1 このリリースでの新機能

Oracle Database Applianceリリース19.23では、Oracle Database Applianceハードウェア・モデルでOracle Database 19cの機能がサポートされています。

新機能

This release supports Oracle Database Appliance models X10-HA, X10-L, X10-S, X9-2-HA, X9-2L, X9-2S, X8-2-HA, X8-2M, X8-2S, X7-2-HA, X7-2M, and X7-2S.Oracle Database Applianceにベア・メタル・デプロイメントを作成するか、Oracle Database Applianceリリース19.23にパッチを適用するか、既存のベア・メタル・デプロイメントをアップグレードできます。また、Oracle Database Appliance DBシステムの作成およびパッチ適用も可能です。Oracle Database Applianceリリース19.23をデプロイする前に、このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題の章で重要な修正について確認してください。

Oracle Database 19cの機能については、Oracle Databaseドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/index.html)を参照してください。

このリリースでは、次の新機能が提供されています。

  • Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント、KVMおよびDBシステムのプロビジョニングとパッチ適用

    このリリースでは、Oracle Database Applianceリリース19.23のベア・メタル・デプロイメント、KVMおよびDBシステムのプロビジョニングとパッチ適用が、X10-HA、X10-L、X10-S、X9-2HA、X9-2L、X9-2S、X8-2S、X8-2M、X8-2S、X7-2-HA、X7-2MおよびX7-2Sでサポートされています。

    ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドOracle Database Applianceベア・メタル・システムのプロビジョニングの章を参照してください。

  • ベア・メタル・システムおよびDBシステムでのOracle Database Appliance X9-2、X8-2およびX7-2でのOracle Linux 8へのOracle Database Applianceのアップグレード

    Oracle Database Applianceリリース19.21以降、オペレーティング・システムはOracle Database Appliance X9、X8およびX7ハードウェア・モデルのOracle Linux 8です。

    ハードウェア・モデルの『Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド』データ保持再プロビジョニングを使用したOracle Database Applianceのリリース19.23へのアップグレードに関する項を参照してください。

  • Oracle Database Appliance DBシステムでのOracle Database 21cおよび19cデータベースのサポート

    このリリースでは、DBシステムでのOracle Databaseリリース21.8、19.23、19.22、19.21および19.20のデータベースの作成をサポートしています。インストールされるOracle Grid Infrastructureソフトウェアのバージョンは、インストールするOracle Databaseのバージョンと同じです。バージョンは、databaseの属性versionを使用して、DBシステムのJSONペイロードで指定します。

    DBシステムでOracle Database 21cおよび19cのデータベースを作成するためのJSONファイルの変更の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

  • ODACLIコマンドまたはBUIを使用したOracle Database Appliance DBシステムでのマルチユーザー・アクセスの有効化のサポート

    このリリースでは、ODACLIコマンドまたはBUIを使用したDBシステムでのマルチユーザー・アクセスの有効化がサポートされています。

    マルチユーザー・アクセスの有効化およびJSONファイルの変更の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

  • Oracle Database Applianceベア・メタルおよびDBシステムでのパスワードなしのマルチユーザー・アクセスのサポート

    このリリースでは、パスワードなしのマルチユーザー・アクセスがサポートされます。パスワードなしのマルチユーザー・アクセスでは、異なるロールで複数のユーザーを作成して、他のユーザーが作成したリソースへのアクセスを制限したり、ODACLIコマンドを使用して実行できる操作のセットを制限できます。

    パスワードなしのマルチユーザー・アクセスの有効化およびJSONファイルの変更の詳細は、ハードウェア・モデルの『Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Database Appliance DBシステムでの複数データベースのサポート

    このリリースでは、ODACLIコマンドおよびBUIを使用した、Oracle Database Appliance上のDBシステムへの複数のデータベースのデプロイメントがサポートされています。

    この機能の有効化および複数のデータベースを含むDBシステムの作成の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

  • Oracle Database Applianceでの外部ASRの構成のサポート

    このリリースでは、ODACLIコマンドおよびBUIを使用したOracle Database Applianceでの外部ASRの構成をサポートしています。

    ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドOracle ASRの構成および使用の章を参照してください。

  • ODACLIコマンドの拡張機能

    このリリースでは、ODACLIコマンド・オプションに変更があります。このリリースでサポートされているコマンドのオプションを表示するには、コマンドに--helpオプションを使用します。

    詳細は、使用しているハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドOracle Database Applianceコマンドライン・リファレンスの章を参照してください。

  • ブラウザ・ユーザー・インタフェースからのOracle Database Applianceドキュメントへのアクセス

    このリリースのOracle Database Applianceドキュメント・セットにアクセスするには、ブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用します。

    BUIの右上隅に検索ボックスがあります。検索結果は、BUIの新しいウィンドウとして表示されるドキュメント・ページへのリンクです。「Help」ボタンをクリックすると、タブのコンテキストに関連するドキュメントからのリンクが表示されます。BUIでは、Oracle Database Applianceドキュメント・ページの検索結果とともに、検索クエリーに関連するよくある質問(FAQ)も提供されます。また、検索ボックスでDCS-10001、DCS-10032などのDCSエラー・コードを検索し、これらのエラー・コードを含むドキュメント・ページへのリンクを取得することもできます。検索問合せを指定すると、関連するドキュメント、FAQおよびDCSエラーコード・リンクがBUIの新しいウィンドウに表示されます。

    リリースのドキュメントの最新の更新については、オンラインのOracle Database Applianceドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/engineered-systems/oracle-database-appliance/index.html)を参照してください。

  • Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新

    このリリースでは、ベア・メタル・システムの次のOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新(2024年4月Oracle Databaseリリース更新)が提供されています。

    • 19.23
    また、このリリースには、DBシステムのOracle Grid InfrastructureおよびOracle Database 21.8の更新(2022年10月Oracle Databaseリリース更新21.8.0.0.221018)も含まれます。Oracle Database 21cリリースのOracle Database 21.8以降のリリースにOracle Database Appliance上のデータベースを更新するには、サイクル外のパッチ適用機能を使用する必要があります。

Oracle Grid Infrastructureクローン、Oracle DatabaseクローンおよびISOイメージのパッチ

パッチの詳細およびリンクについては、Oracle Database Applianceリリース19.23のパッチの章を参照してください。

Oracle Database ApplianceのパッチはMy Oracle Supportで入手できます。パッチを選択するときは、ドロップダウン・リストからOracle Database Applianceリリース19.23を選択していることを確認してください。
  • ベア・メタル・システム用のOracle Database Appliance 19.23.0.0.0.0サーバー・パッチ:パッチ36524605を使用して、ベア・メタル・デプロイメントをOracle Database Applianceリリース19.23に更新します。デプロイメントをリリース19.23に更新するには、サーバー・パッチ、Oracle Grid Infrastructureクローン・ファイルおよびOracle Databaseクローン・ファイルをダウンロードする必要があります。

  • Oracle Database Appliance 19.23.0.0.0.0 ODACLI/DCSスタック用のGIクローン:パッチ30403673を使用して、デプロイメントをこのOracle Database Applianceリリースに更新します。このパッチを使用して、Oracle Database Applianceの初期デプロイメントも実行します。このバンドルには、工場出荷時の状態のOracle Database Applianceにデプロイする最新のOracle Grid Infrastructureコンポーネント、またはオペレーティング・システムのISOイメージを使用して再イメージ化されたOracle Database Applianceが含まれています。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル)を対象としています。

  • ODACLI/DCSスタック用のOracle Database Appliance RDBMSクローン: Oracle Databaseホームを作成するには、Oracle Database 19.23.0.0.240416ソフトウェア・クローン・ファイル(19.23.0.0.240416)を使用します。パッチ30403662は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル・システム)を対象としています。
  • KVM用のOracle Database Appliance 19.23.0.0.0 DB Systemイメージのダウンロード: KVMデータベース・システム・テンプレートを使用して、Oracle Database Applianceリリース19.23のKVMベースの仮想化をデプロイします。パッチ32451228は、この更新のソフトウェアを提供します。
  • すべてのプラットフォームのOracle Database Appliance 19.23.0.0.0 OS ISOイメージ:このパッチを使用して、Oracle Database Appliance 19.23のオペレーティング・システムを再イメージ化します。パッチ304036443は、この更新のソフトウェアを提供します。
  • DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018 GIクローン:パッチ33152235を使用して、Oracle Database 21cデータベースを作成するためのDBシステムでOracle Database Applianceの初期デプロイメントを実行します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。

  • DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018データベース・クローン・ファイル: Oracle Database 21.8.0.0.221018ソフトウェア・クローン・ファイルを使用して、21.8.0.0.0.221018 Oracle Databaseホームを作成します。パッチ33152237は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。