
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli grid rotateTCPSCert
TCPS証明書をローテーションするには、dbaascli grid rotateTCPSCertコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli grid rotateTCPSCert
[--pkcs12WalletPath]
[--caCertChain]
[--precheckOnly]
[--serverCert]
[--privateKey]
[--certType]
[--privateKeyPasswordProtected]
--pkcs12WalletPathは、証明書(pkcs12ウォレット形式)のパスを指定します--caCertChainは、中間CAおよびルートCA証明書を含む証明書の連結リストです--precheckOnlyは、yesを指定するとこの操作の事前チェックのみが実行されます。有効な値:yesまたはno。--serverCertは、TCPS構成で使用またはローテーションするPEM証明書のパスを指定します。--privateKeyは、証明書の秘密キー・ファイルのパスを指定します。--certTypeは、Grid Infrastructureウォレットに追加する証明書のタイプです。許容される値は、SELF_SIGNED_CERT、CA_SIGNED_CERTまたはPKCS12_CERTです。デフォルト:SELF_SIGNED_CERT--privateKeyPasswordProtectedは、秘密キーがパスワードで保護されるかどうかを指定します。有効な値:trueまたはfalseデフォルト:true。
例6-31 dbaascli grid rotateTCPSCert
dbaascli grid rotateTCPSCertdbaascli grid rotateTCPSCert --cert_type CA_SIGNED_CERT --server_cert /tmp/certs/server_cert.pem --ca_cert_chain /tmp/certs/ca.pem --private_key /tmp/certs/encrypted_private.key --privateKeyPasswordProtected true親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli grid upgrade
あるメジャー・バージョンから別のメジャー・バージョンにOracle Grid Infrastructureをアップグレードするには、dbaascli grid upgradeコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli grid upgrade --version
[--resume]
[--executePrereqs]
[--containerURL]
[--softwareOnly]
[--targetHome]
[--revert]
--versionは、ターゲット・バージョンを指定します--resumeは、前回の実行を再開します--executePrereqsは、Grid Infrastructureアップグレードの前提条件を実行します--containerUrlは、Grid InfrastructureイメージをフェッチするためのカスタムURLを指定します--softwareOnlyは、Grid Infrastructureソフトウェアのみをインストールします--targetHomeは、既存のターゲットGridホームのパスを指定します--revertは、失敗した実行を元に戻します
例6-32 dbaascli grid upgrade
daascli grid upgrade --version 19.11.0.0.0 --executePrereqs
DBAAS CLI version MAIN
Executing command grid upgrade --version 19.11.0.0.0 --executePrereqs
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli job getStatus
指定したジョブのステータスを表示するには、dbaascli job getStatusコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli job getStatus --jobID
--jodIDは、ジョブIDを指定します
例6-33 dbaascli job getStatus
dbaascli job getStatus --jobID 13c82031-f202-41b7-9aef-f4a71df0f551
DBAAS CLI version MAIN
Executing command job getStatus --jobID 13c82031-f202-41b7-9aef-f4a71df0f551
{
"jobId" : "13c82031-f202-41b7-9aef-f4a71df0f551",
"status" : "Success",
"message" : "database create job: Success",
"createTimestamp" : 1628095442431,
"updatedTime" : 1628095633660,
"description" : "Service job report for operation database create",
"appMessages" : {
"schema" : [ ],
"errorAction" : "SUCCEED_AND_SHOW"
},
"resourceList" : [ ],
"pct_complete" : "100"
}
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli patch db apply
dbaascli patch db prereqおよびdbaascli patch db applyコマンドは、dbaascliリリース21.2.1.2.0で非推奨になり、dbaascli grid patch、dbaascli dbhome patchおよびdbaascli database moveコマンドに置き換えられました。
dbaascli grid patchdbaascli dbhome patchdbaascli database move- dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用
dbaascli patch db prereq
dbaascli patch db prereqおよびdbaascli patch db applyコマンドは、dbaascliリリース21.2.1.2.0で非推奨になり、dbaascli grid patch、dbaascli dbhome patchおよびdbaascli database moveコマンドに置き換えられました。
dbaascli grid patchdbaascli dbhome patchdbaascli database move- dbaascliを使用したOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseへのパッチ適用
dbaascli pdb backup
プラガブル・データベース(PDB)のバックアップ、PDBバックアップの問合せ、およびPDBバックアップの削除を行うには、dbaascli pdb backupコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb backup --pdbName <value> --dbname <value>
{
--start
{
[--level1]
| [--archival --tag <value>]
}
| --delete --backupTag <value>
| --status --uuid <value>
| --getBackupReport --json <value> --tag <value>
| --list [--json <value>]
}
--pdbName: PDB name.--dbname: Oracle Database name.--start|--delete|--status|--getBackupReport|--list--start: Begins PDB backup. [--level1|--archival] [--level1: Creates a Level-1 (incremental) backup.] [--archival: Creates an archival full backup.]--tag: Specify backup tag.--delete: Deletes archival backup.--backupTag: Specify backup tag to delete.--status--uuid <value>--getBackupReport: Returns backup report.--json: Specify the file name for JSON output.--tag: Specify backup tag.--list: Returns PDB backup information. [--json: Specify the file name for JSON output.]
例6-34例
- CDB myTestDb内のPDB pdb1のレベル1バックアップを取得するには:
dbaascli pdb backup --dbname myTestDb --pdbName pdb1 --start --level1 uuideef16b26361411ecb13800163e8e4facで送信されたPDBバックアップ・リクエストのステータスを問い合せるには:dbaascli pdb backup --dbname myTestDb --pdbName pdb1 --status --uuid eef16b26361411ecb13800163e8e4fac
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb bounce
プラガブル・データベース(PDB)を再起動するには、dbaascli pdb bounceコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb bounce
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
--dbname <value> [--openMode <value>] [--startServices <value>] [--waitForCompletion <value>]
--pdbNameは、PDBの名前を指定します--pdbUIDは、PDBの識別子を指定します--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--openModeは、PDBのターゲットOPEN MODEを指定します--startServices: PDBに対応するすべてのサービスを起動またはリストすることを指定します。指定できる値は、allまたはPDBサービスのカンマ区切りリストです。--waitForCompletionは、フォアグラウンドまたはバックグラウンドで操作を実行することを指定します。有効な値:true|false。
例6-35 dbaascli pdb bounce
dbaascli pdb bounce --dbname cdb_name --pdbName pdb name associated with the CDB
dbaascli pdb bounce --dbname cdb_name --pdbUID con_uid of that pdb
--openMode READ_WRITE--openMode READ_ONLY
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb close
プラガブル・データベース(PDB)をクローズするには、dbaascli pdb closeコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb close
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
--dbname <value> [--waitForCompletion <value>]
--pdbnameは、クローズするPDBの名前を指定します。--pdbUIDは、PDBの識別子を指定します--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します。-
--waitForCompletionは、フォアグラウンドまたはバックグラウンドで操作を実行することを指定します。有効な値:true|false。
このコマンドの実行が正常に完了すると、すべてのコンテナ・データベース・インスタンスでPDBがクローズされます。
例6-36 dbaascli pdb close
dbaascli pdb close --dbname cdb name --pdbName pdb name associated with the CDB
dbaascli pdb close --dbname cdb name --pdbUID con_uid of that pdb
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb getConnectString
プラガブル・データベース(PDB)のOracle Net接続文字列情報を表示するには、dbaascli pdb getConnectStringコマンドを実行します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb getConnectString --dbname <value>
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--pdbnameは、接続文字列情報を表示するPDBの名前を指定します--pdbUIDは、PDBの識別子を指定します
例6-37 dbaascli pdb getConnectString
dbaascli pdb getConnectString --dbname dbname --pdbName pdbName
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb create
新しいプラガブル・データベース(PDB)を作成するには、dbaascli pdb createコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb create --pdbName <value> --dbName <value> [--maxCPU <value>] [--maxSize <value>] [--pdbAdminUserName <value>] [--lockPDBAdminAccount <value>] [--resume [--sessionID <value>]] [--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>]
{
[--blobLocation <value>]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--pdbTdeKeyVersionOCID <value>]
--pdbNameは、作成する新しいPDBの名前を指定します--dbNameは、新しいPDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--maxCPUは、オプションで、PDBに対して使用できるCPUの最大数を指定します。このオプションの設定は、PDBでCPU_COUNTパラメータを設定する場合と同じ効果があります--maxSizeは、オプションで、PDBに属する表領域のデータ・ファイルおよび一時ファイルの最大合計サイズを指定します。このオプションの設定は、CREATE PLUGGABLE DATABASESQLコマンドでMAXSIZE PDBストレージ句を設定する場合と同じ効果があります。整数に続けてサイズ単位(K、M、GまたはT)を指定して、制限を設定できます。または、UNLIMITEDを指定して、明示的に制限なしに設定できます。--pdbAdminUserNameは、新しいPDB管理ユーザー名を指定します--lockPDBAdminAccountは、PDB管理ユーザー・アカウントをロックするかどうかについてtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値はtrueです。--resumeは、前回の実行を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yesまたはno--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse--blobLocationは、DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所です。--standbyBlobFromPrimaryは、スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ・データベースのPDB操作でのみ必須です。ノート
パラメータblobLocationとstandbyBlobFromPrimaryは相互に排他的です。--pdbTdeKeyVersionOCID
PDBの作成プロセス中に、新しいPDBの管理パスワードを指定するように求められます。
例6-38 dbaascli pdb create
dbaascli pdb create --dbName db721 --pdbName new_pdb1 --maxsize 5G --maxcpu 2dbaascli pdb create --dbName db721 --pdbName new_pdb1dbaascli pdb create --dbName db721 --pdbName new_pdb1 --standbyBlobFromPrimary /tmp/send_db721.tar親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb delete
プラガブル・データベース(PDB)を削除するには、dbaascli pdb deleteコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb delete --dbName <value>
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
[--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>] [--resume [--sessionID <value>]] [--allStandbyPrepared] [--cleanupRelocatedPDB]
--dbNameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--pdbNameは、削除するPDBの名前を指定します--pdbUIDは、削除するPDBのUIDを指定します--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yesまたはno--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse--resumeは、前回の実行を再開するように指定します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--allStandbyPreparedは、すべてのスタンバイ・データベースで操作が正常に実行されたことを確認するように指定します--cleanupRelocatedPDB- PDBの再配置後にソース・データベースをクリーンアップするオプションです。
非Data Guard環境の標準データベースまたはData Guard環境のスタンバイ・データベースからPDBを削除するには:
dbaascli pdb delete --dbName db721 --pdbName pdb1Data Guard環境でプライマリ・データベースからPDBを作成するには:
dbaascli pdb create --dbName db721 --pdbName pdb1 --allStandbyPrepared親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb getDetails
プラガブル・データベース(PDB)の詳細を表示するには、dbaascli pdb getDetailsコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb getDetails --dbname <value>
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--pdbnameは、削除するPDBの名前を指定します--pdbUIDは、PDBの識別子を指定します
例6-39 dbaascli pdb getDetails
dbaascli pdb getDetails--dbname cdb name --pdbName pdb name associated with the CDB
dbaascli pdb getDetails--dbname cdb name --pdbUID con_uid of that pdb
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb list
コンテナ・データベース内のプラガブル・データベース(PDB)のリストを表示するには、dbaascli pdb listコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb list --dbname
--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します
例6-40 dbaascli pdb list
dbaascli pdb list --dbname cdb name
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb localClone
同じコンテナ・データベース(CDB)内に既存のプラガブル・データベース(PDB)のクローンとして新しいPDBを作成するには、dbaascli pdb localCloneコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb localClone --pdbName <value> --dbName <value> [--targetPDBName <value>] [--powerLimit <value>] [--maxCPU <value>] [--maxSize <value>] [--resume [--sessionID <value>]] [--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>]
{
[--blobLocation <value>]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--excludeUserTablespaces <value>] [--excludePDBData <value>] [--pdbAdminUserName <value>] [--lockPDBAdminAccount <value>] [--sourcePDBServiceConvertList <value>]
{
[--createFromSnapshot
{
--snapshotName <value>
| --snapshotUID <value>
}
[--copyDataFiles]]
| [--snapshot]
}
--pdbNameは、クローニングする新しいPDBの名前を指定します--dbNameは、データベースの名前を指定します--targetPDBNameは、ターゲットPDB (新しいクローンPDB)の名前を指定します--powerLimitは、クローン操作に使用する並列度を指定します。有効な値は、1から128までです--maxCPUは、PDBに割り当てるCPUの最大数を指定します--maxSizeは、新しいPDBの最大ストレージ・サイズをGB単位で指定します--resumeは、前回の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yesまたはno--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse--blobLocationは、DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所です。--standbyBlobFromPrimaryは、スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ・データベースのPDB操作でのみ必須です。ノート
パラメータ--blobLocationと--standbyBlobFromPrimaryは相互に排他的です。- ユーザー表領域をスキップする
--excludeUserTablespacesオプション(例: t1,t2,t3)。 --excludePDBDataは、true/yesを指定して、ソースPDBからユーザー・データをスキップします。--pdbAdminUserNameは、新しいPDB管理ユーザー名を指定します。--lockPDBAdminAccountは、PDB管理ユーザー・アカウントをロックするかどうかについてtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値はtrueです。--sourcePDBServiceConvertListは、変換する必要があるソース・サービス名からターゲット・サービス名のカンマ区切りリストを指定します。構文は、source_srv1:new_srv1、source_srv2:new_srv2です。--createFromSnapshot|--snapshot--createFromSnapshotは、PDBスナップショットからPDBを作成することを指定します--snapshotName|--snapshotUID--snapshotNameは、PDBからPDBを作成するためのスナップショット名を示します。--snapshotUIDは、PDBからPDBを作成するためのスナップショットUIDを示します。
--copyDataFilesは、スナップショット・コピーをスキップするオプションを指定します。--snapshotは、スナップショット・コピーを使用してPDBを作成することを指定します。
新しくクローニングされたPDBは、ソースPDBから管理パスワードを継承します。
例6-41 dbaascli pdb localClone
dbaascli pdb localClone --dbName db35 --pdbName PDB35 --targetPDBName local_clone1 --maxCPU 2 --maxSize 15
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb open
プラガブル・データベース(PDB)をオープンするには、dbaascli pdb openコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb open
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
--dbname <value> [--openMode <value>] [--startServices <value>] [--waitForCompletion <value>] [--setPDBRefreshModeNone [--skipPDBRefresh] [--pdbAdminUserName <value>]] [--executePrereqs] [--resume [--sessionID <value>]] [--blobLocation <value>]
--pdbNameは、オープンするPDBの名前を指定します--pdbUIDは、PDBの識別子を指定します--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します。--openModeは、PDBのターゲットOPEN MODEを指定します--startServices: PDBに対応するすべてのサービスを起動またはリストすることを指定します。指定できる値は、allまたはPDBサービスのカンマ区切りリストです。--waitForCompletion:falseを指定すると、操作はバックグラウンドで実行されます。有効な値:true|false--setPDBRefreshModeNone: リフレッシュ可能PDBを非リフレッシュ可能PDBに変換することを指定します--skipPDBRefresh: リフレッシュ可能PDBのリフレッシュをスキップすることを指定します--pdbAdminUserName:は、新しいPDB管理ユーザー名を指定します
--executePrereqsは、前提条件チェックを実行し、結果をレポートすることを指定します。--resumeは、前回の処理を再開します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--blobLocationは、Data Guard環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所を指定します
正常に完了すると、すべてのコンテナ・データベース・インスタンスでPDBがオープンされます。
例6-42 dbaascli pdb open
dbaascli pdb open --dbname cdb name --pdbName pdb name associated with the CDB
dbaascli pdb open --dbname cdb name --pdbUID con_uid of that pdb
オプション: --openMode READ_WRITE/READ_ONLY
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb recover
プラガブル・データベース(PDB)をリカバリするには、dbaascli pdb recoverコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。- データベースは、バックアップが格納されるバックアップ・ストレージ保存先の詳細を使用して構成する必要があります。
構文
dbaascli pdb recover --dbname <value> --pdbName <value>
{
--start
{
--untilTime <value> [--nonUTC]
| --untilSCN <value>
| --latest
| --tag <value>
}
| --status --uuid <value>
}
説明:
--dbnameは、PDBをホストするコンテナ・データベースの名前を指定します--pdbNameは、リカバリするPDBの名前を指定します。--startは、PDBのリカバリを開始します。--untilTimeは、PDBを時間までリカバリします。入力形式:DD-MON-YYYY HH24:MI:SS--untilSCNは、SCNまでPDBをリカバリします。--latestは、PDBを最後の既知の状態にリカバリします。--tagは、PDBをアーカイブ・タグにリカバリします
--statusは、PDBのリカバリ・ジョブ・プロセスに関する詳細を表示します- PDBリカバリ操作の一意の識別子
--uuid。入力形式:xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
- PDBリカバリ操作の一意の識別子
例6-43例
- CDB myTestDb内のPDB pdb1を最新状態にリカバリするには:
dbaascli pdb recover --dbname myTestDb --pdbName pdb1 --start --latest uuid81a17352362011ecbc3000163e8e4facで送信されたPDBリカバリ・リクエストのステータスを問い合せるには:dbaascli pdb recover --dbname myTestDb --pdbName pdb1 --status --uuid 81a17352362011ecbc3000163e8e4fac
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb refresh
指定したプラガブル・データベース(PDB)をリフレッシュするには、dbaascli pdb refreshコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb refresh --dbname <value>
{
--pdbName <value>
| --pdbUID <value>
}
[--waitForCompletion <value>]
説明:
--dbname:は、Oracle Databaseの名前を指定します--pdbName: プラガブル・データベースの名前を指定します--pdbUID: プラガブル・データベースの識別子を指定します--waitForCompletion:falseを指定すると、操作はバックグラウンドで実行されます。有効な値:true|false
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb relocate
指定したPDBをリモート・データベースからローカル・データベースに再配置するには、dbaascli pdb relocateコマンドを使用します。
前提条件
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。プロンプトが表示されたら、ソース・データベースのSYSユーザー・パスワードを指定する必要があります。
構文
dbaascli pdb relocate --pdbName <value> --dbName <value> --sourceDBConnectionString <value> [--targetPDBName <value>] [--powerLimit <value>] [--maxCpu <value>] [--maxSize <value>] [--resume [--sessionID <value>]] [--executePrereqs] [--sourcePDBServices <value>] [--sourcePDBReadOnlyServices <value>] [--relocateAvailabilityType <value>] [--waitForCompletion <value>]
{
[--blobLocation <value>]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--upgradePDB] [--updateDBBlockCacheSize]
{
[--skipOpenPDB [--enableRefreshMode --refreshMode <value> [--refreshIntervalInMinutes <value>]]]
| [--completePDBRelocate]
}
{
[--dblinkUsername <value> [--honorCaseSensitiveUserName]]
| [--dbLinkName <value>]
}
--pdbNameは、再配置するソースPDB名を指定します--dbNameは、ターゲット・データベース名を指定します--sourceDBConnectionStringは、ソース・データベースの接続文字列を<scan_name>:<scan_port>/<database_service_name>というフォーマットで指定します--targetPDBNameは、ターゲットPDB (新しい再配置PDB)の名前を指定します--powerLimitは、再配置操作に使用する並列度を指定します--maxCpuは、PDBに割り当てるCPUの最大数を指定します--maxSizeは、新しいPDBの最大ストレージ・サイズをGB単位で指定します--resumeは、前回の実行を再開するように指定します--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yes|no--sourcePDBServicesは、ソースPDBサービスのカンマ区切りリストを指定します--sourcePDBReadOnlyServicesは、ソースPDB読取り専用サービスのカンマ区切りリストを指定します--relocateAvailabilityTypeは、リスナー接続の転送を有効にするには、MAX|NORMAL可用性を指定します--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false--blobLocationは、DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所です。--standbyBlobFromPrimaryは、プライマリ・データベースから準備されるスタンバイBLOBファイルの場所を指定します。これは、スタンバイ操作でのみ必須です。ノート
パラメータ--blobLocationは相互に排他的です。--upgradePDBは、trueを指定するとこの操作の一部としてPDBがアップグレードされます。有効な値 :true|false--updateDBBlockCachesizeは、異なるブロック・サイズのデータ・コピーをサポートするためにアプリケーションでdb block cache size初期化パラメータを設定できるように指定します。--skipOpenPDBは、現在の操作の最後にPDBをオープンしないように指定します。--enableRefreshModeは、PDB再配置のステップ1でPDBリフレッシュ・サポートを有効にすることを指定します。--refreshModeは、リフレッシュ可能なPDBのリフレッシュ・モードを指定します。有効な値:AUTO|MANUAL--refreshIntervalInMinutesは、refreshablePDBのリフレッシュ間隔を分数で指定します
--completePDBRelocateでは、2ステップの操作として実行した場合に、PDBの再配置を完了します。
例6-44 dbaascli pdb relocate
dbaascli pdb relocate --sourceDBConnectionString test-scan.dbaastoolslrgsu.dbaastoolslrgvc.oraclevcn.com:1521/source_cdb_service_name --pdbName source_pdb --dbName target_db
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli pdb remoteClone
別のコンテナ・データベース(CDB)内に既存のプラガブル・データベース(PDB)のクローンとして新しいPDBを作成するには、dbaascli pdb remoteCloneコマンドを使用します。
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli pdb remoteClone --pdbName <value> --dbName <value> --sourceDBConnectionString <value> [--targetPDBName <value>] [--powerLimit <value>] [--maxCPU <value>] [--maxSize <value>] [--resume [--sessionID <value>]] [--executePrereqs] [--waitForCompletion <value>] [--sourcePDBExportedTDEKeyFile <value>]
{
[--blobLocation <value>]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--excludeUserTablespaces <value>] [--excludePDBData <value>] [--pdbAdminUserName <value>] [--lockPDBAdminAccount <value>] [--sourcePDBServiceConvertList <value>] [--upgradePDB]
{
[--createFromSnapshot --snapshotName <value> [--copyDataFiles]]
| [--snapshot]
}
[--refreshablePDB --refreshMode <value> [--refreshIntervalInMinutes <value>]] [--updateDBBlockCacheSize]
{
[--dblinkUsername <value> [--honorCaseSensitiveUserName]]
| [--dbLinkName <value>]
}
[--keepSourceDBServices <value>]
--pdbNameは、クローニングするソースPDBの名前を指定します--dbnameは、新しくクローニングされたPDBをホストするCDBの名前(DB_NAME)を指定します。--sourceDBConnectionStringは、ソース・データベースの接続文字列をscan_name:scan_port/database_service_nameというフォーマットで指定します--targetPDBNameは、ターゲットPDB (新しいクローンPDB)の名前を指定します--powerLimitは、クローン操作に使用する並列度を指定します。有効な値は、1から128までです--maxCPUは、PDBに割り当てるCPUの最大数を指定します--maxSizeは、新しいPDBの最大ストレージ・サイズをGB単位で指定します--resumeは、前回の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--executePrereqsは、yesを指定するとこの操作の前提条件のみが実行されます。有効な値:yesまたはno--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:trueまたはfalse--sourcePDBExportedTDEKeyFileは、ソースPDBのエクスポート済キー・ファイルを指定します。この変数は、12.1データベースにのみ適用できます--blobLocationは、Data Guard環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・パスを指定します--standbyBlobFromPrimaryは、スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ・データベースのPDB操作でのみ必須ですノート
パラメータ--blobLocationと--standbyBlobFromPrimaryは相互に排他的です。- ユーザー表領域をスキップする
--excludeUserTablespacesオプション(例: t1,t2,t3)。 -
--excludePDBDataは、true/yesを指定して、ソースPDBからユーザー・データをスキップします。 --pdbAdminUserNameは、新しいPDB管理ユーザー名を指定します--lockPDBAdminAccountは、PDB管理ユーザー・アカウントをロックするかどうかについてtrueまたはfalseを指定します。デフォルト値はtrueです。--sourcePDBServiceConvertListは、変換する必要があるソース・サービス名からターゲット・サービス名のカンマ区切りリストを指定します。構文は、source_srv1:new_srv1,source_srv2:new_srv2です。--upgradePDBは、この操作の一部としてPDBをアップグレードするように指定します。--createFromSnapshot|--snapshot--createFromSnapshotは、PDBスナップショットからPDBを作成することを指定します--snapshotNameは、PDBからPDBを作成するためのスナップショット名を示します。
--copyDataFilesは、スナップショット・コピーをスキップするオプションを指定します。--snapshotは、スナップショット・コピーを使用してPDBを作成することを指定します。
--refreshablePDBは、リフレッシュ可能なPDBを作成することを指定します--refreshModeは、リフレッシュ可能なPDBのリフレッシュ・モードを指定します。有効な値:AUTO|MANUAL--refreshIntervalInMinutesは、refreshablePDBのリフレッシュ間隔を分単位で指定します
--dblinkUsernameは、リモート・データベースに接続するためのデータベース・リンクに使用される、リモート・データベースの共通ユーザーを指定します--honorCaseSensitiveUserNameは、指定されたユーザー名が大/小文字を区別することを示します
--dbLinkNameは、リモート・データベースを指定するターゲット・データベース内の既存のデータベース・リンク名を示します。
プロンプトが表示されたら、ソースPDBのSYSユーザー・パスワードを指定する必要があります。新しくクローニングされたPDBは、ソースPDBから管理パスワードを継承します。クローニングされるPDBには、dbname_sourcepdbnameという形式を使用して名前が付けられますこのコマンドは、Data Guard構成がなく、Oracle Databaseバージョン12.2.0.1以上を使用しているデータベースでのみサポートされます。
例6-45 dbaascli pdb remoteClone
dbaascli pdb remoteClone --sourceDBConnectionString test-can.dbaastoolslrgsu.dbaastoolslrgvc.oraclevcn.com:1521 --pdbName source_pdb1 --dbName db9944 --targetPDBName new_pdb1 --maxsize 5 --maxcpu 2
dbaascli pdb remoteClone --sourceDBConnectionString orcla.dbaastoolslrgsu.dbaastoolslrgvc.oraclevcn.com --pdbName source_pdb1 --dbName db9944 --targetPDBName new_pdb1 --maxsize 5 --maxcpu 2
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli system getDBHomes
すべてのOracleホームに関する情報を表示するには、dbaascli system getDBHomesコマンドを使用します。
前提条件
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli system getDBHomes
例6-46 dbaascli system getDBHomes
dbaascli system getDBHomes
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli system getGridHomes
すべてのGridホームの詳細をリストするには、dbaascli system getGridHomesコマンドを使用します。
前提条件
rootまたはoracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli system getGridHomes
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde changePassword
別名tde_ks_passwdのTDEキーストア・パスワードおよびDBウォレット・パスワードを変更するには、dbaascli tde changePasswordコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde changePassword [--dbname <value>]
{ [--prepareStandbyBlob <value> [--blobLocation <value>]]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
[--resume [--sessionID <value>]]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--prepareStandbyBlob- DG環境での操作の実行に必要なアーティファクトを含むBLOBファイルを生成するには、trueを指定します。-
--blobLocation- DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・パス。 --standbyBlobFromPrimary- スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ操作でのみ必須です。--resume- 前の実行を再開します--sessionID- 特定のセッションIDを再開します。
dbaascli tde changepassword --dbname
<dbname>- プライマリ・データベースのTDEパスワードを変更します。
dbaascli tde changepassword --dbname <dbname> --prepareStandbyBlob true --blobLocation <Location where blob file has to be generated> - 作成されたスタンバイBLOBをスタンバイ・データベース環境にコピーします。
- スタンバイ・データベースのTDEパスワードを変更します
dbaascli tde changepassword --dbname <dbname> --standbyBlobFromPrimary <Location of blob generated from primary>
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde addSecondaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成にセカンダリHSM (KMS)キーを追加するには、dbaascli tde addSecondaryHsmKeyコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde addSecondaryHsmKey --dbname <value> --secondaryKmsKeyOCID <value>
[--executePrereqs]
--secondaryKmsKeyOCIDは、既存のHSM (KMS)構成に追加するセカンダリKMSキーを指定します--dbnameは、データベースの名前を指定します--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。
例6-47 dbaascli tde addSecondaryHsmKey
dbaascli tde addSecondaryHsmKey --dbname dbname --secondaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza
dbaascli tde addSecondaryHsmKey --dbname dbname --secondaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza --precheckOnly yes
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde enableWalletRoot
既存のデータベースのwallet_root spfileパラメータを有効にするには、dbaascli tde enableWalletRootコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde enableWalletRoot --dbname <value>
[--dbRestart <value>]
[--executePrereqs]
[--resume [--sessionID <value>]]
--dbnameは、Oracle Databaseの名前を指定します。--dbrestartは、データベースの再起動オプションを指定します。有効な値は、rollingまたはfullです。デフォルト値:rollingdbrestart引数を渡さない場合、データベースはrolling方式で再起動されます。--precheckOnlyは、この操作の事前チェックのみを実行します。有効な値は、yesまたはnoです--resumeは、前の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開します。
例6-48 dbaascli tde enableWalletRoot
dbaascli tde enableWalletRoot --dbname db name --dbrestart rolling|full
dbaascli tde enableWalletRoot --dbname orcl
dbaascli tde enableWalletRoot --dbname orcl--dbrestart full
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde encryptTablespacesInPDB
指定したPDB内のすべての表領域を暗号化するには、dbaascli tde encryptTablespacesInPDBコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde encryptTablespacesInPDB --pdbName
[--dbname]
[--precheckOnly]
[--useSysdbaCredential]
--pdbNameは、すべての表領域を暗号化するPDBの名前を指定します。--dbnameは、Oracle Databaseの名前を指定します。--precheckOnlyは、この操作の事前チェックのみを実行します。有効な値:yesまたはno--useSysdbaCredentialは、渡された値がtrueの場合、この操作にSYSDBA資格証明を使用します。有効な値:trueまたはfalse
例6-49 dbaascli tde encryptTablespacesInPDB
dbaascli tde encryptTablespacesInPDB --dbname dbname --pdbName pdb
dbaascli tde encryptTablespacesInPDB --dbname dbname --pdbName pdb --precheckOnly yes
dbaascli tde encryptTablespacesInPDB --dbname dbname --pdbName pdb --useSysdbaCredential true
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde fileToHsm
ファイル・ベースのTDEをHSM (KMS/OKV)ベースのTDEに変換するには、dbaascli tde fileToHsmコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde fileToHsm --kmsKeyOCID <value> --dbname <value>
[--skipPatchCheck <value>]
[--executePrereqs ]
[--primarySuc <value>]
{
[--resume [--sessionID <value>]] | [--revert [--sessionID <value>]]
}
[--waitForCompletion <value>]
--kmsKeyOCIDは、TDEに使用するKMSキーOCIDを指定します。これは、KMSがTDEに選択されている場合にのみ適用できます--dbnameは、データベースの名前を指定します--skipPatchCheckは、この引数に渡された値がtrueの場合、必要なパッチの検証チェックをスキップします。有効な値:trueまたはfalse--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。--primarySucは、コマンドがプライマリ・データベースで正常に実行されると、Data Guard環境のスタンバイ・データベースでこのプロパティを指定します--resumeは、前回の実行を再開するように指定します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--revertは、前の実行をロールバックすることを指定します-
--sessionIDは、特定のセッションIDをロールバックすることを指定します。
-
--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値 : true|false
例6-50 dbaascli tde fileToHsm --kmsKeyOCID
dbaascli tde fileToHSM --dbname dbname --kmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza
dbaascli tde fileToHSM --dbname dbname --kmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza --executePrereqs
dbaascli tde fileToHSM --dbname dbname --kmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza --resume
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde getHsmKeys
TDEアクティブ・キーの詳細を取得するには、dbaascli tde getHsmKeysコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde getHsmKeys
[--dbname]
[--infoFile]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--infoFileは、OCIDのリストが保存されるファイル・パスを指定します。出力はJSON形式です
例6-51 dbaascli tde getHsmKeys
dbaascli tde getHsmkeys --dbname dbname
dbaascli tde getHsmkeys --dbname dbname --infoFile infoFilePath
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCID
KMSキー・バージョンOCIDに関連付けられたマスター・キーIDを取得するには、dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCIDコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCID --kmsKeyVersionOCID <value>
[--dbname <value>]
[--waitForCompletion <value>]
--kmsKeyVersionOCIDは、設定するKMSキー・バージョンOCIDを指定します--dbnameは、データベースの名前を指定します--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値 :true|false
例6-52 dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCID
dbaascli tde getMkidForKeyVersionOCID --dbname dbname --kmsKeyVersionOCID ocid1.keyversion.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.bc4hmd3olgaaa.abtheljsyxtgn4vzi2bbpcej6a7abcwvylkd2lx56lu2s6iwnxwgigu23nha
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde getPrimaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成からプライマリHSM (KMS)キーを取得するには、dbaascli tde getPrimaryHsmKeyコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde getPrimaryHsmKey
[--dbname]
--dbnameは、データベースの名前を指定します
例6-53 dbaascli tde getPrimaryHsmKey
dbaascli tde getPrimaryHsmKey --dbname dbname
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde hsmToFile
HSM (KMS/OKV)ベースのTDEをファイル・ベースのTDEに変換するには、dbaascli tde hsmToFileコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde hsmToFile
[--dbname <value>]
{
[--prepareStandbyBlob <value> [--blobLocation <value>]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
]
[--skipPatchCheck <value>]
[--executePrereqs ]
[--primarySuc <value>]
{
[--resume [--sessionID <value>]] |
[--revert [--sessionID <value>]]
}
[--waitForCompletion <value>]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--prepareStandbyBlobは、DG環境での操作の実行に必要なアーティファクトを含むBLOBファイルを生成するには、trueを指定します。-
--blobLocationは、DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所です。 --standbyBlobFromPrimaryは、スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ操作でのみ必須です。--skipPatchCheckは、この引数に渡された値がtrueの場合、必要なパッチの検証チェックをスキップします。有効な値:trueまたはfalse--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。--primarySucは、コマンドがプライマリ・データベースで正常に実行されると、Data Guard環境のスタンバイ・データベースでこのプロパティを指定します--resumeは、前回の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開するように指定します
-
--revertは、前回の実行をロールバックするように指定します-
--sessionIDは、特定のセッションIDをロールバックすることを指定します。
-
--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false
例6-54 dbaascli tde hsmToFile
dbaascli tde hsmToFile --dbname dbname
dbaascli tde hsmToFile --dbname dbname --executePrereqs
dbaascli tde hsmToFile --dbname dbname --resume
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde listKeys
TDEマスター・キーをリストするには、dbaascli tde listKeysコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde listKeys
[--dbname <value>]
[--infoFilePath <value>]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--infoFilePathは、結果を保存するファイルの絶対パスを指定します。
例6-55 dbaascli tde listKeys
dbaascli tde listKeys --dbname dbname
dbaascli tde listKeys --dbname dbname --infoFilePath infoFilePath
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成からセカンダリHSM (KMS)キーを削除するには、dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドを使用します。
前提条件
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --dbname <value>
[--confirmDeletion]
[--secondaryKmsKeyOCID]
[--executePrereqs]
--dbnameは、データベースの名前を指定します--confirmDeletionは、指定しない場合、既存のすべてのHSM (KMS)キーの削除中にプロンプトが表示されます。--secondaryKmsKeyOCIDは、既存のHSM (KMS)構成から削除するセカンダリKMSキーです。指定しない場合、すべてのセカンダリKMSキーが削除されます。--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。
FAQ
Q: dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドの目的は何ですか。
A: dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドは、Oracle Database環境の既存のHSM (KMS)構成からセカンダリ・ハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)キーを削除するために使用します。
Q: dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドを実行するための前提条件は何ですか。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。- SSHを使用してExadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続します。
Q: dbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドで--forceパラメータは何を行いますか。
A: --forceパラメータを使用すると、ユーザーに確認を求めることなく、セカンダリHSMキーを削除できます。指定されていない場合は、キーを削除する前にユーザーにプロンプトが表示されます。
Q: --secondaryKmsKeyOCIDパラメータは何を指定しますか。
A: --secondaryKmsKeyOCIDパラメータは、既存のHSM構成から削除するセカンダリKMSキーのOCID (Oracle Cloud Identifier)を指定します。
Q: --dbnameパラメータは何を行いますか。
A: --dbnameパラメータは、セカンダリHSMキーが削除されるデータベースの名前を指定します。
Q: --precheckOnlyパラメータの目的は何ですか。
A: --precheckOnlyパラメータをyesに設定すると、2次HSMキーを実際に削除せずに、削除操作の準備状況を検証する事前チェックのみが実行されます。noに設定すると、完全な削除操作が実行されます。
Q: --forceパラメータは必須ですか。
A: いいえ。--forceパラメータはオプションです。指定しない場合、キーの削除に進む前に確認を求められます。
Q: --secondaryKmsKeyOCIDパラメータは必須ですか。
A: はい、--secondaryKmsKeyOCIDを指定して、構成から削除する特定のセカンダリHSMキーを識別する必要があります。
Q: --dbnameパラメータは必須ですか。
A: いいえ。--dbnameパラメータはオプションです。指定しない場合、コマンドはシステムのデフォルト・データベースからセカンダリHSMキーを削除しようとします。
Q: ユーザー・プロンプトなしでセカンダリHSMキーを削除する場合はどうすればよいですか。
A: --forceパラメータを使用して確認プロンプトをバイパスし、セカンダリHSMキーを直接削除する必要があります。
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --force --secondaryKmsKeyOCID <value>
Q: 実際に削除せずにセカンダリHSMキーを削除する準備ができているかどうかをテストするにはどうすればよいですか?
A: yesに設定された--precheckOnlyパラメータを使用して、事前チェックを実行できます。
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --precheckOnly yes --secondaryKmsKeyOCID <value>
Q: --dbnameでデータベース名を指定しないとどうなりますか?
A: --dbnameパラメータが指定されていない場合、このコマンドは、システムに構成されているデフォルト・データベースからセカンダリHSMキーを削除しようとします。
Q: コマンドでセカンダリHSMキーの削除に失敗した場合は、何を確認する必要がありますか。
rootユーザーとしてコマンドを実行しています。- Exadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続しています。
- 正しい
--secondaryKmsKeyOCIDおよび--dbname値が指定されています。失敗の詳細は、エラー・メッセージおよびログを確認してください。
Q: 取り外し操作が部分的に失敗した場合はどうすればよいですか?
A: 操作が失敗した場合は、エラー・ログを確認し、--precheckOnlyを指定してコマンドを実行して、システムの操作準備が整っていることを確認します。必要に応じて、再試行する前に問題を修正します。
Q: データベースの実行中にdbaascli tde removeSecondaryHsmKeyコマンドを実行できますか。
A: はい、データベースの実行中にコマンドを実行できます。データベースの停止は不要です。
Q: セカンダリHSMキーを削除する目的は何ですか。
A: セカンダリHSMキーの削除は、通常、キーが不要になった場合、またはTDE (Transparent Data Encryption)構成で使用される暗号化キーを管理する場合に実行されます。
Q: コマンドを実行するためにExadata Cloud Infrastructure仮想マシンに接続するにはどうすればよいですか。
A: SSHを使用して仮想マシンに接続できます。セキュアな接続を確立する手順は、Exadata Cloud Infrastructureのドキュメントを参照してください。
例6-56 dbaascli tde removeSecondaryHsmKey
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --dbname dbname
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --dbname dbname --secondaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza
dbaascli tde removeSecondaryHsmKey --dbname dbname --secondaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza --executePrereqs
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde rotateMasterKey
データベース暗号化のマスター・キーをローテーションします。
前提条件:
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
(オプション) <ここに構文情報を入力します。>
dbaascli tde rotateMasterKey --dbname <value>
[--rotateMasterKeyOnAllPDBs]
[--pdbName <value>]
[--executePrereqs]
[--resume [--sessionID <value>]]
{
[--prepareStandbyBlob <value> [--blobLocation <value>]]
| [--standbyBlobFromPrimary <value>]
}
--dbname- Oracleデータベース名。--rotateMasterKeyOnAllPDBs- CDB内のすべてのPDBのマスター・キーをローテーションするには、trueを指定します。有効な値:true|false--pdbName- PDB名を指定します。--executePrereqs- 前提条件チェックを実行して結果をレポートします。--resume- 前の実行を再開します-
--sessionID- 特定のセッションIDを再開します。 --prepareStandbyBlob|--standbyBlobFromPrimary]-
--prepareStandbyBlob- DG環境での操作の実行に必要なアーティファクトを含むBLOBファイルを生成するには、trueを指定します。 -
--blobLocation- DG環境でスタンバイBLOBファイルが生成されるカスタム・ディレクトリの場所。 --standbyBlobFromPrimary- スタンバイBLOBファイルの場所を指定します。このファイルはプライマリ・データベースから作成されます。これは、スタンバイ操作でのみ必須です
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde setKeyVersion
DB/CDBまたはPDBで使用する主キーのバージョンを設定するには、dbaascli tde setKeyVersionコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde setKeyVersion --kmsKeyVersionOCID <value> --dbname <value>
[--pdbName <value>]
[--masterKeyID <value>]
[--standbySuc]
[--executePrereqs]
[--waitForCompletion <value>]
--kmsKeyVersionOCIDは、設定するKMSキー・バージョンOCIDを指定します。--dbnameは、データベースの名前を指定します。--pdbNameキー・バージョンOCIDを使用するPDBの名前。--masterKeyIDは、指定したキー・バージョンOCIDのマスター・キーIDを指定します。これは、Data Guard環境に適用されます。--standbySucは、コマンドがスタンバイ・データベースで正常に実行されると、Data Guard環境のプライマリ・データベースでこのプロパティを指定します--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。--waitForCompletionは、falseを指定するとバックグラウンドで操作が実行されます。有効な値:true|false
例6-57 dbaascli tde setKeyVersion
dbaascli tde setKeyVersion --dbname dbname --kmsKeyVersionOCID ocid1.keyversion.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.bc4hmd3olgaaa.abtheljsyxtgn4vzi2bbpcej6a7abcwvylkd2lx56lu2s6iwnxwgigu23nha
dbaascli tde setKeyVersion --dbname dbname --kmsKeyVersionOCID ocid1.keyversion.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.bc4hmd3olgaaa.abtheljsyxtgn4vzi2bbpcej6a7abcwvylkd2lx56lu2s6iwnxwgigu23nha --executePrereqs
dbaascli tde setKeyVersion --dbname dbname --pdbName pdb --kmsKeyVersionOCID ocid1.keyversion.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.bc4hmd3olgaaa.abtheljsyxtgn4vzi2bbpcej6a7abcwvylkd2lx56lu2s6iwnxwgigu23nha
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde setPrimaryHsmKey
既存のHSM (KMS)構成のプライマリHSM (KMS)キーを変更するには、dbaascli tde setPrimaryHsmKeyコマンドを使用します。
rootユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde setPrimaryHsmKey --primaryKmsKeyOCID <value> --dbname <value>
[--allStandbyPrepared]
[--bounceDatabase]
[--executePrereqs]
[--resume [--sessionID <value>]]
--primaryKmsKeyOCIDは、設定するプライマリKMSキーを指定します--dbnameは、データベースの名前を指定します--allStandbyPreparedは、すべてのスタンバイ・データベースで操作が正常に実行されたことを確認するように指定します。--bounceDatabaseこの操作に対してローリング・データベース・バウンスを実行するには、このフラグを指定します--executePrereqsは、前提条件チェックを実行して結果をレポートします。--resumeは、前の実行を再開します-
--sessionIDは、特定のセッションIDを再開します。
例6-58 dbaascli tde setPrimaryHsmKey
dbaascli tde setPrimaryHsmKey --dbname dbname --primaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza
dbaascli tde setPrimaryHsmKey --dbname dbname --primaryKmsKeyOCID ocid1.key.oc1.eu-frankfurt-1.bjqnwclvaafak.abtheljsgfxa2xe5prvlzdxtygoiqpm2pu2afgta54krxwllk5uxainvvxza --executePrereqs
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス
dbaascli tde status
指定したデータベースのキーストアに関する情報を表示するには、dbaascli tde statusコマンドを使用します。
前提条件
dbaascli tde statusコマンドは、dbaascliリリース24.4.1.0.0で非推奨になりました。Oracleでは、かわりにdbaascli database getDetailsコマンドを使用することをお薦めします。
oracleユーザーとしてコマンドを実行します。
構文
dbaascli tde status --dbname dbname--dbnameは、確認するデータベースの名前を指定します。
このコマンドからの出力には、キーストアのタイプおよびキーストアのステータスが含まれます。
例6-59 dbaascli tde status
dbaascli tde status --dbname dbname
関連トピック
親トピック: dbaascliコマンド・リファレンス