OCIロギング・サービスを使用した専用Exadataインフラストラクチャ・リソース・ログでのAutonomous AI Databaseの監視
Oracle Cloud Infrastructure Loggingサービスは、テナンシ内のすべてのログに対応した、スケーラビリティの高いフルマネージドシングルペインです。
専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous AI Databaseは、サービス・ログを発行するOracle Cloud Infrastructureサービスであり、OCIロギング・サービスを使用してこれらのログの取得を有効または無効にできます。
ロギングにより、Oracle Cloud Infrastructureリソースからログにアクセスできます。これらのログには、リソースのパフォーマンスおよびアクセス方法を説明するクリティカルな診断情報が含まれます。詳細は、OCIロギング・サービスを参照してください。
- Autonomous Container Database (ACD)の場合、ユーザーには
AUTONOMOUS_CONTAINER_DATABASE_INSPECT権限が必要です。 - Autonomous AI Databaseの場合、ユーザーには
AUTONOMOUS_DATABASE_CONTENT_READ権限が必要です。 - Oracle Public Cloudデプロイメント上のAutonomous VMクラスタの場合、ユーザーには
CLOUD_AUTONOMOUS_VM_CLUSTER_INSPECT権限が必要です。 - Exadata Cloud@Customerデプロイメント上のAutonomous VMクラスタの場合、ユーザーには
AUTONOMOUS_VM_CLUSTER_INSPECT権限が必要です。
専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous AI Databaseログのリスト
表- Autonomous AI Databaseログ
| ログ | 有効範囲 | 説明 |
|---|---|---|
| 注意ログ | Autonomous Container Database (ACD) | 注意ログは、重要なイベントを取得するためのJSON形式のファイルであり、システムの診断が容易になります。ACDごとに1つのアテンション・ログがあります。注意ログは次のパスから抽出されます。
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| アラート・ログ | Autonomous Container Database (ACD) | アラート・ログには、データベース操作中に発生したエラー・メッセージと例外についての重要な情報が記録されます。ACDごとに1つのアラート・ログがあります。アラート・ログは次のパスから抽出されます。
|
| 移行ログ | 自律型AIデータベース | 移行ログは、Oracle Data Pumpのエクスポートおよびインポート操作のログです。データ・ポンプのエクスポートおよびインポート・ログは、次のパスから抽出されます。 |
| ORDS接続ログ | Autonomous VMクラスタ(AVMC) | ORDS接続ログは、Autonomous AI DatabaseのOracle REST Data Servicesへの接続に関連する操作を監視するためのものです。ORDS接続ログは次のパスから抽出されます。 |
| Mongo接続 | Autonomous VMクラスタ(AVMC) | Mongo接続ログは、Oracle Database API for MongoDBを介したAutonomous AI Databaseへの接続に関連する操作を監視するためのものです。Mongo接続ログは、次のパスから抽出されます: |
| ネットワーク・ログ | Autonomous VMクラスタ(AVMC) | ネットワーク・ログには、ネットワーク・アクティビティをモニターするためのListernerログおよびスキャン・リスナー・ログが含まれます。ネットワーク・ログは次のパスから抽出されます。 |
ノート:
注意ログおよびアラート・ログは、まとめてデータベース・ログと呼ばれます。データベース・ログおよび移行ログのサンプル・ログ・ファイルを表示できます。
Oracle Data Pumpを使用した専用Exadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous AI Databaseからのデータのエクスポートの詳細は、Oracle Data Pumpを使用したデータのエクスポートを参照してください。Autonomous Exadata VMクラスタおよびExadataインフラストラクチャ・レベルで生成されるログの詳細は、Autonomous AI Databaseの監査機能を参照してください。
OCIログを有効にするための前提条件
リソースのサービス・ログインを有効にするには、ログ・グループ内のmanageアクセス権とリソースへのアクセス権をユーザーに付与する必要があります。通常は、リソースのinspectアクセスで十分ですが、特定のリソースを確認してください。検査アクセス権によって、リソースを更新する権限およびログを含むログ・グループに対する権限が提供されます。ログ・グループを操作する権限に加えて、リソースにサービス・ログを追加するには、リソースの更新権限が必要です。詳細は、必要なIAMポリシーを参照してください。
Autonomous AI Databaseリソースのロギングの有効化
- ロギング・サービスの「ログ」セクションで、「サービス・ログの有効化」をクリックします。
- コンパートメントを選択し、サービスとして「Autonomous AI Database Dedicated」を選択し、対応するリソース(特定のACDまたはAutonomous AI Database)を選択します。
- ACDの場合、ログ・カテゴリはデータベース・ログである必要があり、Autonomous AIデータベースの場合、移行ログである必要があります。
- ログ・ファイルの名前を指定します。
ノート:
注意ログは、データベース・バージョン21c以降から入手できます。Autonomous AI Databaseリソースのログの表示
- ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」を選択します。「ロギング」で、「検索」を選択します。
- カスタム・フィルタを使用できます。また、タイプに基づいてログを検索できます。時間に基づいてログをフィルタおよび制限することもできます。
- 「検索」および「ビジュアル化」タブのログ・データは、フィルタ設定に従ってリロードされます。