APIゲートウェイ

Oracle Blockchain Platform Digital Assets Editionは、APIゲートウェイ・サービスを使用して、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーによって生成されたラッパーAPIをデプロイします。

ラッパーAPIエンドポイントは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)上のリソース・マネージャ・スタックを使用してAPIゲートウェイで公開されます。スタックは、クラウド・リソースのグループを事前定義された繰り返し可能な方法でデプロイおよび管理します。これにより、インフラストラクチャ・プロビジョニングのオーケストレーションと自動化を簡素化できます。OCI APIゲートウェイ・サービスでは、ネットワーク内からアクセス可能なプライベート・エンドポイントとともに、インターネット・トラフィックを受け入れる場合にパブリックIPアドレスで公開できるAPIを公開できます。

Oracle Blockchain Platform REST APIエンドポイントでは、チェーンコード名、タイムアウトおよび同期値などのパラメータ、およびAPIを呼び出すたびにメソッド名を含む引数を渡す必要があります。パラメータがすべてのメソッドに共通するシナリオでは、ラッパーAPIを使用してメソッド引数のみを使用してAPIを起動できます。各チェーンコード・メソッドには、個別のラッパーAPIエンドポイントがあります。場合によっては、異なるチェーンコードおよびOracle Identity Cloud Serviceエンドポイントからの複数のREST APIエンドポイントをマージして、単一のラッパーAPIエンドポイントを形成できます。

次の例は、Oracle Blockchain Platformを使用したassociateTokenToAccountメソッドのコールを示しています。

エンドポイント: https://<blockchain_instance>:7443/restproxy/api/v2/channels/default/transactions
{
    "chaincode": "{{bc-chaincode-name}}",
    "args": [
        "associateTokenToAccount",
        "oaccount~78b47483e4033a0c6be3b678080264e7967d53f56d4b024edd96eb8957c452d4",
        "t2"
    ],
    "timeout": {{bc-timeout}},
    "sync": {{bc-sync}}
}

Oracle Blockchain Platform Digital Assets EditionでサポートされているラッパーAPIでは、同じ呼出しが次の例のようになります。

エンドポイント: https://<blockchain_instance>/appbuilder/associate
{
 "accountId":"oaccount~efc22a0316a47dd06679920140717b686c7366a627a707c5e8c89015bb21796a",
 "tokenId":"t1"
}

APIゲートウェイは、ラッパーAPIのデプロイの説明に従ってラッパーAPIをデプロイするときに、スタック・デプロイメントの一部として構成されます。