60 輸送管理ロール: 出荷監督者

出荷監督者UX Oneロールについて

出荷監督者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、ユーザーが輸送計画の改善に必要な情報にすばやく簡単にアクセスできます。

出荷監督者のページでは、ユーザーが重要な警告を受け取り、データを分析し、表示された情報に基づいて行動できます。

注意:

このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。

これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。

「UX Oneロールについて」を参照してください。

前提条件

出荷監督者ロール(TMSUPJDE)とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをTMSUPJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。

この設定が完了した後、このロールでログインするユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムにログインすると、自分のロールのページが自動的に表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。

事前確認資料

出荷監督者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が『JD Edwards EnterpriseOne Applications輸送管理製品ガイド』に記載されています。

出荷監督者UX Oneロールの使用

出荷監督者ロールを使用して、次のUX Oneページにアクセスします。

  • 出荷監督者(P49001X/W49001XA)

  • 出荷監督者トラック積荷(P49001X/W49001XB)

UX One: 「出荷監督者」ページ

「出荷監督者」ページ(P49001X/W49001XA)では、ユーザーが運送業者と出荷容量を明確に把握して、輸送計画を改善できます。このページでは、ユーザーが出荷に関する警告を輸送モード別に確認し、運送業者のアクティビティと輸送計画プログラムへの影響を把握し、出荷および積荷の詳細に簡単にアクセスできます。

UX One「出荷監督者」ページにアクセスするには、出荷監督者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。

次の図は、UX One「出荷監督者」ページを表しています。

「出荷監督者」ページ

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「出荷監督者」ページで使用可能な警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告

説明

保留LTL

この警告は、保留中のトラック積載量以下の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

承認済LTL

この警告は、承認済のトラック積載量以下の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

確認済LTL

この警告は、確認済のトラック積載量以下の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留LTL

この警告は、保留中のトラック積載量以下の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留小包

この警告は、保留中の小荷物出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

承認済小包

この警告は、承認済の小荷物出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

確認済小包

この警告は、確認済の小荷物出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留小包

この警告は、保留中の小荷物出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

注意: LTL出荷は、重量が99ポンド超、10,000ポンド未満の出荷として定義されます。小包の出荷は、100ポンド未満の出荷として定義されます。

これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』「One View輸送出荷照会(P49270)」を参照してください。

チャート

これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。

次の表では、「出荷監督者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

チャート

説明

合計重量(運送業者別)(P4915X/W4915XA)

このチャートを使用して、運送業者別の合計出荷済重量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

合計容量(運送業者別)(P4915X/W4915XB)

このチャートを使用して、運送業者別の合計出荷済容量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

合計出荷済重量(輸送モード別)(P4915X/W4915XC)

このチャートを使用して、輸送モード別の合計出荷済重量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

合計出荷済容量(輸送モード別)(P4915X/W4915XD)

このチャートを使用して、輸送モード別の合計出荷済容量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「出荷監督者」ページのタスクをリストして説明します。

タスク

説明

出荷の処理

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

出荷承認

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0002)にアクセスします。

出荷確認

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0003)にアクセスします。

出荷監督者トラック積荷

このタスクを使用して、「出荷監督者トラック積荷」ページ(P49001X/W49001XB)にアクセスします。

これらのタスクがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications輸送管理製品ガイド』「輸送の計画」を参照してください。

UX One: 「出荷監督者トラック積荷」ページ

「出荷監督者トラック積荷」ページ(P49001X/W49001XB)では、ユーザーがトラック積載量単位の運送を行う業者と出荷容量を明確に把握して、トラック積荷の計画を改善できます。このページでは、ユーザーがトラック積載量単位の出荷と契約出荷に関する警告を確認して、それらの出荷が重量または出荷先により特別価格の対象となるかどうかを判別できます。このページでは、出荷および積荷の詳細にも簡単にアクセスできます。

UX One「出荷監督者トラック積荷」ページにアクセスするには、出荷監督者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。このロールを使用してログインする場合、「出荷監督者」ページが自動的に表示されます。スプリングボード上の「出荷監督者トラック積荷」タスクをクリックし、「出荷監督者トラック積荷」ページにアクセスします。

次の図は、UX One「出荷監督者トラック積荷」ページを表しています。

「出荷監督者トラック積荷」ページ

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「出荷監督者トラック積荷」ページで使用可能な警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告

説明

保留TL

この警告は、保留中のトラック積載量単位の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

承認済TL

この警告は、承認済のトラック積載量単位の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

確認済TL

この警告は、確認済のトラック積載量単位の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留TL

この警告は、保留中のトラック積載量単位の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留契約

この警告は、保留中の契約出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

承認済契約

この警告は、承認済の契約出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

確認済契約

この警告は、確認済の契約出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

保留契約

この警告は、保留中の契約出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49720)に基づいています。警告をクリックすると、「One View輸送照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 出荷監督者

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 出荷監督者

注意:

トラック積載量単位の出荷は、重量が15,000ポンド以上の出荷として定義されます。

契約出荷は、重量が10,000ポンド以上、15,000ポンド未満の出荷として定義されます。

契約出荷の場合、出荷監督者が運送業者に連絡して、適用可能な特別契約価格について問い合せる必要が生じることがあります。一部の運送業者は、10,000ポンドから15,000ポンドまでの重量の出荷用に1回かぎりの契約価格を用意しています。

これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』「One View輸送出荷照会(P49270)」を参照してください。

チャート

これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。

次の表では、「出荷監督者トラック積荷」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

チャート

説明

合計重量(運送業者別)(P4915X/W4915XA)

このチャートを使用して、運送業者別の合計出荷済重量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

積荷重量対積荷容量(出荷デポ別)(P49271X/W49271XA)

このチャートを使用して、出荷デポ別の積荷バルク重量および容量を確認します。

このチャートは、One View輸送積荷照会プログラム(P49271)に基づいています。

合計出荷済重量(輸送モード別)(P4915X/W4915XC)

このチャートを使用して、輸送モード別の合計出荷済重量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

合計出荷済容量(輸送モード別)(P4915X/W4915XD)

このチャートを使用して、輸送モード別の合計出荷済容量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

これらのコンポーネントに関連付けられたプログラムの詳細は、次を参照してください。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「出荷監督者トラック積荷」ページのタスクをリストして説明します。

タスク

説明

出荷の処理

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

出荷承認

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0002)にアクセスします。

出荷確認

このタスクを使用して、出荷の処理プログラム(P4915、バージョンZJDE0003)にアクセスします。

積荷作成

このタスクを使用して、積荷の処理プログラム(P4960、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

積荷生成履歴

このタスクを使用して、積荷生成履歴プログラム(P4918、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

積荷確認

このタスクを使用して、積荷の処理プログラム(P4960、バージョンZJDE0002)にアクセスします。

確認済積荷の配送

このタスクを使用して、積荷の処理プログラム(P4960、バージョンZJDE0003)にアクセスします。

積荷処分

このタスクを使用して、積荷の処理プログラム(P4960、バージョンZJDE0004)にアクセスします。

これらのタスクがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications輸送管理製品ガイド』「輸送の計画」を参照してください。