新しいリソース・モデルおよびAPIへのExadata DBシステムの切替え

Oracle Cloud Infrastructureに既存のExadata DBシステムがある場合、それらを新しいリソース・モデルおよびAPIに切り替えることができます。

これによって、Exadata Cloud Infrastructureインスタンスの基礎となるハードウェアまたはシェイプ・ファミリは変更されません。既存のDBシステムのAPIは、書面による通知と、顧客が新しいAPIおよびコンソール・インタフェースに切り替えられるようにするための移行期間の後、Oracle Cloud Infrastructureですべてのユーザーに対してExadataについて非推奨となる予定です。この変更は、ベア・メタルおよび仮想マシンのDBシステムには影響しません。新しいリソース・モデルに切り替えても、DBシステムの既存のExadataデータベースまたはクライアント接続には影響しません。既存のDBシステムAPIを使用する自動化を作成していた場合は、新しいAPIを使用するようにアプリケーションを更新する必要がある場合があります。
ノート

2021年5月15日以降、古いDBシステム・リソース・モデル/APIで新しいシステムをプロビジョニングすることはできません。既存のシステムでの古いDBシステム・リソース・モデル/APIのサポートは、2021年11月15日に終了します。Exadata Cloud Infrastructureインスタンスをできるだけ早く新しいリソース・モデルAPIに移行することをお薦めします。
新しいリソース・モデルへの変換では、システム・ダウンタイムは発生しません。DBシステムを変換した後、DBシステム・リソースのかわりに2つの新しいリソース(クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースおよびクラウドVMクラスタ・リソース)が作成されます。

切替え後に予想されること

  • 新しいクラウドExadataインフラストラクチャ・リソースおよびクラウドVMクラスタは、置き換えられるDBシステムと同じコンパートメントに作成されます。
  • 新しいクラウドExadataインフラストラクチャ・リソースおよびクラウドVMクラスタは、置き換えられるDBシステムと同じネットワーキング構成を使用します。
  • 切替え後は、古いExadata DBシステム・リソースに対する操作は実行できません。
  • 切替えは永続的であり、変更を元に戻すことはできません
  • X6、X7、X8およびExadataベース・システムは、切替え後も固定シェイプを保持し、拡張できません。

新しいExadataリソース・モデルへのExadata DBシステムの切替え

コンソールを使用して、新しいリソース・モデルへの切替えを実行します。

新しいリソース・モデルに切り替える必要があるExadata DBシステムがあります

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」で、「Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure」をクリックします。
  2. コンパートメントを選択します。
  3. DBシステムのリストで、新しいリソース・モデルに切り替えるExadata DBシステムを検索し、強調表示された名前をクリックしてシステムの詳細を表示します。
  4. 「他のアクション」「新規APIに切替え」の順に選択します。
  5. 表示された確認ページで、「切替え後に予想されること」セクションを読みます。新しいリソース・モデルおよびAPIに切り替える準備ができたら、「開始」をクリックします。
    ノート

    新しいリソース・モデルおよびAPIへのExadata DBシステムの切替えは元に戻せません。DBシステムのAPIを利用するシステムの自動化がある場合、場合によっては切り替える前にアプリケーションを更新する必要があります。