ログを使用したトラブルシューティング
プロセスおよびエラー・ログ
OCIロギングをOCI GoldenGateと統合して、GoldenGateプロセスおよびエラー・ログを有効化、管理および検索できます。ロギング・サービスとの統合はオプションです。
- エラー・ログ: GoldenGateによって生成された処理イベント、メッセージ、エラーおよび警告を記録する
ggserr.log
ファイルのコンテンツが含まれます。 - プロセス・ログ: 管理サービス、分散サービス、パフォーマンス・メトリック・サービス、レシーバ・サービスおよびExtract/Replicatイベントの複数のログ・ファイルのコンテンツが含まれます。
OCIロギングの使用を開始する前に:
- OCIロギング・サービスで使用される基本的な概念および用語について理解します。OCIロギング・ドキュメントのロギングの概要を参照してください。
- ログ・グループおよびログ・コンテンツへのアクセスを管理するグループを作成します。OCI IAMドキュメントのグループの使用を参照してください。
- OCI GoldenGateのパブリック・ロギングを有効にするポリシーを追加します。
ノート:
OCI GoldenGateによって自動的に作成されるログを含むログ・ライフサイクルを管理します。ジョブおよびジョブ実行が削除されてもログは削除されません。監視および管理の価格設定の詳細を参照してください。OCIロギングを使用するためのポリシーの追加(OCI GoldenGate)
サービス・ログを有効にするには、ログ・グループに対する管理アクセス権とリソースへのアクセス権をユーザーに付与する必要があります。ログおよびログ・グループでは、log-group
リソース・タイプが使用されますが、ログの内容を検索するには、log-content
リソース・タイプを使用する必要があります。次のポリシーを追加します:
allow group <group-name> to manage log-groups in compartment <compartment-name>
allow group <group-name> to manage log-content in compartment <compartment-name>
Oracle Cloudコンソールを使用したロギングの有効化
- 「デプロイメント」ページで、ロギングを有効にするデプロイメントを選択します。
- 「デプロイメントの詳細」ページで、「モニタリング」を選択します。
- 「監視」ページで、「ログ」までスクロール・ダウンします。
- 「ログ」表のいずれかのログの「アクション」メニューで、「ログの有効化」を選択します。
- 「ログの有効化」パネルの「コンパートメント」ドロップダウンで、コンパートメントを選択します。
- ログ・グループの場合、次のことができます。
- ドロップダウンからグループを選択します。
- 新規グループを作成します
- 空白のままにすると、デフォルト・グループが自動的に割り当てられます。
- 「ログ名」に名前を入力します。
- 「ログの保存」で、ドロップダウンから月数を選択します。
- 「ログの有効化」をクリックします。
ステータスが「アクティブ」になるまで待機します。アクティブになると、プロセス・ログおよびエラー・ログの診断ログ機能がオンになります。プロセス・ログおよびエラー・ログは、OCI GoldenGateなどのOracle Cloud Infrastructureネイティブ・サービスからのものであるため、技術的には「サービス・ログ」です。
デプロイメント・バックアップ・ログ
OCI GoldenGateデプロイメントを手動でOracle Object Storageにバックアップしてから、そのバックアップをローカルにダウンロードできます。その後、デプロイメント・ログを検索して、状態の問題をトラブルシューティングできます。
手動バックアップを作成する方法について学習するには、デプロイメント・バックアップの管理を参照してください。
手動デプロイメント・バックアップには、GoldenGateデプロイメントの完全なディレクトリ構造とファイル(ログ・ファイルおよびトレイル・ファイルを含む)が含まれます。トラブルシューティングに役立つディレクトリおよびファイルは次のとおりです:
- /etc: 構成
- /etc/ogg: パラメータ・ファイル
- /var: ログ・ファイル、チェックポイント、トレイル・ファイルなど
- /var/checkpt: チェックポイント
- /var/data: トレイル・ファイル
- /var/report: レポート・ファイル
- /var/log: ログ・ファイル
- ER-events.log
- ggserr.log
- restapi.log
- adminsrvr.log
- pmsrvr.log
- distsrvr-stdout.log
- recsrvr-stdout.log
- distsrvr.log
- recvsrvr.log
- extract.log
- replicat.log
診断の収集
診断を収集して、OCI GoldenGateデプロイメントに関する情報を分析または共有します。問題が発生した場合は、収集した情報をMy Oracle Supportと共有できます。
ノート:
この機能は、データ・レプリケーション・デプロイメントにのみ適用されます。- 「デプロイメント」ページで、診断を収集するデプロイメントを選択します。
- デプロイメントの「詳細」ページで、「アクション」メニューから「診断収集」を選択します。
- 「診断収集」パネルで、次のフィールドに情報を入力し、「診断収集」をクリックします: