3 買掛管理ロール: 買掛金管理者
買掛金管理者UX Oneロールについて
買掛金管理者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、管理者が支払、仕入先および伝票に関する重要な警告を受け取り、支払、仕入先および銀行のデータを分析し、買掛管理チームと特定の仕入先に関する分析データを確認し、表示された情報に基づいてすばやく簡単に行動できます。
このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。
これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。
「UX Oneロールについて」を参照してください。
前提条件
買掛金管理者ロール（APMGRJDE）とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをAPMGRJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。
この設定が完了した後、このロールでログインするユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムにログインすると、自分のロールのページが自動的に表示されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』の「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。
事前確認資料
買掛金管理者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』に記載されています。「JD Edwards EnterpriseOne買掛管理の概要」を参照してください。
買掛金管理者UX Oneロールの使用
買掛金管理者ロールを使用して、次のUX Oneページにアクセスします。
買掛金管理者（P04001X|W04001XA）
AP仕入先（P04001X|W04001XB）
AP自分のチーム（P04001X|W04001XC）
UX One: 「買掛金管理者」ページ
「買掛金管理者」ページ（P04001X|W04001XA）では、ユーザーが次のことを実行できます。
支払および伝票に関連付けられた警告を受け取ります。
支払、割引、銀行口座および仕入先のデータを分析します。
プログラムにアクセスし、ページに表示された情報に基づいてすばやく簡単に行動します。
UX One「買掛金管理者」ページにアクセスするには、買掛金管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。
次の図は、「買掛金管理者」ページを表しています。
ウォッチリスト警告
これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。
次の表では、「買掛金管理者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。
ウォッチリスト警告 |
説明 |
|---|---|
エラーの伝票バッチ |
この警告は、現在エラーが発生している伝票の数をユーザーに知らせます。 この警告は、バッチ・プログラム（P0011、バージョンZJDE0002）に基づいています。 警告をクリックすると、「バッチの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
さらに、更新された作業オーダーがフォームの右側に表示されます。『JD Edwards EnterpriseOne Tools基本操作ガイド』の「ワークセンターCafeOneアプリケーション」を参照してください。 |
保留伝票バッチ |
この警告は、現在保留中の伝票バッチの数をユーザーに知らせます。 この警告は、バッチ・プログラム（P0011、バージョンZJDE0002）に基づいています。 警告をクリックすると、「バッチの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
さらに、更新された作業オーダーがフォームの右側に表示されます。『JD Edwards EnterpriseOne Tools基本操作ガイド』の「ワークセンターCafeOneアプリケーション」を参照してください。 |
支払期日超過 |
この警告は、期日を過ぎた支払がある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、標準伝票入力プログラム（P0411、バージョンZJDE0018）に基づいています。 警告をクリックすると、「仕入先元帳照会」フォームが表示されます。次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
エラーの支払バッチ |
この警告は、エラーの発生している支払バッチがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、バッチ・プログラム（P0011、バージョンZJDE0004）に基づいています。 警告をクリックすると、「バッチの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
さらに、更新された作業オーダーがフォームの右側に表示されます。『JD Edwards EnterpriseOne Tools基本操作ガイド』の「ワークセンターCafeOneアプリケーション」を参照してください。 |
保留支払バッチ |
この警告は、現在保留中の支払バッチの数をユーザーに知らせます。 この警告は、バッチ・プログラム（P0011、バージョンZJDE0004）に基づいています。 警告をクリックすると、「バッチの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
さらに、更新された作業オーダーがフォームの右側に表示されます。『JD Edwards EnterpriseOne Tools基本操作ガイド』の「ワークセンターCafeOneアプリケーション」を参照してください。 |
承認の必要な受取人制御 |
この警告は、承認待ちの受取人制御レコードがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、受取人制御の検討/承認（P0450）に基づいています。 警告をクリックすると、「受取人制御の承認」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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貸借不一致の伝票バッチ |
この警告は、貸借不一致の伝票バッチがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、貸借不一致のバッチ・プログラム（P007032、バージョンZJDE0004）に基づいています。 警告をクリックすると、「貸借不一致のバッチ」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
貸借不一致の支払バッチ |
この警告は、貸借不一致の支払バッチがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、貸借不一致のバッチ・プログラム（P007032、ZJDE0005）に基づいています。 警告をクリックすると、「貸借不一致のバッチ」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の次のトピックを参照してください:
チャート
これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。
次の表では、「買掛金管理者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。
コンポーネント・タイトル |
説明 |
|---|---|
有効割引付き支払期日（仕入先別）（P042022X|W042022XF） |
このチャートを使用して、期限を迎えた支払の金額を割引とともに仕入先別に確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
支払期日超過（期日別）（P042022X|W042022XE） |
このチャートを使用して、現時点で期日を過ぎている支払の金額を期日別に確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
現在の元帳期間の銀行口座残高（P09217X|W09217XE） |
このチャートを使用して、現在の元帳期間の銀行残高を確認します。 このチャートは、One View勘定残高照会プログラム（P09217）に基づいています。 |
支払期日（仕入先および銀行口座別）（P042022X|W042022XG） |
このチャートを使用して、各仕入先の期限を迎えた支払の金額を銀行口座別に確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
これらのチャートに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の次のトピックを参照してください:
スプリングボード・タスク
タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。
次の表では、「買掛金管理者」ページのタスクをリストして説明します。
タスク |
説明 |
|---|---|
仕入先元帳照会 |
このタスクを使用して、標準伝票入力プログラム（P0411、バージョンZJDE0001）にアクセスします。 |
支払グループ照会 |
このタスクを使用して、自動支払グループ・プログラム（P04571、バージョンZJDE0001）にアクセスします |
仕入先支払照会 |
このタスクを使用して、手動支払プログラム（P0413M、バージョンZJDE0001）にアクセスします。 |
支払予定レポート |
このタスクを使用して、支払予定レポート・プログラム（R04431）にアクセスします。実行するレポートのバージョンを選択するよう求められます。 |
AP仕入先 |
このタスクを使用して、「AP仕入先」UX Oneページにアクセスします。 |
APマイ・チーム |
このタスクを使用して、「AP自分のチーム」UX Oneページにアクセスします。 |
これらのタスクがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の次のトピックを参照してください:
UX One: 「AP仕入先」ページ
「AP仕入先」ページ（P04001X|W04001XB）では、ユーザーが上位10の仕入先に関する支払情報、仕入先の割引情報および支払傾向をすばやく確認できます。さらに、このページでは、承認待ちの受取人制御レコードがある場合にユーザーが警告を受け取るとともに、アプリケーションに簡単にアクセスして仕入先情報を管理できます。
UX One「AP仕入先」ページにアクセスするには、買掛金管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。このロールを使用してログインする場合、「買掛金管理者」ページが自動的に表示されます。スプリングボード上の「AP仕入先」タスクをクリックし、「AP仕入先」ページにアクセスします。
次の図は、「AP仕入先」ページを表しています。
ウォッチリスト警告
これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。
次の表では、「AP仕入先」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。
ウォッチリスト警告 |
説明 |
|---|---|
承認の必要な受取人制御 |
この警告は、承認待ちの受取人制御レコードがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、受取人制御の検討/承認（P0450）に基づいています。 警告をクリックすると、「受取人制御の承認」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の「受取人制御について」を参照してください:
チャート
これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。
次の表では、「AP仕入先」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。
コンポーネント・タイトル |
説明 |
|---|---|
上位10の仕入先（有効割引付き支払別）（P04720X|W04720XE） |
このチャートを使用して、合計支払金額別の上位10の仕入先とそれらの仕入先が受けた割引を確認します。 このチャートは、One View仕入先支払照会プログラム（P04720）に基づいています |
割引（仕入先別）（P04720X|W04720XD） |
このチャートを使用して、各仕入先が受けた割引と受けなかった割引を確認します。 このチャートは、One View仕入先支払照会プログラム（P04720）に基づいています。 |
支払傾向（仕入先別）（P04720X|W04720XC） |
このチャートを使用して、長期間にわたる仕入先の支払傾向情報を確認します。 このチャートは、One View仕入先支払照会プログラム（P04720）に基づいています。 |
これらのチャートおよびグラフに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の「One View仕入先支払照会（P04720）」を参照してください。
スプリングボード・タスク
タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。
次の表では、「AP仕入先」ページのタスクをリストして説明します。
タスク |
説明 |
|---|---|
仕入先の管理 |
このタスクを使用して、仕入先マスター・プログラム（P04012、バージョンZJDE0001）にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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これらのタスクがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の「仕入先情報の入力」を参照してください。
UX One: 「AP自分のチーム」ページ
「AP自分のチーム」ページ（P04001X|W04001XC）では、ユーザーが買掛管理チーム全体の支払および伝票の統計を確認できます。このページでは、承認を必要とする受取人制御レコードがある場合にユーザーが警告を受け取るとともに、プログラムに簡単にアクセスして仕入先情報を管理できます。
UX One「AP自分のチーム」ページにアクセスするには、買掛金管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。このロールを使用してログインする場合、「買掛金管理者」ページが自動的に表示されます。スプリングボード上の「AP自分のチーム」タスクをクリックし、「AP自分のチーム」ページにアクセスします。
次の図は、「AP自分のチーム」ページを表しています。
ウォッチリスト警告
これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。
次の表では、「AP自分のチーム」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。
ウォッチリスト警告 |
説明 |
|---|---|
承認の必要な受取人制御 |
この警告は、承認待ちの受取人制御レコードがある場合にユーザーに知らせます。 この警告は、受取人制御の検討/承認（P0450）に基づいています。 警告をクリックすると、「受取人制御の承認」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の「受取人制御について」を参照してください:
チャート
これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。
次の表では、「AP自分のチーム」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。
コンポーネント・タイトル |
説明 |
|---|---|
支払期日（期日および承認者別）（P042022X|W042022XH） |
このチャートを使用して、期限を迎えた支払を期日および承認者別に確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
支払（支払日付および承認者別）（P04720X|W04720XF） |
このチャートを使用して、各承認者の支払金額を支払日付別に確認します。 このチャートは、One View仕入先支払照会プログラム（P04720）に基づいています。 |
伝票（承認者別）（P042022X|W042022XI） |
このチャートを使用して、承認者別の伝票の数を確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
伝票入力平均日数（入力者別）（P042022X|W042022XJ） |
このチャートを使用して、伝票の入力に要する平均日数を入力者別に確認します。 このチャートは、One View仕入先元帳照会プログラム（P042022）に基づいています。 |
これらのチャートおよびグラフに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の次のトピックを参照してください:
スプリングボード・タスク
タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。
次の表では、「AP自分のチーム」ページのタスクをリストして説明します。
タスク |
説明 |
|---|---|
仕入先の管理 |
このタスクを使用して、仕入先マスター・プログラム（P04012、バージョンZJDE0001）にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
|
これらのタスクがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications買掛管理製品ガイド』の「仕入先情報の入力」を参照してください。