前提条件

authentication_ociプラグインを使用するには、認証キー・ペア、構成ファイルおよび適切に定義されたポリシー・ステートメントが必要です。

authentication_ociプラグインを使用するには、次のものが必要です:

  • 次のいずれかの資格証明:
    • APIキー・ペア: ローカルまたはプロビジョニングされたユーザーは、IAMおよびAPIフィンガープリントに適切に登録された公開APIキー・ペアを使用できます。個々のユーザーおよびマップされたグループ・メンバーごとに、キー・ペアとフィンガープリントが必要です。必要なキーとOCIDを参照してください。
    • IAMセキュリティ・トークン: ローカル、フェデレーテッドまたはプロビジョニングされたユーザーは、Oracle Cloud Infrastructureコマンドライン・インタフェースを使用して生成されたIAMセキュリティ・トークンを使用できます。IAMセキュリティ・トークンの生成を参照してください。
  • 有効なフィンガープリントおよびkey_file値を持つ構成ファイル。IAMセキュリティ・トークンを使用した認証の場合は、有効なsecurity_token_file値を指定します。SDKおよびCLIの構成ファイルを参照してください。
  • 接続する各テナンシに定義されている次のポリシー・ステートメント:
    ALLOW service mysql_dp_auth TO {AUTHENTICATION_INSPECT, GROUP_MEMBERSHIP_INSPECT, DYNAMIC_GROUP_INSPECT} IN TENANCY

    このポリシー・ステートメントは、テナンシ全体をカバーするようにルート・コンパートメントにアタッチする必要があります。これを行うには、ポリシーの追加時にルート・コンパートメントが選択されていることを確認し、IN TENANCYパラメータを使用します。

    IN TENANCYのかわりにIN COMPARTMENT <CompartmentName>を使用する場合は、このようなポリシーをサブコンパートメントに作成できますが、これはauthentication_ociプラグインを使用するのに十分ではありません。文でエラーが返された場合は、現在のコンパートメントを再度確認し、ルート・コンパートメントを選択します。

関連トピック

IAMセキュリティ・トークンの生成

ローカル、フェデレーテッドまたはプロビジョニングされたユーザーは、IAMセキュリティ・トークンを使用してauthentication_ociプラグインを介して認証できます。

CLIの使用

Oracle Cloud Infrastructureコマンドライン・インタフェースを使用して、IAMセキュリティ・トークンを生成します。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコマンドライン・インタフェースで、次のコマンドを実行します:
    oci session authenticate
  2. プロンプトが表示されたら、リージョンを選択します。
    Webブラウザが起動します。
  3. ブラウザで、ユーザーの資格証明を入力します。
  4. コマンドライン・インタフェースで作成するプロファイル名を入力します。
    IAMセキュリティ・トークンは、一時キー・ペアとともに生成されます。認証情報は、.configファイルに保存されます。デフォルトでは、セキュリティ・トークンは1時間で期限切れになります。
  5. (オプション)セキュリティ・トークンを1時間(有効期間内)リフレッシュするには、次のコマンドを実行します:
    oci session refresh --profile <profile_name>
    トークンは最大24時間リフレッシュできます。