Oracle Cloud Infrastructureとの統合
ブロックチェーン・プラットフォームは、Oracle Cloud Infrastructureサービスおよび機能と統合されています。
アイデンティティおよびアクセス管理(IAM)
Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management (IAM)を使用すると、クラウド・リソースにアクセスできるユーザーを制御できます。ユーザーのグループが保持するアクセス権のタイプとアクセスの対象となる特定のリソースを制御できます。Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Managementの概要を参照してください。
ブロックチェーン・プラットフォームでのIAMポリシーの使用の詳細は、権限およびポリシーを使用したOracle Blockchain Platformの管理を参照してください。
作業リクエスト
作業リクエストを使用すると、インスタンスのプロビジョニングなど、長時間実行される操作をモニターできます。このような操作を起動すると、サービスによって作業リクエストが生成されます。作業リクエストは、操作の進行状況の各ステップを追跡できるアクティビティ・ログです。作業リクエストを参照してください。
ブロックチェーン・プラットフォームは、一般的な作業リクエストAPIと統合されていません。
ブロックチェーン・プラットフォームでの作業リクエストREST APIの使用方法の詳細は、ブロックチェーン・プラットフォームREST APIドキュメントを参照してください。
イベント
Oracle Cloud Infrastructure Eventsを使用すると、テナンシ全体でのリソースの状態変化に基づいた自動化を作成できます。リソースの状態が変化したときに開発チームが自動的に対応できるようにするには、イベントを使用します。イベントの概要を参照してください。
ブロックチェーン・プラットフォームでのイベントの使用方法の詳細は、サービス・イベントを参照してください。
モニター
Oracle Cloud Infrastructure Monitoringサービスを使用すると、メトリックおよびアラーム機能を使用してクラウド・リソースを能動的および受動的にモニターできます。モニタリングの概要を参照してください。
ブロックチェーン・プラットフォームでのモニタリングの使用方法の詳細は、メトリックのモニターを参照してください
リージョン可用性
Oracle Blockchain Platformは現在、北米、ヨーロッパおよびアジア太平洋(APAC)のデータ・リージョンで使用できます。今後、Oracle Blockchain Platformが他のリージョンに拡張される可能性もあります。
リージョンでの可用性の最新情報は、プラットフォームおよびインフラストラクチャ・サービスのデータ・リージョンを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructureをホストするリージョンの詳細は、リージョンおよび可用性ドメインを参照してください。
サービス制限
Oracle Blockchain Platformには、様々なデフォルトの制限があります。 Oracle Blockchain Platformインスタンスを作成するたびに、リクエストが制限の範囲内にあることが確認されます。適用される制限は、サブスクライブするエディションおよびサイズ(Standard EditionまたはEnterprise Edition)によって異なりません。
リソース制限 | 制限の短縮名 | デフォルト値(ユニバーサル・クレジット) | 説明 |
---|---|---|---|
Oracle Blockchain Platform件数 | platform-count | 100 | Oracle Blockchain Platformで使用可能なブロックチェーン・プラットフォームの最大数 |
Oracle Cloud Infrastructureコンソールの「制限、割当て制限および使用状況」ページから、制限を引き上げるリクエストを送信できます。
サービス制限と使用状況についてを参照してください。
サービス割当て
割当て制限を使用して、他のユーザーがOracle Cloud Infrastructureのコンパートメント間でOracle Blockchain Platformリソースを割り当てる方法を決定できます。Oracle Blockchain Platformインスタンスを作成するかスケール・アップするたびに、リクエストがそのコンパートメントの割当て制限の範囲内にあることが確認されます。
Oracle Blockchain Platformリソースの割当てに使用する割当て制限は、Professional EditionとEnterprise Editionのうち、どちらのエディションをサブスクライブするかによって異なります。
割当て名 | Scope | 説明 |
---|---|---|
platform-count | リージョナル | ブロックチェーン・プラットフォームの数 |
Oracle Blockchain Platformの割当て制限文の例
-
ユーザーがコンパートメントCompAに作成できるブロックチェーン・プラットフォームの数を2に制限します。
set blockchain quota 'platform-count' to 2 in compartment CompA
-
ユーザーがコンパートメントMyCompartmentにブロックチェーン・プラットフォームを作成できないようにします
zero blockchain quota 'platform-count' in compartment MyCompartment
コンパートメント割当てについてを参照してください。
サービス・イベント
Oracle Blockchain Platformインスタンスに対して実行するアクションによって、イベントが発行されます。
イベントが発生したときに特定のアクションをトリガーするルールを定義できます。たとえば、インスタンスが削除されたときに、通知を管理者に送信するルールを定義できます。イベントの概要およびイベントの開始を参照してください。
この表は、参照できるOracle Blockchain Platformイベントを示しています。
イベント名 | イベント・タイプ |
---|---|
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - コンパートメントの変更 | com.oraclecloud.blockchain.changeplatformcompartment |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの作成の開始 | com.oraclecloud.blockchain.createplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの作成の終了 | com.oraclecloud.blockchain.createplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの削除の開始 | com.oraclecloud.blockchain.deleteplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの削除の終了 | com.oraclecloud.blockchain.deleteplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスのスケーリングの開始 | com.oraclecloud.blockchain.scaleplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスのスケーリングの終了 | com.oraclecloud.blockchain.scaleplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの起動の開始 | com.oraclecloud.blockchain.startplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの起動の終了 | com.oraclecloud.blockchain.startplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの停止の開始 | com.oraclecloud.blockchain.stopplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの停止の終了 | com.oraclecloud.blockchain.stopplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの更新の開始 | com.oraclecloud.blockchain.updateplatforminstance.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - インスタンス - インスタンスの更新の終了 | com.oraclecloud.blockchain.updateplatforminstance.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの作成の開始 | com.oraclecloud.blockchain.createosn.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの作成の終了 | com.oraclecloud.blockchain.createosn.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの削除の開始 | com.oraclecloud.blockchain.deleteosn.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの削除の終了 | com.oraclecloud.blockchain.deleteosn.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの更新の開始 | com.oraclecloud.blockchain.updateosn.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - OSN - OSNの更新の終了 | com.oraclecloud.blockchain.updateosn.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの作成の開始 | com.oraclecloud.blockchain.createpeer.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの作成の終了 | com.oraclecloud.blockchain.createpeer.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの削除の開始 | com.oraclecloud.blockchain.deletepeer.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの削除の終了 | com.oraclecloud.blockchain.deletepeer.end |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの更新の開始 | com.oraclecloud.blockchain.updatepeer.begin |
ブロックチェーン・プラットフォーム - ピア - ピアの更新の終了 | com.oraclecloud.blockchain.updatepeer.end |
例
この例では、ブロックチェーン - インスタンス - インスタンスの作成の開始イベントに関連する情報を示します:
{
"cloudEventsVersion": "0.1",
"contentType": "application/json",
"source": "blockchain",
"eventID": "<unique_ID>",
"eventType": "com.oraclecloud.blockchain.createplatforminstance.begin",
"eventTypeVersion": "<version>",
"eventTime": "2020-06-14T00:53:04.126Z",
"data": {
"additionalDetails": {},
"availabilityDomain": "<availability_domain>",
"compartmentId": "ocid1.compartment.oc1..<unique_ID>",
"compartmentName": "my_compartment",
"freeformTags": {},
"resourceId": "ocid1.blockchaininstance.oc1..<unique_ID>",
"resourceName": "my_blockchain_cloud"
},
"extensions": {
"compartmentId": "ocid1.compartment.oc1..<unique_ID>"
}