メトリック・ディメンション・フィルタの使用

「メトリック・ディメンション」フィルタを使用して、ウィジェットのOracle Cloud Infrastructure Monitoringサービス・メトリック入力を指定できます。

「メトリック・ディメンション」フィルタを使用して、メトリック・データをディメンション値でフィルタできます。このフィルタを使用する一般的なシナリオは、問合せベースのウィジェットに異なるディメンション値を指定するための追加入力パラメータとして追加し、ウィジェットを再利用することです。

メトリックを使用する問合せベースのデータベース管理ウィジェットへの追加入力としてメトリック・ディメンション・フィルタを追加する例を次に示します。この例では、oracle_oci_databaseネームスペース、CpuUtilizationメトリックおよびresourceNameディメンションが使用されています。この例では、問合せベースのウィジェット・ビルダーで使用可能なすべてのフィールドおよびオプションの詳細を示すわけではありません。詳細は、「メトリックを使用した問合せベースのウィジェットの作成」を参照してください。

  1. 「ダッシュボード」ページに移動します。
  2. 「ダッシュボードの作成」をクリックして新規ダッシュボードを作成するか、既存のダッシュボードを編集モードで開きます。
  3. 「フィルタ」タブで、検索フィールドに「メトリック・ディメンション」と入力し、「メトリック・ディメンション」フィルタをクリックしてダッシュボードに追加します。

    フィルタの追加時に、「メトリック・ディメンションの<name>入力の構成(必須)」ダイアログ・ボックスで次の詳細を指定します:

    1. ネームスペース: oracle_oci_databaseを選択します。
    2. メトリック名: CpuUtilizationを選択します。
    3. ディメンション名: resourceNameを選択します。
    ノート

    メトリック・ディメンション・フィルタには、メトリックが存在するコンパートメントを判別するためのコンパートメント入力も必要です。ただし、コンパートメント入力は、コンパートメント・フィルタを使用するように自動的に構成されます。必要に応じて、自動的に構成された入力を変更できます。
  4. ダッシュボードの「メトリック・ディメンション」フィルタ・ドロップダウン・リストから、コンパートメント内のデータベース・リソースを選択します。
  5. ウィジェット・タブで、ウィジェット・グループおよびウィジェットの追加アイコン(ウィジェット・グループおよびウィジェットの追加)をクリックし、問合せベース・ウィジェットの作成...をクリックします。
    問合せベースのウィジェット・ビルダーが表示されます。
  6. 「フィルタ・パネルのオープン/クローズ」アイコン(フィルタ・パネルを開く/閉じる)をクリックして、「メトリック・ディメンション」および「コンパートメント」フィルタが追加されていることを確認します。
  7. 「データ・ソース」フィールドで「モニタリング」を選択します。
  8. 次のモニタリング・サービス・メトリック詳細を指定します:
    1. ネームスペース: 「メトリック・ディメンション」フィルタで選択したネームスペースoracle_oci_databaseを選択します。
    2. 問合せ: このフィールドに表示されるデフォルト問合せを編集するか、新しい問合せを入力してCpuUtilizationメトリック情報を取得します。
    3. 「実行」をクリックします
  9. 次のステップを実行して、追加の入力パラメータを追加し、メトリック・ディメンション・フィルタにリンクします:
    1. 「設定」タブで、「入力の追加+」をクリックします。
    2. 無題のウィジェットに対する入力の構成(オプション)ダイアログ・ボックス:
      1. 入力名: 入力パラメータの名前(resourceNameなど)を入力します。問合せにプレースホルダ式を追加する場合は、入力名が必要です。
      2. 入力ラベル: 入力の表示名を指定します。入力名はデフォルトでこのフィールドに表示され、ユーザー・フレンドリにするために変更できます。
      3. ウィジェット入力の構成: 「入力を既存のフィルタとリンクします」を選択し、入力パラメータを「メトリック・ディメンション」フィルタにリンクします。
  10. 次の式を使用して、問合せを編集し、プレースホルダを追加してウィジェットのメトリック・ディメンション・フィルタのデータを表示します:
    {<dimension>=$(params.<input_name>)}

    この例では、問合せでプレースホルダは次のようになります。

    CpuUtilization[auto]{resourceName=$(params.resourcename)}.mean()
  11. 「バージョン情報」タブで、ウィジェットの名前を入力し、ウィジェットを配置するコンパートメントを選択して、ウィジェットの説明を追加します。
  12. 「ビジュアル化」タブで、チャート・タイプを選択し、追加オプションを指定または変更してビジュアライゼーションをカスタマイズします。
  13. 「保存」をクリックしてウィジェットをウィジェット・ライブラリに保存し、ダッシュボードに追加します。
問合せベースのウィジェットがダッシュボードおよびウィジェット・ライブラリに追加されたら、「メトリック・ディメンション」フィルタでresourceNameディメンションのディメンション値を変更して、様々なデータベース・リソースのCpuUtilizationメトリックを表示できます。