Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

オブジェクト・ストレージからレプリカへのインポート

loadDumpユーティリティを使用して、ソース・データとユーザーをオブジェクト・ストレージ・バケットからレプリカにインポートします。

MySQLシェルの使用

MySQLシェルを使用して、ソース・データおよびユーザーをインポートします。

このタスクでは次が必要です:
  • 前提条件を読み終え、実装しています。Replica Configurationを参照してください。
  • MySQLシェル8.0.27以上のバージョン。最新バージョンのMySQLシェルを使用することをお薦めします。それより前のバージョンのMySQLシェルでは、MySQLシェル8.0.27以上のバージョンで作成されたエクスポートをインポートできません。
  • オブジェクト・ストレージと、エクスポートされたファイルを含む既存のバケットへのアクセス。
  • 有効な構成ファイル。デフォルトの場所にCLIをインストールして構成した場合は、有効な構成ファイルがあります。CLIのインストールや構成を行っていない場合は、インストールするか、手動で構成ファイルを作成する必要があります。SDKおよびCLIの構成ファイルを参照してください。
  • レプリカにインポート用の十分なストレージ領域があります。
  • local-infile=ONで実行されているレプリカ。ソース・ダンプをインポートするためのパラメータが必要です。このパラメータはインポート後に無効にできます。このパラメータを無効にした場合は、レプリカを再起動します。local_infileを参照してください。
    ノート

    DBシステム・レプリカにインポートする場合、このパラメータはデフォルトで有効になっています。無効にするには、構成のコピーを作成し、local-infile=OFFを設定して既存の構成を置き換えます。
ソース・データおよびユーザーをレプリカにインポートするには、次を実行します:
  1. MySQLシェルで、レプリカに接続し、JS実行モードで次のコマンドを実行します:
    util.loadDump("prefix", {osBucketName: "bucket", threads: n, 
    loadUsers: true, updateGtidSet: "append"})
    • util.loadDump: 指定したオブジェクト・ストレージ・バケットからMySQL DBシステムにデータをインポートします。
    • prefix: (オプション)データが接頭辞付きでオブジェクト・ストレージにアップロードされた場合、インポート・コマンドでその接頭辞を指定します。エクスポートおよびインポートの概要を参照してください。
    • osBucketName: インポート元のオブジェクト・ストレージ・バケットの名前を指定します。
    • threads: このタスクに使用する処理スレッドの数を指定します。デフォルト値は4です。このパラメータは、ローカル・データベース・サーバーで使用可能なCPUコア数、またはターゲットMySQL DBシステムで使用されるOCPU数の2倍に設定することをお薦めします。
    • loadUsers: true: ソース・インスタンスで定義されたユーザーをロードします。
    • updateGtidSet: "append": ダンプ・メタデータに記録されているソースのgtid_executed GTIDセットをレプリカのgtid_purged GTIDセットに適用します。MySQLシェルのダンプ・ロード・ユーティリティを参照してください。
ソース・データがレプリカにインポートされます。