オンプレミス macOS

この項では、Oracle Management Agentを設定し、JMSプラグインをホストにデプロイするステップについて説明します。

前提条件: 管理エージェント・ソフトウェアのダウンロードおよび手動インストールの項の説明に従って、エージェント・ソフトウェアおよびレスポンス・ファイルをダウンロードします。

ステップ

  1. 管理エージェント・ソフトウェアとレスポンス・ファイルを保存したフォルダに移動します。
  2. ダウンロードしたレスポンス・ファイルに次の内容が含まれていることを確認します。
    • 書式で定義されたタグ:

      [{"jms":{"fleet_ocid":"<fleet_ocid>"}}]

      ここで、<fleet_ocid>は、インスタンスを追加するフリートのOCID値です。

    • JMSプラグイン・パラメータ:
      Service.plugin.jm.download=true
      Service.plugin.jms.download=true

    また、レスポンス・ファイルにmgmt_agentユーザーの読取り権限があることも確認します。

  3. ホストにログインし、/etc/sudoersファイルを編集して、ファイルの最後に次を追加します。
    mgmt_agent ALL=(ALL) NOPASSWD:/Library/Oracle/mgmt_agent/agent_inst/bin/chown_recursive_ep.sh
    mgmt_agent ALL=(root) NOPASSWD: ALL
  4. 管理エージェントのインストールの説明に従って、管理エージェントをインストールして起動します。
    ノート

    • エージェントがすでにインストールされている場合は、次のステップに進みます。JMSプラグインがまだデプロイされていない場合は、「エージェントを使用したサービス・プラグインのデプロイ」ページの説明に従って、Java使用状況トラッキングおよびJava Management Serviceプラグインを手動でデプロイします。
    • エージェントは、JMSの低いテレメトリ頻度でインストールされます。
    setup.sh (macOS)スクリプトまたはinstaller.sh (macOS)スクリプトからの出力を確認します。プラグインがデプロイに失敗したことがコンソール出力によって示されている場合は、ホストのクロックがOCIプラットフォームのクロックと同期していることを確認します。詳細は、クライアント・クロック・スキューの最大許容値を参照してください。
  5. JMS サービス・プラグイン設定スクリプトを使用して、Java Usage Trackerを次のように構成します:

    オプション1: 標準機能を使用して使用状況トラッカを生成します。

    次のコマンドを実行します。

    VERSION=$(sudo ls /Library/Oracle/mgmt_agent/agent_inst/config/destinations/OCI/services/jms/)
    sudo bash /Library/Oracle/mgmt_agent/agent_inst/config/destinations/OCI/services/jms/"${VERSION}"/scripts/setup_macos.sh --force
    このスクリプトによって、適切な権限を含む/Library/Application Support/Oracle/Java/usagetracker.propertiesファイルが作成されます。デフォルトでは、このファイルには次の行が含まれています:
    com.oracle.usagetracker.logToFile=/Library/Oracle/java/usagetracker.log
    com.oracle.usagetracker.additionalProperties = java.runtime.name
    正常に終了すると、次のようなメッセージがコンソールに表示されます
    /Library/Oracle/java created
    /Library/Application Support/Oracle/Java/usagetracker.properties created

    オプション2: WebLogicやTomcatなどのアプリケーション・サーバーで実行されているアプリケーションをより適切に識別するために、user.nameプロパティを収集する追加機能を備えた使用状況トラッカを生成します。

    次のコマンドを実行します。
    VERSION=$(sudo ls /Library/Oracle/mgmt_agent/agent_inst/config/destinations/OCI/services/jms/)
    sudo bash /Library/Oracle/mgmt_agent/agent_inst/config/destinations/OCI/services/jms/"${VERSION}"/scripts/setup_macos.sh --force --enable-user-name
    このスクリプトによって、適切な権限を含む/Library/Application Support/Oracle/Java/usagetracker.propertiesファイルが作成されます。このスクリプトによって、適切な権限を含むファイルが作成されます。デフォルトでは、このファイルには次の行が含まれています:
    com.oracle.usagetracker.logToFile=/Library/Oracle/java/usagetracker.log
    com.oracle.usagetracker.additionalProperties = java.runtime.name,user.dir,user.name
ログ・ファイルは、/Library/Oracle/mgmt_agent/plugins/jm/stateDir/logディレクトリにあります。