2One View Reportingの基礎
One View Reportingの主な機能
Oracle JD Edwards EnterpriseOneを使用すると、One View Reportingアプリケーション、標準またはカスタムの検索/表示フォームまたはデータ・ブラウザの検索基準からOne Viewレポートを作成できます。
レポートのデータを決定したら、「One View」メニューからレポートを選択します。Oracle Business Intelligence(BI)Publisherがレポートを処理し、別のブラウザ・ウィンドウに表示します。
One Viewレポートには、次の機能があります。
レポートは、「検索」ボタンのあるすべての検索/表示フォームで使用できます。
レポートは、Microsoft Word、Adobe ReaderおよびOracleの対話型ビューアなど様々な形式で表示できます。
レポートのデータは、JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションの実行時データです。
レポート・レイアウトは、JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションからの情報に基づいてBI Publisherのレイアウト・エディタで定義されます。
One Viewレポートのコンポーネント
One View Reportingは、JD Edwards EnterpriseOneとBI Publisherのコンポーネントを組み合せて、One Viewレポートを作成します。コンポーネントは次のとおりです。
レポート定義
データ・モデル
BI Publisherレポート
レポート・レイアウト
レポート定義
One Viewレポートのレポート定義には、データ・モデル内で選択されるカラム、命名規則、ロー・セット設定、レポートの名前などの情報が含まれます。
データ・モデルl
データ・モデルは、BI Publisherがレポートのデータを取り込み、構築するための指示セットを含むオブジェクトです。データ・モデルには、サンプルのグリッド・データ、フォーム・レベル情報およびデータ・ソースへの参照が含まれます。
BI Publisherレポート
BI Publisherレポート・コンポーネントは、データ・モデルへの参照、レポート・レイアウト、レポート・プロパティおよび翻訳で構成されています。
レポート・レイアウト
BI Publisherレポート・レイアウトは、データのレポートでの表示方法を定義します。レイアウトは、ファイルを表示するためのテンプレート・ファイルおよびプロパティのセットで構成されます。BI Publisherは、様々なソースから作成されたテンプレートをサポートします。
データ・モデルを作成し、テンプレートを選択して、レポート・レイアウトを設計することでカスタムのOne Viewレポートを設計することもできます。必要に応じて、レポートを複数の言語で作成できるように、レポートに翻訳のセットを含めることができます。
レポート出力タイプ
One Viewレポートを実行すると、検索基準に基づくデータがレポート・レイアウトにより組み合され、レポート出力が作成されます。複数の出力タイプを使用できます。
Adobe Reader(PDF)
Microsoft Word(RTF)
Microsoft Excel 2007
カンマ区切り値(CSV)
Microsoft PowerPoint
Microsoft PowerPoint 2007
XML
対話型ビューア
対話型ビューアでは、ポップアップ・チャート詳細、スクロール可能テーブル、テーブル・フィルタリング、テーブル・ソートおよび様々なレポート・コンポーネントにわたる伝播フィルタリングを使用できます。たとえば、レポートに未決済請求書テーブルを表示する場合、結果をフィルタし、特定の金額を超える残高の請求書のみを表示したり、すべての未決済請求書の金額を昇順または降順で表示したりできます。