Fab3プロキシの構成
Ethereum/EVM開発の世界では、多くのクライアントとウォレットがweb3
ライブラリを使用して、Ethereumネットワークでスマート・コントラクトをデプロイおよび管理します。
web3
ライブラリは、web3
プロバイダを介して使用可能なEthereum JSON RPC APIを呼び出します。
fab3
プロキシは、Ethereum JSON RPC APIのセットを公開し、EVMチェーンコードでのweb3ベースのクライアントの使用を容易にするweb3
プロバイダです。fab3
プロキシは、Hyperledger Fabric Go SDKを使用して、Oracle Blockchain Platform evmcc
チェーンコードに接続して対話します。
次のステップでは、web3
ライブラリおよびfab3
プロキシを使用してEthereum Virtual Machine (EVM)チェーンコードでスマート・コントラクトをデプロイおよび操作するための環境を設定します。
fab3
プロキシを構成する前に、すべてのステップに従ってEVMチェーンコードを設定する必要があります。Oracle Blockchain PlatformでのEVMを使用したSolidityスマート・契約の実行を参照してください。EVMチェーンコードおよびfab3
パッケージには、network.yaml
ファイルおよびアーティファクトを含む接続プロファイルが含まれます。- 次のステップは、Hyperledger Fabric v2.xで実行されているOracle Blockchain Platformインスタンスにのみ適用されます。
Hyperledger EVM Smart Contractsドキュメントの「契約のデプロイ」および「デプロイ済契約との対話」の項のステップに従って、
web3
ライブラリを使用してスマート・コントラクトをデプロイおよび操作できるようになりました。