データ・インポートのトラブルシューティング

DBシステムにデータをインポート中に見つかった問題をトラブルシューティングします。

インポート・エラーの解決: オブジェクトのオープンに失敗しました

マニフェスト・ファイルで定義されているPAR URLが期限切れになると、インポート・エラーが発生します。MySQLシェル・ダンプをオブジェクト・ストレージに再実行し、それによってマニフェスト・ファイルにPAR URLが再生成されるまでは、データにアクセスできません。

MySQLシェルの使用

MySQLシェルを使用して、Import Error: Failed opening objectエラーを解決します。

このタスクの前提は次のとおりです:
  • 次のようなImport Error: Failed opening objectエラーが表示されます:
    Import Error: Failed opening object
    '<ObjectStoragePath>/b/<BucketName>/o/<BucketPrefix>/@.json'
    in READ mode: Not Found (404)
新しいPAR URLを生成するには、次を実行します:
  1. オブジェクト・ストレージへのMySQLシェル・ダンプを再度実行して、マニフェスト・ファイルを再生成します。MySQLシェルのダンプ・ユーティリティを参照してください。
    ノート

    マニフェスト・ファイル(@.manifest.json)を使用したインポートは、非推奨の機能です。かわりに、バケットまたはバケット接頭辞PARからインポートします。
  2. (オプション) PARの有効期限を延長する必要がある場合は、MySQLシェルのダンプ・パラメータociParExpireTimeの値を変更します。MYSQLシェルで生成されたPAR URLのデフォルトの有効期限は、現在の時刻から1週間後です。MySQLシェルのダンプ・ユーティリティを参照してください。

インポート・エラーの解決: 有効なURLではない可能性があります

PAR URLの形式が正しくないため、インポート・エラーが発生します。

インポート・エラーの原因として、次のいずれかが考えられます。

  • PAR URLの有効期限が切れています。PARには有効期限が組み込まれています。有効期限を過ぎている場合は、新しいPAR URLを作成してください。
  • フォルダ・タイプの接頭辞ではなくファイル名タイプの接頭辞を定義しました。ファイル名タイプの接頭辞はサポートされていません。
  • フォルダ・タイプの接頭辞を定義しましたが、接頭辞名と末尾のスラッシュをPAR URLに追加しませんでした。バケット接頭辞からインポートする場合は、接頭辞名とスラッシュを手動でURLに追加します。
  • 不正な形式または間違ったURLを指定しました。URLを確認し、正確であることを確認してください。必要に応じて、新しく生成してください。

コンソールを使用した場合

コンソールを使用して、Import Error: May not be a valid URLエラーを解決します。

このタスクの前提は次のとおりです:
  • 次のようなImport Error: May not be a valid URLエラーが表示されます:
    attribute = {source.sourceUrl}, value =
          {https://objectstorageURL/p/alphanumericString/n/tenancyName/b/bucketName/o/prefixName/}
          - may not be a valid url

コンソールのPAR生成ウィザードを使用して、新しいPAR URLを生成します。事前認証済リクエストの使用を参照してください。

ノート

コンソールを使用して新しいPAR URLを生成することをお薦めします。

CLIの使用

コマンドライン・インタフェースを使用して、Import Error: May not be a valid URLエラーを解決します。

このタスクの前提は次のとおりです:
  • 次のようなImport Error: May not be a valid URLエラーが表示されます:
    attribute = {source.sourceUrl}, value =
          {https://objectstorageURL/p/alphanumericString/n/tenancyName/b/bucketName/o/prefixName/}
          - may not be a valid url
コマンドライン・インタフェースを使用して、新しいPAR URLを手動で生成します。事前認証済リクエストの使用を参照してください。