テンプレートを使用した検出ルールの作成
oracle定義テンプレートを使用し、ログ収集が定義されたルールに準拠するたびにメトリックをポストできる検出ルールを作成します。
権限を提供するために必要なIAMポリシーが作成されていることを確認します。「検出ルール・テンプレートを使用したすべての操作の実行をユーザーに許可」を参照してください。
Oracle定義テンプレートのリストは、Oracle定義検出ルール・テンプレートを参照してください。
次のステップは、スケジュール済タスクをモニターするためにモニタリング・サービスをターゲットとする方法を示しています。Oracle Logging Analyticsによって発行されるメトリックは、モニタリング・サービスによって格納されます。
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ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」をクリックします。「ログ・アナリティクス」で、「管理」をクリックします。「管理の概要」ページが開きます。
管理リソースが、左側のナビゲーション・ペインの「リソース」の下にリストされます。「検出ルール」をクリックします。
「検出ルール」ページが開きます。「検出ルール・スコープ」でコンパートメントを選択し、「ルールの作成」をクリックします。
「検出ルールの作成」ダイアログ・ボックスが開きます。
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「推奨検出ルール」をクリックします。
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検出ルールのルール名を指定します。
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「テンプレートの選択」で、次の手順を実行します。
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使用可能なテンプレートをフィルタするには、「ルール・タイプ」を選択します。現在は、Oracle定義検出ルール・テンプレートの保存済検索タイプのみが使用可能です。したがって、このフィールドは選択できません。
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メニューからOracle定義の「テンプレート」を選択します。各テンプレートの詳細を表示し、選択するには、「拡張検索」をクリックします。「テンプレートの検索と選択」ダイアログ・ボックスが開きます。テンプレートとその詳細が表にリストされます。選択するテンプレートの行をクリックし、「選択」をクリックします。
テンプレートの実装に使用されるデフォルトの問合せが表示されます。この問合せをコピーしてログ・エクスプローラで実行すると、その結果を表示できます。
Oracle定義テンプレートのリストは、Oracle定義検出ルール・テンプレートを参照してください。
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オプションで、「カスタマイズ可能なオプションの表示」を展開します。このセクションには、変更可能なクエリー内のフィールドが表示されます。
たとえば、テンプレートのログ・グループ・サイズの問合せでは、変更可能なフィールドは次のとおりです:
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ログ・グループ・コンパートメント: ログ・グループを問い合せる必要があるコンパートメント。「サブコンパートメント」チェック・ボックスを有効にして、選択したコンパートメントのサブコンパートメントを問い合せることもできます。
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サイズしきい値(バイト): これは、メトリックをポストする必要があるログ・グループのサイズです。デフォルトでは、これは0です。たとえば、指定するサイズしきい値が1000バイトの場合、ログ・グループ・サイズが1000バイトを超える場合にのみ、メトリックがポストされます。
Oracle定義のテンプレート・ログ・グループ・サイズの詳細は、Oracle定義の検出ルール・テンプレートを参照してください。
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「設定頻度」で、次の手順を実行します。
間隔(集計ウィンドウ)を指定します。選択した分、時間、日または週で実行されるようにスケジュールを最適化できます。さらに、より広範囲の集計(日など)を選択した場合、範囲内でより詳細な集計(問合せを実行する必要がある日の時間など)を指定できます。
Run indefinitely
、Run once
、Custom
など、問合せを実行する頻度を指定できます。「繰返し数」を、問合せを実行する必要がある回数の頻度指定に含めることもできます。
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「構成するターゲット・サービスの選択」で、次のようにします:
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問合せの実行結果が転送されるターゲット・サービス(
モニタリング
など)を選択します。モニタリング・サービスは、スケジュールに基づいて問合せを実行した結果のメトリックを格納します。
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メトリック・コンパートメント(メトリックが作成されるコンパートメント)を選択します。コンパートメントは、デフォルトでOracle Logging Analyticsによって選択されます。
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メトリック・ネームスペース(新しいメトリックを配置するメトリック・ネームスペース)を選択します。ネームスペースの選択に使用できるオプションのスコープは、前のステップのメトリック・コンパートメントの選択によって定義されます。オプションを使用できない場合は、ネームスペースの新しい値を入力することもできます。
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オプションで、リソース・グループ(メトリックが属するグループ)を選択します。リソース・グループは、カスタム・メトリックで提供されるカスタム文字列です。
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メトリック名(メトリックを表示するためにモニタリング・サービス・エクスプローラで使用されるメトリックの名前)を入力します。指定できるメトリックは1つのみです。
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オプションで、「拡張オプションの表示」セクションを展開し、検出ルールにタグを追加します。
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必要なIAMポリシーがまだ定義されていない場合は、次を行うためのポリシーをリストした通知が表示されます:
- 動的グループの作成
- スケジュール済タスクの実行を許可するポリシーを動的グループに適用
リストされたポリシーを書き留め、それらを作成します。
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「検出ルールの作成」をクリックします。
これで、問合せが一定間隔で実行されるようにスケジュールされ、結果のメトリックがモニタリング・サービスに発行されます。
検出ルール・テンプレートを使用したすべての操作の実行をユーザーに許可
テンプレートを使用して検出ルールを作成し、ターゲット・サービスにメトリックをポストしてメトリックを表示するには、最初に次のIAMポリシーを作成して適切な権限を設定します:
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スケジュール済タスクが特定のコンパートメントからモニタリング・サービスにメトリックを投稿できるようにする動的グループを作成します:
ALL {resource.type='loganalyticsscheduledtask', resource.compartment.id='<compartment ocid>'}
または、すべてのコンパートメントからメトリックをポストできるようにするには:
ALL {resource.type='loganalyticsscheduledtask'}
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動的グループがテナンシでスケジュール済タスク操作を実行できるようにするポリシー・ステートメントを追加します:
allow group <group_name> to use loganalytics-scheduled-task in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to use metrics in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to read management-saved-search in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to {LOG_ANALYTICS_QUERY_VIEW} in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to {LOG_ANALYTICS_QUERYJOB_WORK_REQUEST_READ} in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to READ loganalytics-log-group in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to {LOG_ANALYTICS_LOOKUP_READ} in tenancy allow dynamic-group <dynamic_group_name> to read compartments in tenancy
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ポリシー・ステートメントを追加して、動的グループが特定のコンパートメント内のテンプレートにアクセスできるようにします:
allow dynamic-group <dynamic_group_name> to {LOG_ANALYTICS_TEMPLATE_READ} in tenancy
Oracle定義テンプレートは、ルート・コンパートメントにあります。ユーザー作成テンプレートの場合は、テンプレートがある正確なコンパートメントを指定します。
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前述のポリシー・ステートメントの一部は、すぐに使用可能なOracle定義のポリシー・テンプレートに含まれています。ユース・ケースにテンプレートを使用することを検討してください。一般的なユースケース用のOracle定義のポリシー・テンプレートを参照してください。
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動的グループおよびIAMポリシーの詳細は、OCIドキュメント: 動的グループの管理およびOCIドキュメント: ポリシーの管理を参照してください。
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ポリシーの詳細は、Oracle Cloud Infrastructureドキュメントのメトリック問合せの作成 - 前提条件を参照してください。
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スケジュール済タスクのAPIリファレンスは、Oracle Cloud Infrastructure APIドキュメントのScheduledTaskリファレンスを参照してください。