61 輸送管理ロール: 輸送管理者

輸送管理者UX Oneロールについて

輸送管理者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、管理者が過大な運賃がかかっている出荷に関する重要な警告を受け取り、運賃原価および運送業者に関する分析データを検討して戦略的輸送を計画し、表示されたデータに基づいてすばやく簡単に行動できます。

注意:

このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。

これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。

「UX Oneロールについて」を参照してください。

前提条件

輸送管理者ロール(TMMGRJDE)とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをTMMGRJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。

この設定が完了した後、このロールでログインするユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムにログインすると、自分のロールのページが自動的に表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。

事前確認資料

輸送管理者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が『JD Edwards EnterpriseOne Applications輸送管理製品ガイド』に記載されています。「JD Edwards EnterpriseOne輸送管理の概要」を参照してください。

輸送管理者UX Oneロールの使用

輸送管理者ロールを使用して、UX One「輸送管理者」ページ(P49002X/W49002XA)にアクセスします。

UX One: 「輸送管理者」ページ

「輸送管理者」ページ(P49002X/W49002XA)では、ユーザーが次のことを実行できます。

  • 過大な運賃がかかっている出荷に関連付けられた警告を受け取ります。

  • 輸送プログラムに影響を及ぼすデータを分析します。

  • プログラムにアクセスし、ページに表示された情報に基づいてすばやく簡単に行動します。

UX One「輸送管理者」ページにアクセスするには、輸送管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。

「輸送管理者」ページ

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「輸送管理者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告

説明

2000を超えるTL

この警告は、運賃が$2,000 USDを超えるトラック積載量単位の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

警告をクリックすると、「One View輸送出荷照会」フォームが表示されます。

1200を超えるLTL

この警告は、運賃が$1,200 USDを超えるトラック積載量以下の出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

警告をクリックすると、「One View輸送出荷照会」フォームが表示されます。

1050を超える契約

この警告は、運賃が$1,050 USDを超える潜在的契約出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

警告をクリックすると、「One View輸送出荷照会」フォームが表示されます。

100を超える小包

この警告は、運賃が$100 USDを超える小荷物出荷の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

警告をクリックすると、「One View輸送出荷照会」フォームが表示されます。

これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』「輸送管理のOne View Reporting」を参照してください。

チャート

これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。

次の表では、「輸送管理者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

コンポーネント・タイトル

説明

合計運賃および純収益(出荷デポ別)

(P49270X/W49270XA)

このチャートを使用して、出荷デポ別の支払運賃と請求運賃の比較を確認し、収益の損益を分析します。純収益は、支払運賃と請求運賃の差異に相当します。

このチャートは、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

合計運賃および稼働率(出荷デポ別)

(P49270X/W49270XB)

このチャートを使用して、支払運賃と請求運賃の比較を確認し、出荷デポ別の稼働率を判断します。稼働率は、支払運賃を請求運賃で割った値に相当します。

このチャートは、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

売上に占める割合としてのアウトバウンド運賃収益(出荷デポ別)

(P49270X/W49270XE)

このチャートを使用して、売上合計を基準としたアウトバウンド運賃収益を確認します。

このチャートは、One View輸送出荷照会プログラム(P49270)に基づいています。

合計出荷済容量(輸送モード別)(P4915X/W4915XD)

このチャートを使用して、輸送モードに基づいた合計出荷済容量を確認します。

このチャートは、出荷経路ステップ全フィールド・ビジネス・ビュー(V4941A)に基づいています。

これらのチャートに関連付けられたプログラムの詳細は、次のトピックを参照してください。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「輸送管理者」ページのタスクをリストして説明します。

タスク

説明

運賃の更新

このタスクを使用して、運賃更新/レポート・プログラム(R4981、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

運賃仕訳の検討

このタスクを使用して、運賃仕訳の検討 - バッチの処理プログラム(P0011、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

支払運賃

このタスクを使用して、仕訳の検討 - バッチの処理プログラム(P0411、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

未決済運賃と伝票の照合

このタスクを使用して、仕入先元帳照会プログラム(P0411、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

運賃の転記

このタスクを使用して、総勘定元帳への転記バッチ・プログラム(R09801、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

従業員待ち行列マネージャ

このタスクを使用して、従業員待ち行列マネージャ - ワーク・センター・プログラム(P012503、バージョンZJDE0002)にアクセスします。

出荷の除去

このタスクを使用して、バッチ・バージョン・プログラム(R4915P、バージョンZJDE0001)にアクセスします。

これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次のトピックを参照してください。